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ケイドロ論

2013年04月11日 | 私見
地方に寄ってはドロケイとかドロ巡とかいいますが、警察役の鬼が泥棒役を捕まえる遊びについての考察です。

現在行っているケイドロは、警察が泥棒を捕まえ、牢屋と呼ばれる決められた場所に全員を捕まえたら終了となります。しかし、泥棒は捕まっていない仲間の泥棒が牢屋に助けに来ると逃げられるようになっており、逃げ切れたら泥棒側の勝利となります。タッチした後、警察が牢屋まで連れて行くかどうかや、牢屋に行く途中で助けられても逃げていいか、捕まったフリをするはどうかなど、細かなルール設定の違いもありますし、もちろん牢屋が運動場に円を書いただけのような360度開けた場所か、壁際の辺にあるか角にあるかによっても難易度が変わります。また、逃げられる範囲も広ければ広いほど泥棒に有利であると言えるでしょう。時間制限もまた関係してきます。そういったルールや環境の違いによって、警察と泥棒の比率を考えないといけないのですが、一般的に行われているケイドロの場合、「警察の勝利=全員捕まえた」という結果で終わらずにゲームを終了してしまう場合がほとんどです。自分は、これが教育上好ましくないのではないかと考えています(笑)

仮に1クラス40人でやるとした場合、例えば1人が警察で残りが泥棒であれば圧倒的に泥棒が有利ですし、逆に警察が39人であれば確実に勝てるでしょう。しかし、流石に警察に勝たせたいからと言っても後者の比率では子ども達も絶対納得しないでしょう。やはりゲームですからある程度の公平性は必要です。前述の通り、細かなルールや環境設定によっても変わるのが難しいところですが、理論上はこの1人警察から39人警察までのどこかに「丁度良いゲーム性で遊べる比率」が隠されているはずです。単純に半分であれば苦労はしないのですが、実際、半々でやってみるとやや警察が有利なようで、4分の1でやってみると明らかに泥棒が有利になりました。つまり理論値は25~50%のどこかにあるようですね。欲を言えば、休み時間の20分間ギリギリかかって全員捕まえられるのが理想ですが、さすがにそこまできっちりした数値は出ないでしょう。とりあえず3分の1より少し多い程度(35~40%)がいいのではないかと結論付けました。

しかし、今年3年生でやってみて、大きな要素を1つ見落としていたことに気付きました。
個人の力量
中学年にもなると、すでに身体能力にかなりの差が出てきます。ルールや環境設定は所詮定数ですが、人員は変数そのものですので、個々の能力まで加味して理想値を見つけることはまだまだ時間がかかりそうです。

まあ、普通に50%にして終わったらまたやればいいだけの話ですけどね(笑)

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