たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

東西 食文化の違いについて「おしるこ と おぜんざい」

2005年02月22日 01時28分45秒 | 東西 食文化の違い
上京して初めて聞いた言葉『御前しるこ』『田舎しるこ』。。。
「むむむむむ...どうやら『おぜんざい』のことを『田舎しるこ』と
いうのだな...」

そう...東西で同じ言葉でもそれぞれ指している物が違うのです。
西日本では『おしるこ』といえば、即小豆粒のない こし餡や
晒し餡を使った さらっと仕上げたものを指します。

ところが、東日本では小豆汁なら『しるこ』と呼び 二種に大別されます。
ひとつは『御前しるこ』・・・これは西日本の『おしるこ』と同じでサラサラ。
もうひとつは『田舎しるこ』・・・西日本で『ぜんざい』と呼ばれるもので
粒餡で仕立てたもの。どちらも『汁粉』というだけあって もちろん
汁気があります。

さて、西日本で汁気のあるはずの『ぜんざい』...同じ呼び方でも
東日本では汁気のほとんどない餡を餅に添えた物を指します。
『小倉ぜんざい』ともいうのかな...。
じゃぁ 西日本には東でいう『ぜんざい』は無いのかというと
これは『亀山』と呼ぶらしいのですが...実は、私にとっては
これ...ちょっと異文化な単語。う~~~ん 確信はないけど
近畿地方限定の呼び方かもしれない...。
四国や九州以南の人は言うのかなぁ...『亀山』...。


そもそも『小倉』も『亀山』も小豆のことを指すらしいのですが
これは、古くから丹波が小豆の産地であるということに
端を発しているようです。
丹波と京の都の境にある山...小倉山、そして亀山。
つまり、その山を越えてやってきた丹波の名産品というような意味で、
大納言小豆のことを呼んだのに始まる、という説はかなり有力?
                             

さりとて お椀の中に小倉餡とお餅が入っているという食べ物は
私の原体験にはなく...お餅をあんこで食べたことがないわけでは
ないけれど...それは、お皿の上。いうなればPTAのバザーで作る様な...
だけど あれは『ぜんざい』とも『亀山』とも呼ばないでしょ?
ってことは『ぜんざい』や『亀山』になるためには品格が必要...?

そういえば沖縄で『ぜんざい』っていうと『小倉餡の上にかき氷』
なんだよね。う~~~ん 異文化


シリーズ次回は『長命寺 と 道明寺』。
   かき氷ならミルク金時が好きっ!(子どもの頃は断然イチゴミルクだったけど...)
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2 コメント

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なるほど。 (みなこ)
2005-02-23 15:15:16
いろいろお勉強になります。

小さい頃はあまりあんこ類は食べなかったんだけど(母が苦手だったみたい)、『おしるこ』は、サラサラで白玉だんごが入ってて、『田舎しるこ』はツブツブで焼いたお餅が入ってるんだと、昔、成田山の近くの甘味処で誰かに教わった・・・。私の好みはツブツブで白玉だんごがいいんんだけど。
それは「白玉善哉」 (mayumi)
2005-02-23 21:26:19
私の中ではね☆



そういえば お月見の時 本格的にお団子を作るのは面倒なので 白玉にゆで小豆を掛けて 月見団子の代わりにしてたことがある。

『ぜんざい---きび餅や白玉に粒餡を絡めたもの』という記述に従うと...

あっれぇ~!知らないうちに『ぜんざい』作ってたんだぁ~!!

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