(株)カプロラクタム-blog

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シーベルト

2011年03月25日 | 震災
被曝作業員の放射線量は2~6シーベルト やけど治療も
ついにマイクロとかミリとかの補助単位が消えましたか・・・

自分もここ数日で初めて聞いたような単位ですが、初期の頃は「単位がマイクロ(100万分の1)であるうちは大丈夫」と言っていたのが、最近は何故か「100ミリでも大丈夫。」に変わってきています。このシーベルトという単位自体の大きさが、まるで震度やマグニチュードのように変化している気がするのですが、これはメートルやリットルなどと同じく国際単位系で定められた普遍単位であり、全身被曝が2シーベルトだと皮膚が溶けて垂れ下がり、脱毛や出血、血便が出るまさに「はだしのゲン状態」、6シーベルトは致死率50%超という、恐ろしい値であるようです。ちなみに広島の原爆は16シーベルトだとか。本当はヤケドとか言っているレベルでないのでは・・・

特筆すべきは、広島は総量が16シーベルトであるのに対し、今回のは毎時1シーベルトであると言うことです。これはズバリ言うと、たった16時間以上その場にいれば広島を軽く超えてしまうということです。時速100キロと、年速100キロ(時速10m)の違いといえば分かりやすいでしょうか。我々は、最早原爆の何万倍もの危険を背負ってしまっているわけなのです。

政府では、「基準を変えれば大丈夫」とか言った検討を始めているようですが、誰が見てもコレ根本解決じゃないですよね。「賞味期限は1週間ぐらい切れても大丈夫」「法定速度は9キロまで超えても捕まらない」などと、高らかに宣言しているのに等しいと思います。超えてから「実は大丈夫」と叫ぶのなら、初めから世界に習って安全基準をしっかり定めておくべきだったと思うのですが。

そういえば最近“原子力に詳しい”菅首相の姿が見えませんね。もしや既に東濃に・・・(違)
コメント
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