goo blog サービス終了のお知らせ 

たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

死出の旅

2006年09月26日 00時29分21秒 | 観る
アメリカ映画にも こんな風に映像に語らせる作品があったんですね。
『デッドマン』(木馬レーベル 9/23)
制作国:アメリカ(1995年)
原題:DEAD MAN
監督/脚本:ジム・ジャームッシュ(『コーヒー&シガレッツ』)
音楽:ニール・ヤング
出演:ジョニー・デップ(William Blake)
   ゲイリー・ファーマー (Nobody)
   ロバート・ミッチャム(John Dickinson)
   ガブリエル・バーン(Charlie Dickinson)
   ミリ・アヴィタル(Thel Russel)
   ランス・ヘンリクセン (Cole Wilson)
   マイケル・ウィンコット、ユージン・バード、
   ジョン・ハート、イギー・ポップ  他

あまり多く語りたくない作品かも知れません。なにしろ、作品自体も たいへん物静かなのです。

断片的に紡がれていく映像は、むしろ それ自体 残忍なものであるにもかかわらず、ごく穏やかに時間が流れていきます。'poetry'な作品。

時間の経過で言うと どのくらいなのかしら...? 一週間くらいの物語でしょうか...。始め、色白でへにゃへにゃの会計士だったウィリアム・ブレイクが、心臓脇に弾丸を受け 躰は衰弱していきながらも どんどんワイルドで人に銃口を向けるのも厭わない逞しさを身に着けていきます。あまり宣伝しないで 隠れ家の様に密かに置いておきたい作品かも...。


いいなぁ...と思ったシーンがあったんです。
─── 首筋から血を流し死に絶えた子鹿に寄り添うウィリアム・ブレイク ───
そのさんも、どこかのシーンがいいと言っていたけれど...と 【ブレンド日記】をもう一度見に行くと、これがなんと 同じ子鹿のシーンのことだったのです。

ビデオを譲ってくださったそのさんに あらためてお礼を申し上げます。

ありがとう♪ そのさん


そのさんが、何度も何度も観たというのが よく分かります。飽きの来ない沁みる作品です。音楽が印象的。ひょっとすると 男女で好みの大きく別れる作品かも知れません。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする