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脳内会議

2006年07月30日 | Weblog
今日は出勤日で、夜は飲み会がありました。

久しぶりにワインも飲み、少々飲み過ぎたかなと思っていると、みるみる足が動かなくなってきました。例の病気です。症状は軽く、とりあえず立てるには立てるわけですが、突然支えを失ってカクンとなる症状も1度起こり、階段の昇降もギリギリになってきました。
本来なら、この時点で何を置いても帰るべきです。しかし今夜は何やら校長を最後まで接待しろと至上命令が下りていたため、そのまま2次会へ行き12時まで付き合っていました。幸い症状の方はそれ以上悪化することなく、むしろ酔いが覚めてきたことで多少なりとも麻痺状態が緩和されたように感じられたので、通常通り歩いて帰ることにしました。
ところで、いつも駅付近で飲み会があった場合、テクテク家まで帰る途中にニンニクラーメンを食べて帰っています。ですがこんな状態ですし今日ぐらいは食べずに帰った方が良いというのもまた正論。また逆に、病気のために愉しみを一つ制限されてしまうのは病に屈していると捉えることもでき、できれば認めたくないという気持ちも捨てられません。
・・・そこで、ラーメン屋前に辿り着く30分の間に、脳内会議を開くことにしました。

まず前提条件として、
①空腹ではないがラーメン1杯程度は入る。
②いつもラーメンを食べる時は、①を満たし、かつ次の日に予定がない時である。
③食べるならニンニクラーメンである。別の店は選択肢にない。
④本当に足が動かなくなる危険性が高いなら、プライドどうこう言う以前の問題で実際食べている場合ではない。
が挙げられました。この中で、①と③は現在の所完全に食べる派に収まっています。しかし、問題は②。明日は一応代休で学校自体は休みなのですが、昼から子どもの療育相談を見学に行くことになっていました。つまり、予定はあると言わざるを得ないのです。
自分が②で次の日に予定を入れたくない理由は、ラーメンを食べる腹が膨れるが、そのまま寝るのは健康上宜しくないためその後数時間は起き続けることとなり、必然的に朝寝坊してしまうことと、ニンニクの匂いが完全に気にならなくなるには最低20時間(排泄完了まで)かかることが挙げられます。本件に照らし合わせると、予定は午後からということで微妙ですが、ニンニク臭は避けられません。よって②を遵守するなら食べに行かない方が有意義だと言うことができるのです。
しかし、ニンニク臭は歯磨きや体を洗うこと、ガムやブレスケアなどで、限りなく気にならなくすることは可能です。また、12時に起きると仮定しても最低5時に寝れば7時間睡眠が確保され、寝不足の心配もないでしょう。よって、②の問題は努力次第で回避可能ということになるのです。第一、ニンニクには口臭というデメリットだけではなく、疲労を回復するというすばらしいメリットがあるのです。これは、食すことでもしかしたら症状の回復が見込めるかも・・・という期待を生むにふさわしい好材料となるでしょう。

次に、④に関わり現在の足の痛みについて分析しました。一時はこのままどんどん進行すると思われた足の痛みも、歩いているうちにそれほど危機的状況ではないと感じ始めました。本当に立ち上がることさえできなくなった2度の事例は、極端に運動をしたか、前兆が出ているのに無理をしたかのどちらかが原因となって起こっています。これを今回の事例に当てはめると、今日は特に運動はしておらず、思い当たると言えば昨日の花火大会で40分ほど自転車をこいだことぐらい。起伏の激しい所では多少無理もしており、息が切れたことは事実ですけど、因島での3時間に及ぶ遭難に比べれば、おそらく取るに足りない事象です。また、前兆はあるのに無理をしていると言えば今回のケースが当てはまらないとは言えませんが、前回の場合は階段の昇り降りや前兆を認めた後でビールを飲んでいたため、無理の度合いは明らかに軽いはずです。
つまり、「足が動かなくなるからラーメンを食べてはいけない」という理屈は、危険性がない場合には食べても食べなくても自由ということになり、すなわち「足のせいでラーメンを食べる愉しみを制限された」ことにはならず、①②③を踏まえると今回は単純にニンニクラーメンを食べたいかどうかで決めて良いという考えに至りました。
しかも、ポケットをまさぐると丁度ラーメン一杯とジュースを買うのにおつりの出ない金額の小銭も見つかったのです。

ここまでで大勢は「食べる派」に傾き、いよいよラーメン屋まで5分を切りました。そこで、食べる事を前程とした残る懸念材料を考えてみると、「食べる時点では関係ないが病気を引き起こす“飲み過ぎ・食べ過ぎ・運動しすぎ”のうち、このラーメンを食べ終えることが“食べ過ぎ”という引き金を引いてしまい、事態を悪化させまいか」という心配が沸き起こりました。実際、ラーメン一杯食べきれば確実に満腹となるでしょう。それなら、状況に応じて麺を食べる量、スープを飲む量を加減し、場合によっては残すことも辞さない覚悟で望めば何とかなるだろうと言う結論に達した所で、ようやく店のドアの前に辿り着きました。
脳内会議終了!お疲れ様でした!オツカレでした!

・・・僕と言う人間はこんな奴です。
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