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中国城攻め記2 備中松山城

2017年05月21日 | Weblog
続いては岡山県高梁市にある備中松山城です。

現存天守十二城は、外観を写真に収めたレベルの達成度でいうとこれで11城目になります。国宝五城に加え四国の四つ(高知・松山・宇和島・丸亀)、福井の丸岡城とココで11ですね。あとは青森の弘前城ですが、今は曳屋工事中で天守が石垣の上じゃなく広場にあるらしいので、直ってからにするか迷う所ですな。ちなみにここは十二城中唯一の山城であり、標高430mは当然現存天守の中で最高峰と言えます。

どこだ?
我らが岐阜城も山城ですが、市内のほぼ全方向から金華山の上にそびえ立つ城を見ることができます。しかしここ備中松山城は少々山の中に埋もれた感じで、最初はどの山に城があるのか、町の下から探してもよく分かりませんでした。写真は山の上の方を拡大しています。ちなみにちゃんとした登山道も駅の辺りから伸びているようですけど、とりあえず車で五合目に当たる城見橋公園の駐車場まで行き、そこから車道を歩いて登って行く感じがベストのようです。8合目まで行けるシャトルバス(400円)に乗せようと画策する(笑)整理係の方に1時間かかると脅されましたが、お城まで約2km、標高差でいうと200mちょっとのようなので、自分の足では30分で余裕で着くことができました。

近くで見ると立派なお城ですね。NHK大河ドラマ「真田丸」のOPシーンでこの城がCG加工され使われたようで、撮影スポットの紹介もありました。内部には城の中としては珍しく囲炉裏があり、相当寒かっただろうことが伺えます。一時期は歴史から忘れられた城だったそうで、昭和になって地元に赴任した中学教師が再発見し脚光を浴びたのだとか。まあ山城なんて戦争が終われば不便なだけですし、写真でも分かる通り木が伸び放題になっていれば町からもちょっと見えそうにないですしね(笑)その後、現存天守としてきれいな状態に蘇らせようと復興事業が始まり、地元の中学生も手伝って皆で屋根瓦を運んだという話を聞いたことがあります。雲海ブームに便乗し、今でこそ「竹田城跡をしのぐ天空の城」との呼び声も高いですが、中々に数奇な運命を辿ったお城のようですね。

ただ、やっぱ岐阜城が山城の美しさでは日本一だと思うけどなあ(笑)

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