ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

農口純米酒無濾過生原酒

2015-11-18 20:50:07 | 日本酒

西条のムラカミ酒店で購入。

農口という銘柄だ。農口酒造ということ。石川県の能美市の蔵元のようだ。正直、能美といえば広島しか思い浮かばないのだった。

注ぐ。フレッシュな香り。ちょっと(リンゴ酸や、乳酸的な)酸味のある香りがかくれていなくはないが、それはタイミング的なものであろう。

飲む。これはスッキリ爽やか系だ。口に含んで香りたつその印象がそうだ。最近飲んだ中では刺激感が多い。もちろんいい意味だ。

ヨード感のある渋味と後味のそれプラス苦味が特徴だし米の旨みも感じられる。

スペック的には純米酒だが、いい。

20151120追記。

飲み口は辛味があるが、つるっとした滑らかな食感。直後に吟醸感がやってきて、渋味、苦味が印象的に残っていく。

淡麗だが、後味に強い印象が残る。

20221110追記。

まさか醸造元のエリアで仕事をすることになるとは思わなかった。

農口氏の名前を使うことでドロドロにもめているようだが。

そう思いをはせるとどことなく寂しげだ。


悦凱陣純米酒オオセト

2015-11-18 20:38:14 | 日本酒

西条のムラカミ酒店で購入。

仕込み13,14号だそうだ。

香りは、日本酒っぽい予感。しかしフルーティーさを期待させる香り。

飲むと、これはいい。バックにヨード感があるが 、吟醸風な風味があり、辛口の風味で雑味のようにも感じる重厚感があるが、背景に酸味が感じられる。

食事との合わせだが、今、ブリの刺身と合わせてみた。ブリは油が濃厚で、かなり主張が大きいと思うが、それに負けない力強さがある。うまく合わさって、濃厚な凱陣となる。

使用酵母は熊本9号とあるので、吟醸香が感じられるのかもしれない。

20151120追記。

呉春の特吟と比べる。呉春の方がなめらかでするっとして角がない。逆に凱陣は荒々しい。フレッシュ感がありながら、味が大胆で周囲に刺激を発している感じだ。ワイルドだ。

20190308追記。

2回目となるが今回は、平成29年醸造仕込52,53号となる。醸造年となると2年前だが、製造年月は平成31年1月だ。

久々の凱陣だからか、重厚で酸味があってうまい。直近で飲んだ酔鯨の吟麗や土佐しらぎくのようなフルーティーな日本酒からすると、違う方向性だが、この凱陣はこれはこれでうまい。

第一印象ではヨード感があるということだったが、久々の凱陣オオセトはそんな印象はなく、ちょっと苦みがあるかなという程度だった。

しかし、飲むほどにヨード感がよみがえってきた。ただそれは悪いものではない。

20190315追記。

きゅうりの塩を降ったのと合わせると、この凱陣が桃のような風味になり、なんだかうまい。

凱陣の濃厚で酸味の強い個性が、桃の味に昇華される。

20191228追記。

平成30年酒造の仕込み11,12号。