野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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マミジロのいる山地へ再び出掛ける・・・

2017-07-31 17:33:35 | 野鳥写真


前回撮影のマミジロのオスです。

マミジロがいる山梨県の高地の林へ・・・

 ここ数年マミジロの撮影スポットとして注目されている山梨県甲州市三窪高原の林道(通称柳沢峠)の林の中に現れるようになったが、マミジロは警戒心の強いツグミ科の野鳥のため、地面(林床部)に下りて落ち葉の下などから、ミミズや幼虫などを捕食していることが多く、あまり木止まりをする野鳥ではないが、繁殖期には縄張りの高い木の上で囀ったり、別の個体が縄張り内に入り込むと威嚇のためや縄張りを誇示するために木の上で鳴くことがあるが、一般に薄暗い林内部を好みあまり明るいところに出て来ることが少ない野鳥です。

 中部地方以北に夏鳥として渡来しているが、高地の限定的な場所でしか見られない、レアードの高いバーダーの中でも撮り難い野鳥の一つであり、撮影スポットには写真に収めたい、又、見たいと言う野鳥カメラマン達やバードウォッチャーが探鳥しに訪れて来ている。

 この時期は殆んどの夏鳥の姿が見られなくなっているため、高地の山地の林には訪れる人が少なくなってきているため、熊などと遭遇するリスクも少なくありませんので、マミジロを撮りたいという強い気持ちがあっても、単独行動にならないなどリスクのない撮影に心掛けています。まなーあまり無理はしないことだと思われます。

 海抜1400mm位の高地に位置しているため、行きは殆んど上り坂の林道を1km以上も歩いても汗もかかずに、木陰に入ると長袖シャツが必要なほど、ヒンヤリと肌寒く感じる程の避暑地でもあり、そんな山地の林だからこそマミジロが生息しており、いる間だけでも真夏の首都圏の熱さを忘れることが出来る場所であり、帰りは車のところまで登って来ただけ下って行かなければならず、マミジロが現れ撮影できれば快適な気分で戻って来られる。そんなに甘くなく空振りもあります・・・。

 自分が住んでいる南多摩地区からは、小河内ダムの上の周遊道路を長い時間掛けて走って行かなくてはならず、左側をダム湖を覗きながら曲がりくねった緑の渓谷やトンネルを幾つも抜けて走って行くと、殆んどの一本道の道沿いに温泉があったり、野鳥を撮りに行く以外に走ることはありませんが、特に早朝のドライブは気持ちがいいものです。

 カーナビに場所を入れると中央高速道周りの大菩薩峠経由の道案内を設定しますが、カーナビの設定を無視し小河内ダム経由を選択して来ていることが多く、極たまに帰り道を石和に出て山中湖に周り、中央高速経由か一般道の道志周りで戻ってくることがあります。

 最近はなくなりましたが、奥多摩湖を見下ろす「月夜見第二駐車場」クマタカの背打ち撮影スポットに寄って戻って来たりしていましたが、殆んど空振りやクマタカの飛ぶところが遠いため、撮っても写真にならず自分以外の人達もそんな考えの方が多く、クマタカの背打ち撮影ポイントへわざわざ行くことが少なくなってしまいました。
 
 訪れるバーダーが少なくなってくると、探鳥も少ない人数で探すのが儘ならなくなり、一人より二人と大勢で探す方が探しやすいが、同時に野鳥へ警戒心を与えてしまい野鳥のストレスになるかも知れないため、我々人間の勝手なエゴにより、折角飛来し繁殖するなど生息している野鳥達が渡って来なくなる心配もありますので、警戒させないように慎重に撮影することが大切です。

 明後日、天気が良ければもう一度仲間と一緒に出掛ける予定にしておりますが、マミジロとの出会いも然ることながら何処に出てくれるのかが問題で、もし木の枝止まりで撮れるといいのですが、なかなかそんな出会いに遭遇できないのが探鳥しながらの野鳥撮影です。

 関東地方では、利平高原がマミジロが撮れるスポットとして知られているが、最近の情報が入っていませんので、行ってみなけりゃ分からないと言うのが現状のようですので、まだいろいろ過去に撮れている場所があるようですが、撮ってきた人からの情報は過去のものなので、全てが不確定要素の高い野鳥撮影スポットでしかありません。

特別に暑いと言う訳でもないのに・・・

 夏バテ気味の身体は、朝から気だるさが残り、毎日自宅でダラダラと過ごしているため、十二湖から戻ってきた仲間からのアカショウビン情報を聞いても、あまり気が乗らない状態となってしまっているためなのか、今日は自分も何処かへ出掛けようと思うのだが、結局何処にも行かず何もせずに過ごしています。

 エアコンをかけている部屋から殆ど出れないでいるため、余計に体がだるくなってしまい、特別の用事が無い限り外出することもなく、かみさんに何を言われても駄目なお爺さんになり下がっているようです。
 
 前立腺ガンのホルモン治療のせいもあり、体温が高く熱っぽくなるためなのか、常に体が火照り暑いという感覚があるので、又、それだけでなくデフも相まって、ちょっと寒いくらいがベストコンデションの体質となっており、ついエアコンを付けてしまいます。

 8月7日に先日高周波検査した結果と定期検診があるため、病院から戻ってきた日の夜から新潟の方へ出掛けることにしているが、検査結果が余程悪くなければ遠出はそのまま決行するつもりでいます。

 あまり真剣には考えていませんが、一応進行の遅いガンと言うものの病気持ちのため、何時まで元気に動くことが出来るのか分からないところがあり、動けるうちに後悔の無いように何処へでも出掛けるようにしているが、現時点でも日本の健康保険制度に支えられて投薬の薬事治療をしているため、外科的な治療をせずに体内にガンを温存した状態での治療をしていくつもりであり、目標は75歳としているが実際のところはその時になってみなければ分からないと言うのが本音のところです。

 ガンが発見後に一度PSA検査でも0.000と計測不能の状態がしばらく続きましたが、再びPSA数値が動くことを再燃というが使用していた薬に対し耐性が出来てしまい、効かなくなった時が体の各部位への転移の確立が高まるが、幸いにも何処にも転移が見られず、高額な薬事治療を行っています。1日分=1カプセル¥2380X4カプセル 

 何年か何ケ月後に再び現在投与中の薬に対し耐性が出来てしまうと、もっと高価な副作用があるような薬事療法となる可能性があると担当医が言っているが、前立腺ガンの治療方法が飛躍的に進歩していると言われているため、他の部位に転移が認められてもピンポイントでガン細胞だけにダメージを与え死滅させて、他の部位には一切ダメージが受けないと言うガンマー線注射投与の治療なるものがあるようですが、墓場まで外科的治療をせずに持って行ければと思っている。

 前立腺ガン患者は、手遅れでない限り新しい治療方法が開発されておりますので、又進行の遅いガンのため、60歳を過ぎたら医者嫌いの方も一年に一度PSA検査を受けることをお勧めします。

 長生きの国、我々日本人の平均年齢が男でも約81歳となり、自分のことでも後10年生きなければならず、手遅れ方の死亡率は、異常に高いものとなりますので、2000~3000円の採血のPSA検査をするだけで、直ぐに分かりますので定期的に検査をした方がいいと思います。
 

新潟県松之山へ三回目(今年)の遠征予定・・・

2017-07-30 20:20:06 | 野鳥写真

美人林を縄張りとしていたアカショウビンのオスです。

松之山の子育て情報・・・

 前回(7/18~20日)、松之山とその周辺に出掛けてきて分かったことと、現地の知り合いなどとの情報交換で得たアカショウビンの情報を練り直した結果、結論として松之山のアカショウビンの繁殖が後ろへ伸びていると判断できました。

 何故ならば前回の遠征で分かったことは、営巣場所が限定的であるもののアカショウビン達が雛への餌運び行動を取っていなかったため、訪問した時点ではどのつがい達も巣の中の雛が孵っていないと考えられました。

 例年になく遅くなってから雪が降ったため、モリアオガエルなどの生息域の雪解けが遅れたために、アカショウビン達の餌となるカエルの孵化も遅れていたものと想像できるため、アカショウビン達の主食となるカエルと子育てには餌となるカエルが必要不可欠なので、松之山地区のアカショウビンの繁殖時期がずれ込んでいると思われる。

昨年と今年の各地の状況・・・

 今年は十二湖の状況や同じ新潟県の奥胎内の状況もよくなかったと思われたため、アカショウビンについては三度目の松之山行きに重点を置き、前回のロケハンでも分かったことなどを参考にして、今年最後となるだろうアカショウビン撮りをしたいと思っている。

 昨年は鳥取県八頭町や青森県深浦町へも出掛け、それなりの収穫がありましたが、十二湖は予定していた時期に長池(ベスト撮影ポイント)の水位が溢れていて、池の周囲の遊歩道にも入れないため、三脚を立て撮影できる状態でないと、仲道の池のみの撮影となっておりましたが、先週行った仲間からの情報を聞くと、ようやく長池の水も引き諦めかけていたが、ようやくアカショウビンが撮れるようになったとの情報でした。

 昨年も何らかの要因で一度目の子育てに失敗し、7月下旬の時点で営巣し直し抱卵していたが、あまりにも遊歩道に近いため、巣の真下に止まってしまう人達が多く、放棄してしまいましたので、結局つがい達は子育てをしないまま、長池を縄張りとする個体は渡っていってしまいましたので、どうやら理由は違うにしても長池のつがい達は子の繁殖期に子育てをしていないよう立ち、現地に行っている仲間から連絡がありました。

世界遺産の森のベスト撮影ポイント・・・
 
 我々アカショウビンの写真を撮るものにとって、長池への拘りは十二湖の池の中でも特にアカショウビン達が止まる木の枝等が池の周りのロケーションが素晴らしく、何処で撮っても「花(鳥風)月」の鳥がいる木々の枝や周囲の風景が一幅の絵になり、世界遺産の森の中のアカショウビンの写真として、誰にでも見せることが出来るからだからと思います。

 鳥取や松之山には、残念ながらそんな風光明媚なところがなく、只単に野鳥(アカショウビン)の写真となってしまい、白神山系のブナの原生林の世界遺産の森の美しさがアカショウビン達をより引き立ててくれるためなのです。

 その中でも長池には、アカショウビン達が止まると絵になるブナの木やモミジの木が沢山あり、池の周囲の遊歩道からの距離も然程遠くないこともあるため、野鳥カメラマン達には人気の撮影ポイントとなっているのです。

 只、アカショウビンを撮れればいいと思われている方にはどうでもいいことですが、今まで撮った以上のロケーションの中にアカショウビンがいる写真を撮りたいと思われる人にとっては、欠かせない場所の一つとなっている筈です。

 しかし今年の十二湖については、松之山と違いアカショウビン達の雛の巣立ちや子育ても終わっていると思われるため、仲道の池となどでは撮れるかも知れませんが、子育ても終盤も迎えており、最盛期の雛への給餌の餌捕りも終わり、つがい達も鳴くことも少なくなりますので、観ることも写真に撮ることも難しくなります。
 気の早い個体は8月の中旬過ぎには渡りのための南の地域へ移動を開始しますので、十二湖の森の中からアカショウビン達の姿が見れなくなり、営巣場所から離れ他の地域へ移動をして行きます。

 十二湖と言っても33ケ所の池が点在しており、十二湖案内ガイドさんの話を聞くと、殆どの池にアカショウビン達が生息しているため、どの池に行っても見られると言うことでしたので、全体では相当の個体数が渡って来ていると思われます。

 今年はあまりにも慎重を期してしまい行けなかったため、来年は十二湖へ行く予定にしており、昨年お世話になった宿の親父さんや女将さんに会いに行きたいと考えており、若い頃に青森ではないがお隣の秋田県に勤務していたことがあり、知り合いも多く旧友との親交も温めたいし、何しろお世話になる宿の食事が美味しいのに、よくあの美味しい食事が食べられないのに、今年は行かずに我慢していると自分ながら不思議に思っています。

 宿の親父さんが楽しみにしているだろうと思われるので、昨年も宿に訪れるお客さんに見て貰うために置いて来ましたが、新しいフォトブックを送ってあげようと思っております。

松之山への三回目の挑戦・・・

 ついこの間も現地のいる仲間に連絡を取り、いろいろ検討したが現在抱卵中と自分と同意見だったので、関越道などが旧盆の混雑に入る手前に照準を決めて、再び松之山入りをすることにしました。

 8/8~10日の三日間の予定で計画を立て今年三度目の松之山行きとなりますが、予めアカショウビン達が営巣している場所の目安もあるため、本格的な子育ての給餌が始まる時期を狙うことにしましたので、この時期にはアカショウビン達もなりふり構わず餌捕りや給餌を運ぶため、何とかなるのではと考えています。

 今回も渋海リバーサイド湯田温泉❝ゆのしま❞へお世話になろうと予定しており、天然温泉のつるつる温泉と板さんの美味しい料理を食べれるのも楽しみの一つですが、前回も自分が三回、仲間が四回も温泉に浸かり、コシヒカリの真っ青の稲を見ながらゆったりとした気分と英気を養ってきました。

 殆ど全ての夏鳥達の鳥撮りが終わって来ているため、狙うはアカショウビンの雛の巣立ち時期の給餌や餌運びも撮り易くなっていると思われるが、全ての野鳥撮りに言えることだが行って見なければ分からないと言うリスクがあるのも事実です。

 又、この時期はこっちが駄目ならあっちへ行けば何かしら撮れる時期ではありませんので、思いっきり空振りして関越道を落ち込んだ気分で戻ってくることになるかも知れません。そんな可能性は低くありませんので、それが野鳥撮りというものだと自分に言い聞かせて何度戻ってきたことか数知れないのです。

9月の南の島の野鳥写真展の段取りを始める・・・
  
 今回は、石垣島と宮古島・奄美大島で撮影した固有種や亜種リュウキュウの付くものと渡りの時期の立ち寄りの野鳥で沖縄県内(元沖縄の離島も含む)の離島で撮影した一部のものだけの展示予定となっています。
 
 基本的に外注でプリント印刷しているため、失敗しないように展示予定の野鳥写真を選定してお願いしなければならず、慎重に有効画素数などを調べてから頼んでいる。

 南の島に限定しなければ、プリントしているものが自宅に飾っているため、プリント代が大幅に助かるのですが、今回のテーマは南の島の野鳥写真展としましたので、今まで展示したことのないものばかりの展示となるため、殆んど全点プリントを外注します。

 自分なりの拘りとして、止まりものであっても左右や正面を向いているだけのものは、展示しないつもりでおりますので、複数羽で撮れているものや口を開け鳴いていたり、餌を食べて居たり動きのあるシーンのもの、又、見返りや野鳥と花絡みで撮れているシーン等に拘って展示することを考えております。

展示作品の額サイズと展示予定の野鳥写真・・・
・全紙、  カンムリワシ・サシバ・クロツラヘラサギ。
・A3ノビ、ムラサギサギ・クロサギ・スグロミゾゴイ・シロハラクイナ・リュウキュウコノハズク・リュウキュウアオバズク・シマアカモズ・カラム
      クドリ・ホシムクドリ・ギンムクドリ・ヤツガシラ・リュウキュウアカショウビン・ルリカケス・アカヒゲ・カラスバト・オーストンオオ
      アカゲラ・サンコウチョウ・ホオジロハクセキレイ・その他。
  

南の島のアカショウビン達・・・

2017-07-29 13:56:02 | 野鳥写真
宮古島へ行った時のアカショウビンの画像です。

 京大と北大(行った時には北大の若い研究者がいた)の研究者が宮古島の大野山林内に渡来してきているアカショウビンを霞網で捕まえて、各個体に足輪(二校の研究者が3年間で約200羽に実施した)を取り付けていましたので、理由を尋ねるとリュウキュウアカショウビンと本土に渡来してきているアカショウビンが本当に違う(亜種)個体なのかDNAを調査するためと言っていた。

 自分も長い間、リュウキュウアカショウビンに疑問に感じておりましたので、いずれあまり遠くないうちに結論が出ると思われますが、繁殖が終わり雛達が成長すると、秋に渡って行く先が同じ場所なのに、アカショウビン達が次のシーズンに沖縄へ下り立つ個体とか、又、本土へ渡って来る個体なのか、どうして分かるのもだろうと不思議に思っておりましたが、DNAにより科学的に解明される筈です。

 学者によって新種や亜種を増やしたがる人とそうじゃない人がいるため、特にリュウキュウアカショウビンについては見方により紫がかっているとか言う人がいるが、本土のアカショウビンも見方によっては同じに見えるし、あまりあてにならないのが人の目なのではないでしようか・・・。

 今後、どの地域のアカショウビンでも撮られた個体に足輪があった場合には、亜種リュウキュウアカショウビンも本土へ渡って来ているアカショウビンも一緒とあることが証明されるものと考えられます。

人の目による亜種リュウキュウアカショウビンの方が色が紫掛がっていると言われるが、自分が見る限り同じに見えるので、アカショウビンを見るたびに疑問に感じで居ましたので、調査結果がでると嬉しいです。

 アカショウビンの画像をいろいろ投稿しましたので、取り敢えずご覧ください。ノートリ画像のものも多くなっているが位置調整のためのトリミングをしているものもありますが、至近距離から撮影しているリュウキュウアカショウビンですので、何かしら違うものがあるかも知れません。

 今日は4月の下旬に宮古島に出掛けた時に撮影した画像中心にしましたので、リュウキュウアカショウビンのあるあるなどについては、又、別の機会に詳しく書きたいと思っており、今回は文面を少なくしました。

亜種リュウキュウアカショウビンの画像・・・


渡って来たばかりのようで、ペアリング前でよく鳴いていた。

大野山林を散策中に突然現れた。


大間山林内の水飲み場近くの道路の上で寛いでいた。

求愛のためか鳴いているとこでした。

いろいろな表情を見せてくれる。


両足に足輪が嵌っており調査中の個体と思われる・・・。


山林の中を散策中に頭の上に急に現れた。


メスにアピールしているのか、「キョロロロ・・・」と一生懸命鳴いていた。


水飲み場で待っていると反対側の木にの枝に急に現れた。


南の島ではこんな至近距離から撮れるものと驚きました。

アカショウビン好きにはたまらない新近距離からのショットでは・・・

リュウキュウアカショウビンのデカク撮った写真・・・


こんな近くからのリュウキュウアカショウビン・・・

10m以内の大き過ぎるノートリ画像・・・


クレモナロープに止まってしまいましたが・・・至近距離


宮古島の大野山林でないと、絶対に撮れない至近距離から・・・

至近距離から撮影すると、カメラやレンズの性能は一切選ばない・・・。

野鳥写真固展開催のご案内・・・(第二弾!)

2017-07-26 11:22:30 | 野鳥写真

南の島の野鳥写真展ポストカード(見本)

クロツラヘラサギのオスメスが仲良く餌捕り・・・

野鳥写真展(個人展)「南の島の野鳥写真展」を下記の通り開催することになりました。

開催場所:   富士フォトギャラリー 調布(スペース3)
        東京都調布市柴崎町1-67-1 042-481-8049
交通アクセス: 京王線柴崎駅徒歩8分、つつじヶ丘駅徒歩10分 
        調布インターより15分(R20の菊野台交番交差点入り信号一つ目左)駐車スペース完備20台
開催期間:   9月15日(金)~27日(水)〔13日間〕
展示時間:   平日10:00~18:00/土日祝日11:00~17:00
        最終日15:00まで
写真展のテーマ: ❝2017 南の島の野鳥写真展❞3rd times
開催者:    TTWPC会員 会長 野口光博 (Tokyo Tama Wild‐Bird Photo Club)
その他展示物: 展示作品の撮影後記(詳しい撮影場所・撮影条件等)をファイルにして会場内に置いてあります。
        最新フォトブックも作成展示予定、ご希望の方には販売もします。

上記の開催期間中に同じ会場内で、人気女流プロカメラマンの「米 美智子写真教室 発表展」が開催されています。
人気プロカメラマンの米美智子先生の写真教室の発表会が開催していますので、野鳥写真だけ撮っているカメラマンでもお隣の会場で景色写真展が行われており、素晴らしい作品が毎回展示されているため、一見の価値は十分ありますので、ご来場の際にはお立ち寄りください。

 石垣島と奄美大島・宮古島に出掛けて行った時に撮った南の島の野鳥達を展示することに予定していますが、日本は南北(約3000km)に細長い本土と島が連なり、世界の中でも珍しい多くの渡り鳥か渡来することでも知られている通り、南の島へ行くとそこでしか見られない野鳥達が亜種を変えてたり生息しています。

 一般的には、北の野鳥達は個体の色が薄く、南へ行くほど個体の色が濃くなると言われており、又、南の島では島の出来た生い立ちが異なるため、奄美大島はユーラシア大陸が切り離された島と言われ、本土では全く見られない固有種(アマミヤマシギ・アマミオオトラツグミ等)のそこでしか見ることが出来ない種が数多く生息しており、手付かずの自然も多く残っておりますので、野鳥好きには絶対欠かせない南の島と言えます。

 沖縄本島と殆んど変わらない大きさの島に約7万人(沖縄本島の1/15の人口密度)しか島民が住んでいませんので、多くの自然が殆ど手つかず状態に残ったものと推測され、天然記念物のアマミクロウサギとの遭遇もできるなど、自然好きな我々野鳥カメラマンにとってもとても魅力的な島と言えます。
 元々は奄美大島は沖縄県であったが、アメリカ軍に占領された後に昭和27年に分割返還されたため、鹿児島に帰属され65年以上経過しているため、沖縄の文化と鹿児島の文化が混じり合い、島全体が独特の雰囲気のある島と言えますが、家の造りなどを見ると沖縄色が薄れてきているものと思われる。
 昨年からLCC(激安航空会社の路線)が奄美大島への就航が始まりましたので、羽田や伊丹・関空からの直行便も新設や増便されており、以前と違い鹿児島空港経由でなどの大幅な時間のロスがなくなり、他の南の島と比べても運賃や宿泊費のコストパフォーマンスもよくなり、又、現地入りしてからの時間を有効に使えるようになりました。

沖縄県の本島や各離島の生い立ち・・・
 又、沖縄県の各離島はリュウキュウサンゴ礁が(約3億年~5000万年前と言われ、北と南で分かれている)隆起して出来た島なので、奄美大島とは島の生い立ちが全く違うため、石垣島や宮古島は、又違う野鳥達が生息しており、春と秋の渡りの時期には多くの野鳥が見られるのも知られている通りです。

 人気の渡り鳥のサンコウチョウなどは、春の渡りや秋の渡りの時に沖縄県中の緑の多い公園に行くと、リュウキュウサンコウチョウに混じって春には尾の長いサンコウチョウが多数見られます。

 人気のヤツガシラも春の渡りの時期には、沖縄の各離島に立ち寄るため、年によって若干の違いはあるものの多い時には石垣島だけで10羽も又それ以上の個体数が確認されているようです。

 年間の平均気温が22度を超えているため、地面の草が一年中枯れることがなく、ヤツガシラ等の旅鳥が渡来しても青く茂った草原や芝の上に降りたって草や芝生の中から餌を啄ばんでいるシーンを撮ると、あの独特のヤツガシラの羽柄と羽色のため、緑の草や芝生の色に生え絵になります。
 石垣島にはカンムリワシやキンバト・リュウキュウコノハズク・リュウキュウアオバズクなどが生息し、3月の中旬を過ぎるとリュウキュウアカショウビンが渡来してきていますので、宮古島にはカンムリワシはいませんが石垣島同様に多くの野鳥の観察ができます。

沖縄本島・・・
 沖縄本島には、山原(ヤンバル)の名前のとおり沖縄本島の北の山や原っぱに生息しているヤンバルクイナ(国の天然記念物)やノグチゲラ(国の特別天然記念物)・ホントウアカヒゲ(国の天然記念物)等の希少種が数多く生息し、我々バーダーを楽しませてくれるが、冬眠しない本島ハブも生息しているため、人気の野鳥達と同じ生息域にいるため、ガイドに案内してもらうなど十分な対策が必要と思われる。

 何度も来ているので「大丈夫だよと言う」というような過信が一番あてにならないため、本土にいるマムシとは訳が違い木の上にいることもあり、人間の体温を感じると温度センサーが感知し木の上から襲われることもあり、素人考えや素人判断は大怪我の元なので止めた方が賢明です。

 ハブも人間が怖い訳ですから、自分が沖縄本島に4年間勤務していたが沖縄本島内では一度も見たことがありませんでしたが、飽くまで那覇市内などの町の中の話であり、山原ではハブだらけと思わなくてはならず全く当て嵌まらない話となります。

 戦後アメリカ軍に山原の殆どが占領され、現在もアメリカ軍の演習場として使用し続けているため、山原の多くの地域は殆ど手つかずで残っているために未開発のところが多く、人間が入らない緑のジャングルとなっているため、ヤンバルクイナやノグチゲラの固有種が生息できているものと思われる。もしかしてバブル時に乱開発されなかったため、残って良かったのかも知れません・・・。

沖縄は日本のハワイ・・・
 本島の中南部(恩納村を中心に)は日本のハワイと名高い、東シナ海の海の美しさは思わず運転していても停めて見てしまう程の美しさですので、沖縄サミット後のここ数年に更にリゾートホテルの建設やリゾート開発が進み、言葉のことや食べ物を考えると日本国内でもありハワイ以上かも知れません。
 沖縄好きの自分にとっては、現役時代の赴任地もあり、それなりに沖縄を満喫していましたので、沖縄県の風光明媚は元より、県民の生い立ちなどが我々ユーラシアから来た民族と違い、もっと南のポリネシアから来た民族のため、北のアイヌの人のような堀の深い顔立ちと肌の浅黒さで女性は美形であり、又、北京原人系の我々本土の人にはある蒙古斑なるものが沖縄には言葉も存在してないのです。

 近年、テレビでよく見掛ける美形のタレントや芸能人の殆どが沖縄出身者が多いのもそんなせいなのかも知れませんが、本当の琉球美人は東京進出をしていませんので、自分が知る限りまだ沖縄では二軍の人達が上京しているものと思われる。

沖縄県あるある・・・ 
 こんな風に人間(ルーツの違う)も野鳥(固有種)も見たことのない出会いがあるかも知れないため、是非沖縄県の本島や離島へ出掛けるといろいろな出会いが待っていると思います。

 しかし琉球王朝は、中国との交易が盛んに行われ、その隆盛は550年も続き、徳川幕府が行っていた参勤交代も琉球王朝から見習ったものと言われているため、あの小さな島で大陸の大きな中国や日本と上手に渡り合い、長きに亘り隆盛を誇っていたことは事実であり、優秀な民族であったに違いないと思わざるを得ません。当時離島から本島へ船を建造し参勤交代のようなことが行われ、謀反を起こさないようにしていたと言われる。

 地名に万葉言葉が多かったり、本土では聞くことのない名前であったり、独特の食文化や芸能に触れるとよく沖縄が身近なものとなり、旅行先で入ったお店で硬水で割って泡盛を飲むと、何処からもとなく聞こえて来る三線の奏でる音楽に乗ってカチャーシーを自然と踊ることが出来るかも知れません。本島の山原地区は昔からパイナップルの産地・・・。

 沖縄県は一年中花が咲き乱れ四季を通して、何かしらの花が咲いていますが、ハイビスカスは日本名や沖縄名(ウチナー言葉)を仏桑花と呼ばれ、あまり縁起のいい花ではありませんのでお墓に植えられていたリ、皆さんがよく見たり知っている大輪の花のハイビスカスは、外国から後から入って来たものであり、沖縄のハイビスカスの原木はもっと小さな八重咲のもので地味な花です。中城城の入口の右側のお土産屋さんのところに原木があります。

 天皇家の人達は各宮様が持ち花を持っており、佳子様の持ち花が「ゆうなの花」ですが、沖縄では道端に普通に咲いている花の一つで、黄色の花の中心のとこが赤紫の可憐な花ですが、知り合いの姪っ子が「優奈」と名付けられ、当時ゆうなの苗木を10本ほど沖縄から持ち込んで来たが、気候や風土環境の違うせいで、なかなか根付かず一本だけ大きく育ちました。

 4000文字書いてしまいましたので、長過ぎるとお叱りを受けるかも知れませんので、沖縄あるあるについては、今度機会を見てブログに書きます。変な意味でなく沖縄は日本であって日本ではないため、本土の人(日本人)には知られてない面白いことがいっぱいありますよ・・・。 

G神社のアオバズクの雛達の巣立ちのその後・・・

2017-07-25 10:42:29 | 野鳥写真

アオバズクの親子・・・

G神社のアオバズクの雛達の巣立ちのその後・・・

 昨日午後(1時頃)からG神社へ行くと、つい先日まで撮っていたところにはカメラマン達がいなくなっており、人数も激減していましたが神社に到着後お参りをしてから正、敷地に入る正面の鳥居のある右側から上の方にカメラのレンズを向けている人が4~5人いましたので、教えて貰うとオスの個体がどうにか見えていましたが、2m右横にいるらしいメスと三羽の雛の姿は寺社林の杉の木の枝や葉に被ってしまい確認できませんでした。

 何処のアオバズクも巣立ちしてしまうと、つがい達が雛を隠すように木の上の方へ移動させてしまいますので、巣立ち後の時間の経過と共に写真は撮り難くんってしまいますが、何処のフクロウ系の巣立ちも同じことになっており、どうしてか不思議に思われるが、雛への給餌場所をつがい達が警戒し木の上の方で行うため、余程条件のいい高い木がないところでない限り、何時までも雛の巣立ちを撮り続けることはできない。

 G神社も同じことになっていますので、殆んどカメラマンの姿がいなくなり、道を挟んで隣の住民の人がもう見えなくなってしまい、今年のアオバズクも終わりだなーあと話していたが、全くその通りでだと思いました。

 何とか雛の写真を撮ろうと探しましたが、上手に隠れており見えなかったため、直ぐに神社を後にし戻ってきましたが、戻る途中に八王子城址公園にも立ち寄ってきましたが、バーダーは誰一人いなく、又ICレコーダーを使い鳴き声を再生しましたが、サンコウチョウのいる気配も無くなっていました。

 気温36°Cmあったため、誰一人サンコウチョウのいなくなった城址公園には来ていないようで、駐車している車も少なくなり、ウィークディーもあったのか、普段ですと来援客があり誰かしらいるのに、公園内は閑散とし人の姿を見ることはありませんでした。

現在の松之山のアカショウビン情報・・・
自宅に戻って来る途中、この夏体調を崩している仲間と会うために、よく待ち合わせに使っているスーパーのイートインまで出て来てもらうことにし、先日の松之山行きで得たアカショウビンの現地情報を教えて上げました。

 毎年、何回か松之山へ出掛けている仲間なのですが夏になる前に手術をしたりして、絶対安静にしなくてはならない期間があったため、この夏は何処にも出られなかったと言っていたので、体調がよくなり出掛けられるようになった時のために、出来るだけ詳しい現地の情報があった方がいい訳で、松之山はそれほど遠くない距離にありますが車で行くとなると、休日や夜間に高速道の割引走行も必要となり、230~240kmと中途半端な距離のため、日中を有効的に使うためには夜間走行すると、多少の仮眠は取ったり一睡もせずに行くと、次の日は寝不足で探鳥や撮影を行うことになってしまいます。

車の中での快適な仮眠スペース・・・
 若い人たちにはどうっていうことが無いのかも知れないが、前期高齢者の70歳のお爺さんにはなかなかのきつい遠征となりますので、自分の場合は助手席を殺してしまい、フラットにしベット状態となる仕様のくるまのなので、布団を敷いてシーツを掛けて枕やタオルケットも用意しておき、何処ででも寝られるようにして一人で出掛けることにしています。

 車の内側の全ての窓にサンシェードのカーテンが付いているため、ある程度の暗さも確保でき快適とはいかないが、疲れが取れるくらいの仮眠ができるようにしてありますので、85kgの体重も充分支えられており、出来る限り無理な運転をしないように気を付けております。

 運転席のシートをリクライニングして眠ることが出来ない質なので、基本宿に泊まることにしているが、冬場の車での移動中も寝袋を二個持って歩き、高速道のSA等で体を休めるため横になり、寒さ知らずで仮眠をとることが出来ています。

異常なマイペースの安全運転・・・
 あの戸隠高原から9時間掛けて、戻ってきたこともありました。普通なら4時間程度で走って戻れる距離を途中の高速のSAで仮眠を取りながらマイペース過ぎる安全運転というか、少しでも眠くなったら直ぐに仮眠を取ると、9時間も掛かってしまい自分でもあまりにも時間が掛かりビックリしてまいました。

 小さい車であるがベットの下に撮影機材が格納できるため、一人での遠出にも全く不自由がなく、もう一台の普通車で出掛けるよりも多くの撮影機材が積むことが出来るし、車中で仮眠することがあっても泊まることはありませんので、ある程度の遠出には全く無理なく体力の維持も出来るため、又、必要な撮影機材も殆んど運んでいけるため、今のところは満足し使用しています。

 旧盆前の7日~10日から松之山へ初めて仲間を一人乗せて行く予定をしていますが、現在使用している車で二人で行ったことがないため、どうなるのか全くわかりませんので、一抹の不安もあります。

 今季三度目の松之山行きとなるため、自然に生息している野鳥だからしょうがない等というような不確定要素の高い遠出とならないようにしたいので、アカショウビンの雛の孵化の情報入手等に万全を図って出掛けて行きますが、とは言っても行って見なきゃ分からないのも事実です。

 今日はよくても明日は駄目という数多く経験していますので、野鳥撮りの難しいと言われる所以なのですからある程度の覚悟はしています。