たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

出掛けたついでに... その2(劇場編)

2010年12月14日 10時09分42秒 | 観る
あっちこっち行き歩いた先週末だけど、その基盤にあったのが 渋谷での観劇。そして、出掛けるついでの筈のプレッツェル屋も「行くなら午前中を目指さなきゃ!」となり、結果 間に大きな空き時間が! ならばと、気になっていた映画を観るべく 名画座(飯田橋ギンレイホール)へ。

やさしい嘘と贈り物(12/10 劇場にて)
原題:LOVELY, STILL
制作国:アメリカ(2008年)
監督・脚本:ニコラス・ファクラー
出演:マーティン・ランドー
   エレン・バースティン
   エリザベス・バンクス
   アダム・スコット

家族の事もすっかり忘れてしまった認知症の夫が、再び妻と恋に落ちる...
予告編で なんとなく内容は分かっていたので、本当は 殿と一緒に観たいと思っていた作品なんだけど、残念ながら スケジュールを合わせる事が叶いませんでした。

思っていた通りの 心温まる物語だったけど、もっと 昔のデートを辿る様な部分があっても良かったのかなぁ...。そもそも、夫は なぜ独り暮らしをしているのかしら... とか、良さげな作品なのに... 主演の二人もとても素敵☆... なのに もう一つグッと来ない...。

長編映画が初監督となるニコラス・ファクラーは 撮影当時 24才とのこと。なるほどね (^_-)b 今後に期待。でもね、夫婦で観ると きっとお互いに優しくなれますョ



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そして、この日の メインイベント
黴菌(12/10 Bunkamura シアターコクーン)


作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出 演:北村一輝、仲村トオル、
   ともさかりえ、岡田義徳、
   犬山イヌコ、みのすけ、小松和重、
   池谷のぶえ、長谷川博己、緒川たまき、
   山崎一、高橋惠子、生瀬勝久
公演日程:2010年12月4日(土)~26日(日)


ケラリーノ・サンドロヴィッチという人は 本当にお茶目な人だと思う。
一昨年の『どん底』にしても、今回の 昭和三部作にしても(一作目を観ていませんが...)、ともすれば 退屈になってしまう新劇調。なのに どこかやっぱり 新劇を茶化している風な気配を感じる。きっと パロディ好きなのですね。台詞回しが突飛な訳ではないのに、「間」なのだろうか、そこはやっぱりケラだな と感じる演出です。

戦中も含め 裕福であった五斜池家も 終戦と共に没落。
物語としては チェーホフの『桜の園』が、舞台装置や群像劇の描き方が マキノノゾミの『東京原子核クラブ』が浮かんできます。北村一輝、仲村トオルが とても印象的でした。...っていうか、仲村トオル 可笑しすぎ

なんですか...
長谷川博己さんって、今 NHKの不倫系(?)ドラマ(本日最終回)で 話題騒然の方だそうで、ドラマを観ていないので 全く存じ上げなくて... そうと知っていたら もっとじっくり観てくるんでした

内容が密というわけでもないので、上演時間は もう少し圧縮できるのかも知れません。雰囲気があるので 全く以て退屈などということはありませんが、休憩を挟んでも 終盤は ちょっとエコノミー症候群になりそう。観劇に際して、足首の自由が利かないブーツは あまりオススメできません ワタシは、ショートブーツで ちょっと後悔


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