風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

温かい歓迎を、ありがとう!

2011-08-31 | 北海道の夏 4年目 (2011)
8月8日、網走郊外に到着。
ここに滞在するのは今回で3回目。



このひまわり畑を見ると「今年もやってきた!」の実感が湧く。


                        


まず最初に、昨年お世話になったNさんに顔を見せると、
「あれー、来るのが遅いので心配してたんだよ」と、温かい言葉が。
嬉しいな、こうして待ってくれる人がいるって。

そのNさんが、近所の人を集めてバーベキュー歓迎会を開いてくださった。


これは、宴も終盤となり網の上が少し寂しい写真だが、
総勢13名が集まると、それぞれが持ち寄った材料は、まるで北海道の物産展のよう!

「自生している貴重な山菜よ」と言われれば口に運び、
「うちのお父ちゃんが釣った魚だよ」と言われれば口に運び、
「去年、美味しいと言ってくれたから持ってきたよ」と言われれば口に運び、
1週間分の食事を口にした感じ。
ふーー


          


そして次の日には、オホーツクの海で釣った黒カレイをくださった。
大きなカレイはお刺身用に皮までむいて、小さめのカレイはハラワタをとって、煮付け用に葱まで添えて。



その日の我が家の夕食は、いつになく豪華!



次の週にはメバルの差し入れ。

「来週は釣りに行く?」
「行く時は前もって知らせてね。夕飯の買い物しないで待っているから」と、
半分本気の冗談を言いながら笑い合う。

有難いな、こうして迎え入れてくれること。
温かい心に、こちらの心も温かくなる。
ありがとう

村祭りで、お好み焼きを焼く

2011-08-28 | 北海道の夏 4年目 (2011)
トマムの近くで村のお祭りがあり、地元の人たちとの触れ合いが出来ると
2日に渡って参加させていただく。


テントの設営も自分たちで。
指導者の掛け声に合わせて皆で力を合わせ、ヨイショと持ち上げる。



私はお好み焼きのグループに入り、近くの調理室を使わせてもらって下準備。

一番大変だったのはキャベツの刻み。
何十個ものキャベツを皆で大きさを揃えて、ただひたすら刻んでいく。

次は粉を練る。
1度に5キロの粉を使い、水、卵30個、長いも3本、干しエビ、天かすを加えていく。



焼く直前に、キャベツと練った粉を混ぜで焼く。
(玉杓子2杯のキャベツと、1杯の練り粉)
焼く途中には豚肉も加えながら。

焼き上がったお好み焼きに、ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節をのせると、
素人ながら紛れもない立派な商品の出来上がり。

暑い日中に鉄板の前に立つこと5時間。
右腕に2ケ所も火傷をし、汗を流しながら、ひたすら焼く、焼く、焼く
2日間に焼いた枚数は、鉄板2個を合わせて250枚!


時には、隣のブースで焼くヤマベ(ヤマメ)の串打ちも手伝ったりしながら。

ビール売り場を手伝っていた夫が、
「泡が入りすぎて失敗」と言いながら差し入れしてくれる生ビールを飲みながら
焦がしてしまったり、大きくなってしまったりしながらも、
久し振りに「働いた!!」と実感。

心の荷物を横に置いて、一つのことに没頭した2日間。
最近抱えている膝の痛みが増したけれど、
やはり汗を流して働くのは気持ちいい

トマムの《雲海テラス》

2011-08-25 | 北海道の夏 4年目 (2011)
8月2日~8日までトマムに滞在
以前、写真で見たことのある《雲海テラス》に何としても行きたくてやってきた。

雲海を見られる確率は30%とか。
運の悪い人は何度行っても見ることが出来ないという話を聞いて、ちょっと心配。

霧は太陽が上がってくると消えてしまうので、雲海を見るためには早朝でなければならない。
朝4時に起床、ロープウェイが動き始める5時には乗り場に到着。
山の上からの情報では
「現在は見られるものの、ゴンドラ到着時にはどうなるか・・」と、
不安を煽るようなことが伝わってくる。
果たして、はたして・・・・


4人乗りのゴンドラに乗り込み、霧に包まれた山の上を目指す。



霧が切れた途端、下に広がる雲海に歓声があがる。



ゴンドラが上がるにつれ視界が広がり、その全貌が見えてくる。



雲の上の景色は飛行機から眺めたことはあるけれど、
それとはまた違った静けさと荘厳さに感動!

以前この一帯は冬のスキーシーズンだけしか集客できなかったらしいが、
社員の「この景色に感動してくれるお客さんもいるのでは?」のアイデアで始まった雲海ツアーに
思った以上の人気が出たという話だ。

「お客さんが来ない」「売れない」と嘆くばかりでは始まらない。
やる気、アイデア、努力で道が開けてくるという、いい例がここだと思う。
今ではこの雲海目当てに、夏休み最盛期には毎日ホテルが満室になるらしい。



《雲海テラス》と言う、素敵なネーミングのテラス。

軽食や飲み物を頂きながら雲海を眺められるなんて、そうそう出来ることではない。
おまけに登山の苦労もないのだから、人気がうなぎ上りなのも頷ける。



このゴンドラチケットは雲海写真の絵葉書になっていて、
《雲海テラス》に設置されたポストに投函すると、国内だけでなく海外にも無料で送ってくれる。

このシステム、観光客も喜ぶし宣伝にもなるし、まさに一石二鳥。
一度は経営が危ぶまれたものの、次に買い取ったリゾート会社の手法に「さすが!」と唸るばかり。



太陽が上がり、雲が消えるまでの2時間ほどを、海のような墨絵のような雲海を眺めて過ごす。

濃い雲海と、それが少しずつ消えゆく様をゆっくり眺めるのは初めて。
自然が創り出す見事なパノラマショーに酔いしれた時間だった。

紫竹ガーデン

2011-08-22 | 北海道の夏 4年目 (2011)
昔からご縁のあるガーデンに、今年も寄らせていただいた。
今までは6月ばかりで、7月の末に伺うのは初めて。

北海道の夏の過ぎゆく速さは本州の比ではない、その速さは2倍程とはよく聞く話。
8月の声を聞く頃ともなるとお花も終わりに近いのでは・・・と案じていたが、
そこには6月とは違った花が迎えてくれて大感激!


 

この時季の花は、春の華やかさと違って優しさを感じる。
自分の心持ちのせいだろうか、花の色合いのせいだろうか。


 
左は宿根ボーダー、右はパレット花壇。
ここに咲く花は2000種以上とか。


 
広いお庭にはパーゴラや椅子が置いているので、歩き疲れたら花の中で一休み。
ここに座って飲むコーヒーの味は最高


 
珍しい、赤のガクアジサイ                     池にはピンクの睡蓮が咲いていた。


 
私の大好きな《ホワイトガーデン》
白い花に囲まれていると、自分の心も素直になっていく気がする。

お花の歓迎、ありがとう!


                                    

 

千歳⇒帯広

2011-08-17 | 北海道の夏 4年目 (2011)

シダルセア

苫小牧に着いた日は、千歳に宿をとって友人と待ち合わせ。

彼女とは遠く離れていて年に1回しか会えないけれど(七夕の織姫と彦星のよう)
会った瞬間に1年の空白が一挙に埋まっていく。

夕方から夜遅くまで可能な限りの時間を一緒に過ごし、
「今年も会えて良かった」と、お互いに元気な様子に安堵し、またの再会を約束する。

どうぞお元気で、来年も元気に会いましょう


                        


次の日は一路、帯広へ

駅前のホテルに荷物を置いて、
今まで気になりながらも行く機会がなかった《北の屋台村》へ出掛けた。

この屋台村の場所は、以前は小さな駐車場に過ぎなかったのに、
今では日本で一番有名な屋台村になってしまった。
この成功に気を良くした地元では、近くに同じような屋台村を作ったが、
行くならやはり元祖のほうに足が向いてしまう。




暗くなるまで待てず、5時過ぎから見学兼ねてウロウロ。
まだ外は明るく屋台の雰囲気ではないけれど、早いお店はもう営業を始めている。
気になるお店もあったが浮気はせず、
ガイドブックで下調べをして目星を付けていたお店に決定。

お店には若い女性2人の先客があり、
隣り合ったカウンター席だからだろう、すぐに会話が弾む。

釧路から日帰りで来ている2人は勤め先まで教えてくれて
「今度遊びに来てください」と。
いいのかな?初めて会った身も知らない人に教えて
私は嬉しかったけどね

《長いもの味噌焼き》
《茄子焼き》
《インカのめざめコロッケ》
《小豆コロッケ》
《ちゃんばら炒め》
そして、最後に食べたのが、《ビフトロ丼》



十勝の牧場の牛肉を使っているとのことで、いわゆる生肉をのせた丼。
凍ったお肉をのせて、山わさび入りのお醤油をかけて食べる。

最初は固いお肉が、ご飯の温かさでトロリと軟らかく溶けかかる美味しさがたまらない。
ガイドブックの紹介文を読んで絶対に食べたいと選んだが、
期待に十分応える味だった
ごちそうさま

今年もまた北海道へ

2011-08-17 | 北海道の夏 4年目 (2011)

刈り終わった小麦畑 (帯広郊外)

今年もやってきた北海道!
いつもと違って今年は遅くなってしまったが、7月28日に自宅を出発。

当初は6月からの予定で滞在マンションまで予約していたが、
どうしても家を空けることが出来ず、残念ながら違約金を払ってキャンセル。
だがその後、何とか問題も片付いたので、急遽スケジュールを組みなおして出掛けることにした。

出足が遅れたうえに夏休みに入った為にフェリーチケットが取れにくい。
2人部屋のキャンセルを待っているうちに、乗れる「車」の台数も限られていく。
「残り1台」という表示を見て、慌てて2人部屋を諦めてカジュアル・ルームを予約する。

カジュアル・ルームは2段ベッドが6列の12人部屋。
初めての経験でちょっと心配だったけれど、全員が中高年だったので何とも静か。
酔い止め薬を飲んでカーテン閉めると、すぐに熟睡 


苫小牧に向けて出港する大洗は、東日本大震災の際に大きな津波被害を受けてしまった。
テレビに映る大洗の状況に心を痛めたものだが、
いつも行く市場も、食堂も、スーパーマーケットも、復旧営業していて一安心。


                        



どこまでも続く蕎麦畑 (鹿追)

でっかい空と大地。
心が解き放たれる。

諸々の心の荷物は、ひとまず自宅に置いて、
9月中旬までの1ヶ月半を、この地で過ごすとしよう。