風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

師走の六本木で集う ②

2013-12-19 | 近郊の散策
今日の集いの場所は六本木ヒルズの52階(海抜250メートル)にあるレストラン。
このレストランに行くためには有料エレベーターに乗らなければならないが、
このエレベーターの乗り場がなかなか見つからない
以前に森美術館に来た時に乗ったことがあるのに、
今回は、オフィスの入り口に行ってしまったり、映画館の方に行ってしまったりとウロウロ
つくづく自分のお上りさんぶりに苦笑


  
レストランの大きな窓からは東京の街が眺められる。
今日はお天気が良かったのでラッキー


  
前菜《ジビエのテリーヌ》 & 《イベリコ豚ほほ肉のリゾット》

  
メイン料理の《黒毛和牛・芯心のスモーク》 & デザート《生姜風味のパンナコッタ》

  
イベリコ豚のリゾットも、黒毛和牛の芯心のスモークも美味しかったけれど、
今日の料理の中で一番気に入ったのは、前菜の「ジビエ(鹿・鴨・猪肉)のテリーヌ」
ワインがピッタリの味なれど(それにお隣さんは飲んでるし
夕方には病院に寄って検査を受けることになっているので、我慢ガマン


集まったメンバーは、関東近辺だけでなく遠くは名古屋のかたも。
そして今日初めて会うかたも。
いつものように、食べてお喋りし、お互いに元気を分け合って、またそれぞれの地へ
次に会う日までお元気で

師走の六本木で集う ①

2013-12-17 | 近郊の散策
お友達との集いで、六本木に出掛けた。
集合時間の2時間前に着いたので、久し振りの六本木を散策。


六本木ヒルズ前では、大きなクリスマスツリーのお出迎え。
高さが10メートルもあるというのに、前にそびえるヒルズ・ビルが高すぎて、
何だかツリーが小さく見える。
このツリーのテーマは「WHISKY Hills」ということで、
夜になるとウィスキーの琥珀色をイメージしたイルミネーションが楽しめるらしい。



ヒルズにある「毛利庭園」は、かつての大名屋敷跡の名残を今に伝えている。
4,300㎡という広い庭園には、小さな滝も、小川も、池もあって、
早い時間のせいか人の通りもほとんどなく、ここが都会のど真ん中というのが不思議な感じがする。



ヒルズにやっているショップのほとんどは11時開店とかで、どこも閉まったまま・・・
その中でやっと案内看板を出して開店しているお店を見つけたので、お茶でも飲もうと近づいてみると・・・
なんとワンちゃんの「おせち料理の予約」だった
それにしても、人間でも食べたくなるような美味しそうなメニュー
鶏肉の味噌風味焼き
菜の花のお浸し
ローストビーフ
さつま芋きんとん
有頭ボイル海老
その他・・・が、重箱に詰めた写真まである!
でも《ローストビーフ》は食べるだろうけれど、《菜の花のお浸し》って喜ぶのかな??

(集いのあったレストランの様子は、また後日・・・)

福島の旅 《白菜・大根を使って》

2013-12-14 | 小さな旅
福島から届いた段ボール2箱もの野菜は、やはり我が家には多すぎる
友人にあげることも考えたが、誰もが私のように「福島産」を躊躇いもなく食すとも限らないので、
何とか我が家だけで消費することを考えた。

        

白菜は、もちろん白菜漬けに。
北海道から持ち帰った昆布を入れ、
ちょうど瀬戸内の友人から届いた無農薬の柚子とミカンの皮を加え、
刻んで食べる時は郷里のカボスを絞り入れ・・・美味

        

元気な葉付きの大根は7本も入っていた!
葉は茹でて刻んで冷凍にしたが、残る本体はさてどうしたものか・・・と考えた末に
まず切り干しにすることにした。


切り干し大根を作るのは初めてだが、
ほんの1週間ほどで美味しそうな切り干し大根の出来上がり。
ついでに人参の切り干しも完成!

        


残った大根で、農家民宿の奥さんに教えていただいた漬物を作ったが、
それがとても美味しい。

分量  大根3キロ  砂糖500g  塩、酒、酢が、それぞれ半カップ弱
作り方 
①適当に切って(皮は剥いても剥かなくても、それぞれ食感が違うだけ)
②常に調味液に浸かる状態にして冷蔵庫で保管。
③調味液に漬けて、3日目頃から食べ始められる。
(私は、密閉袋に入れて全て浸かるようにした) 

味はべったら漬けに似て甘いので、好みに合わせて調味量を調節するといいかもしれないが、
私はこの位に甘いのが好き。
今回は試しに半分量を作ってみたが、毎食ポリポリと箸が止まらない。
簡単に作れるので、これからは我が家の定番漬け物になりそう

福島の旅 《歴史と伝統文化にふれる》

2013-12-11 | 小さな旅
  
農家民宿に泊まった翌日は、近くの村のお祭り「木幡の幡祭り(こはたのはたまつり)」を見学

この幡祭りは950年以上の伝統を誇り、日本三大旗祭りの一つと言われ、
国指定重要無形民俗文化財に指定されてる。

由来は前九年の役(1055年)、源軍勢が戦いに敗れて、わずか数騎で木幡山に立て篭もった際、
弁財天宮に祈願したところ雪が降り、山上の木が真っ白になり源氏の「白旗」のようになったとか。
追って来た安倍貞任らがこの情景を源氏の大軍と思い込み、戦わずして敗走したことによる。


白旗を先頭に法螺貝を吹き鳴らしながら、五色に彩られた五反幡を押し立てて木幡山を目指す。

今日は残念ながら時間がなかったので、集合場所でのセレモニーしか見られなかったが、
この列が山間の道をぬって木幡山を目指す様は、さぞかし美しいことだろう。


                               



  
かつての奥州西街道沿いにある「白髭宿」の本陣とその蔵

昔、二本松藩、相馬藩によって開道された奥州西街道は、生活に欠かせない塩を運んでいた塩街道でもあり、
今も、その面影が垣間見られる。



蔵の横に、晩秋の風物詩の干し柿が干されていた。

柿が大好きなせいか、この地のあちこちで柿がたわわに実ったままで放置されているのが気になって仕方ない。
「渋柿でも干せばいいのに・・勿体ない」と農家さんに言ったところ
「あの原発で、みんな止めているんだ」の返事が。
たまに自分の家の分だけ作ることがあるらしいが、ほとんどの農家さんは収穫せず放置しているとか。

柿だけでない。
丹精込めて作った農作物も、検査で放射性物質が検出されなくても「福島産」というだけで売れないらしい。
この風評被害は、この先いつまで続くのだろうか。
追加被ばくを気にしながらも日々の農作業に励んでいる方たちの姿を見ると、やりきれない。

昨日行ったレストランも、宿泊した農家民宿も、
それぞれ息子さんが後継者として跡を継ぐと話していた。
どうか風評被害にもめげず、更に先の世代に繋げて行けますように・・・

福島の旅 《農家民宿に泊まる》

2013-12-09 | 小さな旅
今晩の宿は農家民宿。
農家民宿に泊まるのは初めての経験なので興味津々。
楽しみが半分、緊張が半分。

                               

  
宿泊前に農家さんで収穫体験。
まず収穫のコツなどを教えてもらって始めたが、切ったり抜いたりの感触が面白くて夢中になり、
白菜、大根、人参、蕪、葱、おまけに干していたニンニクまで頂いて・・・
ふと気がつくと、コンテナに満載の量になってしまった。

収穫したからには置いてくるわけにはいかない。
段ボール1個の予定が2個になり、農家さんには
「送料の方が高くつくんじゃないの?」と笑われてしまった。


  
夕方からは、農家民宿の別棟(作業場かな?倉庫かな?)で、地元の農家さん達が集まっての交流会バーベキュー
お肉も野菜も美味しいし、地元で作った小麦焼酎、桑ワイン、地ビールが、また美味しい。
久し振りに飲みすぎて、食べすぎて、満腹すぎて・・・お腹が痛いほど・・・

交流会の終了後も、居間の掘り炬燵に入って民宿のご家族と楽しいおしゃべり。
そして、ふと気がつくと午前様になるところ
慌てて「おやすみなさい」と布団に入った



朝食は、テーブルに乗り切れないほどの量。
ただ私は昨晩ちょっと食べ過ぎて、お腹に入らない
胃薬飲んで、やっとヨーグルトと南瓜だけをお腹に入れた。
美味しそうな物ばかりだったのに、残念!

初めての農家民宿は、個人宅に泊まることに緊張もしたけれど、
家族ぐるみで温かく迎えてくれて、なんだか田舎の親戚の家に遊びに来たみたいに寛げた。

今までは、交通の便が悪い農村などには泊まるところがないので、つい避けていたが、
農家民宿に泊まることに抵抗がなければ旅先の選択肢は増えそうではある。
(ただ、個人のお宅にお邪魔しているという遠慮はぬぐいきれないが)

福島の旅 《きのこレストラン》

2013-12-07 | 小さな旅
以前から自然溢れる田舎で暮らしたいという夢は漠然と持っていたが、
今年の夏に北海道で畑作業をしたことで、更にその思いが深まってきた。

ちょうどそんな時に、登録している団体から「田舎暮らしを視野に入れたツアー」の連絡があった。
場所は福島。
あの第一原子力発電所から直線距離で50キロ程の距離にある村に、情報収集を兼ねて行ってきた。


                                        

まず最初に立ち寄った「道の駅」で見かけた放射性物質の簡易測定機に、
ちょっと旅で浮かれかけた気持ちが現実に戻された。

ここでは今も毎日、見えない放射性物質との闘いが続いている。
あの当時と違い、遥か遠い地の出来事としてだんだん記憶が薄れつつある自分を反省。
もっと現実をみて、何らかの行動を継続していかなくては。
それが小さなことでも。
例えば福島産の農産物を購買するというだけでも、何もしないよりは一歩前進ではないだろうか。



山並みが眺められる農家レストランでのランチ

ここでは、以前は露地の椎茸栽培を手広くやっていたのに、
今では屋内で栽培できる「なめこ」だけにしているという。
今日のメニューは、その「なめこ尽くし」料理


「大粒なめこのフリットと生ハムのサラダ 有機カブのまるかじり」
なめこの天麩羅を初めて食べたけれど、
カリッとした衣の中にトロンとしたなめこの食感が楽しい。



「ぼっちゃん南瓜のポタージュ豆乳仕立て」
この南瓜は、今晩の宿となる農家民宿のかたが作っているとか。
牛乳ではなく豆乳を使っているのに濃厚で甘い。



「なめこの田舎味噌仕立てピザ」
なめこ、練り味噌、大葉を使った和風ピザながら、それにチーズが加わることで不思議なマッチング。
ちょっと甘い味噌に、大葉の味と香りが合う。
春先には山椒の葉(木の芽)を散らしてもいいかもしれない。



「なめこと春菊のトマトソース味のパスタ」
美味しいのだが、春菊に火が通り過ぎて香りが薄いのが残念。
それにピザがボリュームあったので、、すでにお腹がいっぱいで・・・



「なめらかプリン(コーヒー付き)」
とろーりと滑らかな食感がたまらない。
「もうお腹いっぱい」と言いながらも、結構ボリュームのある量もペロリ。

ここのレストランは地元の有機野菜を使っているので、新鮮で美味しい。
それに、厨房は奥様と息子さんが、給仕サービスはご主人という
家族でもてなしてくれる雰囲気が温かい。
予約制ながら民宿もしているので、次回はここに泊まってみるのもいいかな。