たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

オークション絡みの二本

2013年06月03日 09時53分40秒 | 観る
笑った!!
モネ・ゲーム(5/29 劇場にて)

制作国:アメリカ(2012年)
原題:GAMBIT
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
  (1966年『泥棒貴族(Gambit)』を翻案)
出演:コリン・ファース(ハリー・ディーン)、
   キャメロン・ディアス(PJ・プズナウスキー)、
   アラン・リックマン(シャバンダー)、
   トム・コートネイ(ネルソン少佐)、
   スタンリー・トゥッチ(マーティン)、
   アンナ・スケラーン、伊川東吾、ジェラード・ホラン 他

オープニングのアニメーションからして、なんだかわくわくして来ます 限りなく英国っぽいコメディなんだけど、アメリカ映画なんですね。

笑い転げながらも、ハリーが仕返しをしようとしてる相手 シャバンダー氏が あまり悪い人物に見えなくて、ハリーばかりが空回りしている感じが惜しいョね... と思っていたら、シャバンダーの本性は ラストのワンカットにちゃんと描かれていて 大納得 最初 全く喋らないキャメロン・ディアスも、あまりにもわざとらしく描かれた日本人像にも、ちゃんと理由(わけ)があって、この辺は コーエン兄弟の脚本の妙でしょうか。ホテルマンのふたり、面白すぎます!!

テキサス訛りの明け透けなPJに対して 必要以上に馬鹿丁寧なキングスイングリッシュのハリー、更には日本語訛り ドイツ語混じりと、とにかくもう全体の雰囲気自体が 可笑しい 可笑しい (≧∇≦) 英語が堪能なら もっと面白いんだろうなぁ~。でも、朧な理解でも充分可笑しい!! そして、最後の最後まで 観客は騙されっぱなしという90分なのでした。

日本人って、お笑い大好きの割に コメディ軽視の傾向があるのは否めませんが、初デートには コメディ映画がいいみたいですョ。周知のこととは思いますが、泣くツボは 誰でも似たり寄ったりなのに対して 笑いのツボは人それぞれ。映画を観て 同じところで笑うのは相性の良い証拠とか。我が家は 恐ろしい程おなじところで笑いますが、斜め前に座っていた熟年男性とも 相性がいいかも(^^;) 尤も、その男性は うち以上にお気に入りのご様子。声も高らかに 拍手までして笑っておいででした


銀座テアトルシネマ クロージング作品
天使の分け前(5/29 劇場にて)

制作国:イギリス/フランス/ベルギー/イタリア(2012年)
原題:THE ANGELS' SHARE
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァーティ
出演:ポール・ブラニガン(ロビー)、ジョン・ヘンショウ(ハリー)、
   ガリー・メイトランド(アルバート)、ウィリアム・ルアン(ライノ)、
   ジャスミン・リギンズ(モー)、ロジャー・アラム(タデウス)、
   シヴォーン・ライリー(レオニー)、チャーリー・マクリーン(ロリー・マカリスター)他

先月末日を以て、演劇の劇場であるル・テアトル銀座と共に 26年間の歴史に幕を降ろした 銀座テアトルシネマの最後の上映作品です。

樽のウィスキーは、年に2% 蒸発したりで目減りするのだとか。
その目減り分を“天使の分け前”と言います。

軽犯罪歴があり 八方塞がりの主人公が、ウィスキーのテイスティングの才に長けている事から 活路を見出す... ざっくり言うと そんな話。ところが、八方塞がりも半端じゃなくて、正攻法で身を立てられる程 世の中都合良く出来ていない!!  そこで“天使の分け前”です♪ 才能と努力の物語と思って観た方には 少々ウケが悪かった様ですが、なかなかの秀作ですし、ウィットに富んだ上質のコメディでもあります。スコットランドの空気感が 作品全体を包み込んで 独特の味わいです。


成功者の回想という仕立てなら 真面目な日本人にも受け入れやすかったかもね(^^)b

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4 コメント

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ちょっと~ (cyaz)
2013-06-03 18:11:06
mayumiさん、こんばんは^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m

コーエン兄弟の手による脚本と言うことで
少し期待大で観に行ったのが良くなかったのか(笑)、
ちょっと物足りない感は否めませんでした(汗)
キャメロン・ディアスがあまり効いていなかったような気がして・・・。
アラン・リックマンはどの映画もマイ・ペースで、
この人、何やっても動じない人に見えますね(笑)
コリン・ファースはやはり『英国王のスピーチ』のイメージが強すぎて(笑)
返信する
cyazさんへ (mayumi)
2013-06-03 18:41:11
いえいえ、こちらこそぉ~~(*^o^*)

私は 殆どの映画が、あまり予備知識無く観に行くので
(たまに原作を先に読んじゃう時もありますが)
今回 脚本がコーエン兄弟っていうのは後で知ったんです。
尤も、コーエン兄弟の監督作品なども ほぼ未見なんですが(^^;)
私は、『ジョニー・イングリッシュ』とか この手の笑いは かなり好きでして、
やっぱり 笑いのツボは人それぞれなので、取り敢えず映画館に出掛けて良かったな と(^_^)v
とてもテンポの良い作品だったと思います。
感想 真逆くらい違いますが、いーョネ
返信する
笑えた~ (NAO)
2013-06-08 16:47:25
OPのアニメ、なかなかしゃれてましたよね♪

ツッコミありありの映画でしたが、笑っちゃいました。
アラン・リックマンは、スネイプ先生の黒髪スタイルの
イメージが強烈にあるので、金髪姿がめっちゃ新鮮に
感じてしまいました(^m^)

あと、まさかまさかのヌード?にはやられました
返信する
NAOさんへ (mayumi)
2013-06-09 16:08:02
いきなり惹き付けられるオープニングでした♪
私は寧ろ 手放しで笑っちゃった作品でしたが、
アラン・リックマン演じるシャバンダーが
あまり酷い人物には見えなくて、なんだか ハリーの「思い込み」「独りよがり」とも取れるのが
ちょっとねぇ... と思っていたら、ラストのあの全裸カット!!!
これでシャバンダーの化けの皮も剥がれ、全てがスッキリ丸く収まるという構成に脱帽でした。
あのたった数秒のカットが無ければ 成立しない映画でしたネ。
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