風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

北海道 こぼれ話 

2014-10-27 | 北海道の夏 7年目 (2014)

10月末の北海道、車で走っていると畑のあちこちで、こんなジャガイモの山をよく見かける。
何日も放置されているので
「捨てているのかな? 勿体ない」と、農業をしている友人につぶやいたら
「とんでもない 加工用として工場に運ぶジャガイモだよ」と説明された
そうだよね。
手間かけて育てた農作物を捨てることはないよね。
でも、芽が出ないかな 盗難の心配はない ネズミやキツネが食べに来ないって、
ジャガイモの山を見る度に気になってしまう


                            


層雲峡のロープウェイ駅の展望台で、不思議な棒を見上げているカップルを見かけた。
よく見たら、手に持った棒の先にはカメラが。
どうも日本人ではないようだが、最近は、こんな物が流行っているのかな?
若い人からの情報をきく機会がめっきり少なくなったので、流行を知らないオバサンは目パチクリだった。


                            

北海道滞在の最後で風邪をひいてしまったが、治りかけては又ぶり返すことを繰り返し、
結局1ヶ月半も長引いてしまった
まだ気持ちは若いつもりだが、身体は騙せない。
体力は確実に老体となってきているのだろう

だが、もう元気回復
北海道から持って帰った美味しい物を食べて、復活


              
追加
棒の先にカメラを取り付けている正体を、ちょっと若い友人が教えてくれた。
自分撮りの便利グッズで、「セルカ棒」という物だそうだ。
セルフとカメラを合わせた造語のようだが、韓国で流行っているらしい。
折りたためばペットボトルと同じ位の長さになるので携帯には便利そうだし、
1人旅の時には、シャッターを押してくれる人を探さなくて便利かもしれない

5ヶ月間の滞在を終え、自宅へ

2014-10-23 | 北海道の夏 7年目 (2014)

旭川から深川辺りをウロウロとして帰ろうと、宿も予約していたが、
台風19号の接近が心配になってきた。
フェリー会社に電話してみると、予約していた便が欠航になりそうだとの返事。
乗船日を延ばしても、波が静まるのを待っているといつになるか見当もつかない。
と言う事で、早めに切り上げて10月11日のフェリーで帰ることにした。



滞在した家の屋根には、こんな可愛い風見鶏ならぬ風見馬車が
今年の滞在場所は快適な住宅で、客間も客布団も揃っていたので、
泊まりのお客様が多かった。
そのお客様すべてが、ここ北海道で知り合った方ばかりというのも、
いかに北海道ではみんな心が解放されてすぐに仲良くなれるということがわかる。



夫は週に2~3日のボランティア作業を欠かさなかった。
初の魚釣りも楽しんだ。
菜園で野菜作りも頑張った。



私は手作りを頑張った。
(菜園、キルト、編み物、ジャムやソースなどの保存食品)


そう言えば、北海道では食事作りを1人で頑張った!
(これは、お友達を招待した時に作った前菜)
自宅に戻ったら、少しは楽させてくださいな。



それと、今年は滞在場所を留守にして旅行にでかけることが少なく、
より地元に根付いた生活となったような気がする。
今年の嬉しいことは、何より地元の知人とよりお付き合いが深まったことだ。
「来年もここに帰って来てね」と言ってくれる友のいる北海道へ、
来年もきっと帰ってこよう

紅葉に染まる 《神居古潭》

2014-10-21 | 北海道の夏 7年目 (2014)

昨年も、紅葉の頃に来た「神居古潭(かむいこたん)」だが、
「今年は昨年にも増して紅葉が綺麗」という話を聞いたからには素通りは出来ない!と、やってきた。



この橋の先には、かつては川沿いに列車が走っていたので、多くの人が行き交っていたのだろうが、
今は廃線となり、人の気配もない。


 
この辺り、大昔はアイヌの村があって「魔人が住む所」と言われていたそうな。
川の水深は70mと聞いて足がすくむ



かつて走っていたSLだが、今はこの地に留まり静かに余生を送っているが、
こうして眺めていると、黄色く色づいた木々の間を今も走っているように見える。


                            

紅葉を見たあとは、ここ地元の知人ご夫婦と、人気レストランで食事。


蕪に魚介とチーズをはさんだ前菜
美味しかったけれど、ちょっと食べにくかった


 
メインプレート
夫は豚肉のソテーと、リゾット
私は、魚と海老のソテーと、リゾット



デザート
シフォンケーキと、パンナコッタ

やっと予約出来た程の人気レストランは、平日だと言うのに開店と同時に満席に。
写真の料理の他に、スープ、サラダ、自家製パン、コーヒーがついていたが(1,650円)
その中でパンが美味しかった!
「もう一品どうぞ」と言われたら、絶対「自家製パン!」だな
(パンが一番とは、シェフが喜ぶことかな?)

層雲峡・ロープウェイからの紅葉 & 大雪森のガーデン

2014-10-19 | 北海道の夏 7年目 (2014)
 
層雲峡は通過するだけのつもりだったが・・・
道路脇の木々の紅葉があまりに美しいので、
「ロープウェイに乗って上から眺めようか!」と意見一致で、急遽ロープウェイに乗ることにした。

                        



ロープウェイから眺める山の紅葉は、さすが綺麗!



葉を落とした白樺(ダケカンバ?)の白い幹が美しい!


 
ロープウェイの上の駅「黒岳駅」周辺の木は、残念ながら紅葉は殆ど終わっていた。
が、お天気が良かったので、冠雪した烏帽子岳(2072m)などの大雪山系を見ることが出来た。

残り少なくなった北海道滞在の思い出に、晩秋の層雲峡を眺めることが出来たが、
あと数日もしたら、この辺りも雪が積もって白い世界に入っていくのだろう。


                        

層雲峡の後は、「大雪森のガーデン」へ。
ここは、あの「風のガーデン」のデザインをした上野砂由紀さんが監修し、
今年から正式オープンしたばかり。


入口には、ハロウィンの南瓜が飾られていた。



こんな秋が深まっていると言うのに、まだこんなに沢山の種類のお花が咲いているとは!


 
でも、この時季は、お花よりも紅葉の方が綺麗。
じっくり観たかったけれど、今日はこれから深川まで行かなければならない。
来年こそ一日ゆっくり来ることにして、今日は後ろ髪を引かれながら・・・
きっと来年くるからね

帰り仕舞い

2014-10-17 | 北海道の夏 7年目 (2014)
滞在場所から引き揚げる日が近づいた。
今年は、いつもより広めの住宅を借りたので、その分、片付けが大変
そのうえ、借りた菜園も元の状態に戻さなければならないので、その作業も結構大変



ジャガイモを掘り出し、種類毎に分けて、持って帰る準備。



トマトを取り、皮をむき、煮詰めて冷凍。
青い実は、勿体ないけど目を瞑って廃棄。
茎は細かく裁断し、廃棄袋に入れる。



収穫するまで手が回らなかったモロッコインゲンは、さやのまま収穫し、乾燥させて持って帰る準備。
(持って帰った後、豆の部分を更に乾燥させて保管)



バジルは、ジェノベーゼ(バジルソース)にして冷凍。


 
大葉は、柔らかい葉と実を摘み、細かく刻み、ごま油で炒め、味噌・味醂・砂糖・酒で味付けして冷凍。



大家さんが「持って帰っていいよ」と言ってくれた山わさびを、
根まで掘って、濡れた新聞紙に包み持ち帰り。
(根の先まで掘れなく、全て途中で切れて短い物ばかりになったが)



葱は抜き、青い部分を切り捨て、数日乾燥させた後、新聞紙に包み持ち帰り。



野菜をすべて抜いたり処分し、元の土だけの状態になった菜園を見ると、
作業をやり終えた達成感とともに、寂しい気持ちも・・・
「いよいよ、この地を離れる時が来たな~」との実感が胸に迫る

夫のコーヒー教室に同伴

2014-10-15 | 北海道の夏 7年目 (2014)

網走にあるコーヒー豆ショップは、地元でも「美味しい」と評判のお店だ。
ただ評判の良さは聞いていたものの、住宅街の分かりにくい場所にあるとかの話も聞き、
何となく行く機会がないままだった。
が、たまたま友人宅に行った時に、このお店でコーヒー教室があることを知り、
夫に勉強してきてもらおうと申し込んだ。


 
ショップのドアを開けた途端に、フワーッとコーヒーのいい香りが
その香りを嗅いだだけで、このお店のコーヒーは間違いない!と確信できるほど

夫がコーヒーの勉強をしている間、私は車の中で時間を潰そうかと思っていたら
「車の中で待つのもなんですから、お店の中にお入りください」と言ってくれた。



コーヒーの香りのするお店の中で、窓から見える林を眺めながら過ごせるなんてラッキー
時折、林の中からエゾリスがヒョッコリ姿を現してくれるおまけつきで、更にラッキー



コーヒーの実から豆だけを取り出し、焙煎して、挽いて、ドリーパーで濾すという一連の説明後、
今日は、ドリップの実践の指導をしてもらえるらしい。


ポイントやコツの説明の後、順番にコーヒーを淹れて、それぞれ注意点を聞き、
その後にもう一度淹れ直して批評を受ける。
1回の講習定員が5~6名なので、講師の指導が行き届く。

夫は、最初の一杯は「まあまあの味」とのことだったが、二度目では「最高の味だね」と褒めて貰えた
自宅でも、ここ北海道に来ても、コーヒーを淹れるのだけは夫がやってくれていたので、
その訓練の賜物かも

帰りには講習で淹れたコーヒー豆を買って帰り、その日から、お客様に夫のコーヒーサービスが始まった。
もちろん習ったばかりのコーヒーに関する注釈つきで
これからも、ずーっと、美味しいコーヒーを期待してまーす

知床の森を歩く

2014-10-13 | 北海道の夏 7年目 (2014)
地域情報誌で、樹木医が説明しながら知床の森を歩くイベントが紹介されていたので、
大阪のご夫婦の分も申し込み、一緒に朝早く出発した。


森に入る前に説明や樹木医からのレクチャーを受けたが、
そのテーマは 「オホーツクの森林の特徴と生態系における物質循環」と、何やら難しい話。
???と難しい内容ながら、
今から立ち入る森には樹齢何百年という巨木があり、
植物、動物(熊も!)、微生物(キノコなど)がバランスよく共存し、
素晴らしい自然が息づいているというような内容だった(と思う)

 
参加者40名は、みんな健脚。
倒木を乗り越えたり、滑りやすい道をスイスイと歩くので、山道に慣れない私はついて行くのが大変


 
こんな巨木があったり・・・



面白い木肌があったり・・・
(針桐・ハリギリ(セン)の木)



ねじれた木があったり・・・
(イタヤカエデの木)



可愛いキノコがあったり・・・



食べられるキノコ(通称ボリボリ)があったり・・・

 歩くのが大変だったけれど、大勢だったので熊の心配もなかったし、
知床の原始林の姿を垣間見ることができ、貴重な体験が出来た一日だった


 
今日は観光なしだったので、帰りのトイレ休憩で立ち寄った「オシンコシンの滝」で
時間いっぱい使って滝まで往復して、1人観光(ほんの10分程だったけど)をしてきた。
紅葉には少し早かったが、深い森や美しい滝に元気を貰えた一日


友人ご夫婦は、この次の日に大阪に帰って行った。
今回は前回と違って3泊4日の短い間だったけれど、
念願の津別峠のピンクの雲海も見られたし、
何より毎日、楽しい会話で心が和んだ。

また来年、どこかで一緒に過ごせるといいね
それまでお互いに元気でいましょう

遠軽(えんがる)のコスモス

2014-10-11 | 北海道の夏 7年目 (2014)
9月26日
滞在地から1時間半ほどの場所・遠軽は、秋のコスモスが美しいことで知られている。
例年では8月下旬~9月中旬が見頃のはずで、9月下旬では時期的に遅いかな?と思いながら、
念のために問い合わせてみると、「まあ何とか咲いています」とのこと。
「まあ何とか」と少し歯切れが悪いものの、「咲いている」の言葉を信じて車を走らせた。

  
遠目には来る時期が遅かった印象を受けたが、いえいえ近づくと綺麗に咲いていた。


写真を写したい人、花の中を歩きたい人、花の中で居眠りしたい人と、其々なので、
1時間半後の集合場所を決め、解散
私は勿論、花を眺め、花の中を歩き、写真を撮り、の欲張りタイム。


混合コスモス
私はこの色(赤も白もピンクも)のコスモスが大好き


黄花コスモス



シーシェル
貝殻(巻き貝)のような筒状の花弁が珍しい



ダブルクリック
ダリアのような八重咲きの花が華やか



案内した旦那さんの方は、花のアップの写真撮影に夢中。
写真コンテストに応募するのが楽しみのようなので、いい写真が撮れていますように・・

サンゴ草(アッケシソウ)巡り

2014-10-08 | 北海道の夏 7年目 (2014)
大阪の友人夫婦を何処に案内すれば喜んでもらえるかと考え、
この時季ならではの場所にと、サンゴ草(アッケシソウ)巡りに決定。 


                                 

まず最初は、能取湖(のとろこ)のサンゴ草


ここは、日本一のサンゴ草群生地のはずなのだが、
数年前に手を入れたことがアダになり、今や無残な状態になってしまっている。


回復した場所は何とかサンゴ草が綺麗に紅葉しているが、それはごく一部だけ。


殆どが乾燥化して、以前のような見事な群生はまだまだ先の話になりそう。
調査員らしき人が入って何やら調べているようだが、早く元の姿に戻りますように・・・


                                 

次は、ワッカ原生花園のサンゴ草

  
お花が途切れることなく次から次に咲く原生花園も、さすがこの時季は花も少ない。
その中で目立つのがハマナスの赤い実。
密集して咲いている様は赤い葡萄のよう。

 
ここのサンゴ草の群生地は、去年までは勝手に入って行けたが、
今年は保護のための木道が出来ていた。
これまでは歩く道に小さな芽が出ていて、それを踏みながら歩くのが気になっていたが、それが解消した。
が、木道が出来たので以前のように近づいて見ることが出来なくなった。
しかし、次世代に美しいものを伝えていくためには必要なこと。
今年より来年、来年より再来年と、このサンゴ草が広がっていくのを楽しみにしよう。


                                 

最後は、キムアネップのサンゴ草

 
ここのサンゴ草が、今のところ、私の一押しの場所。
でも、ちょっと・・ここもサンゴ草の色が以前のように鮮やかでないように感じるが・・・
時季が外れたのか?
今年の気候がサンゴ草の紅葉に合わなかったのか?
はたまた私の目が肥えた?(というか何度も見て感動が薄れたせい?)

綺麗な花を見ると、また行ってみたくなり、
以前のような感動がなければ、またあの時の美しさに出合いたいと更に足を運んでしまう。
そして、この美しい風景を他の人にも見せてあげたいと私のお節介が始まるのだが、
同じサンゴ草ばかりを見るのに付き合わされた友人夫婦は、きっと食傷気味だったのかもしれないね


                                 

番外編の網走・大曲湖畔園地の《ひまわり》

テレビで情報を得たのが1週間程前なので、「もう咲いてないかも・・」と心配したが、
まだ咲いていてくれた


 
ここの《ひまわり》は、芯が小さめで花びらが大きい。

入り口辺りは刈り終わっていたのでガッカリして帰りかけたのだが、
せっかく来たのだから奥まで・・・と行ってみたのが大正解!
広ーいひまわり畑が広がっていた
何でもすぐに諦めては駄目ってことだね

リベンジの津別峠 《ピンクの雲海》

2014-10-03 | 北海道の夏 7年目 (2014)
1ケ月前に訪ねてきた大阪の友人が、再び奥様同伴でいらした。
今回の目的は、表向きは「家内孝行」だが、
本音は多分「津別峠から眺めるピンク色の雲海」を撮影するためだと思う
果たして、前回3回も通いながら果たせなかった夢は叶うのだろうか・・・


                            

第1日目
私はパスしたが、夫がお伴をして、午前3時過ぎに2人で出掛けて行った。


辺りは霧に包まれ、太陽がかすかに見えるのみ。


それでも望みを持ちつつ20分ほど待ったらしいが、周りの霧は晴れることはなかった。
真っ暗な中、車で1時間もの道のりを走り、寒い中を日の出を待ち、その挙げ句がこれ
本当にご苦労さま。


                            

第2日目
今回も女性軍はパスし、男性2人で出掛けて行った。
熱々に温めた豚まんとホットコーヒーの朝食を持って
果たしてリベンジなるか・・・?


雲海は出ている
空が茜色に染まり、期待に胸が膨らむ


日の出の瞬間
あとは、この雲海がピンクに染まるのを待つだけ・・・


 
ヤッター
通う事5回目にして、念願のピンクの雲海

「最高やった」
「再度はるばる、大阪から来た甲斐があったわー」
と大満足の顔を見たら、こちらも嬉しくなる。
よかったね!

鮭を、それも雌を釣った!

2014-09-28 | 北海道の夏 7年目 (2014)
最近の夫は釣りに縁がある。
つい先日に川釣りを体験したばかりだが、今回は海の鮭釣りを近くの釣り名人に教えて頂いた。

当日は、午前3時の真っ暗な中、釣り名人と一緒にオホーツクの海へ出掛けて行き、
9時過ぎに、意気揚々と鮭を一本抱えて帰ってきた



長さは68センチ!
もちろん、釣り名人が手取り足取りで面倒を見てくれたことは容易に想像できる。
が、雌だし、初めてだし、取り敢えずは「おめでとう!」

 
卵自体も粒も大きい!!
今年2度目のイクラ三昧が味わえる

      


次の日、連れて行ってくれた釣り名人が、夫が釣った鮭を抱えている写真をフレームに入れて
「記念に」と持ってきてくださった。
こちらの皆さんの温かい気持ちに、心から感謝・感謝の日々です

ヤマベ(ヤマメ)釣り & ニジマス釣り 

2014-09-25 | 北海道の夏 7年目 (2014)
北見の知人がヤマベ(ヤマメ)とニジマスの川釣りに誘って下さったので、泊まりがけでお邪魔してきた。
夫たちは釣りをし、妻たちはパークゴルフで遊び、温泉に入り、お勧めカフェでランチをしたり、
それぞれに、ゆったりと楽しい2日間を過ごすことが出来た

                                

川釣り初日はヤマべ釣り。
一泊させていただいて、次の日はニジマス釣り。


「手ぶらで来てください」の言葉通り、釣り竿、胴長靴、手袋、釣りベスト等々の道具一式すべて、
首に巻くタオルまで用意して待っていてくださった。



「ツ、ツンと感触があったらすぐに引くのがコツ」とのアドバイスを受け、
イクラを餌に釣竿を川に投げ込む。
見た目だけは釣り師に見えるが、腕がなかなか伴わない。

さてさて釣果といえば・・・

1日目のヤマベは60~70匹
もちろん夫が釣ったのは、そのうち僅か



2日目のニジマスは、50~60匹
夫が釣ったのは、当然ながら僅か

処理の仕方は、ヤマベもニジマスも同じ要領で
 ①内臓・エラを取る
 ②塩を振りかけ、洗う
 ③焼酎をふり掛ける(臭みを取るため)


 
ヤマベはから揚げに、ニジマスはこだわりの岩塩を削り掛けて塩焼きに。
沢山釣った人も、僅かしか釣れなかった人も、遊んでいただけの人も、
みんなで乾杯


                                

その後、お土産に頂いたヤマベで甘露煮に挑戦。

 
焦がさない様に焼いて鍋に入れ、生姜・葱を加え、
ザラメ砂糖+醤油+酒+水で、じっくりコトコトと2~3日間煮る。


出来上がり!
これは本当に美味しくて、1~2匹あればご飯一杯は食べられる。
ただし、この甘露煮のお陰で体重がジワジワ増加気味・・・
でも、お箸が止まらない

保存食作り 

2014-09-23 | 北海道の夏 7年目 (2014)
今年の北海道滞在では、保存食作りに励んだ(追われた)日々だった。

 まず最初は5月に、ワラビの塩漬け

昨年お世話になった「夢の花島」に、今年は夫と一緒にワラビ採りに上陸。
昨年いただいた塩漬けワラビが軟らかくて美味しかったので、今度は自分で塩漬けを作ろうと、
持ちきれないほどの量を採って帰った。
 
教えて頂いた通りに、塩を大量に使って樽で漬ける。
「粉砕塩がいいよ」と言われて買いに行くと、数年前に行ったオーストラリア・シャークベイ産の塩だった。
あの綺麗な海の塩だと思うと、ワラビに美味しさが更に加わるような気がした。
それにしてもワラビの塩漬けに、こんなに大量の塩を使うことに驚いた。

                                

 杏(あんず)

 
あんずを二度に渡って、それも大量に頂いたので、
あんず酒、あんず酢、ジャム、シロップ漬けを作った。
シロップ漬けは、ケーキを作る時に入れると好評だった。


あんずを使った後は種を割って、杏仁豆腐の独特の香りづけになる杏仁を取り出す。
(あんずの種は硬いので、万力(まんりき)という道具を使って)
1度に7~8粒使うとしても、この数では相当な量が作れそう。
しばらくは杏仁豆腐が続きそう・・・


                                

 トマト


庭に生って食べきれないトマトは、煮込んで冷凍。
パスタやビザに使うつもり。


                                

 
 
 
梅は、梅酒、梅干し、ジャムに。

 
暑い日に3日間干して梅干しの完成。
それにしても、この20年近くも作っていなかった梅干しを、ここ北海道で作るとは思わなかった。
(赤紫蘇を買うチャンスがなかったので、頂いた紫蘇で半分だけの着色)


                                

 ジャム
 
ジャムも沢山作った。
ハスカップ、あんず、トマト、ブルーベリー、etc・・・
中でも、初めて作ったのがカシス。

 
カシス味の飲み物を飲んだことはあっても、実を実際に見るのは初めて。
口に含んで、あの風味を感じた時は、「まさしくカシス!」と、ちょっと感動。


いろいろなジャムが出来たので、ラベルを作って貼ってみたら、
見かけだけはグンと素敵になった
いやいや、中身も美味なるぞ

お料理のレパートリーが広がった

2014-09-21 | 北海道の夏 7年目 (2014)
こちらで知り合ったかたの、ご主人の趣味のひとつが《料理作り》
食事時になると、「何か作ろうか?」と台所に立ってくれるが、そのお料理の美味しいこと!
ありふれた食材を《オシャレ》な一品に生まれ変わらせる技に感嘆し、
マンネリ化してしまっている最近の自分の料理作りをちょっと反省・・・

ただ、感激しながら食べた料理も、数日したら忘れてしまうのが最近の私。
なので、備忘録を兼ねて載せておくことにする。



クリームチーズ(マスカルポーネ)に、炒めた牛挽肉を混ぜ、軽く焼いたパンにのせた一品
(炒めた玉葱も入っていたかもしれない)
これも美味しかったが、クリームチーズを多目にして挟んだサンドイッチも美味しかった。
(が、写真を写すのを忘れてしまった)


 
(左)ほうれん草のポタージュの爽やかな緑色が綺麗で美味しかったので、
(右)我が家の菜園で収穫した小松菜で同じように作ってみた。
ポタージュは簡単に作れて、野菜も沢山食べられるので、それ以来しばらくマイブームとなる。

毎回入れる材料は、旨みとトロミをつけるために玉葱とじゃがいもは欠かせない。
それに、メインとなる材料(空豆 or チンゲン菜 or ごぼう or コーンetc.)を加え、ミキサーにかける。
食欲のない時でもスープだけは飲めるので、
病気の時や、子供やお年寄りの栄養補給に最良の食べ物だと思う。
 


やはり、マイブームとなった《ズッキーニのチーズソテー》
①ズッキーニはスライスして塩をふっておく。
②しばらくして水気を拭き取り、水溶き小麦粉をくぐらせ、
 パルメザンチーズ・パン粉・パセリを混ぜた衣をつけ、オリーブオイルでソテーする。
ビールにもワインにも合う一品。



「何か、もう一品」と言う時に、すぐに出来る《じゃがいもソテー》
ジャガイモを細切りにして炒め、塩・胡椒で味を整え、ごま油で香り付け。
最後に胡麻をかける。



《チンゲン菜の酢の物》
我が家の菜園を眺めて、私が持て余して畑に残しているチンゲン菜を使った一品。
チンゲン菜と言えば茹でてお肉の付け合わせにするか、煮びたしやスープなどしか思い浮かばないので、
それを酢の物にという発想と、刻むのではなく長いまま盛ると言うことに新鮮さを感じた。
お料理と言うのは概念を取り払い、想像力を働かせて愉しむということを教えられた一品だった。



何度も作ってくれた《アヒージョ》
オリーブオイルにみじん切りのニンニクと鷹の爪を入れ弱火で香り付けし、
その中に具を入れて弱火でじっくり煮る。
素材の美味しさがオイルの中に溶け込み、素材は勿論、オイルもパンにつけて美味しく食べられる。
いろいろな組み合わせで出来るが、私は海老ときのこ類が好き
一見オシャレな料理が手間なしで出来るというのが気に入った。

秋の味、鮭を食べ尽くす

2014-09-19 | 北海道の夏 7年目 (2014)

9月初旬、解禁になったばかりの鮭釣りに行った知人に鮭を一匹頂いた。
「雄と雌、どっちがいい?」と訊かれ、すかさず「雌!」
身は雄の方が美味しいと言うが、やはり雌の卵は外せない。



卵を切らない様に、お腹の部分はキッチン鋏で丁寧に開くと・・・
美味しそうな卵がギッシリ!


卵をほぐす方法はいろいろと聞くが、今回は釣り人の奥さんに教えて頂いた方法でやってみる。
①熱湯をかけ
②その後は塩水で洗うこと数回


ぬるま湯でなく熱湯をかけると聞いて少し心配だったが、塩水で洗い流しているうちに綺麗な色になった。
この方法が生臭みもなくなり、いいような気がする。


今回は、ちょうど頂いていた手作りの「薄口つゆの素」をかけたら、色も綺麗に美味しく出来た



身の方と言えば、大きいので捌くのが大変だったが、何とかおろせた。ふーーー



まず、あら汁と、塩焼きを郷里で買ってきたカボスで食べる。
塩焼きの余った分は、ほぐして保存。



次の日は、ほぐしておいた鮭の身とイクラをかけた《鮭の親子丼》
イクラが美味しくて、いくらでも食べられる

鮭一匹あれば、夫婦の食卓では1週間は食べ続けられる。
ルイベ、塩焼き、ムニエル、フライ、マリネ、パスタの具、チャンチャン焼き、etc・・・
本当に鮭は何にしても美味しい万能の魚だと思う。
近いうちに鮭釣りデビューしたいと言っている夫だが、言葉だけでなく実行して、
1匹だけでも釣って帰ってくれるのを待ってまーす