野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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撮影機材と周辺機材の選び方・・・

2017-11-23 17:23:47 | 野鳥写真
本日は写真はありません。

カメラとレンズのセットを何(ビデオ運台と三脚)で支えるか・・・
 
 カメラを含む撮影機材は高額なため、一度買ってしまうとなかなか買い替えが儘ならないので、購入時にはイニシャルコストも然ることながら二三年或いは四五年使用できるものを購入するべきと誰もが思っていると、メーカー各社は競って新型モデルを市場導入(新発売)してくるが、自論ですがカメラは追い駆けずにレンズとか足回り(三脚や運台)にもお金を掛けることをお勧めします。

 フイルムカメラからデジタルカメラに変わり、カメラ屋さん(カメラメーカー)でなくてもある程度のデジタルカメラが作れるため、韓国や中国の家電メーカーが市場へ参入しているため、我国のお家芸のコンパクトデジカメがそこそこの性能を有するものが出来ているためや、スマホの普及と共にコンパクトデジカメが国内メーカーのものも売れなくなってしまいました。

 世界的一眼レフカメラ不況と言われているため、あるメーカーでは大幅な人員削減をしたり、日本だけでなく世界のマーケットでも売れないため、今までのペースでは新規モデルの市場導入は出来なくなってくると思われるが、鳴り物入りで新発売しても発売後1~2年位が経過すると、市場販売価格が大幅に落ちてくるため、各メーカーは好むと好まざるに又背に腹は代えられず、新しく新製品を開発し目先を変えて市場へ製品を送り出していると思われる。

 本日もクラブの仲間が三脚と運台を買い替えると言うので、ある程度顔が効く量販店で待ち合わせ立ち合うと、ジッツォ3型3段(システィマチック式)にmanfrotooの人気のMVH502AHシスティマック運台のセットを予め価格交渉していたので、店内で運台を三脚にセットし購入して行った。
 サンニッパとsigma150-600mmを使用しているため、ベストマッチの三脚と運台と思われるため、アドバイスしたものですか、既にクラブの仲間に同じ仕様で二人が使用しているため、レスポンスや持ち運びにもベストな撮影機材とのセットだと思われる。

 自分も買おうと検討しているが、ジッツォ5型6段(サハトラ8)と4型5段(Unic-ballとbenroシンバル式で使用中)を保有しているため、運台も旅行用にUnic-ballダブルボール運台重量が705gと軽いものを使用しているので、ジッツォ3型(Unic-ball運台取り付けて旅行用に)があれば理想的なので欲しい三脚の一つです。

 一人しかいないため、manfrotooの三脚も複数保有しているので、今のところ我慢していますが、ザハトラ8やbenroカーボンジンバル式の運台も保有しているため、将来的に何とかしようと考えてはいます。

 先日も神奈川県愛甲郡の宮ケ瀬ダムへ出掛けた時に、年配のカメラマンにお会いし話を聞くと、折角シャッターチャンスに野鳥を撮ってもピントが甘いものばかりと嘆いていたため、よく話を聞くと現在使用している三脚がガタガタ(ビデオカメラを買うとオマケについてきた三脚という)なので、シャッターブレや三脚ブレが常に発生しイマイチちゃんっとした野鳥の写真が撮れないと言っていた。

 ちょうど仲間が三脚を入れ替えるため、その場で話が纏まり現地での売買契約となり、お互いにタイミングが良かったと喜んでいましたが、使用しているレンズが500mmのズームでも長い時間持っていることは出来ないため、どうしても振動やシヤッターブレが発生し、聞くと何度も撮り直しに来ていると言っていたため、三脚撮りとレリーズシャッターを使って撮ることを勧めて来ました。
 
 クラブの仲間にも足回り(三脚と運台等)が大事だと常に話しているが、三脚も運台も高額なため右から左に買うことも出来ず、然しながら初期の段階で失敗をしないようにアドバイスしてあげると、自分のようにマンフロットの回し者みたいにカタログに載っているビデオ運台の殆どを保有することがなくなるため、痛い目に遭わないようにしている。

 2000万画素のフルサイズやAPS-Cの一眼レフカメラは、フル有効画素数で誰が見ても綺麗なデジタル画像の仕上がりになるため、我々が撮っている小さな野鳥達(中には大きな猛禽類がいるかも知れないが・・・)は警戒心が強く近寄って撮ることが難しく、小さく撮って大トリミングをしてしまうと、折角撮った画像を荒らしてしまうことになります。メーカーが保証しているのが、全有効画素数での画質のクオリティーなのですから・・・。

 クロップ機能が付いているからとトリミング(有効画素数を半分くらい捨ててしまうことになり)の殆んど何も変わらないため、近くで撮れることが出来れば全ての問題点が解決するのだが、そんなことは稀にしかなく、遠くから被写体を狙うことになっている。

 おおよそ1000mm程度あれば、トリミングもしないノートリの画像に仕上げられるが、ご存知のようにデジタル画像はドットの集合体なので、トリミング量が多くなると、〇(ドット)と〇と〇の間に隙間が出来てしまうため、画像の荒れる原因となる訳です。

 一兆一旦に言えませんが、ハチゴロ(800mm F5.6)のレンズを使用しフルサイズで撮っている方は、然程問題がないとは思いますが、それでも自分の経験上、APS-Cにロクヨン(600mm)+1.4(テレコン)=1344mm F5.6 の方が画像や画質が良いのではと思っている。因みにハチゴロは使ったことがないが見せて貰った画像で判断するとですが・・・ノートリでいける近い距離は問題なくハチゴーロクです。

 トータルバランスは、長玉レンズの最高峰であるハチゴロが一番だと思いますが、被写体までの距離で必ずしもフルサイズではなく、現在は新しいものが無くなってしまいましたが、APS-HやAPS-Cがいいのではと思っている。

 各メーカーが競って高(有効画素数の多い)画質のカメラの開発をしているように効いているが、2億万画素やそれ以上の高画素数のカメラが市場導入されるのもそう遠くない時期なのかも知れないが、我々が撮っている野鳥撮りに向いているかは甚だ疑問に思われますが、自分は3000万画素の有効画素数で10~12枚/秒のシャッターが切れれば十分と思っている。

 有効画素数が多くなったり、RAW撮りをするとP/Cが悲鳴を上げてしまうため、カメラだけ入れ替えればいいと言うことにならないので、現在ウインドーズ10のi7のハイスぺックのP/Cを使用しているため、スムーズに作業が行わうことが出来ているが、カメラや大口径の長玉レンズ・運台・三脚・P/Cと全てに影響があり、何処かを手抜きすると言うことが出来ないといえる。

 デジタルは撮ることが半分、撮った画像をP/Cに取り込み、作品(写真展に展示したりする方は)に仕上げることまでが半分と言われるいため、どんなカメラで撮っても如何に上手にP/Cで仕上げるかが大切だと思います。自分はJEPG撮りしかしないので、撮ったまんまでの展示をしているが、RAW撮りをしている人は撮ってからがいろいろ大変なのです。

 デジタルになってから何でもOKなので、自由にいろいろやってみることだと思いますが、他人にも厳しいが自分にも厳しい人がいい作品作りができるものと信じている。
 半切やA3ノビの作品作りを有効画素数が600~800万画素あればいいと言う者もあれば、1200~1500万画素以上、又、ノートリの2000万画素のフル画素数でなければと妥協のない人の作品が一番なのではと思います。当たり前ですがピントが出ていれば、なんてナンセンスの話にしか聞こえません。