なにぶん都内までは交通費も掛かりますので、出掛ける御用は同じ日にまとめたりなんか致します。そんな訳で、一日に観劇二本なんて事が ままあります。先週末は、新宿御苑前でマチネの後 渋谷へと河岸を変え、七之助さんを拝んで参りました。
まずは、新宿御苑前 シアターサンモール。
ロマンスグレーでダンディな同輩(といっても人生は私が後輩もいいとこ)モッチーの舞台です。
演劇倶楽部『座』
『おたふく』(3/18 マチネー)
原作:山本周五郎
構成 / 演出:壤晴彦
出演:土居裕子、相澤まどか、森一馬、内山森彦、壤晴彦、
時村三枝子、松本好永、高野力哉、溝上伊都子、秦和子、
前田恵美、望月邦秋、石松啓太、高木真綾 他
生演奏:鳳聲喜三雄(ほうせいきさお 邦楽囃子笛方)
壤晴彦氏の朗読を軸に、気立ての良いおしずの 塔が立って尚初々しい様を描きます。土居裕子さんのおしずの可愛らしいこと。年齢を感じさせないおしずという役どころにぴったりです。おしずの父親役のモッチーも、品があって ぴったり。『座』を離れた今も 再演に声が掛かるというのも頷けます。
Bunkmura シアターコクーン
『ETERNAL CHIKAMATSU』
-近松門左衛門「心中天網島」より-(3/18 ソワレー)
作:谷 賢一
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演:深津絵里、中村七之助
伊藤 歩、中嶋しゅう、音尾琢真、
中島 歩、入野自由、矢崎 広、澤村國久、
山岡弘征、朝山知彦、宮 菜穂子、森川由樹
:::遊女・小春、治兵衛、その妻・おさんの三角関係を見事に描いた近松門左衛門の代表作「心中天網島」をベースに、”究極の愛”を描いた『ETERNAL CHIKAMATSU』
『日陰者に照る月』でウエストエンド演劇賞を受賞、その後、様々な作品でトニー賞を受賞・ノミネートし続け、世界の演劇界に衝撃を与え続けている演出家・デヴィッド・ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき、作家・谷 賢一が書き下ろす最新戯曲。
今回が初共演となる、日本を代表する女優の一人深津絵里とこれからの歌舞伎界を担う中村七之助のダブル主演。共演には伊藤歩、音尾琢真(TEAM NACS)、中嶋しゅうなど、錚々たる俳優陣が顔をそろえる。:::
いや、文句無く美しゅうございます 七之助さん 常々 口跡が福助さんに似ていると思っていたのですが、今回の舞台は 玉三郎さんを思わせます。上演の戯曲に関しては 納得いかない部分も多々感じる公演ですが、大層美しい溜息もののステージではあります。
でもね、心中物描くのに、「生きろ」とか「生き抜け」って、そんな正論を振りかざされても なんだか艶消しだヮョって思う訳です。
まずは、新宿御苑前 シアターサンモール。
ロマンスグレーでダンディな同輩(といっても人生は私が後輩もいいとこ)モッチーの舞台です。
演劇倶楽部『座』
『おたふく』(3/18 マチネー)
原作:山本周五郎
構成 / 演出:壤晴彦
出演:土居裕子、相澤まどか、森一馬、内山森彦、壤晴彦、
時村三枝子、松本好永、高野力哉、溝上伊都子、秦和子、
前田恵美、望月邦秋、石松啓太、高木真綾 他
生演奏:鳳聲喜三雄(ほうせいきさお 邦楽囃子笛方)
壤晴彦氏の朗読を軸に、気立ての良いおしずの 塔が立って尚初々しい様を描きます。土居裕子さんのおしずの可愛らしいこと。年齢を感じさせないおしずという役どころにぴったりです。おしずの父親役のモッチーも、品があって ぴったり。『座』を離れた今も 再演に声が掛かるというのも頷けます。
Bunkmura シアターコクーン
『ETERNAL CHIKAMATSU』
-近松門左衛門「心中天網島」より-(3/18 ソワレー)
作:谷 賢一
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演:深津絵里、中村七之助
伊藤 歩、中嶋しゅう、音尾琢真、
中島 歩、入野自由、矢崎 広、澤村國久、
山岡弘征、朝山知彦、宮 菜穂子、森川由樹
:::遊女・小春、治兵衛、その妻・おさんの三角関係を見事に描いた近松門左衛門の代表作「心中天網島」をベースに、”究極の愛”を描いた『ETERNAL CHIKAMATSU』
『日陰者に照る月』でウエストエンド演劇賞を受賞、その後、様々な作品でトニー賞を受賞・ノミネートし続け、世界の演劇界に衝撃を与え続けている演出家・デヴィッド・ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき、作家・谷 賢一が書き下ろす最新戯曲。
今回が初共演となる、日本を代表する女優の一人深津絵里とこれからの歌舞伎界を担う中村七之助のダブル主演。共演には伊藤歩、音尾琢真(TEAM NACS)、中嶋しゅうなど、錚々たる俳優陣が顔をそろえる。:::
いや、文句無く美しゅうございます 七之助さん 常々 口跡が福助さんに似ていると思っていたのですが、今回の舞台は 玉三郎さんを思わせます。上演の戯曲に関しては 納得いかない部分も多々感じる公演ですが、大層美しい溜息もののステージではあります。
でもね、心中物描くのに、「生きろ」とか「生き抜け」って、そんな正論を振りかざされても なんだか艶消しだヮョって思う訳です。
切ないとか 哀しいとか、強く出てた方が 歌舞伎らしく
浄瑠璃らしく 美しい。
折角 中村屋の定式幕を使ったりしてるから、もっと歌舞伎の色を
出して良かったんじゃないかなと思います。
現代とシンクロさせるアイディアは 悪くないので、改訂版とか
出来たら また観に行きたいヮ。
取り敢えず四谷怪談、取らなきゃネ。
もう少し腑に落ちるのかな~って、後になって思いました。
でも七之助ちゃんは、文句なく美してかっこよかった ~ (^^)