隣は何をする人ぞ

出会いそうで出会わない...

『おと・な・り』（劇場にて 7/15）

制作国：日本（2009年）
監督：熊澤尚人
音楽：安川午朗
脚本：まなべゆきこ
出演：岡田准一、麻生久美子、
　　　谷村美月、岡田義徳、
　　　池内博之、市川実日子、
　　　とよた真帆、平田満、
　　　森本レオ 他

恋愛映画って、最近 ほとんど観ませんねぇ...。
J事務所とても とりたてて誰の贔屓というでなし...なのですが...

この映画が ピピピッとアンテナに引っ掛かったのは、タイトルの おと・な・り というのが「お隣」と「音鳴り」の意味を併せ持つと小耳に挟んだから。あ...冒頭で「恋愛映画」と書きましたが、この映画が 恋愛映画かどうかは別として、惚れた腫れたの様相を呈するのは そろそろ作品も終わろうかという 終盤2～30分位のものでして、それまでは 同じアパートの隣り合わせに住む二人［売れっ子カメラマンながら好きな物を撮れずにいる聡と 花屋でアルバイトをしながらフラワーデザイナーを目指す七緒］は、出会いそうで出会わない 気になっているのに気にしない。まるで、平行して走る線路の様に 時にぐぐっと近付き 時に離れ...決して重なり合う事はありません。互いの生活音を心地良く思い 互いに隣を意識しているにもかかわらず、二人の物語は 一切関わり合うことなく それぞれに進行していきます。あぁ！もう じれったい！！　このまま 二人の間に何事も起こらず「二人はそれぞれにそれぞれの人生を歩んでいくんだねぇ これからも...」なんて終わり方されちゃったら ジレンマ ジレンマ！！！ という観客の気持ちを ちゃぁ〜んと汲み取ってくれる ちょー納得の結末☆ 歓びの定石通り☆　映画館にいる時間が気持ちいい♪ そんな映画なんですねぇ～ 　

観てヨカッタ　ちょっとヘンテコな映画 続いちゃったしネ

この昭和なアパートも重要な要素