今年のアカデミー賞で、エリオ役のティモシー・シャメラが主演男優賞ノミネートという事で 一気に注目された作品です。近くで上映されていたので、ティモシー・シャメラや如何にと 観て参りました。
『君の名前で僕を呼んで』(7/4 二番館にて)

制作国:イタリア、フランス、ブラジルアメリカ(2017年)
監督:ルカ・グァダニーノ
原作:アンドレ・アシマン 同名小説
出演:アーミー・ハマー(オリヴァー)
:::ティモシー・シャラメ(エリオ)
:::マイケル・スタールバーグ(パールマン教授〔エリオの父〕)
:::アミラ・カサール(アネラ〔エリオの母〕)
エステール・ガレル(マルシア)、ビクトワール・デュボワ(キアラ)、バンダ・カプリオーロ(マファルダ)、アントニオ・リモルディ(アンキーゼ)、アンドレ・アシマン(ムニール)、ピーター・スピアーズ(アイザック)他
北イタリアで過ごす夏の時間の流れ方に、自分もこんな風に夏を過ごしたいと思いはしたものの、作品自体は 極めて退屈で 非常に長く感じました。観るべきは、唯一、終盤 パールマン教授が 穏やかに語り掛ける 息子エリオへの言葉。
私自身が、恋愛に淡白だったり、経験のバリエーションを欠いているせいかも知れないけれど、どうも あまり楽しめないで終わりました。かと言って、恋愛映画を否定するつもりもありませんし、同性の恋愛を描いたものでは「アデル、ブルーは熱い色」は、秀作であろうとと思います。「君の名前で...」は、少々観念的で 美しい描写が過ぎるのかも知れません。