野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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夏鳥のアカショウビン等を訪ねて・・・

2017-06-30 20:28:03 | 野鳥写真

松之山のブナの原生林美人林の中で・・・(横に移動して見てください)

ある年のブナの原生林美人林の中で・・・(横に移動して見てください)

各地のアカショウビン情報・・・

 新潟県十日町市松之山温泉周辺のアカショウビンの撮影スポットは何ヶ所もあるが、今年も順調にアカショウビン達は渡って来ており、繁殖期のヘアリングの時期を迎えているようだが、松之山の美人林周辺・大厳寺高原・山留ダムの周囲の林道・秋山郷の各地でアカショウビンの鳴き声や姿が散見されており、個体数も少なくないと思われるが、かってアカショウビン達が営巣していたブナの枯れ木等が倒れてしまったり、営巣場所が不確実な状態となっているため、アカショウビン達の行動も不安定なことになっているために、我々バーダー達には見付け難くアカショウビンの写真が撮り難くなっています。
 松之山といっても温泉街や美人林のあるところと大厳寺高原や山留ダムの高低差が300m位あるため、冬場の積雪量が大幅に異なるのか、人の入らない場所や沢筋には五月末から六月の初旬の段階で多くの残雪が残っており、奥深いところまで探鳥で入って行くことができなかった。
 然しながらアカショウビン達は、上記の各地域で繁殖期の冒頭の求愛の鳴き交わしが行われており、近くや遠く鳴き声が聞こえておりましたので、ある程度順調に繁殖期を向えているものと思えました。


アカショウビン達が雛の巣立ちを迎えていた・・・

松之山大厳寺高原のブナ林の中に・・・


十二湖仲道の池のアカショウビン・・・至近距離から撮れる

十二湖長池のアカショウビン・・・背中の紋章が見えねぇーか(横に移動して見てください)
 
 青森県深浦町十二湖(世界遺産・白神山系ブナの原生林)でも昨年までよく撮れていた長池の池の水が溢れているため、池の周囲の遊歩道の一部が水没してしまっているなど、冬場の雪の雪解けとシーズンの直前に降った大雨の影響で池の水が溢れてしまったようですので、そのためか長池には殆ど観光客も来なくなっていると言いますので、仲道の池がメーンの撮影場所となっているようです。
 自分も六月上旬に出掛けて行くように知り合いの宿へ予約をしていましたが、昨年以上のアカショウビンとの出会いや撮影が出来そうにないと判断し、あまりにもリスクが大きいため未だ行けないでいます。
 昨年、十二湖に行った時に現地のボランティアのガイドさんに尋ねると、十二湖には相当数のアカショウビンが渡って来ていると言われていましたので、十二湖と言われているが三十以上の池が点在しており、殆どの池にアカショウビンがいるとも言われていますので、もう少し経つとアカショウビン達はペアリングも成立したり営巣場所も決まると安定するのではと期待しています。

 新潟県奥胎内のアカショウビンも現地の奥胎内ヒュッテに聞くと、6月17日~18日と24日~25日の二回の探鳥会が開催されているが、アカショウビンは入っているようですが鳴き声は聞こえているがあまりよくなかったとの話を聞いています。
 同ヒュッテはレストランのテラスやデッキからアカショウビンが見ることができたり、写真が撮れることを売りにしているため、あまり歯切れのいいことは言っていなかった。村上市の野鳥の会の探鳥会結果や奥胎内ヒュッテ(自社)の探鳥会結果を教えてくれる。
 一応6月16日に奥胎内ヒュッテがオープンしており、予約客が訪れているようですが、新潟と山形め福島の県境にあるため、奥胎内ヒュッテまでは問題なく入れると言っていたが、冬場の大雪の影響で林道の開通が大幅に遅れているとフロントが話していた。


秋山郷ハチクマの飛翔・・・近くを飛び横撮りを縦位置にしただけの画像・・・

秋山郷ハチクマの里・・・逆光が強く難しい止まりもの

ハチクマの飛翔・・・三羽が飛んでいたがあまり綺麗な個体にフォーカスオン(がっかり)

 当初、長野県長野市戸隠高原~長野県庁~新潟県松之山~秋山郷~奥胎内ヒュッテ~山形県鳥海山~青森県深浦町(十二湖)の予定で日本海側を北上することを考えていましたが、アカショウビンだけでなくハチクマやイヌワシの状況も確認しながら慎重に北上しようと思いましたが、雨のため出発も二日間伸びてしまい、宿泊予約の関係から松之山から長野県に戻ってくるようなことらなってしまい、大幅に無駄走りをしなければならなくなり、移動の途中に十二湖へ行った仲間から連絡を貰い、山形県鳥海山と青森県十二湖への遠征(遠征先からのトライ)を取り止め、結局奥胎内から先の北上予定を断念し戻っきました。
 多少不完全燃焼となっているため、昨日も奥胎内ヒュッテの方へ連絡を取ってもあまりいい状況でない返事を聞いたため、アカショウビンについては雛の巣立ち等の繁殖期の後半を狙うことにしています。

 滋賀県のヤイロチョウも自分が戻って来てから再び撮れるようになったと現地で知り合った方からの報告もあり、地元の人達は撮ることができたとの連絡がありましたが、最近の自分の鳥運の無さにうんざりしているところです。
 昨年も鳥取県八頭町に行った帰りに立ち寄った時期と同じ、ヤイロチョウ達はまだ巣造りの最終段階の巣材を運んでいたらしく、先週の後半(23日はよく撮れたようです)が山場となったようです。
 相手が天候と自然の中に生息している野鳥だからとは逃げたい苦も無く、冷静沈着な現地の野鳥情報収集が必要であり、誰でもが空振りや失敗したくない筈ですが、老骨に鞭打ってマイカーで走って行く訳ですから、より慎重を期さなくてはならないと思います。
 新潟や長野県に立ち寄り言わば日本海周りで来ているので、通常の東北道を北上する最短ルートを走っても750kmもあるため、軽く1000kmは超すと思われるので、どうしても慎重にならざるを得ませんでした。
 又、途中奥胎内(6/16オープンが分かり中止することにしましたが)や鳥海山に上るため、走行距離はもっと多くなるかも知れませんでしたので、70歳のお爺さんには走破するという耐久力も突破力も無かったと言ってもいいかも知れません。
 一人旅なので誰にも気兼ねも入らないが、野鳥を撮り始めたことと違い出来る限り効率の良い鳥撮りをしようと全くの見切り発車や空振りを避けるため、出発前や途中の遠征先でも情報収集をしながら無駄走りを少なくしようと努力しています。



フクロウの雛達の巣立ち・・・

2017-06-29 18:32:18 | 野鳥写真





通称エンジェルポーズです。

フクロウの雛です。

フクロウのメスです。雛達の傍で見守っています。

秋ヶ瀬公園のフクロウ達の雛の巣立ち・・・

 今年、栃木県加須市の各神社と戸隠高原の戸隠動植物公園に次いで、荒川河川敷の秋ケ瀬公園と三回目のフクロウの巣立ちを撮りに出掛けると、昨日巣立ちしたばかりのためなのか、巣と巣のある近くに雛達が分散しており、フクロウの親も巣立ちした雛達の近くで見張りをしていた。
 例年の場所と異なり、公園内の奥まったところにある巣箱で営巣したらしく、巣箱の近くに一羽と地上に落ちて巣のある近くの木の叉まで這い上がってきた雛が一羽と、臆病な巣立ちしない雛が巣の中に一羽の三羽が、巣と巣の周辺にそれぞれ巣立ちの時を迎えていた。
 写真を撮るには、遠くもなく又近くもなくちょうどいい距離にいましたが、林の中を吹く風が手前の木の葉を揺すり、木の葉が被ったり、木の叉に這い上がっている雛は個体が、叉の間から新芽の生えいる細い木に隠れ見えなくなていた。
 規制線が張られおり、大勢の野鳥カメラマンが来ていましたが、緑豊かな秋ヶ瀬の森の中には、我々が撮っている場所の2mのところに狸の子供達が二匹が笹薮の中でゴソゴソ動き回っていたが、誰も見たり写真を撮る人もなく、止まっている木の枝のフクロウに置きピンしているため、フクロウの雛がこちらを見ると一斉にシャッターが切られるため、辺りをシャッター音が支配していました。
 何十台もカメラのシャッターが押されると、まあ凄い音が周辺に鳴り響きますので、気付かなかった傍にいるカメラマン達も難があったのかと、三脚を担いで撮っているカメラマン達のレンズが向いている方を探して撮り始めたり、分からない人は「何かあったの」とか「何処ですか」と隣の人達に聞いたりしています。

荒川河川敷の秋ヶ瀬公園周辺・・・

 荒川河川敷内の森林の中の秋ヶ瀬公園は、野鳥メラマンの聖地のようなところなのですが、留鳥も然ることながら春秋の渡り時期になると、何処よりも早く渡り鳥達が渡来して来る公園としてもよく知られています。
 河川敷にある公園の規模ではなく、フクロウやトラフズクなどの留鳥がいたり、その広さは大変な広範囲にわたっておるため、当然河川や農耕地(水田)なども隣接しているため、一般の春夏の渡り鳥の他にも迷鳥(普段見られないツルやサギ類)も隣接している田んぼの中などに降り立つことも少なくありません。
 荒川に複数流れ込んでいる中小河川があるため、緑地帯が広範囲に広がり、中小の河川にも築堤が複雑に築かれており、以上豪雨際に首都圏に流れ込む荒川の増水した時の遊水池となっている地域のようです。
 森林や緑地公園だけでなく、コルフ場や運動場(野球・テニス等)・キャンプやBBQなどのファミリーのリクレーション・ミニサーキット場等のいろいろな施設や設備が整っており、地域の多くの人達(大人から子供まで)が四季を通して利用されている歴史ある場所と言える。
 夏には荒川や周辺の河川で釣りを楽しむ太公望や家族連れで川遊びを楽しんでいる光景を見ることができるし、又、プロサッカーチームの練習サッカー場もあり、多くの太公望や公園や各施設利用者が訪れているため、自然が多く一大観光地のような場所になっている。

 昨年までフクロウ達が営巣していた場所は、オオタカ達が営巣してしまったため、フクロウ達が猛禽のオオタカを警戒するように、以前の場所から新しい場所で繁殖することとなり、雛達の巣立ちの時を向えていた。因みにフクロウも猛禽類ですが、雛が襲われる可能性が高く警戒するためです。
 午後1時30分頃に到着し、1時30分から2時間程度撮影したため、来るときは高速道を使ってきましたが、早めに戻ることにしたため、一般道を走って戻ってきました。
 
余談ですが・・・

 よく野鳥の習性や生態を知らない野鳥カメラマンは、何でも早朝の暗いうちから出掛けて行く人もいるが、自分はフクロウなどの撮影の場合には、まだ夜も明けないうちから出掛けて行くことは絶対にありません。
 何故ならばフクロウなどの猛禽類は夜行性のため、昼間の時間帯は木の上で眠っていることが多く、今回の場合には雛達が巣立ちしておりますので、多少親鳥が昼間に雛の周辺を動き回ることもありますが、基本夕暮れになるまで親鳥は雛への給餌の餌を捕ったり、給餌することもなく、同じ止まりものを撮り続けることになります。だから自分は行くのも遅く撮り終わるのも早く戻りも早いです。
 早朝の暗いうちには、多少フクロウ達も活動していることもありますが、残念ながら陽(太陽の光)が上がらないと撮ってもちゃんとした画像はとても写真にはならない。
 裏技として前日にフクロウのいるところを調べておいて、懐中電灯(遠くまで集中的に照らせる性能を持つもの)を使って撮影することをお勧めします。フクロウ類の夜間撮影の経験のある方はご存知かと思いますが、必ずお目めパッチリで撮れる。
 懐中電灯で撮るなんて、可哀そうだとおっしゃる方がいいるかも知れませんが、昼間は大人しく寝かせて上げるのが、フクロウへの優しい対応というものかも知れません。実は昼間の方が可哀そうかもフクロウに聞かないと・・・

最近は、「野鳥と野鳥写真」というブログのため、出来る限り頑張って野鳥の写真を載せるようにしていますが、あまり野鳥の写真を載せることは本意ではありません。でも最近は、よく載せていますが、文面も決して手抜きの無いようにしています。 

ちょっと早いが、9月の個人写真展のご案内・・・(第一弾!)

2017-06-28 20:50:32 | 野鳥写真

チゴモズのオスです。新緑が美しい・・・

クロツグミのオスです。至近距離から大撮り・・・

富士フォトギャラリー調布(スペース3)に於いて、第三回野鳥写真個人展開催・・・

開催期間:9月15日(金)~9月27日(水)13日間
開催時間:ギャラリー調布の開館時間に順ずるものとす。
展示作品:過去二回開催の未発表の今年撮影したものを展示予定。
     展示作品サイズ 全紙及びA3ノビサイズ (約20点)

 今回で三回目の個人展となりますが、当ギャラリーに展示する作品はできる限り未発表のものを展示するようにしており、他に自分が会長を務めるTTWPCクラブの写真展を年二回開催しておりますが、都度未発表のものを展示するように努力しています。
 そのため現在は、精力的に全国各地に遠征したり、繁殖期の野鳥達やテーマを決め新しい作品作りのために歩き回っていますが、なかなか思い通りの野鳥写真を撮るのに四苦八苦しているのが現状です。
 9月の開催までには、来場される方々が失望される作品を展示しないよう作品作りしていく所存ですが、今年の夏鳥達の撮影も終盤を迎えており、大分プレッシャーも掛かってきています。
 開催期間中に野鳥(フォトブック)写真集、過去二回は前の年から開催期間までのもを作成していましたが、今までの総集編を作成し展示即売もすることも考えております。
 まだ未定ですが、新聞のイベント案内の紙面にも開催案内を掲載して頂くことも考えております。

親切で丁寧な野鳥写真展開催・・・

 上記のフォトフックの文面にもある程度コメントしておりますが、もう少し詳しいことを知りたいと言われる方々に下記の通り、展示資料をご覧頂くとお分かりになるようにしています。 
 出来る限り分かり易い野鳥写真展の開催に努めており、今回も詳しい展示作品の撮影場所や撮影条件等も紙資料を会場内に置いて見て頂けるようにすることにしています。
 来場して頂いた方に少しでも役に立てばと、洗いざらいオープン(全ての情報)にしていますので、資料をお渡しすることはできませんが、口頭、又は携帯やスマホで撮って頂くことができます。

スペース1、スペース2、に於いて、米美智子写真教室 作品展 同時開催となっています。

 あの人気女流プロカメラマンの❝米美智子さんの教室の作品発表会❞と同時開催となっておりますので、米プロの作品や教室の皆さんの素晴らしい景色写真をご覧になると、心が洗われると思いますので、是非会場へ足をお運びください。
 キャノンのカタログや各社の写真雑誌、又、他にも撮影機材のカタログ等にもプロカメラマンとして、時にはモデルさんとしてご活躍の米美智子プロも当富士フォトギャラリー調布が出発点といわれているため、多くの同氏の教室に通われている方々の中にも経験豊富な実力派が居られるため、あまり写真に興味のない方でも一見の価値が十分あります。被写体は違いますが、自分も何度も拝見しており保証します。

市内のサンコウチョウ達・・・(6/26)

2017-06-27 20:58:03 | 野鳥写真

サンコウチョウのオスです。背景が明るく補正が難しい・・・

サンコウチョウの繁殖期の行動・・・

 市内にはサンコウチョウ達が営巣している見易い場所が二ヶ所あり、夏鳥達の観察や鳥撮りも終盤となっているため、H城址公園のサンコウチョウ達が公園内の道路の真上の杉の木に営巣したことで、比較的巣のある場所や周辺にいるサンコウチョウ達を見つけ易く、毎日大勢のバーダーがカメラや双眼鏡を持って来ています。
 つい最近まで雨が降らずに公園内の川が干上がり、川の堰堤の下に一ヶ所に水が溜まっているため、サンコウチョウ達が水浴びに来ているので、水浴びのシーンを撮ろう出掛けて来ているが、梅雨も本番になったためなのか雨の日が増えましたので、干上がっていた川に多少水が流れるようになり、小鳥達が水浴びや行水をするには充分な水量なので、よく川の水溜りや小さな流れのところに下りて来るようになりました。
 サンコウチョウ達もほぼ決まった時間帯に水浴びに来たりしていますが、サンコウチョウの水浴びは一瞬にで終わってしまうため、一般に「烏の行水が早い」行水の早い代名詞に例えられるが、サンコウチョウ達の水浴びはそんなものじゃなくもっと早く一瞬のため撮り難いため、なかなか思うような瞬間を収め切り取ることができません。
 それでも最近では、撮影機材の性能が良くなったことで、IOS感度を昔では考えられないほど上げることができるため、シャッタースピードを稼げるようになったので、何とか撮れるようになりましたが、それでもやらせではないために、川の中の水溜りの何処に飛び込むか分からないため、毎回ヤマ勘が外れてしまいと撮ることができません。
 撮れたかなと思うと、サンコウチョウの一部しか映って中たり、ブレている画像だったりしているため、短い望遠域300mm程度で狙ったり、いろいろ工夫し撮影機材を駆使したり、又、三脚に乗せずに手持ちで追いかけたりしているが思ったような写真が撮れません。
 例年と比べるとサンコウチョウ達は営巣に時間が掛かり、大分遅れているようですが、つがいにならなかったオスがちょっかいを出しに営巣場所に来ているため、杉の木の上の方でオス同士のバトルをやっています。 
 サンコウチョウ達は、毎日日替わりのように止まる場所も変わるため、同じ場所に構えていても撮ることはできず、頭上のサンコウチョウ(お腹ばかり写った)ばかり撮っても仕方なく、前述のように水浴びシーンや水浴びに来た時に水溜りの周辺の止まり木に止まったところを撮ろうと狙っているが、そんな時には水浴びに来ませんので、大抵裏切られてしまいます。

 昨日は、バードウォッチャーのおばちゃんがクロツグミが水浴びに来ていると見つけてくれたため、サンコウチョウ達は空振りになってしまいましたが、クロツグミの水浴びや他の野鳥の水浴びシーンを撮ることができました。サンコウチョウ達が水浴びする場所とは違うため、少々遠かったが・・・
 毎日のように来ている仲間もおり、ほぼH城址公園でサンコウチョウ撮りが日課となっているため、そんな仲間から状況を教えて貰えるので、後から出掛けて行ってもサンコウチョウ達の様子が分かります。
 サンコウチョウが撮れなくてもその他にもクロツグミやキビタキ・オオルリ・シジュウカラ・ヤマガラ・メジロ・エナガ・コサメビタキ・ヒガラ・コゲラ・ヤブサメなどが水飲みや水浴びに出て来るため、それなりに楽しませてくれるところなのです。
 あまり水の流れていない川を挟んで反対側の林の中では、カケスやカッコウ・ホトトギス・アオゲラ・アカゲラなどの鳴き声がしているため、姿を見ることはあまりありませんが、何処から聞こえてくるのか分かりませんが、オオタカの鳴き声も聞こえてくることもありますので、高尾山系の緑豊かな森林となっているため、野鳥公園の雰囲気を充分味わえるところでもあります。
 今年のH城址公園内はサンコウチョウ達が数か所で営巣しているようですので、訪れた人は園内を散策すると誰でも観られるチャンスが多いのではと思われます。

 東京都内や三多摩地区・神奈川(横浜・湘南・小田原etc)・千葉・埼玉県の近隣からもサンコウチョウ達との出会いを求めて訪れている人達が多いのにも驚きますが、我々のように市内在住者から見ると、野鳥のいる山地へ遠方から時間を掛けて来ているため、戻り時間が一緒になると現地で知り合った方をバス通りまで車に乗せて行くことも多々あります。
 きっと早朝から電車に乗って出掛けて来ている人もいるだろうと思われるので、ちょっとしたハイキングやトレッキング(バス停からも現地まで距離があり)にもなっており、一日掛かりの探鳥小旅行となっていると思われる。
 当日撮ったサンコウチョウの写真や何時もタブレットを持ち歩いているため、タブレットの中のサンコウチョウの写真を入れているので、誰にでも見せて上げたりしていおり、見たこともないサンコウチョウの写真を見せてると感謝されることもある。
 
 まだ巣に入っていることが少なく抱卵前のようですが、気温が上がっているため必ずしも抱卵していなくても卵の孵化には何の影響もないと思われるが、あまり遅れてしまうと雛達の成長が渡り時期に間に合わなくなる可能性もあり、これ以上の外的要因(中大型の大型野鳥などによる)によるトラブルがなく順調にいって欲しいものです。
 しかしもう直ぐ抱卵期に入るものと思われるため、横枝の上に造ったすり鉢状の小さな巣に入ると、サンコウチョウ達の長い尾(オスメス共に)をはみ出るので、巣のある木の下の道路から確認できるようになります。
 産卵の早いサンコウチョウ達は、この時期には雛達を巣立たせるものもありますので、H城址公園のサンコウチョウのつがい達は大分遅れていることには間違いないと思われる。もう少し観察しないと具体的なことは不明です。

チゴモズの繁殖・・・

2017-06-25 20:35:42 | 野鳥写真

チゴモズのオスの止まりものです。(求愛給餌を咥えている)



チゴモズのオスの飛び出しシーンです。

新潟県の山間部のチゴモズの里・・・
 
 新潟県の山間部の日本三大薬湯の温泉で有名な温泉街からあまり離れていないブナの原生林の美人林ある一角に数年前からチゴモズか渡って来るようになり、毎年繁殖し子育てをするようになると、そんな希少種のチゴモズファンが昨年当たりから多く訪れるようになりました。
 普段は静かな山間部の里山の雰囲気を残すチゴモズ達の里に多くのバーダーがやってくるようになりましたが、そんな静かな田舎の人達と一部の常識がない野鳥カメラマンが昨年トラブってしまい、今年は地元の人達が気持ちよく受け入れてくれるだろうかと、心配しながら手土産を持ち出掛けて行きましたが、快く受け入れてくれました。
 我々人間に与えられた特権は、口から言葉として発し挨拶することは礼儀として当たり前であり、又、他人の軒先を借りて撮影させてもらうため、大人として礼節を重んじることができなければならず、今年現地に行った人達の話を聞くと、殆どの皆さんが手土産を持ってきちんと挨拶をしてからチゴモズを撮らせてもらっているようです。
 そんなことが行われているためなのか、トラブった話も聞くこともなく、自分は現地の住民のおばちゃんをよく知っているため、殆どの大人がちゃんとした対応をしていると思われるが、ほんの一部の人達が何か言われると相手が気分を害されるような反論し正論をぷつけたところで、相手を怒らせてしまい警察沙汰になったりすると、一人のために皆が迷惑することになります。
 幾らでもない(400~500円程度)手土産も持っていけない人は、誰もいない山の中へでも行かれればいいと思いますが、品物ではないが迷惑を掛けるという気持ちが相手側に伝わる手段としてのものなので、良いか悪いかは相手が感じることであり、こちら側には相手がどう思われているのか判断する何物もありません。(因みに自分はよくして貰っているため、何千円かの品物を持っていきました。)

 こちら側の誠意が相手に伝われば、お互いにもめることもなく友好関係を築くことができると思いますので、以前にハチクマの撮影場所で有名なところでも、たった600円の蜂蜜を買って上げればすむものを買わずに、毎日現地(養蜂箱の置いている場所)に訪れハチクマを撮っているため、蜂蜜屋の親父さんがパトロールに来ると、「又、あんたか」と連日言われているらしく注意されていました。
 親父さんが生業としている蜂蜜屋さんの600円の蜂蜜も生産者から直売のため、100%純粋の良質の蜂蜜であり、産直の安く我が家では昨年から食べているがとても美味しく珍しいトチ蜂蜜やリンゴ蜜などがあり、自分に置き換えて考えてもらえれば自ずとわかる筈であり、又、一緒にいる多くの人達も嫌な思いもせずに気持ちよく楽しいハチクマ撮りが出来るというものです。

 他所に行く時には、ご挨拶や手土産の一つも持って行くことくらい、社会人として又常識のある者として、大人の対応として、そんなことも言われなくても出来ないのかと情けなくなりました。何度も言われても出来ないのは、人間としてどうなのかと疑わざるを得ません。
 そんな人の言い分は、勝手に飛んできているものを撮るのだから、そんなの関係ないよというのだろうと思うが、ミツバチの蜜のカスを養蜂箱の周辺に捨てているため、それを狙ってハチクマが来ている訳ですから、親父さんの言い分にも一理あるから仕方がないのです。
 たった600円の蜂蜜を買わずに、あまり怒らせると蜂蜜のカスを穴を掘って埋めてしまうらしいので、そんなことになれば身も蓋も無くなってしまい、自分の仲間達には現場に到着したら先ず蜂蜜店に行き、蜂蜜を買うようにと徹底していますので、ハチクマ情報もおかみさんがよく教えてくれるため、情報料や入園料みたいに考えられば頭のにも来ませんし、実際、安くて美味しい蜂蜜なので全く損はないと思います。

 チゴモズの話にに戻りますが、全国的にも希少種のチゴモズがこれだけ撮り易い場所もなく、現地の人達と出来る限りもめることのないように、又、チゴモズ達にもストレスを与えないように、これから先も渡って来続けて欲しものですから、チゴモズの里を大事にしていきたいものです。
 現在、チゴモズ達は抱卵期を迎えており、今期の抱卵でオスも営巣場所近くについているらしく、あまり出て来なくなっているようですが、暖かくなり気温も安定してくると、オスメスが巣から離れることもあり、もしかして二羽撮りも可能となりますので、チゴモズ達のベストショットが撮れるかも知れませんよ。
 野鳥達は気温が15度を下回らなくなると、有精卵は必ず孵化するということを知っているらしく、抱卵中でもオスメスとも巣から出てきていることもあり、巣を不在にするとカラスやカケスなどの他の野鳥や小動物から卵を狙われたりすることもあります。
 雛が孵るとチゴモズ達はなりふり構わず給餌の餌を捕りに来ますので、あまり我々を警戒しなくなり、二羽が一緒に出て来るケースが一段と増えることになりますが、雛達か大きくなり飛べるようになると、林の中へと連れて行ってしまい姿が見れなくなってしまいます。
 モズは野鳥の中でも小さな猛禽と言われるくらいなので、モズを襲うものはあまりいないが、点滴のカラス科の鳥の襲撃や他の野鳥を獰猛に立ち向かっていることもあり、嘴を見ても小さな猛禽というイメージどおりです。