こちらも初めての劇場です

こけら落としに行きはぐれて以来 なんとなく行く機会がなかったシアタークリエでの公演です。

『ニッポン無責任新世代』（7/22 ソワレー）
作 / 演出：後藤ひろひと
音楽：中村 中
出演：原田泰造、星野真里、
　　　中村 中、後藤ひろひと、
　　　佐戸井けん太、伊藤正之、
　　　黒部進、真琴つばさ　他

【日本高度経済成長期の真っただ中、“無責任男”「平 均」（タイラ・ ヒトシ）の活躍が当時の日本人の心をワシ掴みにした植木等主演の『無責任シリーズ』。そして2011年、世の中に無責任の嵐が吹き荒れる中、「平 均」の孫 21世紀の無責任男「百 均」（クダラ・ヒトシ）が シアタークリエで大暴れ！】

開演前の場内アナウンスからして もう可笑しい。「本公演は、経費削減の為 役者に食事を出しておりません。その為、声が小さく 台詞が聞き取りにくい事があるかも知れませんが、その場合は 想像して」とか、「本公演は、経費削減の為 役者の出演料が少なく、バイトに明け暮れている為 稽古が充分ではありません... 云々」てな具合。後藤ひろひとは、演出家としても役者としても なんとも楽しそうに見えます。そんな彼の 当面の目標は、三谷幸喜の様な安定した作家生活だそうですが、そっか... 見た目より若い（1969年）んだ。今回、黒部進さんの兄という設定だったけどネ

原田泰造は、もう少しヘラヘラと浮ついたお調子者でもいいんじゃないかな...
星野真里の傍白部分は、今の倍のスピードで抑揚無く捲し立てた方が より効果的じゃないかしら...
なんて、細かい注文もなくはないけれど、なんか楽しく過ごせた時間でした。ヘラヘラと浮ついた感じってのは 佐戸井けん太と伊藤正之の「若大将」「青大将」コンビが担ってましたしね。まぁ尤も、この二人の駄洒落攻勢に置いてけぼりを喰らった客層もおいでになったみたいで、そんな年代の方は「黒部進＝ウルトラマン」的ネタも難解だったかもネ。

2009年上演の『ガス人間第1号』で 既に後藤ひろひとの舞台に出演の経験があるという中村中が傑出☆　チラシの雰囲気で、楽曲提供と歌唱指導・音楽監督としての役割がメインで 出演の方は軽めなのだと思っていたら、これが けっこう美味しい役回りで なかなか見栄えのする掃除婦でした。歌がね これまた抜群に良くて（当たり前だけど）、今回の一番の収穫! 生あたるchan　でもって、歌もさることながら 芝居の間もとても良くて、勘のいい人だなぁ... と実感。後藤ひろひととも 気が合うみたいですね。そうそう！「生の中ちゃん」といえば、嘗て ブレイク前夜の彼女が 近隣のCDショップで 店頭キャンペーンに立っているのを見掛けた事があるのでした。



募金箱と出演者のメッセージ

この日は ホワイエで 真子chan発見

観劇前、早掛けの晩ご飯は シアタークリエ脇の入り口から2階へ上がり Cafe & Meal MUJI へ。

《デリ三品セット》と《凍頂烏龍茶》+100円で十穀米に
（温菜：イワシのつみれ / 冷菜：グリーンラタトゥイユ、甘長とうがらしのサラダ）