風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

春のバンクーバー 出発

2009-04-30 | カナダ(バンクーバー) (2009)
このところ、豚インフルエンザが急速な広がりをみせている。
それはメキシコ、アメリカ、カナダを中心に世界的大流行を引き起こす可能性もあるとか。

大流行への警戒度が引き上げられ、
日本ではメキシコ・アメリカ・カナダからの航空到着便では機内での検疫を始めたらしい。
検査が終わるまで機内に閉じ込められたままとは、旅の疲れが更に増すのだろうな~と、
他人事のようにテレビを見ているが・・・

これが10日前だったら、まさに自分の事でもあったはず。
こんな時にカナダ旅行の話でもあるまいが、
記憶が薄れないうちに、とりあえず書き留めることにした。

                                 


4月13日 カナダ・バンクーバーに向けて出発。

バンクーバーまでは直通便が何社かあるが、今回はマイレージの関係でノースウエスト航空を利用。
従って、アメリカで乗り継ぎをしなければならない。

今回は急に決めたこともあり、個人旅行はやめて、
航空券とホテルがセットになったツアーに申し込んだ。
ツアーだし何とかなるさ~と、ほとんど下調べもせず「おまかせ」のつもりで成田の集合場所に行くと・・・
何と参加者は私達2人だけ
確かに最少催行人数は2人とは書いてあったが、まさか2人だけとは

おまけに、乗り換え空港は予定していたシアトルではなく、ポートランドだという。
更に更に、乗り継ぎ便は予定していたアラスカ航空ではなくホライゾン航空だと!

アラスカ航空とホライゾン航空が共同運航なので仕方がないが、
「ホライゾン」と聞いたことのない航空会社の名前に、二人は思わず顔を見合わせ
「聞いたことある?」
「いいや、初めて聞く」
と言いながら、予期せぬ事の成り行きに不安が広がる。



ノースウエスト航空の機内食(この他に夜食のケーキ&朝食)


日付変更線を越えて、アメリカのポートランド空港に到着。
乗り継ぎだけでも、アメリカの入国審査を受けなければならない。
いくつかの質問のあとは、両手全ての指の指紋スキャン(採取)と顔の写真撮影。
以前は確か両手の人差し指だけだったような気がするが・・・
ESTA導入も始まったし、入国がだんだん厳しくなるが仕方がない。

トランクをもう一度預け直し、今度はホライゾン航空のバンクーバー行きのゲートを探し搭乗手続き。
そして、カナダ入国カード記入。
入国審査も入れて1時間半の乗り継ぎ時間ではちょっと忙しい。


                                    


ポートランドからは定員100人位の小さい飛行機ながらも、無事バンクーバーに到着。
気温は今の日本とちょうど同じくらい。
空港からタクシーでホテルへ。

バンクーバー空港から市街地までは本当に近い。
タクシー代は30カナダドル+チップ(チップ込みで日本円で3,000円くらい)
東京と羽田の位置関係のようなものだろうか。



バンクーバーの街の中には、桜の木が結構多い。
まさに満開の桜が私達を迎えてくれた。

米国ビザ(ESTA)

2009-04-12 | 暮らしの中で


庭でこの写真を撮り、夫に見せると
「おっ、もうスズランが咲いたのか!」と。

この数日、夏日が続いたからと言っても、
まさか4月上旬にスズランが咲くはずはない。
これは「どうだんつつじ」の花。
確かにお花だけ見ると、スズランにそっくりだが。


「どうだん」は漢字で「灯台」と書き、
枝の分かれ方が灯台の脚に似ているところからその名がついたという。



また「満天星」と書いて「どうだんつつじ」とも読むらしいが、
この時季に枝一杯に咲く花を見ていると、
この漢字の方が相応しいような気がしてくる。


ちなみに間違われてしまったスズランはどんな状態?と、
もう一度庭に出て見てみると・・・
咲いていた



最近は庭をじっくり眺めることは、ほとんどない。
というか、庭に立つことさえも。
ただ家の出入りの時に通るだけのこと。

手入れされなくとも草木は季節を巡り、健気に花を咲かせる。
放りっぱなしの状態に、閉ざした心に、少しばかり痛みが走る。


                    

今日の午前中に、明日からの旅行の準備をする。
一週間ほどの旅なので荷物はほんの限られた物だけに。

今回の旅行先はカナダだが、アメリカでの乗り換えがあるために、
ESTAという電子ビザを取らなければならない。
取得を旅行会社に依頼すると1人分の手数料が4,200円!と聞き、
「いえいえ、自分で取ります」と断った。

「旅行会社に頼んだほうが確かだぞ」という夫の声を背にパソコンに向かう。
米国大使館のHPを開き、指示通りに打ち込んでいくと・・・
なんのなんの簡単なこと!
ものの5分ほどで完了。
もちろん無料。

「簡単よ!これだから年寄りでもパソコンを使えなくちゃ」と意気がる私に、
「本当に大丈夫か~?」と、またもや声が・・・
全くもう
私の腕を信じられないの??