ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

秋鹿純米吟醸ひやおろし山田錦

2015-11-05 21:56:00 | 日本酒

気になるのは、未開封の時に瓶を揺らすと細かい泡が出て、やや発泡性ありかと思わせられた。

注ぐと、薄い色で黄緑系。香りは日本酒っぽさが主。ではあるが、先ほどのるみ子の酒よりは薄い。

飲む。吟醸香やフルーティーさはない。日本酒っぽい、気がする。しかし、何かつぶらなきれいなような、ある種のすがすがしさを感じさせる味だ。+7.0という辛口のせいか?辛口でドライ寄りのため、後味は嫌な感じではない。

以前飲んだ秋鹿「倉垣村」のほうが先ほどのるみ子の酒に近い。

20151110追記。開封して落ち着いてきたのか、味の特徴が出てきた。辛味はやはりある、そして低音だ。フルーティーとも言えるし、熟成香とも言えるが、前者の印象だ。古酒風に見えて、米の芯の爽やかさが感じられる。そして口の中の奥の上部で酸味を感じる。

うるめの若干しを炙ったものと合わせているが、意外と、この酸味が丸干しの魚くささと合う。秋鹿単独でもうまいが、この若干とも合うようだ。


すっぴん るみ子の酒 純米吟醸無濾過生原酒

2015-11-05 21:17:09 | 日本酒

香川に出張の折、ふくしま屋(香川県高松市福岡町3-12-13)で購入。

以前も行ったことがある。それは悦凱陣が目当てであったが、その時は一つも残っていなかった。今回は数種類あったが、ちょっと高めのものしかなかったので、手が出なかった。前回「るみ子の酒」というのがあるのを覚えていた。その時は、ラベルのイラストが夏子の酒の作者、尾瀬あきら氏によるもので、亀の翁の醸造元の酒か?くらいにしか思っていなかった。その時は香川の酒を買うつもりでいたので、気に留めてなかった。その後、探偵ナイトスクープのYoutubeの動画で、無造作に開封すると、猛烈に中身が噴き出して、一滴も飲めないというのをみて、これがあろるみ子の酒か、と知ったり、先日の西条の酒まつりで結構おいしかった印象があり、今回は逆に、るみ子の酒目的で訪ねた。

平成25酒造年度仕込み18号で、上槽日 平成26年3月3日とある。

香りは意外にも日本酒っぽいし、とろみを感じさせる古酒のような甘みのある香りだ。(正直期待外れ)

味は、まったく純米吟醸ではない。吟醸香や吟醸のようなフレッシュでフルーティーさがない。

しかし、濃厚で、ずっしりとした日本酒だ。吟醸香のようなものがわずかに、そういえばそうか、と思われるくらいの控えめさで感じられるくらいだ。

酒まつりで飲んだのは同じ9号酵母を使用したものだが、あの、特別純米(吟醸ではない)のほうが吟醸香があった。なかなかスペックだけでは味は予想できないものだ。

香りの吟醸酒を卒業したいときに飲む酒か?

20151110。追記。これはややおかしい、あらばしり、と言うと若い酒で、それこそフレッシュでさっぱりしているはずだが、全くその逆で、古酒的だ。それが強くなってきた。まず甘い、そして粘度が高い。この感覚は今の自分にはまだ楽しめない。これは燗にしてごまかして飲むタイプか?

 

20151117追記。写真のラベルをよくみたら2014年10月と書いてある。今年は2015年であることをすっかり忘れていた。一年前の酒だったのか。しかし、1年でここまで古酒的に熟成されてしまうのか。