医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

労災診療費水増し1400万円だまし取る 詐欺容疑で夫婦逮捕

2014-07-11 22:52:57 | 医療界
 市原市内の医療機関による労災診療費の不正受給問題で、千葉中央署は10日、通院期間を水増しして労災診療費約1400万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで市原市千種2、医師、高岡典子容疑者(54)と夫で鍼灸(しんきゅう)師、利昌容疑者(57)を逮捕した。2人は容疑を否認している。

 2人の逮捕容疑は共謀の上、2007年9月25日~翌年1月25日までの間、それぞれが代表を務める診療所と鍼灸院に労災で通院していた男性患者2人について、通院期間を水増しして診療費請求内訳書を作成したうえ、労災保険情報センターに提出し、5回にわたって診療費計約1411万円を詐取した疑い。

 同署によると、千葉労働局が労災保険の給付のために詳しく調べたところ、1人の患者が07年9月から通院していないことが判明。もう1人も内訳書の通院期間前に治療が終わっていることが発覚し、同局が12年、診療所などを同署に詐欺容疑で告発していた。

 典子容疑者は「全く身に覚えがない」、利昌容疑者は「患者の数が多いので思い出せない」などと供述している。

2014年07月11日 千葉日報

「整理屋」から仕事、弁護士らを起訴 東京地検特捜部

2014-07-09 23:15:30 | 法曹界
 東京都内の複数の弁護士が、消費者金融への過払い金の返還請求業務などを弁護士資格を持たない「整理屋」と呼ばれる業者からあっせんされていた問題で、東京地検特捜部は9日、弁護士3人を弁護士法違反(非弁提携)の罪で在宅起訴し、発表した。あっせんしたとされるNPO法人の元理事長も、同法違反罪で在宅起訴した。

 起訴されたのは、東京都目黒区の宮本孝一(46)、同中野区の岩渕秀道(81)、同江戸川区の吉田勧(53)の3弁護士と、NPO法人「ライフエイド」(東京都台東区、清算)の小林哲也・元理事長(49)。宮本弁護士と小林元理事長は起訴前の朝日新聞の取材に、違法なあっせん行為への関与を認めていた。

 起訴状などによると、小林元理事長は2011年8月~12年2月、消費者金融などへの多重債務者11人から相談を受け、過払い金返還請求の仕事を弁護士らにあっせんしたとされる。

2014年7月9日19時26分 朝日新聞

医師が強制わいせつ 停職6月、依願退職 千葉県病院局

2014-07-08 22:38:19 | 医療界
 千葉県病院局は7日、同僚女性に対する強制わいせつ容疑で逮捕された県立病院医長の医師男性(33)を停職6月、知人男性を殴り傷害罪で起訴された同局の主査男性(45)を停職1月の懲戒処分にしたと発表した。医師男性は同日付で依願退職した。

 同局によると、医師男性は4月2日午前1時半ごろ、千葉市内で行われた職場の送別会後、自宅前まで車で送ってくれた同僚女性に車内で抱きつき、胸を触るなどのわいせつ行為をした。

 翌3日に職場からの連絡で発覚。5月23日に女性が千葉中央署に被害届を出し、6月9日に逮捕され、同16日に示談が成立し釈放された。医師男性は「酒の酔いに任せた」と話しているという。医師男性は昨年度から非常勤で同病院に勤務。本年度から正規職員になったばかりだった。

◆主査男性は傷害で1月
 一方、主査男性は1月18日午後1時45分ごろ、いすみ市内の飲食店で知人男性の顔面を手拳で2回殴り、首に10日の軽傷を負わせた。

 6月5日に千葉一宮区検が傷害罪で略式起訴、同11日に千葉一宮簡裁が罰金20万円の略式命令を出した。主査男性は同20日に納付した。主査男性は、家族から借りた金を知人男性が返さないことに激高し殴ったという。

 県病院局は県庁内の内規を理由に職員の職種や名前などを公表していない。

2014年7月8日16時27分配信 千葉日報