路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

降る雪やこころかかえて歩く街

2010年02月01日 | Weblog


 天気予報では今週はズット曇り。
 朝いつもより一時間はやく目覚めてしまい、そのことにしばらく気付かずにいる。一時間たって時計を見たらいつも起きるくらいの時間で、そのとき早く起きてしまったことに気付くのがふつうだけれど、時計がまた電池がなくなったと思い、また電池交換メンドクセえなと思って、思ったことになんの疑問も思わずに30分くらいすぎる。そこで初めて疑問を感じ出すというメンドクサイ朝の始まり。
 それにしても一時間早く起きても、眠いともなんとも感じなくて、いつもの目覚めと全く同じだった。
 ローカ現象か?

 日が昇ってからずうっと暗鬱な天気で、午後3時頃から氷雨降り出す。それがまたたくまに雪に変わり、またたくまに一面の雪に。
 重たい雪が夜になっても降り続く。
 明日は完全に雪かき。

 池内紀『生きかた名人』読了。
 面白かった。
 何より池内センセイ、さすが文章がうまい。するすると、いい酒はいい水のように飲める、みたいな文章。
 井伏鱒二の借用とか、小川未明の反復とか、堀口大学の腹話術とか、なかなかである。
 長谷川四郎や須之内徹、田中小実昌もよかった。
 与謝野晶子が子沢山というのは知ってたけど、12人も産んだのは知らなかった。ちなみに、順番に書くと、長男光、次男秀、長女八峰、次女七瀬、三男麟、三女佐保子、四女宇智子、四男アウギュスト、五女エレンヌ、五男健、六女藤子、六男寸、と続く。多分文学通ならいまさら何を、ということだろうが、何があったんだ、四男と五女。アウギュストとエレンヌって。このへんでヤケクソみたいになったのかなあ。たしかにそのあとも、もう何でもイイやみたいな名前だしナア。末子の寸てのもドーなんだ。
 マア人様の名前であまり楽しんでもいけませんが。

 ともかく、明日は雪かき、だよな、どうしても。
 でもふてくされて、見ないことにするかもしれんケド。






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