風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

礼文島 レブンウスユキソウ群生地へ

2012-08-06 | 北海道の夏 5年目 (2012)
桃岩展望台でおにぎりの昼食をすませた後は、
一旦バス道路に出て歩き、《レブンウスユキソウ(エーデルワイス)》 群生地のある礼文林道に入る。


林道と言うだけあって、道は車が入れる広さはある。
しかし上り坂なので、午前中4時間も歩いて来た身には相当堪えるし、相当暑い

でも歩かねば あのウスユキソウには出合えない。
一歩一歩、また一歩と汗を流しながら歩く道の先々に、また花たちが力を与えてくれる。


  
《ミソガワソウ》(味噌川草) 名前は木曽川支流の味噌川に由来する


    
左はコウゾリナかな? 右は《イワベンケイ》


    
名前は分からないが、ラン科の可憐な花たち


  
《カラフトゲンゲ(レブンゲンゲ、チシマゲンゲとも)》

一度見てみたいと思っていたので、これにも感激!
花が下を向いているのが特徴で、
同じような花で上を向いているのは《レブンソウ》 しかし撮るのを忘れた


  
左は扇風機の羽のような花をつける《シオガマギク》
右は実をつけ始めた《マイヅルソウ》 まだマダラ模様だが、やがて赤一色の実になる。




そして、いよいよ《レブンウスユキソウ》

  
《レブンウスユキソウ》はエーデルワイスと同じ仲間
緑の中に、小さくとも存在感のある花は、凛とした気品を感じる。


   

ずっと以前、オーストリアに旅した時にエーデルワイズの鉢植えを買ったことがあるが、
植物は日本に持ち帰られず、泣く泣く最後の宿泊地において来たことがある。

あれから最近は日本でも園芸店で見かけることはあるが、
苦労して歩いてきたせいもあるだろうが、こうして自生している姿は、やはり感動の美しさだ。



その後、地元に人に「珍しい花を教えてあげる」と聞いて、
最後の力を振り絞り、探し探して歩いて行った場所で・・・、ついに見つけた

《白いエゾカワラナデシコ》

  

思いがけずに出合えた白いエゾカワラナデシコは、気品と華麗さで惹きつけられる。
赤もいいけれど、私は白のほうが好き


  
ついでに、カタツムリと蝶の写真。

カタツムリの、ベージュに茶色のクルクルとした線も、蝶のテンテン模様も可愛い。
まるでお花の一部のように、礼文島の野山に彩りを添えてくれている。



休憩時間を含めて7時間のトレッキング。
歩くのが苦手でも、花に力を貰うと何とか歩けるものだ。

ただ、フェリー乗り場まであと1キロというところで、こともあろうか夫が突然ヒッチハイクをした
停められた車の方(女性)もビックリなら、私もビックリ
「ヒッチハイクしたのは生まれて初めての経験」ということで、よほど足が痛かったのだろう・・・が、
あと1キロの下り坂なんだから最後まで頑張ればいいのに
って言いながら私もチャッカリ乗っちゃったけど・・・

最新の画像もっと見る