昔々、半世紀近く前の若かりし頃、大きなリュックを背負い北海道を周遊したことがある。
当時はリュックを背負った姿から「カニ族」と呼ばれた若者が北海道を廻ることがブームになっていた。
九州からは寝台列車で東京に行き、姉の家に宿泊。
その後は夜行列車で青森に向かい、青函連絡船で函館へ。
その後、函館⇒洞爺湖⇒襟裳岬⇒釧路⇒阿寒湖⇒摩周湖⇒野付半島⇒網走⇒稚内⇒礼文島⇒旭川⇒札幌と周遊し、
また函館から青函連絡船で青森に渡り、更に夜行や寝台列車を乗り継いで九州に戻った。
まだ飛行機に乗ることが一般的なことではなく、JRが国鉄と呼ばれていた時代で、
今のように旅館やホテルが多くはなく、ユースホステルや国民宿舎を利用したものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/0f/da2c2705f6a829bab230ab84c0b1733f.jpg)
その中で印象に残っているのが、滞在時間5分のオンネトー。
一日に1~2本しかないバスが終点のオンネトーキャンプ場で折り返す僅かな時間を利用して、
オンネトー湖畔まで走って行って、またバス停まで走って戻っただけのごく短い滞在だった。
が、その蛍光ブルーに輝く湖水の色は、いまだに忘れられない美しさだった。
その後は訪れる機会がなかったが、8年前に北海道滞在を始めた時以来20回位は来ているのではないだろうか。
しかし諸条件で色が変化する湖と言われる通り、あの最初に見た時の色には巡りあえず・・・
夫からは「昔の思い出は美化されるものだよ」と冷ややかな言葉もあったが、
それにもめげず、今年も2週間足らずの間に3度訪れた。
これはもう、老い先短い高齢者の「再び、あの色を」の執念のようなもの。
さて、今年は昔に見たような色のオンネトーをみること出来るのだろうか・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
1回目 (6月7日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/15/ce74824001b9dbe2b73e524d6860ef06.jpg)
雌阿寒岳(左)と、阿寒富士(右)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/95/f2c9e782802c8aafdc4c4adb8cdae3bf.jpg)
見る場所、見る時間、お天気具合などで、色が変化するので見飽きない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
2回目 (6月12日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/cd/3946b976c9b3e79ade2519066f4d858e.jpg)
今日は、湖水を風が吹き渡ったり風がやんだりで、その度に色が変化する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ef/0aad0dea2ccd27a98594ba81e137e3de.jpg)
キャンプ場を抜けた先の湖岸
ここでは湖が近いので、より湖が身近に感じられるし、時季ごとのお花が咲いていて楽しめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/99/0d4832daac5e5f3c843775970414d19c.jpg)
帰る頃になってパーッと日が差し湖面が蛍光ブルーに輝いた![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
50年前に見たのも、こんな色だったような気がして感動![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
3回目 (6月15日)
この日は、朝起きると風がなくて無風状態。
こういう日は湖面が綺麗に違いないと、オンネトーに走る![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1f/01cb4b7c72337015b7e64531c2a3cabb.jpg)
思った通り湖面が安定していて、鏡のように対岸の木々が映って綺麗
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/7b/ebfb08223f46532b491066ad27061323.jpg)
こんな美しい湖面が見られるのに、訪れている人は本当に少ない。
もっと多くの人に見せてあげたいような、でも、このままそっとしておきたいような・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/d6/d00e6119856cdb0b63294a4515af58b0.jpg)
今年見るオンネトーは、この8年間で一番美しいような気がする。
50年も経てば周囲の環境条件も変化しているので、通常では以前と同じ色を保つことは難しいだろうが、
何とかここまで美しい色を保たれているのは、北海道だからこそだろう。
オンネトーへのアクセスは鉄道も路線バスもないが、
この不便こそが、環境汚染を防いでいるのかもしれない。
今年は待ち望んでいた色を見ることが出来たし、
もうオンネトー通いも卒業していいかな・・・と思ったりしているが・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
当時はリュックを背負った姿から「カニ族」と呼ばれた若者が北海道を廻ることがブームになっていた。
九州からは寝台列車で東京に行き、姉の家に宿泊。
その後は夜行列車で青森に向かい、青函連絡船で函館へ。
その後、函館⇒洞爺湖⇒襟裳岬⇒釧路⇒阿寒湖⇒摩周湖⇒野付半島⇒網走⇒稚内⇒礼文島⇒旭川⇒札幌と周遊し、
また函館から青函連絡船で青森に渡り、更に夜行や寝台列車を乗り継いで九州に戻った。
まだ飛行機に乗ることが一般的なことではなく、JRが国鉄と呼ばれていた時代で、
今のように旅館やホテルが多くはなく、ユースホステルや国民宿舎を利用したものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/0f/da2c2705f6a829bab230ab84c0b1733f.jpg)
その中で印象に残っているのが、滞在時間5分のオンネトー。
一日に1~2本しかないバスが終点のオンネトーキャンプ場で折り返す僅かな時間を利用して、
オンネトー湖畔まで走って行って、またバス停まで走って戻っただけのごく短い滞在だった。
が、その蛍光ブルーに輝く湖水の色は、いまだに忘れられない美しさだった。
その後は訪れる機会がなかったが、8年前に北海道滞在を始めた時以来20回位は来ているのではないだろうか。
しかし諸条件で色が変化する湖と言われる通り、あの最初に見た時の色には巡りあえず・・・
夫からは「昔の思い出は美化されるものだよ」と冷ややかな言葉もあったが、
それにもめげず、今年も2週間足らずの間に3度訪れた。
これはもう、老い先短い高齢者の「再び、あの色を」の執念のようなもの。
さて、今年は昔に見たような色のオンネトーをみること出来るのだろうか・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/minus.gif)
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1回目 (6月7日)
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雌阿寒岳(左)と、阿寒富士(右)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/83/dd3558283e76b21933c548c746213a55.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/95/f2c9e782802c8aafdc4c4adb8cdae3bf.jpg)
見る場所、見る時間、お天気具合などで、色が変化するので見飽きない。
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2回目 (6月12日)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/cd/3946b976c9b3e79ade2519066f4d858e.jpg)
今日は、湖水を風が吹き渡ったり風がやんだりで、その度に色が変化する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ef/0aad0dea2ccd27a98594ba81e137e3de.jpg)
キャンプ場を抜けた先の湖岸
ここでは湖が近いので、より湖が身近に感じられるし、時季ごとのお花が咲いていて楽しめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/99/0d4832daac5e5f3c843775970414d19c.jpg)
帰る頃になってパーッと日が差し湖面が蛍光ブルーに輝いた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
50年前に見たのも、こんな色だったような気がして感動
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3回目 (6月15日)
この日は、朝起きると風がなくて無風状態。
こういう日は湖面が綺麗に違いないと、オンネトーに走る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/fa/c0b301d56f587cd465672b807a45d461.jpg)
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思った通り湖面が安定していて、鏡のように対岸の木々が映って綺麗
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7c/de30eb48eadf02bc041e015a14e88c46.jpg)
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こんな美しい湖面が見られるのに、訪れている人は本当に少ない。
もっと多くの人に見せてあげたいような、でも、このままそっとしておきたいような・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/d6/d00e6119856cdb0b63294a4515af58b0.jpg)
今年見るオンネトーは、この8年間で一番美しいような気がする。
50年も経てば周囲の環境条件も変化しているので、通常では以前と同じ色を保つことは難しいだろうが、
何とかここまで美しい色を保たれているのは、北海道だからこそだろう。
オンネトーへのアクセスは鉄道も路線バスもないが、
この不便こそが、環境汚染を防いでいるのかもしれない。
今年は待ち望んでいた色を見ることが出来たし、
もうオンネトー通いも卒業していいかな・・・と思ったりしているが・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)