野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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夏鳥撮影旅の状況と結果。

2016-07-26 23:20:27 | 野鳥写真
真夏の遠出の夏鳥撮影旅の活動報告と成果の状況・・・。

7月18日~24日の1週間の予定で、下記の夏鳥スポットへ出掛けて来ました。今回は一人旅でしたが、
老骨に鞭打ちながら各地を回り運転してきました。


青森県西津軽郡深浦町・(白神山地十二湖)
19日の朝8時半頃に現地に着くと、十二湖付近は小雨が降っていましたが、予め情報を入手していた池の
傍の駐車スペースへ車を停め、アカショウビンが出ている長池へ行くと何人かのカメラマンが居りました。

天候が安定しない中、葉が生い茂る林の中にいてもびしょ濡れになるような雨も降ったり、又、時折小降り
になりったり止んだり、非常に厳しい天候の中での鳥撮りとなりました。

取り敢えず本日の宿のことも決めないといけないため、川崎から来ていた現地で知り合った方から泊まって
いる宿を紹介してもらい、今晩の寝床を確保することができました。

暫らくするとアカショウビンが現れると、池の反対側の木々に止まるが、警戒心が強く止まり木に留まること
がなく直ぐに移動してしまい、寝不足もあり体調もよくなかったせいか動作が遅れ、なかなか止まりものも撮
れなかったが、一応証拠写真を撮ることが出来た。

相変わらず雨が強く降り続いていましたが、小降りになったのを見計らい仲道の池の方へ移動してくると、知
り合いが4人新幹線で青森経由で来たと、偶然の現地での出会いがありました。

移動してきた仲道の池に雨が止みアカショウビンが現れると、何ヶ所かの止まり木に暫らく留まり、仲間達と
一緒に撮ることが出来ました。

1日目の鳥撮りが終えて紹介してもらった宿に着くと、民宿でしたがネットでも話題の民宿のようで、人のいい
ご主人と女将さんが、如何にも東北人らしい青森弁を使い、お風呂が沸いているので直ぐに入ってくださいと言
われると、濡れてしまった身体には有り難いと思っていると、又、食堂へ行くと食べきれない程の夕食が待って
いました。人気の宿で予約が数か月待ちで取れないと、十二湖で遭った皆さんが話していました。

2日目は、雨の降った次の日はアカショウビンの出がいいと言っていたが、知り合いの仲間の二人以外は13時
間以上待つが全くの空振りでした。

3日目は、2つの池とも良かったようでした。
最初に長池の方へ行くと、営巣先も分かり無精卵だったとかで子育てに失敗し、再度の遅い抱卵期を迎えており、
巣穴も見つけました。

長池での納得いくアカショウビンの鳥撮りが出来ましたので、午後に入り早目に切り上げ仲道の池の方へ移動し
ていくと、知り合いの人午前中に達も戻ってしまい、誰も居ませんでしたが、アカショウビンが現れると餌獲り
をし、獲った餌を咥え止まり木の上にくると、いろいろ餌を咥えてパフォーマンスをしてくれた。
被写体までの絶好の距離と絶好の止まり木でしたので、いろいろ撮影条件を変え鳥撮りが出来た。

「終わり良ければ、全て善し」のとおり、最後にアカショウビンのベストショットをゲットすることが出来まし
た。

交友関係を温めるため、6時に間に合うように秋田市内へと向かい、昔の同僚と遭い昔話をしたり食事をし、秋
田市内に泊まりました。

秋田県と山形県の県境・(鳥海山のイヌワシの飛翔スポット) 22日午前中
下界は快晴でしたが、鳥海山のイヌワシの飛翔スポットの56合目付近は雲の中に入り、遠くの方から鳴き声は
聞こえていたが、イヌワシとは出会うことが出来ませんでした。

酒田市の環境庁の猛禽類保護センターに寄り、途中昼食を摂り次の予定地新潟県瓢湖へと向かい走っていきまし
た。

新潟県阿賀野市・(瓢湖) 22日午後
大蓮の花の咲く瓢湖でのヨシゴイとゴイサギの撮影に来ると、数羽のヨシゴイ達が近いところに居ましたので、直
ぐ撮ることが出来た。

渡っていかない数羽のハクチョウ達や数種のサギ類・カモ類達もいた。
あまり遅くならないように本日の泊まり先の上越市へと向かいましたが、昨年高田城の東洋一といわれる大蓮池の
咲くお堀でのヨシゴイとツバメの子育ての空中給餌を撮るため、再挑戦したいと考えている。

新潟県上越市・(高田城のお堀と東洋一の大蓮池) 23日午前
昨年は同日花火大会が開催され、今年も花火大会が開されてしまうとヨシゴイもツバメも居なくなってしまうため、
現地に泊まることにしたが、昨年は新幹線開通記念とかで特別に花火大会が開催されたようだが、今年は蓮祭りだ
けの開催でしたので、暫らくぶりに寝坊が出来た。

繁殖の時期が早く来た時期が遅くれてしまったため、ツバメの幼鳥達は成長してしまい電線に止まり、大蓮の花の
蕾には止まることはありませんでした。

新潟県十日町松之山温泉・(松之山地内及び美人林) 23日午後
新潟県奥胎内市に鳥撮りに来ていた仲間二人が松之山へ初めて来るというので、現地で待ち合わせ案内することにし
た。
仲間達が到着するのを待って、松之山温泉街の奥のブッポウソウの営巣地でのブッポウソウと巣立ちした幼鳥の止ま
りものを撮る。

以前、松之山に訪れたときにお世話になった人と偶然具出会い、アカショウビンが出ているスポットへ明日の朝に案内
してもらうことにし、本日は松之山の定宿にしている旅館に泊まることにしました。

新潟県十日町市・(松之山温泉奥・大厳寺高原付近) 24日午前~午後
朝食前の早朝にブッポウソウのリベンジのため、昨日の鳥撮りスポットへくると、ブッポウソウの止まりもや飛翔シー
ンが撮れる。

「早起きは三文の徳」の如く、ブッポウソウを撮っているとハチクマが現れ、ハチクマの止まりものと飛翔シーンも撮
ることが出来た。

宿に戻り朝食後に場所を大厳寺高原へと移動し、アカショウビンの巣立ちした幼鳥達がいると思われる池の淵の木の中
にアカショウビンの親達が寄り添うように着いていた。

残念ながら巣立ちしているアカショウビンの幼鳥の姿は、撮影場所からは見えませんでしたが、到着した8時半から午
後2時までの間、ずーっとアカショウビンを撮ることが出来ました。
撮り疲れるくらいのこんなアカショウビンの撮影は初めての経験でしたし、晴天の空には鷹柱が立ちハチクマやサシバ・
ノスリの飛翔も撮ることが出来ました。

今回の遠出を相対的に見ると、今回の夏鳥の撮影の旅は青森県十二湖から新潟県松之山での鳥撮りを終え、大分収穫の
多い夏鳥撮影の旅となり、無事に自宅へ戻ると2000キロも走行してきましたが心地よい疲労感がありました。

イヌワシ以外は殆ど目的の野鳥は撮ることが出来ましたので、気持ちよく戻ってくることが出来ました。




夏鳥の撮影に忙しく飛び回っている

2016-07-15 17:29:17 | 野鳥写真
四月のイオンモールでの写真展が終わると、夏鳥の撮影に遠出することが多くなり、夏鳥の撮影できる期間もそう長くなく毎日忙しく動き回っているこの頃です。

写真展前に出掛けた沖縄石垣島から始まると、山梨の高地へ何度か仲間と出掛けて行き、夏鳥の早撮りをしたり、湘南海岸岩礁のある大磯海岸のアオバトの飛来スポットへも仲間と出掛けました。

毎年出掛けている富士山の麓の自衛隊北富士演習場へ仲間と出掛けて行くと、なかなか撮れなかったイスカの群れが現れると、最近にない鳥撮りが出来ました。

昨年から出掛けている新潟県の温泉地へ野鳥集会と探鳥会へ参加するために5/28~31日(三泊四日)の日程で出掛けて行きました。
今年は同地区に例年にない少ない降雪量のためか、珍鳥と言われるアカショウビン達の渡り時期が早かったらしく、既にペアリング等が終わっていたようで、有名なブナ林はもとより周辺のアカショウビンたちの鳴き声も少なかったように感じられました。

新潟県から引き続き長野県の戸隠へ向かい、二十代の若い時以来久しぶりに訪れることにし、今年訪れた仲間からの情報を参考に探鳥と野鳥撮影が出来ました。(5/31~6/3)
初めて泊まったペンションの女将さんの対応と朝食の自家製パンの美味しいの感激する。又、同地域のペンション街にはかってアカショウビンが何度も営巣しているため、今回は少々早かったのか静かなところでしたが、同ペンションに二泊し同地区から戸隠高原までの7~8kmの距離を通うことになりました。

しかし前回は予定していた野鳥達の撮影は出来ましたので、それなりの成果を上げ戻って来ると、(6/15~19日)二週間後に十人近い仲間達と再度出掛けて行きましたが、当地区のアカショウビン達は昨年とかなり状況が違っていました。

今年の新潟の温泉地での目的は、殆どの鳥撮りの人達が「チゴモズ」狙いと言っても過言でなく、野鳥カメラマンとバードウォッチングする人達が目の色を変えてチゴモズを撮っていたり探鳥していた。

昨年はアカショウビンを撮影したり大いに成果も上がりましたが、結局、同地域の道案内を兼ね仲間とのお付き合いで、空振りを承知でも訪れてたり、三度も同地域を訪れました。

今年は二回目に訪れた時に同じ宿に泊まった人から教えてもらい温泉地からあまり遠くない秋山郷で「ハチクマ」も撮ることが出来、今年は同地へは二度で済みそうです。

先月末(6/23~25日)、22日の夜から鳥取県の山の中へ出掛けて行きましたが、テレビもラジオも電話も通じない山の中で、一日中野鳥のことだけ考えて野鳥撮りをして過ごして来ました。

オオコノハズク・コノハズク等の目的の鳥撮りも出来、それなりの成果を上げ戻ってきましたが、帰り道、滋賀県に「ヤイロチョウ」が出ている情報を入手してきましたので、東名高速道を京都東ICで高速を下りて一応現地に寄ってきましたが、一日前に抜けてしまったようでした。(抱卵が始まり鳴かなくなったかも知れないとも・・・)

アカショウビン達は、抱卵中のため警戒心が強くなっており、あまり刺激しないように遠くから狙っていましたので、撮ることが出来ず、7月9~10日頃に雛が孵るため、アカショウビン達の子育てシーンを撮りに来るようにと、施設の館長が話しておりました。

鳥取県まで約650km、青森県まで約750km、各アカショウビンの撮影スポットまでの距離があるが、梅雨空のお天気の状況を確認しながら、遠い青森県の方へ出掛ける予定です。

若いころ秋田勤務があったため、青森県との県境にある白神山系内のアカショウビンの鳥撮りスポットへ出掛けることにし、先日昔の同僚へ現地で用事を済ませた後、暫らく振りに会う約束をしました。

以前国内の景勝地の景色の撮影で、桜前線や紅葉を追い駆け各地へ出掛けていた時にも遭ったことがありましたが、15~20年振りに交友関係を温められるので、そんな楽しみもあり遠出もあまり苦にならない。

また、帰り道には日本海側を走り、鳥海山の「イヌワシの里」飛翔スポットへも寄って来ようと考えており、新潟県の瓢湖や高田城にも「ヨシゴイ」や「ツバメ」の蓮の花とのシーンの撮影にも挑戦してきたいと思っている。

今回の野鳥撮影旅行の成果のよい報告ができるように頑張って来ます。
栃木県に出掛けて撮ってきた「ヤマセミ達」のつがいで飛んでいるシーンのベストショットを次回投稿します。