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作曲偽装

2014年02月06日 | 時事
佐村河内氏の全ろうは偽りか “影武者”新垣氏「聞こえないと感じたこと一度もない」
食品偽装の次は、作曲偽装か・・・

自分はこの方を良く知らないので、今回の報道で見た限りの意見ですけど、インタビューで応えていた声質を聞く限り、聞こえていない人のしゃべり方だとは思えませんでした。聾学校を始め全ての特支を見学した経験上、難聴もしくは全聾の子は、しゃべり方にはっきり特徴が出るものです。簡単に言えば、人は自分の耳で聞こえるようにしゃべるので、例えば補聴器をつけているときと外している時では、同じ人物でも声質が全然変わるものです。少なくとも、自分が聞こえていない分、大声になります。そうした特徴が感じられなかったので、かなり怪しいと思うのですが、こういった違和感をNHKをはじめ各マスコミの誰も気づかなかったのでしょうか。

食品偽装にも通じる話ですけど、我々はあるモノに対してそのものの本来の価値以外に付加価値を求めてしまう傾向があります。○○産だと売れるから、産地を偽装したり、一旦その地に運び込んでソコで取れたことにしてしまうなど、本来「味」で勝負する所を様々な付加価値でもって評価しようとするから、素人では判断がつかずに偽装問題が起こるわけです。今回も、別に別の人が作曲したとしても、できた曲がすばらしい曲であることは変わりません。しかし、「被爆者である」「障がい者である」というTV的付加価値?を求めてしまったことで、今回のような本来の価値を見失う結果になってしまったのではないでしょうか。こうした方々が逆境にめげずに頑張っている姿は、確かに人々の心を打ちます。翻って、それをテレビや新聞で紹介すれば多くの人が関心を寄せ、まず視聴率も上がることでしょう。しかし、間違っても後者が目的になってはいけません。今回のように逆手にとって売ろうとする不届きな輩もいるわけですし、審美眼をもたず目先の利益におぼれてしまう輩も言わば同罪の共犯者でしょう。黙認していた疑惑も拭えませんし・・・

この件で一番の不利益を被るのは、別にスポットを当てて欲しいわけでもなく、本当に逆境の中で頑張っている人達です。何かここぞとばかりにこの作曲家を非難する報道ばかりが目立ちますが、本当に自分達に非がなかったのか、しっかり考えてもらいたいですね。

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