半月ほど前のことだが、友人が箱根のお宅に誘ってくださった。
「観光地を廻るのではなく静かに過ごせたら・・」という私の願いのまま、
紅葉がすすんだ木々の中で静かな時間を提供してくださった。
秋の箱根は何年ぶりだろうか・・・
箱根には夫の会社の保養所があり、昔はこの箱根と熱海にあった保養所を
「我が家の別荘」と呼んで、連休となれば家族で車を走らせて行ったものだ。
今年の箱根は秋の訪れが早いのだろうか、思った以上に紅葉がすすんでいた。
友人宅の菩提寺にも案内していただいたが、そこは紅葉した木々が私達を迎え入れてくれた。
その美しさと静けさ、敷地内を流れる早川、どの光景も強く心に染み入ってくる。
せっかくこの時季に来たのだからと、二日目には近くの仙石原まで散歩に出かけた。
平日の早い時間だったせいか、私達のほかには、ほとんど人影がない。
広いススキ原に佇むと、サラサラと乾いた風が吹き渡る。
日常の世界と遮断されたような感覚だ。
人の背丈以上に伸びたススキ原に入りこむと、そこは自分とススキだけの世界。
ススキの精霊に抱かれているような落ち着きを感じる。
風の波がススキの上を吹き渡る。
しばし、その風景と静けさに心を委ねる。
「観光地を廻るのではなく静かに過ごせたら・・」という私の願いのまま、
紅葉がすすんだ木々の中で静かな時間を提供してくださった。
秋の箱根は何年ぶりだろうか・・・
箱根には夫の会社の保養所があり、昔はこの箱根と熱海にあった保養所を
「我が家の別荘」と呼んで、連休となれば家族で車を走らせて行ったものだ。
今年の箱根は秋の訪れが早いのだろうか、思った以上に紅葉がすすんでいた。
友人宅の菩提寺にも案内していただいたが、そこは紅葉した木々が私達を迎え入れてくれた。
その美しさと静けさ、敷地内を流れる早川、どの光景も強く心に染み入ってくる。
せっかくこの時季に来たのだからと、二日目には近くの仙石原まで散歩に出かけた。
平日の早い時間だったせいか、私達のほかには、ほとんど人影がない。
広いススキ原に佇むと、サラサラと乾いた風が吹き渡る。
日常の世界と遮断されたような感覚だ。
人の背丈以上に伸びたススキ原に入りこむと、そこは自分とススキだけの世界。
ススキの精霊に抱かれているような落ち着きを感じる。
風の波がススキの上を吹き渡る。
しばし、その風景と静けさに心を委ねる。