たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

酷評を検証

2013年09月02日 23時44分29秒 | 観る
「実は『科学忍者隊ガッチャマン』が好きだったんだよね...」とか、「桃李くん可愛い♪」なんて面子で、行ってきました ムビチケ 買って いそいそと                                                                                                                      
まずは 先日ひとりランチをした デンマーク・ザ・ロイヤルカフェ

スモーブローランチ(上)と 銀座スムッシーランチ(右)


ガッチャマン(8/31 劇場にて)

制作国:日本(2013年)
監督:佐藤東弥(「ごくせん THE MOVIE」「カイジ...」「カイジ2...」「家政婦のミタ(TV)」)
原作:タツノコプロ
脚本:渡辺雄介
出演:松坂桃李(健)、綾野剛(ジョー)、
   剛力彩芽(ジュン)、濱田龍臣(甚平)、鈴木亮平(竜)、
   初音映莉子(ナオミ/ベルクカッツェ)、光石研(カークランド博士)、
   中村獅童(イリヤ)、岸谷五朗(南部博士)他

真剣に戦っている時に ちょこちょこ小さなギャグを挟み込んだり、お約束の「時間ギリギリセーフ」が多用されたり、...どんでん返しがあったりして筋立てが技巧的な割には全体に大味だったりと、変にハリウッドを手本にしちゃってるのかな... という気はします。TVアニメ版の方は、後半になるにつれ ドラマ性が高くなって、日本のアニメにしかない暗さが特徴だったけど、まぁ TV版をそのまま映画の上映時間に纏めると こりゃもう完全にジョーが主役ですからね、そういった意味で「ナオミ」を登場させてケンとジョーとの三つ巴に持って行ったのは 悪くないんじゃないかしらと思います。個人的には、最初から最後まで かなり一生懸命観ましたし、娯楽作品として ...決してイケてはいないけど ありじゃないかと思います。そもそも、評価の対象になる手合いの物じゃないでしょうし。


原作アニメファンとしてはニンマリの着地ポーズ
ちょっとグッと来ます

でもね、酷評が世を席巻しているのも分からないじゃありません。アニメ版の設定やモチーフを使う使わないの線引きが 曖昧なんですね。「科学忍者隊」とか「科学忍法」とか、基本的には出て来ない言葉なのに、火に包まれたゴッドフェニックスを「これこそホントの科学忍法火の鳥だ!!」なんて甚平に言わせたりして、ファンサービスのつもりなのかも知れませんが、そういうところにカチンと来る訳ですョ。南部博士だって、あのヘアスタイルである必要はないでしょうし、初音映莉子の登用は面白いけど、回想シーンとベルクカッツェとしての芝居は ガラリと変えて欲しかったな... とか、ケンに対するジュンの色目もいただけません そして、桃李くん見たさに行った友人も「これに関しては 綾野剛だヮ...」と吐露。あっれぇ~~? けっこう辛口になっちゃってます? でも、難しいョね、こういう作品の映画化は。紀里谷和明監督の「CASSHERN(キャシャーン)」だって、相当カッコいい映像で 私は好きでしたが、興行的には大コケでしたから。でもでもでもでも、今や「ガッチャマン」といえば「おはよう忍者隊...」しか知らないお子さんを連れて御覧いただけたなら、「カッコい~!!」ってなること請け合いです。そして、映画終わりには「羽根手裏剣ペン」とかグッズを買って帰ることになるでしょう。あ!! それは、私の友達か そうそう、同時上映の「劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン」も見逃せません。

コメント (6)
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