心配事や不安を感じると心臓の鼓動が速くなる。動悸がする。逆に身体的な健康状態(不整脈、狭心症などの病気)によって、不安感や鬱状態を引き起こす。ここで意味するのは病気が心配という理由からではからではない。鼓動が速くなるという生理現象と不安という感情が密接に関連しているということである。ただしあくまで生理現象と感覚だけのことであって、認識や感情や思考といった高度な働きは二次的なものである。心臓がどうにかなるのではないか?倒れて病院に運ばれるのではないか?と言うような具体的な不安ではない。漠とした不安だ。ただ得体の知れない不快感だけを感じる。これにもう少し高次の精神的活動(思考や記憶を引き出す、思考する関連付ける)が付加されて心臓病か?入院が必要か?となる。意識と感覚は同じものではないが生理現象に対して一々反応する感覚は意識の原料として利用されるのではないだろうか。
生理現象ー感覚の関係だけで見ると(つまり低い次元での精神活動として)、病気としての精神症状のことだが、不安や緊張による鬱症状によって動悸がするし、逆に精神状態が原因ではない心臓病の発作が、全く関係のないように思われる鬱症状を引き起こす事もありうる。動悸が鬱と錯覚させる。