路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

さくさくとたかをくくれば散り初めぬ

2012年10月26日 | Weblog


 雨の後寒い。
 ちょっと部屋の片付け。
 秋深まる。


                     


 「かぴぱら堂」の続き、ちょっと。
 棚前を行きつ戻りつしていて、小倉武一『ある農政の遍歴』(昭和42年 新葉書房)をみつける。
 小倉は戦後農政の大物。農林省入省が昭和9年だから農村更正運動の只中。ちらっと立ち読みすると、そのあたりのことに言及もあるみたいだから、500円だし買うことにする。
 買うことにしていたら、ツバメがどこからか、横尾惣三郎『農民読本』(昭和8年 農村研究会)というのを拾ってくる。(なかなかいい目をしてるなあ。)


                     


 横尾惣三郎という名前は、えーと誰だっけなあ、なんか喉元まで出てるんだけどなあ、ほら、あれだよ、あれ、というカンジがする。今までよくすれ違いましたよネエ、という名前の気がする。気がするけど、思い出せない。
 ともかく、これも農村更正真っ最中だから拾っておいて損はなかろう。
 どうやら官製ブックレットのようであるが、農村研究会というのが、あまりにもアリソウな名前でよくわからない。
 いずれにしても、昭和八年一月二十三日発行で、同二月十一日でもう四十版である。更正運動のテキストのようなものであったか。


 晴天続くが、日曜日は雨らしい。





          
 


                        

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