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11歳がオセロ世界一

2018年10月13日 | 時事
ニュース記事では見つけられませんでしたが、小学5年生がオセロ大会で現世界チャンピオンを破って優勝した模様です。

囲碁や将棋はここ2~3年で急速に進歩し、既に人間が勝てなくなっていますが、オセロは自分が大学生の頃の時点で既に世界チャンピオンクラスのソフトがフリーソフトであり、自分の中ではチェスより簡単なのだろうという認識でいました。チェス・将棋・囲碁に比べると打てる場所が極端に少ないですから、中盤を越えると既に完全解析でどちらが勝つか分かってしまうレベルのようです。流石に初手から60手(8×8マスで最初に4つ置く)までは読みきれていないようですけど、ネズミ・ウシ・トラ・ウサギなど十二支になぞられた定石型があり、強い人ほど途中までの着手は一本道になるらしいので、それらの派生系を丸暗記していくことで人間も簡単に強くなれる模様です。もちろん終盤はしっかり読んで引っくり返った後の形も考えないといけませんけどね(笑)テキストがしっかりしてれば子どもでも十分に優勝が狙えるということなのでしょう。

しかしそれは別にオセロに限らず、将来的には囲碁や将棋も同じなのかもしれません。今はまだ人間がAIの手の狙いまで分からず、良いのか判断できない状態にありますが、もう少し研究が進めば序盤の形などはそれこそ新定石ができあがっていくでしょう。そして、我々はそれを「前はこうだったが今はという」覚え直ししていきますが、子どもはソコからスタートなので、AIの手をしっかり吸収してより質の良い学びができるわけです。あと発想が柔らかいので、より早く吸収して自分のものにできたらそれこそ大人よりも急速に強くなっていくでしょう。

昔は名人というと貫禄のある年代の人物が思い浮かびましたが、ソレも昭和の話。現日本囲碁界のトップの井山6冠はまだ20代ですし、世界だと10代でトップ棋士は当たり前です。脳の発達のピークは12歳だとも言われますし、将来的には囲碁や将棋でもこの年代の世界チャンピオンが生まれてもおかしくないですね。

[追記]
月曜になってようやく記事になった模様です(笑)
オセロ界にも新星 11歳福地啓介君が歴代最年少V
しかし、ネットでは既に次の話題「チェコの大会から帰る飛行機のパイロットが実は36年前の最年少記録保持者その人だった」という話題で持ちきり。その話題は本日火曜日になってようやくニュースになりました。最近テレビも新聞もネットの後追い記事ばかりじゃない?