風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

《ウェーブロック》へ

2011-04-27 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
3月11日以前に書いていたブログの下書きが残っていたが、
更新の気持ちも萎えてしまっていた。

このままブログを閉めることも考えたが・・・
もう少し、もう少しだけ続けよう。

ということで、残っていた下書きを、やっと更新


                        


パースに来るたびに「いつか行こう」と思いながらも
片道350キロという距離を考えるとつい先延ばしになっていたウェーブロックに行ってきた。
(休憩を入れると往復13時間も!)

《ウェーブロック》というのは、その形がまさに大波を思わせる一枚岩で、
パースから東の内陸に向かって走ること5時間のところにある。


                  


途中、休憩を兼ねてヨークという町に寄る。
ヨークは、エイボン川沿いにある西オーストラリア内陸の最古の町。



ツーリストオフィスが入っているタウンホール。

この町は今も開拓時代の面影をとどめていて、
メインストリートを歩いていると、イギリスの古い田舎町を歩いているような気になってくる。


                        

延々と続く小麦畑の中をバスは走りに走り・・・目指すウェーブロックにやっと辿り着いた。

 
高さ15メートルもの巨大な波が一瞬にして固まったかのような奇岩、ウェーブロック。

岩肌に入った縦ラインが、より波のリアル感を出しているが、
この縦模様は、雨、風が運ぶ砂、太陽の熱などが、何百万年にも渡ってつくり出したものらしい。



一枚岩の大きさを実感したいと、上に登っていく。



岩の上には、こんな岩も転がってるし、岩の窪みには低い木が茂っていたり。


 
ウェーブロックの上は想像以上にデッカイ。

視界360度の広大な眺めに感動


 

しかし行けども行けども、70㎝程高さの滑り止め柵が続くだけで、降りる場所が見つからない。

やっと傾斜の緩やかな場所を探して降り始めるが、手すりも何もない。
腰を落として両手も使いながら降りたが、
日を遮るものもないし、風は強いし、無事に下まで辿り着いた時には、足ガクガク・・・
あ~~~疲れた~~

最終日 仲間との別れ

2011-03-11 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
シャークベイ・モンキーマイア 4日目 最終日


3泊目の宿は、海に面していて、朝食前に海岸を散歩するには最適の場所だった。


宿の前には海岸に降りる階段がある。

この階段に座って夕暮れ時の海を眺めたり、夜明けの海を眺めたり、
すっかり私の大好きな場所になった。


                              

ツアー仲間と気心も知れてきた・・と思ったら、もう今日は最終日。

「用意してきた食材を全て使ってランチを作ろう」と、レンが指示を始めた。


食パンをカップで丸く切り抜いて、その中に卵を落とし込む。

パンを並べ、卵を割り入れ、目玉焼き入れトーストが出来あがっていく。


 
皆のチームワークで、ランチの出来上がり。

火力が強すぎて、卵入りトーストは少々焦げてしまったけれど、
仲間との最後の食事を美味しく(ちょっと苦い部分はあったけど)頂く。


 

パースに戻る途中で、インド洋に沈む夕陽を見ようと、小さな港に寄ってくれた。

世界中からやって来て、4日間を一緒に過ごした仲間たちとも、もうお別れ。

英語力不足で、もう一歩踏み込んだ話が出来なかったことに悔いは残るけれど、
沢山の貴重な思い出を、ありがとう

35億万年から生息しているストロマトライト

2011-03-09 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
シャークベイ・モンキーマイア 3日目 

ハメリンプールで世界最古のストロマトライトを鑑賞ノーサンプトン


シャークベイが世界自然遺産に登録された大きな理由は、
ストロマトライトが生息し、その規模が世界最大ということらしい。

そのストロマトライトというのは、35億年もの前から地球上に生息していて、
現存する生物の中では最も古いと考えられている。

難しいことはともかく、地球上最古の生物というものを一度は見ておこうかと行ってみたら、
実際に触ることも出来ず、本当に見るだけ 
当たり前か・・・

 

観察用の木道を歩きながら、その遠浅の不思議な光景を眺める。


 
この小さな岩のようなものが、ストロマトライト。

微生物の間に海水中の石灰砂や細かな沈殿物が入り込み堆積したもので、
1年に約0.3mmというゆっくりペースで成長するらしい。

本当はもっとゆっくり観察したかったけれど、日陰の場所もなく、
ジリジリとした日差しが暑過ぎて早々に引き揚げた。
ふーー暑かった


                           

お・ま・け


見渡す限りの草原(畑かな?)の中に、こんな木が

オーストラリアの風の強さもさることながら、
その木の逞しさ、生命力には驚いた

イルカ & ジュゴンが泳ぐモンキーマイア

2011-03-07 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
シャークベイ・モンキーマイア 3日目 

モンキーマイア



モンキーマイアの砂浜近くに、餌をねだりにやってくるイルカたちがいる。

 
一日に数回、砂浜の岸近くにイルカたちが可愛い姿を見せ始める。

係員がバケツに入ったエサ(鯵のような魚)を持って海に入って行くと、
体をくっつけるように、足元を行ったり来たり。

 
 
遠巻きに集まった人の中から何人かが選ばれて餌を直接上げることが出来る。

イルカも、餌をあげる子供の表情も可愛い


                  



この辺りはイルカだけでなく、ジュゴンの世界最多の生息地。
その数は1万頭を超すらしい。
ここまで来たのだからジュゴンも見たいと、午前中のフリー時間を使ってクルーズ船に乗り込んだ。


この船は、前方デッキにネットが張られて海面を覗けるようになっているけれど、
船に弱い私は残念ながらパス 



ジュゴンがいる場所に行くまでの時間も退屈させない。
船の後ろに海面に浸かるネットが張られ、乗客はそのネットに乗ると船はスピードアップ。
流されるような波の中、みんなはネットにしがみつきながらも大喜び。

あいにく水着の用意をしていなかった私は遠慮したけれど、夫はズボンのまま参加。
「こんなに流れがあるとは思わなかった」といいながらも大満足の様子。



そして船がエンジンを止めると・・・
ジュゴンがいた!
船の周りに!


見るのに夢中で、写真を写すのを忘れてしまった中で、これは貴重な1枚。
頭はイルカに似ているけれど、三角の背びれもなく、イルカより茶色っぽい。

最初はイルカの背びれを見ただけで歓声をあげて喜んでいたのに、
何度も見ているうちに感激もうすくなり、興味はジュゴンに移っていく。
人間って勝手なものだ。

でも、ジュゴンもイルカも、船を意識したように近づいてくる姿は、やはり可愛い


                              

憧れの地 シェルビーチ

2011-03-05 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
シャークベイ・モンキーマイア 2日目 

シェルビーチ


シェルビーチは、今回私が一番「行きたい」と願っていた場所

滞在時間が30分しかないと言われて眺めるだけの人も多かったが、
私は「何としてでも泳ぎたい!」と、慌てて水着に着替えて海に走った


 

真っ青な海に、真っ白な浜。
長い間憧れていたシェルビーチ
海は遠浅で、波はほとんど無い。



まるで雪が降り積もったかのような白い貝殻(小さな二枚貝)だけの浜が、
延々と100㎞以上も続く。
そして、その貝殻浜の深さは10メートルにも及ぶらしい。



手ですくい上げると、ホント、貝殻ばかり。
最初は踏むのが申し訳ない気がしたが、人の体重くらいでは意外と割れないようだ。

それに、オーストラリアの海水は冷たいと思っていたけれど、
ここの海は温水プールのように温かい。
波の静かな海に浮かんでいると、温かい大きなウォーターベッドに寝ているような感じ。

が、驚いたのは、その海水の辛いこと
今までに経験したことのないような塩辛さだけど、海水の塩分って場所によって差はあるのかな?

入り江のようになっていて、気温が高いし、水分が通常以上に蒸発するので塩辛い??
入り江だから、海水が入れ替わらないので塩辛い?
海水が温かいのは遠浅で入り江になっているから?
貝がこんなにも堆積したのも、この入り江の環境がもたらしたもの?

おまけに、海水から上がったままでシャワーもかからなかったのに、
体がべとつかなく、サラサラしている。
これは、塩分が濃すぎるから?
それとも、空気が乾燥しているから?

幾つも「???」と不思議な思いが残るシェルビーチ
これって、また来て解明しなければ・・ってことかな

カルバリー国立公園のマーチソン渓谷 

2011-03-03 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
シャークベイ・モンキーマイア 2日目 

カルバリー国立公園



未舗装道を延々と走りカルバリー国立公園に入り、
眼下に見えるマーチソン川を目指して渓谷を下ることになった。


「ビーチサンダルは駄目」
「サングラス、日焼け止めクリーム、水は必ず持つように」
という注意で歩き出す。

若者の中で唯一シニアのおばさんの私を心配して、
ガイドのレンが手を貸してくれたり、歩きやすい岩を探して教えてくれる。
「ありがとう、レン」

 
歩く先に何やら動くものが・・・と思ったら、何と大きなトカゲ
人間を恐れるでも無し、威嚇するでもなく、悠然とマイペースで歩いて行った。


 

 
切り立った岩肌はZベンド(Z-Bend)と言われ (確かに名前が示すようにZ型の岩が重なっている)
何百万年もの年月が生み出した光景だ。

綺麗なマーブル模様や、不思議な形の岩に感嘆の声を上げながらも、
足元に気を付けながら一歩一歩と降りていく。


 
「30分位で着くよ」との説明だったが、
思いのほか時間がかかって、ようやくマーチソン川に着いた。
(雨の後で川は茶色に濁っていたけれど)

雨季には、こんな小さな川ではなく、私達が歩いた場所の多くが川の底になるらしい。



やっと、元の展望台まで戻れたと思ったら、
次は岸壁の頂上が突き出たホークスヘッドまで歩くと言う。

若い人ばかりのグループに入ると、そのペースに合わせるのが大変。
ふー



ネイチャー・ウィンドウ
浸食と風で穴があいた岩。

ここに座ると、なるほど風がビューンと吹き通って涼しいし、
何より眼下に見下ろす360度の眺望は感動・・と共にスリリングでもある。



若い人たちは、先端の岩場によじ登って記念撮影。
若いエネルギーを羨ましく、そしてヒヤヒヤしながら見るだけの体力限界の私・・・

それにしてもオーストラリアの旅は体力がいる
年齢を考えると、こんな旅はこれが最後かも・・・

ファームステイ  満天の星空

2011-03-01 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
シャークベイ・モンキーマイア 1日目

指定の場所でピックアップしてもらいピナクルズファームステイ


 
ナンバン国立公園の一角にあるピナクルズには、
黄色の砂の中(砂漠のような場所)に、化石化した奇石柱が何千本も並び立っている。

ここに来るのは3度目ながら、
黄色い大地の先に広がる海や、歩く先々に現れてくる奇石に、全く飽きることはない。


 
今日の宿は、広い農場内にポツンと建っている宿泊施設。



就寝前には、ドライバー兼ガイドのレンから明日の予定などの説明。
でも、言っていることのほとんどは理解できず


                        

ここの宿泊施設は、シャワー・トイレが別棟になっていたりの不便はあったものの
夜空の星の美しさは格別だった。

夜空にきらめく星、星、星・・・
新月の闇夜が、星のきらめきを更に際立たせてくれる。

天の川はともかく、その近くにあるマゼラン星雲までもハッキリと見える。
流れ星も降るように

椅子に寝そべって、星たちとしばらく対話。
もう、この星を見られただけでも来た甲斐があったものだと大感激した夜だった

世界遺産シャークベイ 3泊4日の旅へ

2011-02-27 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
パースから80㎞のところにあるシャークベイは、
地球生命の起源を解き明かすと言われるストロマトライトの世界最大の群生地で、
世界自然遺産に指定されている。

そして、シャークベイは海洋生物の宝庫でもあり、約1万頭ものジュゴンや、
時季によっては、ジンベエザメ、ザトウクジラなども現れるという。

中でも私が行きたいと思っていたのは《シェルビーチ》
海岸全てが貝殻で出来ているというビーチに、ずっと憧れていた。


                           


パース発の日本語ツアーを探したが、どれも最少人数に満たないとかで催行中止ばかり。
催行を待っているうちに帰国日も迫ってくるし・・・で、
「ならば英語ツアーでも仕方ない」と申し込んだ。

そして、このツアー参加には偶然の出会いも

ツアーの前日に行った日本食品のお店にお米を買いに行った。
レジは日本人の若い男性。
私が翌日から旅行に出掛ける話をすると、「何処へですか?」と訊ねてきた。
「シャークベイ・・」と答えると
「僕も明日から行く予定です」と。
お互いの参加するツアー会社などを確かめ合うと・・・同じ

数あるツアー会社の中で同じ会社を選び、同じ日に参加するなんて、
しかも前日にその相手と出会うなど、そうそうあることではない。
確認しあった当人たちも「え~~」と、その偶然に驚くばかりだった。

英語漬けツアーに不安だった私は「救いの神の現れ!」と喜んだものの
「僕も英語は得意じゃないので・・・」だって
でも、同じ日本人が居てくれるだけでも心強い
勇気100倍まではならないが 勇気50倍位でツアー初日を迎えた・・・




当日の車には、世界各国からやってきた若者ばかりで、シニアは私たち夫婦だけ。
ドイツ、スイス、スウェーデン、アメリカ、中国、韓国の国際色豊かなメンバーたち。
その中で唯一の日本人M君の顔を見つけた時の安堵感と言ったら
まるで敵陣に味方を見る思いだった
   

人気料理家 マギービアのファームショップ 

2011-02-25 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
オーストラリアの人気料理家のマギービアという女性が経営のワイナリー。
アデレード・ヒルトンのシェフと繰り広げるテレビ料理番組が人気で、
彼女のワイナリーには沢山の客が来ていた。


ワインも気になるものの、テレビスタジオになるキッチンにも興味があり、入らせてもらった。
壁には、マギービアとヒルトン・シェフの大きな写真。


 
飾り棚には、彼女のお気に入りのものだろうか、
食器やグラスや調理器具などがディスプレーされている。

棚の上にはフルーツコンポートが入った透明瓶。



このキッチンから全豪に料理番組が放映される。

日によっては午後に、このキッチンで料理教室が行われるらしいが、
今回は時間がなくて、残念ながらパス。



ちょうどお昼時だったので、ランチ・バスケットを注文。
池のある庭を眺めながらテラスで頂く。



ランチのパテがとても美味しかったので、併設のファームショップで購入。
数種類を試食した中で私好みの、鶏とアヒルのパテ(レバーペースト)。
値段は、ひとつ120gで7豪ドル(600円)前後

今回見つけたオーストラリアの食べ物の中でも一番のお気に入りになった。
日本でも買えるかと思ったけれど、残念なかなか見つけられない・・・


ワイナリー巡り、もうひとつの楽しみ

2011-02-23 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
ワイナリー巡りには、ワインのテイスティングだけでなく、
併設のレストランで食事をしたり、郊外のモーテルに泊まる楽しみもある。


                                 

ワインだけじゃなく、他の美味しい物も

 
テイスティングの合間に、甘いチョコレートを食べながらコーヒータイムを愉しむ。


旅行中の私の誕生日には、ちょっと豪華なディナーを。


もうこれだけでお腹が一杯になるほどの前菜。

メインディッシュの《シーフード盛り合わせ》
大皿に「これでもか!」の量が山盛り。


                                 


オーストラリアのモーテルは、駐車場・キッチン・バス・トイレは勿論、
庭にはバーベキューセット、プールなどの設備があって、家族で長期間滞在する人も多い。


アデレード・ヒルにある、このモーテルは庭の中心に花が溢れているスペースがあり、
その中で食事をしたり、お茶を飲んだり、思い思いに寛いでいる。


 

それに、プールの横にはバーベキューセットがあるので、泳いだり食べたり。

本当に、この国の人はアウトドアを十分に楽しんでいるな~と感じる。

静かな年明け (グレネルグにて)  

2011-02-21 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
除夜の鐘もなく、花火もなく、年越しにはしゃぐ人声も聞こえず
意識することもなく年が暮れ、意識することもなく年が明けた。


                                    



 
アデレードからトラムで25分ほどの、サザンオーシャンに面したリゾートビーチ、グレネルグ。


 
   ビーチのそばにあるタウンホール                開拓者の碑       

この街はアデレード入植者が最初に上陸した土地であり、
今では人気のリゾート地となっている。



サザンオーシャンに突き出るように作られたグレネルグ桟橋。



女の子たちがビーチに 《HAPPY NEW YEAY 2011》 と新年のメッセージを描いていた。
眺めていた人達はみんな笑顔になっている。
こんな可愛いメッセージには万国共通で心が和む。


 

桟橋の先に座って、穏やかに波が打ち寄せるビーチを眺める。

こうして静かに、いつもの朝を迎えるように年明けを迎えられたことに感謝。

ワイナリー巡りの日々 

2011-02-19 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
旅の前半はワイナリー巡り。
アデレード市内でレンタカーを借りて、まずバロッサ・バレーを目指し、
その後は各地を泊まりながら、
アデレード・ヒル、マクラーレン・ベイルなどのワイン生産地を巡る。


 
 
バロッサ・バレーは、南オーストラリアの代表的なワイン生産地。
なだらかな丘陵地帯に、どこまでも続く広大なブドウ畑。

点在するワイナリーを巡り、テイスティングを楽しむ。



ワイナリー巡りの楽しみはワインだけでなく、
それぞれ個性のある建物を見て回るのも楽しみのひとつ。



コルク栓を使った巨大ボトルのモニュメント。
これで一体、どのくらいのコルク栓を使ったのだろうか?


 

広大なブドウ畑の中にあるワイナリーは、屋根の上にもブドウの木が繁る。
見渡す限りのブドウ畑には黄緑色の小さな実がギッシリ。


 

ほとんどのワイナリーは一部の高級ワインを除いて、無料でテイスティングをさせてくれる。
(高級ワインも低料金で試飲できる)
但し2~3ケ所も巡ると酔いが回って、どのワインも同じ味に感じてしまうけれど

アデレード、ワイナリー巡りの旅へ (6泊7日)

2011-02-17 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
アデレードは、南オーストラリアの州都で、メルボルンの少し西に位置する。
(分かりやすく言えば、オーストラリア地図の下、真ん中辺りから少し右)

緑豊かな中に文化的な施設も多く、気候も穏やかで、とても暮らしやすそうな街だ。

それに何より、近郊の地で生産されるワインと、
多様な食材に恵まれているのでグルメの街ということが、食いしん坊の私にとっては最高

パースからは飛行機で3時間なので、日本で言えば、成田から台湾へ行く時間と同じ位。
隣の州でありながら距離があるため時差は1時間30分も。


飛行機の窓からの眺めは、地形の面白さが続いて見飽きない。

 

 

どれも、海ではなく陸地の写真。
実際に降り立ったら、どんな風景が広がっているのだろう・・と想像しながら、
3時間の空の旅は退屈する間もない。


 

パースでは咲く時期が過ぎていて見ることが出来なかったジャカランダの花が、
ここアデレードでは満開で迎えてくれた

ロットネスト島から フリーマントルへ

2011-02-09 | オーストラリアで年越し(2010~2011)


桟橋近くのバス停から宿泊施設までは、無料のシャトルバスが30分置きに走っているので、
自転車に乗り疲れた時や、重い食料品を買った時などは随分助かった。

バスの後ろには、自転車や大きな荷物を運ぶための荷物車を連結しているので便利に使える。



クリスマスなので、バスの中はキラキラのモールで飾り付け。
運転する人達も、思い思いにサンタの帽子をかぶったり、トナカイの大きなブローチを付けたり。

後から分かった事だが、泊まり客へのサービスに、
フリーマントル港やロットネスト桟橋から指定の宿泊場所まで荷物を運び、
同じように帰る時も運んでくれるらしい。
次回はこのシステムを利用して、1週間くらいの滞在もいいかもしれない 


               


ロットネスト島を離れる日は12月24日のクリスマス・イヴ。

そういえばこの何年かは、クリスマスらしいこともしないで過ごしてきた。
せっかくのイヴでもあるし・・と、フリーマントルで食事をして帰ることにした。




夏のクリスマスは明るく開放的で、厳かな気分には欠けるが、
今の私には、このサッパリさ加減が心地いい。

ヨットハーバーに面したテラスでシーフードをいただく。
イカ、タコ、エビ、帆立を、ただ炒めただけの素朴な料理ながら、
それぞれの持ち味が生かされて美味しい。

海からの涼しい潮風を受けながら、
パース近郊のスワンバレー産の白ワインで乾杯

島でのハプニング 2題

2011-02-06 | オーストラリアで年越し(2010~2011)
第1日目に大変なことが!

島には車が持ち込めないので、移動の手段は自由がきく自転車が便利。
ということで、港で自転車をレンタルした。

借りた自転車には鍵がついていないので、ちょっと不安な気もしたが、
「島から持ち出すことは出来ないので盗る人もいないよ」との説明で、
「なるほど」と安易に考えていたのだが・・・

新しくて綺麗な自転車で颯爽とビーチに向かったまでは良かったのだが、
いざ戻ろうと自転車の場所まで戻ったら、夫の自転車がない 
替わりに置かれたいたのは古いガタガタの自転車 
おまけにパンクまでしている 
 
夫を残して一人で自転車を走らせ、事情説明に港まで行って迎えを頼んだりで大変だったが、
島では、こういうことは珍しいことではないようで、すぐに新しい自転車を渡してくれた 

なるほど自転車にはレンタル会社の大きなマークが描かれているので、
島からの持ち出しは不可能ということなのだろう。

しかし次回から、レンタサイクルする場合は自前の鍵を用意する方がいいかもしれない 


               

でも、悪い出来事の後には良いことも

キッチンに入り込んだクオッカを、大騒ぎしながら一緒に追い出したご夫婦と知り合った。

パース郊外のビーチ近くに住んでいるご夫婦は、娘さんとの3人で1週間の滞在とか。
ブロークンで単語会話の私なのに気長に付き合ってくれて、楽しく会話が弾む。

「どこの部屋?」と、私達の部屋を訪ねてくれて、8人一緒のドミトリーを見た後
「私達はファミリールームを2部屋予約しているから、是非1部屋を使って欲しい」と、
なんと鍵を渡してくれた。

このホリデイ期間は予約が難しく、
特にファミリールームは数ヶ月前から予約を抽選で受け付けたりで、
部屋が取りにくい話は聞いていた。

私達は前日の予約だったので、ドミトリーでも予約出来てラッキーと思っていたのに、
広くて寛げるファミリールームに泊まれるなんて

思いがけないプレゼントに、恐縮するやら嬉しいやら
ジュディ家族、ありがとう


               



灯台まで自転車を押しながら、長い急坂を上って行った。

やっと着いたと思ったら、灯台の中も急勾配の螺旋階段



でも、灯台の上からの眺めは最高