市原市内の医療機関による労災診療費の不正受給問題で、千葉中央署は10日、通院期間を水増しして労災診療費約1400万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで市原市千種2、医師、高岡典子容疑者(54)と夫で鍼灸(しんきゅう)師、利昌容疑者(57)を逮捕した。2人は容疑を否認している。
2人の逮捕容疑は共謀の上、2007年9月25日~翌年1月25日までの間、それぞれが代表を務める診療所と鍼灸院に労災で通院していた男性患者2人について、通院期間を水増しして診療費請求内訳書を作成したうえ、労災保険情報センターに提出し、5回にわたって診療費計約1411万円を詐取した疑い。
同署によると、千葉労働局が労災保険の給付のために詳しく調べたところ、1人の患者が07年9月から通院していないことが判明。もう1人も内訳書の通院期間前に治療が終わっていることが発覚し、同局が12年、診療所などを同署に詐欺容疑で告発していた。
典子容疑者は「全く身に覚えがない」、利昌容疑者は「患者の数が多いので思い出せない」などと供述している。
2014年07月11日 千葉日報
2人の逮捕容疑は共謀の上、2007年9月25日~翌年1月25日までの間、それぞれが代表を務める診療所と鍼灸院に労災で通院していた男性患者2人について、通院期間を水増しして診療費請求内訳書を作成したうえ、労災保険情報センターに提出し、5回にわたって診療費計約1411万円を詐取した疑い。
同署によると、千葉労働局が労災保険の給付のために詳しく調べたところ、1人の患者が07年9月から通院していないことが判明。もう1人も内訳書の通院期間前に治療が終わっていることが発覚し、同局が12年、診療所などを同署に詐欺容疑で告発していた。
典子容疑者は「全く身に覚えがない」、利昌容疑者は「患者の数が多いので思い出せない」などと供述している。
2014年07月11日 千葉日報