たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

助演絶品

2006年04月12日 23時42分56秒 | 観る
『プロデューサーズ』を観てきました。折しも、毎週水曜日 朝日新聞(夕刊)に掲載中の三谷幸喜氏のエッセイ“ありふれた生活”での今日の話題も『プロデューサーズ』に触れたもの。イラストは、和田誠さんに依る“ありふれた生活”挿絵より。

『プロデューサーズ』

制作国:アメリカ(2005年)
監督/振付:スーザン・ストローマン
脚本/作詞/作曲:メル・ブルックス
出演:ネイサン・レイン、
   マシュー・ブロデリック、
   ユマ・サーマン、
   ゲイリー・ビーチ、
   ロジャー・バート
   ウィル・フェレル

本日のタイトル《助演絶品》...
これ、実は 三谷さんの文章のサブタイトルからそのまま頂戴したものです。これぞ最悪の演出家!と白羽の矢を立てられたロジャーを演じるゲイリー・ビーチ!! 彼のドレス姿といい 仕草といい まさに絶品でした。三谷さんは“ありふれた生活”の中で「日本であの味を出せるのは誰だろう。例えば西田敏行さん?」と書いていますが、私が思ったのは 船越栄一郎とか江守徹とか...。あぁ...、劇中劇で ヒトラーを演じることを考えたら、升毅なんて線もいいかもしれません。それに 現代演劇の女形といったらこの人!ドレスだって絶対似合っちゃう篠井英介!!も捨てがたい。でも、篠井英介の場合は ‘ロジャーの内縁の秘書’=カルメン・ギアもありだわねぇ...。で、西田敏行はといえば...、一緒に観に行った junjunが言っていましたが、主役のマックス(落ちぶれた大物演劇プロデューサー)とイメージが重なる様に思います。

もちろん 主演のネイサン・レインも素晴らしかったけど、マシュー・ブロデリック演じる 神経質で心配性で幼児性の固まりの様なレオ(会計士あらため相方プロデューサー)が良いです。それと、ウィル・フェレル!『奥さまは魔女』のダーリン役とは打って変わって今回のフランツ(劇中劇『春の日のヒトラー』戯曲作家)は、実に嵌り役でした。

内容にほとんど触れてなくて スミマセン。そうそう、エンディング・ロールが流れ始めても 席を立たない方がいいですよ。NG集こそありませんが、最後まで座っていて損はありません。楽しかったね☆ ようこちゃん! ケラケラ カラカラ 隣の席からようこちゃんの笑い声が たっくさん聞こえてきたよ~~~ん♪




【参考】
1968年制作の同名映画『プロデューサーズ』が、オリジナル。
監督/脚本:メル・ブリックス
ゼロ・モステル(Max Bialystock)、ジーン・ワイルダー(Leo Bloom)、
ケネス・マース(Franz Liebkind)、エステル・ウィンウッド(‘Hold me Touch me’Old Lady)、レニー・テイラー(Eva Braun)

2001年3月 ミュージカルとして舞台化、ブロードウェイ セント・ジェイムズ劇場で初演。
脚本/作詞/作曲:メル・ブルックス
演出・振り付け:スーザン・ストローマン
初演キャスト:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック
       ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート 他

昨年夏 青山劇場で上演の日本版舞台はこんな感じ
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする