(株)カプロラクタム-blog

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学ぼう!算数

2005年11月03日 | 時事
バイバイ 算数嫌い 平均点グングン、新教科書
そんな面白そうな本があったのか・・・

算数・数学は、言うまでもなく積み重ねが大事な教科です。
積み重ねというのは、教える側に取っても重要な要素で「Aを学んでいるからBが分かる」といった系統性を押さえていないと、学ぶ方はチンプンカンプンになってしまうのです。
この記事では教科書を悪く言っているようですが、よく読みこめば流石に多くの人の手がかかっているだけあってしっかりと洗練されており、知ったか教師が「教科書は使わない」と勝手に授業を進めるよりは、よほど子ども達の力になると思います。特に1年生の「足し算・引き算」に至るまでは、他に教え方がないほど合理的なロジックで構成されているそうです。
しかし、確かに現行の教科書は学習内容を3割削減されてしまっているため、算数を勉強するのに一番大切である演習量が大幅に削られ、さらに削除された学習内容によっては「Aを学んでないのにBを学ぶ」という訳の分からない事態に陥っている単元も少なくありません。これは、学習指導要領というボスがいる以上、教科書にも、教師にとってもどうしようもない問題なのです。

この本は、そうして削られてしまった内容を復活させ、「系統性」を重視して構成されたもののようです。レビューやHPを見る限りでは、とても良さそうな感じです。ただし、「教科書」ではないので、教えなくてもいい内容も多く、さらにこの通り教えていくと全く時間が足りないという状況が生まれることは想像に難くありません。図鑑や言葉の本などと一緒に、資料や副読本として全教室の学級文庫に置いておくと面白いと思います。

そんなわけで、とりあえず全学年分そろえようと市中探し回りましたが、結局見つかりませんでした・・・orz