(株)カプロラクタム-blog

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漁師飯

2010年05月10日 | Weblog
八戸で食べた海鮮丼についてきた吸い物に関する考察です。

具を見て、一瞬「ウニか?」と思うオレンジ色の物体が入っていました。しかし、もちろん海鮮丼にも新鮮なウニが乗っていますし、生で食べられるウニをわざわざ吸い物に入れるのはもったいないなあと思いながら食べてみると、その正体はホタテの貝柱の周りにあるオレンジのアレでした。

ここでよく考えてみると、普通に焼いて食べるホタテは貝柱も含め全て食べますが、寿司屋や海鮮丼など生食をする場合、必ず貝柱だけが出てきます。生食に向かないのかもしれませんけど、と言うことは全国の寿司屋や刺身を売っている店にこの貝柱が辿り着く前に、貝柱以外の部分はどこかのタイミングで大量に余るわけです。八戸のような漁港と市場が一体化した街では、そうした部分までしっかりと有効利用する術が身についているのだなあと感心しました。食べた後でじっくり市場を回ってみると、ちゃんと貝柱以外の部分も安く売られていましたしね。おそらくこの辺りの食卓では普通に食べられているものなのでしょう。

思い出してみると、この前日に行った三沢市の寿司屋の吸い物には、寿司ネタで出たエビの頭が入っていて、それも見事にダシが出て非常に美味しかったです。青森市で宿が取れていたら八戸まで行ったかどうかわかりませんから、魚の味もさることながら、今まで気づかなかったことに気づけただけでも八戸に来た甲斐があったなあと思いました。

正直、青森市からは眠気も重なって大変でしたけどね。