野鳥と野鳥写真(観察と展示)

野鳥観察や野鳥写真展等を写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

節度ある野鳥関係のブログの投稿に関する件・・・

2017-05-25 15:59:12 | 野鳥写真


残念ながら栃木の神社のものではありませんが、フクロウの雛です。

野鳥撮影スポットに関することでの種々のご心配を危惧される方からのコメント・・・

 先日、自分のブログに対しお叱りのコメント頂きました。ブログの趣旨が伝わっていないようなので大変申し訳ありませんでした。
 自分のブログをご覧頂いている方はお分かりになると思いますが、自分のブログは極端に野鳥の写真の投稿が少ないと思いますので、自慢げにどんな写真を撮ってきたと開設したブログではありません。
 現在、野鳥写真を撮っておられる方やこれから野鳥写真を撮ろうと思っておられる方々に少しでも参考になればと開設したブログなので、コメントの内容のようになっていたならそれは大変申し訳なく反省いたします。
 自分出向き地域の住民にご迷惑が掛かる場所の場合、「アルファベットの頭文字」で表示を心掛けており、今回の場合の栃木県の野木神社や雀神社、又、香取神社は、神社側がフクロウが生息していることを売りにしているため、より具体的に紹介も兼ね書かせてもらいました。
 もし機会があれば行かれると、野木神社の正面に大きな石のフクロウの銅像が建てられ、バードウォッチングや野鳥カメラマン歓迎の看板が立てられており、撮影場所も設置されておりましたので、我々野鳥カメラマンにとってこれ以上のものはないと有難く感謝の意味もあり、お賽銭をしてまいりました。雀神社も同様な処置が取られておりました。

 渡良瀬遊水地は、何百人が車で押し寄せようが何も問題ないところのため、その辺のところはブロガーとして確認できているため十分配慮しているつもりで書いております。

 自衛隊北富士演習場に関してもあまり広さに驚くばかりですので、何の問題もないと思われるため、今後もより具体的に野鳥撮影場所等を発信していきたいと考えております。

野鳥観察と野鳥撮影に関するポリシイー・・・
 
 自分は市の教育委員会から野鳥講習会の講師や講習用の資料(バードウォッチングや撮影・録音等)も作成しており、人間も然ることながら野鳥第一と考えており、次に地域の住民への迷惑や車の駐車などの迷惑行為にも十分配慮するように、講習会に参加された方々にお願いしている立場もあって、十二分に分かっていると自負しておりましたが、もう一度初心に立ち返り見直したいと思います。

 ブログのアカウントを増やす目的ではなく、自分の野鳥や野鳥写真、又、野鳥写真展開催などに関する考え方などを主に発信していきたいと開設したブログであり、ブログの内容等で問題が発生した場合には即取り止めることも吝かでないと考えております。
 しかし結構多くの方々からブログに関しご支援等を頂いており、殆ど文章ばかりのつまらないブログとなっておりますが、前述のことを常に考えながらちょっとばかり先輩の自分が経験した失敗を踏まえて全ての野鳥や野鳥写真、又、作品の展示方法なとを発信していきたいと思っており、高額な撮影機材の購入や調達方法に関しても家電量販店のペースに乗せられることなくお節介を焼いていきたいと思っています。

 明らかに多くのバーダー(野鳥好きのウォッチャーやカメラマン達)が押し寄せると地域住民に迷惑が掛かってしまったり、野鳥が驚いて抜けてしまうことが危惧される撮影場所については、固有名詞は一切記入しないようにしたいと思います。日本野鳥の会の精神のとおり実行する。

余談・・・

 フクロウ撮りに出掛けた時に現地で知り合った地元のご老体(70歳の自分よりも)からよく面倒を見て頂き、全ての撮影場所へ道案内をして頂くなど、無駄のない現地の人しか分からないショートカットの道路を移動し、車で先導して案内をしてもらったことで、効率よく走り本当に感謝申し上げたいと思います。
 仲間と二人で行きましたが、我々のことをそんなに気に入って頂いたのか分かりませんが道案内だけでなく現地の野鳥撮影スポット情報が書かれている資料や地図等も入手しているものを渡されたり、帰宅後に電話が入り忘れ物があったと連絡をもらうなど、本日仲間が神社に忘れてきた野鳥図鑑を郵送してもらいました。
 先日、野鳥写真展開催時に展示作品集を作成したものを上げてきたと言え、全くもって親切な人がいるものと感謝してし切れないと仲間と帰りの車の中での話題でした。

 自分は何処へ出掛けて行っても人だまりができ、ちょっとした野鳥講習会と撮影機材の取り扱い方法を教えたりしているため、そんなことが影響しているのかも知れません。
 キャノン・ニコン・オリンパス(マイクロフォーサーズ)・LUMIX(マイクロフォーサーズ)とソニー・ペンタックス以外全てを使用し使い分けているため、どんなカメラについてもある程度理解しているためからかも知れません。基本野鳥撮りはAPS-Cで望遠効果を効率よくするため、常に三種類(メーン:キャノンけ:7DⅡ・サブ:ニコンD500・オリンパス:OMーDEM5Ⅱ)を持ち歩いている。
 使用レンズ群(ロクヨン・ヨニッパ+1.4、2.0(テレコン)・200-500mm・サンヨン+1.4(テレコン)を使用しているため、実機で教えられるので、分かり易いようです。sigma150-600mmコンテンポラリーも仲間に譲ったが使用していた。
 野鳥カメラマンやバードウォッチャーが年寄りが多く、特にカメラマンは自分の撮影機材を理解しないで宝の持ち腐りの人が多く、ちょっと教えるだけでも全然違う写真が撮れると感謝されたり、仮に戸隠公園等の木道のちょっと広い場所があると、野鳥や撮影方法の講習会が直ぐに始まってしまいます。年寄りは、取説は一切見ない人が多く、又、実機がないと分からない。
 


圏央道の橋の下のチョウゲンボウと雛達・・・(あきる野インター近く)

2017-05-24 11:49:03 | 野鳥写真


こんなところに営巣している。

高速道路の高架橋下のチョウゲンボウ達の子育て・・・

 毎年、圏央道のあきる野インター近くの秋川に架かる本線の高架橋の下に営巣し子育てをしているチョウゲンボウ達が巣から雛が構造物のところに出て来るようになりました。
 圏央道の高架橋と周囲に何もないため、一般道に並行して橋が架かっており、近くに寄って撮る場合には一般道のほぼ中央部のところへ行って撮るしかありませんが、昨日のような風が吹く炎天下では日傘も被る訳にもいかず、一般道の橋の上も充分高架となっており、河川の上のためにまともに風を受けてしまい、日傘等を被ることもできずに首筋の日よけ帽を被るしかありませんでした。
 高速道路という大きな人工的な構造物を撮っているみたいなもので、チョウゲンボウの撮影場所としてはよくありませんが、南側が緑地帯となっているため、そこを飛んだシーンを撮ろうと暑い中、二時間ほど頑張りましたが大外れしてしまいました。
 近年、チョウゲンボウ達は比較的大きなコンクリート製の橋の下に営巣していることが多くなりましたが、我々の住む周辺でも二ヶ所の橋の下でチョウゲンボウ達が何年も営巣し子育てをしていますが一ケ所の橋の下では集団営巣しています。。
 今年も巣立ちした雛達が高架橋の巣の近くて、親鳥達に餌を要求し大きな鳴き声で出して騒いでいましたが、なんせ巣までの距離があるため何羽の雛が孵って巣立ったのも知る由もありません。鳴き声だけ聞くと三四羽の幼鳥達がいるように思いました。


チョウゲンボウの習性・・・

 タカ目ハヤブサ科に属する35cm程(雄雌同大)の小型の猛禽類のチョウゲンボウは岩肌のある河川の側や岩棚に営巣することが多かったが、近年大きなコンクリート製の橋桁等に営巣しております。
 殆どが留鳥であるが一部冬鳥として渡って来るものもあるようですが、全体的に茶色がかった白っぽい個体をしており、飛ぶと白っぽく見えハヤブサ科の猛禽の特徴の主翼の先が尖がっており、又、飛翔の時に尾羽を広げると横線が特徴的な綺麗な小型の猛禽類です。
 よく見る猛禽類の中でも個体の綺麗な小さなタカであり、野鳥カメラマンやバードウォッチャー達にも人気のツミと並ぶチョウゲンボウですが、正面から見ると涙を流したような羽模様があり、そんなせいなのか実際の個体の大きさよりも小さく見えます。
 カラスが幼鳥達にちょっかいや襲うこともあり、そんなためなのかメスが巣の側から離れずに見張っており、カラスが巣の近くまでちょっかいを出しに来ると止まっているところから飛び出していき追い掛け回し追い払っています。
 長野県内の十三崖は自治体がチョウゲンボウの営巣場所として保護しているところもあり、県内でもチョウゲンボウが生息し有名な観察や撮影できる場所として知られておりますが、近年はハヤブサが棲みついてしまいチョウゲンボウ達が追い出されているようです。

栃木県内のフクロウのいる神社へ出掛ける・・・

2017-05-23 17:19:28 | 野鳥写真

雀神社のフクロウが雛達の見張りしていた。(マイクロフォーサーズ画像)

雀神社のアオバズク達でまだ抱卵前のようでした。(マイクロフォーサーズ画像)

渡良瀬のトラフズクの雛の可愛い仕草・・・(マイクロフォーサーズ画像)
フクロウ達が生息する神社の寺社林へ・・・

 埼玉・茨城・栃木県に跨る渡良瀬遊水地の周辺の数ヶ所の神社にフクロウ達が子育てをしているが、三四日前まではよく撮れていたようですが、行ったのが遅く全ての神社のフクロウの雛達は巣立ちしていまい、雛達も巣の近くの木の上を自由に移動し撮影難くなってしまっていた。
 雀神社の営巣場所の一ケ所だけ何とか高い木の上の方に雛が二羽枝止まりしていましたが、あまりの高さのため胴体ばかりで顔が出ずに証拠写真となってしまいました。
 最初に行った野木神社と雀神社は、寺社林が立派過ぎ(地域の天然記念物のような樹木が多く)又、そんな木の上の方に営巣していたらしく、営巣場所が高いためなのか、雛達は20mもあろかと思われる木の上の枝に止まっており、そんな雛達を親フクロウが見張っているところも高い木の上のため、どんなに頑張ってもまともなフクロウの雛達や親鳥の写真を撮ることが出来ませんでした。
 親切なご老体が居られ各神社の道案内をしていただき、フクロウのいる場所探しは全く苦労なくできましたが、なんせ時期が遅く親フクロウを撮るのが精一杯でしたが、同じ神社の裏手の寺社林の上にいるアオバズクを同行した仲間が探し求愛時期の二羽並びを撮ることが出来ました。
 
フクロウのいる神社と寺社林・・・
 
 同地区のフクロウいる神社は、野木神社・雀神社・香取神社(一番条件が良い場所に営巣していたようでした)全てが古河市を中心に隣接しており、長い間繁殖が繰り返され、フクロウ達が営巣しているものと考えられる。移動していると栃木県から茨城県に入ったり隣接している地域・・・。
 毎年、フクロウ達が子育てをしていると教えてもらいましたので、来年はフクロウ達の巣立ちのタイミングを見ながら出遅れしないように出掛けて行きたいと思いました。
 野木神社の寺社林は、フクロウ達がいなくても1000年は超えていると思われる天然記念物の銀杏の木と欅の木は一見するだけでも価値が十分あります。巨木好きの方にはたまらない巨木と思われます。
 交通のアクセスも中央道の新規開通路線が使用できるため、往復乗ると有料道路代が掛かりますが時間が節約出るので、フクロウ達を撮るに場所としては悪くないところと思われる。

渡良瀬遊水池のトラフズク達の雛の巣立ち・・・
 
 遊水地の堤防内の芝地の背の低い木の中に営巣していたトラフズク達も雛の巣立ちを迎えており、訪問した昨日の朝に雛の一羽が巣から落ち、管理人が巣へ戻したようでしたので、低い木の中にいる可愛いトラフズクの雛の写真を撮ることが出来ました。
 遊水地も隣接しているため、各神社で会ったカメラマン達も移動や巡回しながら撮影しており、多くの野鳥カメラマンがいましたが、同じ木の中に親鳥と二羽の雛がいる木の中を探しながら、枝や葉が被ってしまい見ることはできましたが、他の雛達は写真に撮ることが出来ませんでした。
 折角、フクロウに会うために来たので、親切なご老体の道案内で再び雀神社へ戻ることにしましたが相変わらずフクロウの雛達は高い木の上におり、諦めて戻ってきました。

富士の裾野の高原に出掛ける・・・

2017-05-22 22:26:53 | 野鳥写真

青木の中に止まっているカッコウがいいですね。托卵の時期を迎えているカッコウ達がモズの居なくなるのを待って托卵していました。

暫く止まっていた。35mm換算975mmのため、殆どノートリ画像です。

カッコウの止まりものです。

カッコウの飛び出しシーン①です。

托卵種のカッコウ達も繁殖の時を迎えていました。カッコウの飛び出しシーン②です。

カッコウの飛び出しシーン③です。上記の飛び出しシーンを横位置を縦位置にしたものです。


カッコウの飛び出しシーン④⑤です。


カッコウの止まりもの⑤と飛び出しシーン⑥です。

カッコウが托卵する理由の一つに毒のある毛虫しか食べないからとも言われています。

至近距離から撮ることができました。

自衛隊北富士演習場での夏鳥との出会いに・・・

 今年初めて日曜日が入山日の自衛隊北富士演習場へ出掛けて来ましたが、少々早かったような感がありました。
 焼き畑ならぬ野焼きを行っており、北富士演習場内の全てが焼き尽くされてしまい、演習場の草原に新しい草木が生えてくる訳ですが、未だ葦も20~30cm程度しか伸びてなく、この時期には演習場内に生えるワラビ等の山菜採りの人達が大勢夜明け前から入山している。
 山菜について詳しくないので、ワラビやゼンマイしか知りませんが、本格的に山菜取りに来ている山菜取りを生業としている人達がいるらしく、大きなビニール袋を片手に持ち、数人から十人以上が一定の場所を採り残しが無いようにローラーで山菜を摘んでいる光景を見ることもあります。

国有地と国が借り上げている民有地を訳の分からない近隣の町村の団体が入山料を徴収していること・・・

 我々は富士の裾野に渡って来る夏鳥達を撮りに来ているにも関わらず、地元の町村の団体が国有地及び町村が保有する演習場への入山を入口で毎回止められ、あまりよく分からない理由で、そんな地元の何ケ町村の「何たらかんたら」の腕章を付けている人達から入山料を徴収されており、我々は一切山菜やその他の植物は採らないと言っても半ば強引に入山料を取られているが、何時もながら納得のいかないお金を取られているという、我々と同じような疑問を感じている野鳥カメラマンが少なくない筈です。
 国有地や国が借り上げている民有地へ野鳥を撮りに入るのに入山料を払わされることに対し、何故に払わなくてはならないのか何時も入口にいる人達といざこざとなり、根負けしてしまい払っているが納得がいきません。
 よく分からないが野焼きをすることで、燃えた灰が肥料となり山菜がよく生えているために入山料を支払い、払った入山料以上の山菜が採れとれば納得もいくが、我々は同じ場所にいる野鳥を撮るだけで入山料を取られるのは訳が分からないのが普通ではないでしょうか。
 以前インターネット上で入山料徴収について開示していると言われたので調べてみると、確かにもっともらしい入山料徴収について書かれていたが、ただ我々のような野鳥の写真を撮るだけの人間に対しも入山料を回収するとは要らない筈であり、いざこざの中でに入山料は山菜取りのためともいうのに、又、入口での徴収時期や徴収時間もまちまちで、一年中徴収するべきと思うがそんなことはなく、この時期だけ現れ、又、雨の日は居なかったり、何時の間にか現れると、結構大勢(何十人)の人間がその日の気分で居なくなったり、本当に徴収された入山料が何に使われているのか甚だ疑問になります。

高原の夏鳥達・・・

 昨年も5月22日に同地を訪れましたが、今年は富士の裾野の春が遅れている感じがして、野鳥達も種類が少なかったように感じました。ホオアカ・ノビタキ(夏羽とそうでないもの)・コムクドリ・カッコウ・ホトトギス・オオジシギ群・コウゲンモズ・キビタキ・ウグイス・センダイムシクイ・ヒバリ等が観察でき、種によっては繁殖中のものもあり、そのうち数種類を撮ることが出来ました。
 一緒に出掛けてきたお仲間と野鳥情報を連絡しながら野鳥撮りを楽しみましたが、そんな中で托卵種のカッコウのつがいを近接地からいろいろなシーンの写真が撮ることが出来ました。
 比較的撮りにくいカッコウの近接地からのショットや枝止まりからの飛び出しシーン等、以前撮ったカッコウの写真(距離・動き・質等)のリベンジになったように思いました。
 
 今日は栃木県の各神社(野木・雀・香取)と渡良瀬遊水地へフクロウとトラフズクの雛撮りに出掛けて来ました。明日結果報告します。
 

今年の市内のサンコウチョウ達・・・

2017-05-18 19:49:37 | 野鳥写真

新緑と花のあるニセアカシヤの枝止まりのウグイスの囀り・・・

河川敷内の抜けのいいところでウグイスが囀る・・・

あきる野市の河川敷のウグイスの囀りです。

コサメビタキの抱卵シーンです。翌日カラスが巣を襲い雛達を食べてしまいました。

八王子市内のサンコウチョウ達の状況として・・・

 初夏から真夏にかけて八王子市内には、多くの野鳥カメラマンやバードウォッチャー達がサンコウチョウの写真を撮るためや姿を見ようと大勢訪れていますが、今年は各スポット共に順調に渡来していますので、サンコウチョウ達はペアリングや営巣が進んでおり、早いものは巣造りも始まり、我々人間や蛇を警戒してか相変わらず高い場所に営巣していました。
 サンコウチョウ達の巣造りの巣材は苔とクモ巣の糸を上手に使い、クモ巣の糸を個体に巻き付けてくると、嘴で持ってきた苔を木の枝の三又に苔が剥がれ落ちないように嘴や個体から取りながらクモ巣の糸を起用に張り付けて巣造りをします。
 暗い林を好むサンコウチョウ達は、杉林の頂上に近い高いところに営巣するため、風が吹くと気が揺れるために頑丈に巣造りをしていますが、他の鳥達(ヒヨドリ)が折角造った巣の巣材を引っ張ったりして壊しに来たりすることもあります。
 又、巣造りが終わり半月もすると雛が孵り、雛への給餌が始まると待っていたかのように想像もつかないが10mの木の上に蛇が雛達を襲いに来ることもあり、何故こんな高い木の上に蛇が上がって来るのかと思い、弱肉強食の自然界の営みは想像を絶するものがあります。

 昼から市内の二ヶ所のサンコウチョウの営巣スポットへ出掛けて行くと、多くの仲間達が杉林の中におりましたが、サンコウチョウ達が杉林の上の方や周辺から鳴き声が聞こえており、飛んでいる姿も見ることが出来ましたが、今日は午後から天候が危うくなると言われていた通り、黒く覆われた雲が空を支配していましたので、現地に到着すると大粒の雨が落ちてきたため、一斉に仲間達が引き上げて行きました。
 オリンパスのマイクロフォーサーズにサンヨンx1.4(テレコン)を持っていきましたが、センダイムシクイが周辺で鳴いており、又周辺を鳴きながら飛び回っていましたので、飛び回る先を探しましたが何も撮ることはできませんでした。
 雨が本格的に落ちてきましたので、自分も早々に現場を出て来ると車を運転中に雨が止み、ワイパーが必要なくなり青空が広がってきたため、もう一ケ所のサンコウチョウの観察スポットにも寄ってくると、サンコウチョウ達の鳴き声がH城址公園内の林の中のそこ彼処で聞こえていました。
 先程行ったところよりも少し遅れているようなので、営巣場所もまだ確定できていないため、あまりサンコウチョウ達をと刺激しないようにと探し歩くのを止め、例年と同様の場所の近くにいることが多く、サンコウチョウ達が営巣場所とするかも知れません。

 H城址公園の駐車場へ車を停めると、オオルリがよく囀っているという東屋ところに行くと、今日はオオルリの姿も鳴き声もなく静まり返っており、近くのコサメビタキ達の営巣場所を見つけコサメビタキの抱卵しているところを撮って来ました。

 先月末に宮古島へ出掛けた時にリュウキュウサンコウチョウ(尾の短いサンコウチョウのオス)と尾の長いサンコウチョウ(本土への渡りの途中に立ち寄ったサンコウチョウ達と思われる)を目線で撮ってきているため、首が痛くなるほどの高いところにいるサンコウチョウ達を撮ることは避け、今日も二ヶ所のサンコウチョウ達がどんな状況か見に行って来ました。

サンコウチョウの動きのあるシーン(写真)の撮り方・・・

 最近の一眼レフカメラやマイクロフォーサーズカメラは、ISO感度が強くなっているため、怖がらないで(躊躇しないで)ISO感度を上げてシャッタースピード(1/500)をできるだけ上げ撮るように心掛けてはと思います。
 サンコウチョウは暗い林の中を好む野鳥なので、あまり明るい場所に出て来ることは少なく、絞りも解放側にF値(F2.8・F4・F5.6)にして各カメラの持っているレスポンスを性能充分の100%を引き出し(ハイポジション)で撮ると面白いサンコウチョウの飛びもの(飛翔シーン)が撮れるかも知れません。
 杉の木や杉の葉の背景からこぼれ陽の強さ(空抜け)で、露出補正が必要ですが、JEPG撮影の場合には+0.3~2.0(或いは3.0)で撮らないと野鳥の顔を出すことができません。多少暗く撮ったものはP/Cで調整をすることができるが画像を荒らしてしまう原因となります。
 RAW撮影の場合には、ISOオートで普通に被写体の野鳥を撮り、後からP/C上で調整すると、真っ黒に撮ってしまった野鳥の顔を出すことができます。あまり空抜けの撮影に自身のない方やハイアマチャの方は挑戦してみるといいと思います。

 自分の野鳥撮りの考え方・・・

木の枝に止まっている野鳥が左右や正面を向いているシーンをジャスピンで撮っても「だから何なの」と思わざるを得ないと考えています。
1.そんなシーンの野鳥の写真を自分も撮ることはありますが、あまり珍しくもない野鳥であったり、その辺にいる野鳥の場合、
他人に見せることはありません。
2.前述でも書いているように難しい動きのあるシーンの野鳥写真は、多少ピン甘や画質が荒れていても自慢して他人に見せるこ
とができる野鳥の写真と言える。
3.よく野鳥の撮影現場で普通に右や左或いは正面を向いている写真をライブビューで見せられてもなんて評価していいのか困ってしまいます。
4.囀っていたり、餌を銜えていたり、羽を広げていたり、飛び立つ瞬間や止まる瞬間など、野鳥とプラスαの何かがある野鳥写真
は他人に感動を与える野鳥の写真ではないでしょうか・・・。(つがいや複数羽〈親子含む〉、降雪の中や雪上、新緑の中、紅葉の中、特徴的な止まり木や枝、花が咲いている枝や草、苔やキノコが生えている枝、その他「花鳥風月」を考えながら撮ったもの・・・)
5.偶然でも誰もが撮れないような野鳥達のシーンが撮れるとベストな野鳥写真と言えるのではと思います。