風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

賢治の住んだ花巻

2015-11-07 | 北海道の夏 8年目(2015)
花巻に来たいと思ったのは、もちろん宮沢賢治の足跡を訪ねたいと思ったから。
運よく、今年の4月にリニューアルオープンしたということで、それも楽しみだった。


ただ残念なことに館内は写真禁止なので玄関の部分だけ

館内はスクリーン映像を駆使した最新設備に目を見張った。
どこかの科学館に来たような錯覚さえする展示室は、
シニアにとっては操作や最新画像スクリーンをみているだけで疲れるような・・・

でも「賢治サロン」という小さめの部屋で、賢治の手書き原稿や、賢治愛用のチェロなどを見ることができて、
やっと心がホッとした

スタッフに「賢治が耕していた畑などは残っているのですか?」と訊くと
「花巻農業高校にあるが、ここからは遠い」と。



館外のアプローチにある「よだかの星」をイメージした彫刻


 
同じく館外にあるレストラン「注文の多い料理店・山猫軒」もあった。
入り口には、賢治の作品の中に出てくるセリフの表示あり
「どなたもどうかお入りください」
「決してご遠慮はありません」と。


                        

ここ遠野や花巻に来て初めて知ったのは、
賢治の「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」は、賢治が遠野に来てイメージしたらしいということだ。

それと、柳田国男に「遠野物語」を書くきっかけを作った佐々木喜善との交流があったことも、
更に、賢治と高村光太郎との繋がりも知った。
こうして知らなかったことを知り、点と点がつながることが旅の楽しさでもある。

この光太郎と賢治の関係は、次のブログで・・・

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