風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

札幌でゴッホ展を観賞

2017-10-11 | 北海道の夏 10年目(2017)
 
札幌の近代美術館でゴッホ展が開催されているので行ってきた。

 
今回のゴッホ展のテーマは「日本の浮世絵との出合いから生まれた作品」ということで、
ゴッホが日本の浮世絵に大きな影響を受けたという絵が中心になっている。
そのうえ、北海道新聞で紹介記事を書いた記者の裏話講演も聞けるというので
ウキウキと出掛けた。
(この講演は前もっての先着順で100名限定)


講演は北海道新聞本社であり、7月初旬から9回連載でゴッホを取り上げた記事のコピーと共に、
担当記者の取材奮闘話が聞けた。

私は画家の中ではゴッホが大好き!というか、何故か魅かれてしまう。
10数年前にはゴッホの足跡を辿って、アルルまで出掛け、
ゴッホの黄色い家の跡、ローヌ河、跳ね橋、アリスカン、夜のカフェテラス、入院した病院など・・を巡ったこともある。
アルルでは「夜のカフェテラス」の黄色いカフェテラスの前にあるホテルに泊まり、
部屋の真正面に見えるカフェを見ながら感動したものだった。

今回の講演内容は、かつて私が行ったゴッホゆかりの場所の話が多く、
「そうそう」と頷くことも多く、アルルの懐かしい思い出が蘇ってきた。

講演の最後に記者さんが言った
「あの時代(ジャポニズムのブーム)だからこそ起きた化学反応だったのではなかったか」と。
確かに、浮世絵との出合いがなければゴッホの絵は違っていたかもしれない。

あの時ゴッホは日本に魅かれ、今では日本の人たちがゴッホの絵に魅かれている。
今の状況を、ゴッホはどんな思いで見ているのだろうか・・・


今日は車ではなくバスで札幌にやってきた。
帰りのバスに乗ったのは5時半を過ぎ、暮れゆくテレビ塔を見ながら札幌の街をあとにした。
大阪からと九州からのお客様も無事に帰り着いたという知らせに安堵し、ゴッホの絵の余韻に浸り、
バスに揺れながら帰ってきた。

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