医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

酒気帯び運転の女性巡査を懲戒免職 千葉県警、同乗した男性巡査も 「代行をなかなか手配できず」 友人の違反、切符切らなかった巡査部長は減給

2023-02-11 19:51:38 | 法曹界
 千葉県警は10日、酒気帯び運転した木更津署の女性巡査(24)と同乗するなどした同署の男性巡査(24)を懲戒免職処分とした。同署の別の男性巡査(23)も同乗しており、停職1カ月の懲戒処分とした。停職の男性巡査は同日依願退職した。県警は3人を道交法違反(酒気帯び運転)容疑などで書類送検。女性巡査は飲酒運転を「複数回これまでにやっている」と説明している。

 県警監察官室によると、昨年11月21日夜、木更津市内の居酒屋やカラオケ店でサワーを複数杯飲んだ後、帰宅時に女性巡査が自家用車を運転し、男性巡査2人が同乗した。また12月2日夜、女性巡査は免職になった男性巡査と飲酒。2軒目に向かう際と3日未明の帰宅時にも女性巡査が運転して男性巡査が同乗した。

 いずれも休日で、女性巡査は自家用車で居酒屋を訪れていた。県警は動機について「運転代行を呼んだが、なかなか手配できず、飲酒運転した」と説明した。3人は「警察官として許されないことをした」と謝罪。同月上旬に女性巡査が無断欠勤したことから、県警が免職になった男性巡査に事情を聴いて発覚した。

 旭署地域課の男性巡査部長(51)も減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けた。巡査部長は昨年9月11日、旭市内で交通反則(青切符)で処理する道交法違反(踏切不停止)を取り締まったが、違反者が友人だったため、口頭警告とした。関東管区警察局に情報提供があり、発覚した。巡査部長は「今後顔を合わせた時に気まずくなると考え、口頭警告にした」と説明。県警は犯人隠避容疑で書類送検した。

 県警監察官室の川口光浩首席監察官は「再発防止に努める」とコメントした。

2023年2月10日 千葉日報
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