風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

砂澤ビッキ終焉の村、音威子府へ

2014-02-19 | 冬の北海道で過ごす(2014)
昨年夏、旭川から北上した場所にある音威子府(おといねっぷ)という村に行った時、
この村で作品を作り続けた天才彫刻家の砂澤ビッキという人物の存在を知り、
その作品に感動し、
村の人たちが、如何にビッキの人物や作品を愛して誇りに思っているかを知った。

それ以来、この音威子府のことが何かしら気になっていたが、
今回は、その音威子府村に再訪する機会に恵まれた。



木工の村らしく、ホームには可愛らしい汽車のモニュメントが。
雪深い地でこの可愛い汽車を見ていると、
童話の世界に降り立ったような気もしてきて、ホッと温かさを感じる。



この地に来たからには、もう一度『砂澤ビッキ記念館・3モア』に行きたいと思ったのだが、
冬期は閉鎖しているとのこと。
残念がっていると、村役場にビッキの作品が残されていることを教えてくれた。
ビッキ自身が展示場所を決め、その場所に合わせて作品を作ったということだ。


 
2階への階段の踊り場に、蝶と魚の作品。
魚は鮭のようだ。



吹き抜けの窪みに掛けられた細長い作品と、1階ロビーにある大きな作品。

吹き抜けに掛けられた細長い作品は、
飾っている場所がうす暗く狭いので、場所としては「?」の印象だが、
ビッキが生前に決めた場所なのだから、これはこれでいいのだろう。
でも・・・出来ればもっと広い場所に移してあげたいような・・・

牛の頭部の剥製のような彫刻に関しては、
リアルではあるし、周りのデザインも素晴らしいとは思う。
が、私自身が動物の剥製は好きでないので、この作品に関してもあまり好みではない。
(動物の頭部の剥製は、ハンティング・トロフィーと言うそうな)

                          



山の中を走る列車の窓からは白い世界が広がり、次々移り変わる景色から目が離せない。
まるで映画の画面を見ているような景色を眺めながら食べるお弁当の味も最高
ウニ、カニ、帆立、イクラなどの北海道の海の幸が満載。(1000円)
《花も団子も》の北海道の旅を実感しながら・・・ごちそうさん

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