明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

鳴り止まない拍手~くんちょうライブ

2008-08-31 23:35:08 | ライブ
昨日に続き、今日もライブへ。

今日は京都の磔磔で、くんちょうと、田中晴之さんと、ツインズのお兄ちゃん・小竹直さんというユニットのライブ。
3人とも、それぞれ別のバンドで好きになったのに、その3人が一緒にやるなんて、ファンとしてはたまらない。
ツインズ弟・小竹親さんもブラシを中心としたリズム隊で参加していた。

今まで100本以上は軽くライブというものを観ているけれど、その中でもベスト5に入るんじゃないかと思うほど、今日のライブはよかった。
この間、ジェイムス・コットンを高い金を出して観にいったけど、正直に言って、それの100倍よかった。
終わってから20回くらい、「よかったなぁ」と口に出した。

それくらいすごかった。楽しかった。最高だった。

Route66からスタート。
ブルースっぽいアレンジではなく、原型っぽいジャズバージョン。
それも、ちょっとお洒落で。

ギタリスト3人(それも全員かなりの腕前)というのは、かなり贅沢。
ギター弾きにはたまらないと思う。
3人3様の良さがあり。
でも、くんちょうのソロになったら、ぐっと来て泣きそうになった。
ああ、魂の音だ。ソウルに響く。

そのうえ、全員歌えるのだから、またすごい。
くんちょうのスティーヴィー・ワンダーに、ジェイムズ・ブラウンと続く。
そして、ツインズおにいちゃんの歌がまた今日は最高だった。
たぶん、めっちゃサム・クックが好きなんだと思うけど、いつもやる「NOTHING CAN CHENGE THIS LOVE」じゃなくて(これは私が一番好きな曲だ。結婚式の彼の入場曲にも使ったほど)、「BRING IT ON HOME TO ME」。
サム・クックって、やるのは難しいだろうなぁと思う。
あのゴスペル出身の人並みはずれた歌唱力を再現することになるから。
だけど、見事にやってのけた。
サム・クックのよくやる「ハッハ」という曲の途中の笑いまで忠実に。
なんかもうホント、痺れてしまった。

その後に、マーヴィン・ゲイの名曲「WHAT'S GOING ON」もやって、これもよかった。
この曲を聴くと、いつももんちゃんのことを思い出す。
最初にこの曲を教えてくれたのがもんちゃんだったからだろうな。
「私の大好きな曲やねん」と言って。

いつもいいライブを観ていると、「ああ、あの人にも聴かせたい」というふうに思い浮かべる人がいるのだけど、今日はこの2曲だけでももんちゃんに聴かせたいなぁと思った。
きっと気に入るだろうなって思って。

その後は、くんちょう節炸裂のファンキーな曲や、スティーヴィー・ワンダーの「Living For The City 」や、定番「Georgia On My Mind 」。
やっぱり定番曲っていいな。
なんか安心するし、名曲は名曲だ。
それこそ、色褪せることなく。

ブルースを聴いていると、バーボンは水のように溶けていく。
とても40度あるとは思えない。
やさしい、清らかな水のようだ。

1曲1曲が終わるごとに、盛大な歓声と拍手。
思っていたより人が入っていて、今日は満席。
みんな本当にブルースが好きで、くんちょうが好きなんだろうな。
たまにこういうライブがあるけど、客席の気持ちが一体になる。
いいオーラが充満して、気持ちよくてたまらない。

曲が終わる。
その曲に心から満足していて、もっと聴きたくて、それを伝える手段がないから、拍手をやめられない。
ありがとう、ありがとう。
よかった、よかった。
もっと、もっと。
……そんな気持ちを伝えたくて、ただひたすら拍手する。
私だけじゃなく、大勢の人がそうで。
だから、久しぶりに、曲の終わりに拍手が鳴り止まないという状況に遭遇した。

黄色い歓声も飛び、くんちょうが、
「久しぶりに女の子にキャーキャー言われました。なんかのってくるなぁ」
と嬉しそうに言っていたのが印象的だった。
見た目はすっかり白髪で好々爺みたいになってるけど、ギターを持てばかっこいいロッカーみたいで。
なんだか若いなぁと思った。

磔磔は民家の中にあるため、9時までしか演奏ができない。
9時ジャストにラストの曲が終わったが、やはり鳴り止まないアンコール。
近所迷惑も考えて、アンコールは静かな曲で。
「LOVE ME TENDER」
結婚式の披露宴ライブでもやってもらった曲だ。
いろんなことを思い出して、感動もひとしお。

途中、客として来ていた塩次伸二さんも飛び入り参加で1曲弾いて、客の誰かが「もう、最高やな!」と叫んだ。
見知らぬ人の叫びに、うん、うんと心でうなずく。

ライブハウスを出るとき、久しぶりに「お腹いっぱい」と思った。
びりけんでさんざん美味しいものをたらふく食べた後みたい。
満たされて、幸せで、もう入らない。
なのに、もっともっとと思う自分もいて。

帰り道に思う。
これは名古屋のけんちゃんにも聴かせたいなぁと。
きっと気に入ると思う。
なんか、そんな気がして彼に言ったら、彼も「そうやな」ってうなずいた。

お腹いっぱいなのに、欲張りな私は、帰るとすぐにサム・クックを聴いた。
この余韻にいつまでもひたっていたい気分。

Sam Cooke-Bring It On Home to Me [Live]




シカゴメンバーとライブへ

2008-08-31 09:00:18 | Weblog
シカゴのツアーで一緒だった北海道のS川さんが、仕事で大阪に来たので、夫と3人で会うことになった。
梅田の大衆居酒屋で軽く飲んで、その後はハウリンバーで妹尾隆一郎さんのセッションライブ。

シカゴの思い出話に花を咲かせ、それぞれの生活、仕事のことなどを報告し合い、シカゴメンバーの情報なども交換し合って。
後はブルースを肴にバーボンのグラスを傾ける。
シカゴのブルースバーを巡った記憶が蘇って、懐かしい気持ちになる。

あのツアーは本当によかった。
こうして今もつながっているブルース仲間もいるし。
S川さんがブルースフェスティバルのTシャツを着てくれていて、それもなんだか嬉しかった。

ライブも楽しかったな。
ハープの人が妹尾さんも合わせて4人も来ていて、入れ替わり立ち替わり演奏する。
同じハープでも音はそれぞれ。個性がある。

パイソンズのギターの人も来ていて、いつものように、いい感じのギターを弾いてはった。
ブルースを聴きながらバーボンを飲んでると、私はそれだけで幸せ。

楽しい再会の日だった。
また来年はシカゴ行きたいね、なんて話して、手を振って別れた。
本当にまたシカゴで再会できれば最高やねんけどなぁ。

たまには大人の夏休み

2008-08-29 23:24:38 | 生活
夫が風邪をひいている。
でも、過労死基準の残業時間で働いている。
かわいそうに……

不思議なことに、彼の風邪は私には絶対うつらない。
もうちょっと強力なやつじゃないと、私を侵すのは無理か。

この1週間ほど安静にしていたのをきっかけに、私は突然「ぐうたら」になった。
なんか、仕事に身が入らない。
1週間で、マンガを100冊弱読んだ。
昼間っからアイスクリームを食べながら……

「おおーっ! これってものすごい贅沢じゃないか?!
なんて、一人ツッコミ。
笑いが止まらない。

「ちょっと、ちょっとー!堕落するよ、これは!
なんて、ちょっと嬉しそうだし。
庶民派ワーカーホリックならではだな。

夜は毎晩、美味しいもの食べて、酒飲んで。
あー、夏休みって感じ……。
こんなのんびりしたのって、久しぶりだぁ……。

ツクツクボウシが鳴き出して、夏の終わりを知る。
なんとなく、センチな気分。
夏の終わりはいつだって、ちょっと淋しくなるのはなぜなんだろう。

夏期講習も今日で終わった。
あとは宿題をみてやるだけ。

今日も堀先生と話していたのだけど、特に何の問題もなく、スムーズに過ぎていった夏だった。とても早かった。
私は月水金担当なのだけど、火木土メンバーは毎晩のように飲みに行ったりして、ものすごく盛り上がってるみたいだし。(月水金も負けてられないな)
新人講師もみんな仲良くなって、ひのきを好きみたい。それが何より嬉しい。
一生懸命やってくれるし、本当に頭が下がる。

そして、基本的に頭のいい、良識のある人たちばかりだから、やりやすい。
でも、これは昔からそうだけど、自分はどうも違う種類の人間なんだよな、とよく思う。
今はもちろん、年齢の差が邪魔をしてることもあるけど(みんな25歳以下だし)、自分が周りと年齢が変わらないときでも、やっぱり私はなんとなく違和感をもっていた。

大学の時みたいな感じになる。
どんなふうに「自分」を出していいのかわからないし、出したところで理解されることはないのだろうな、と最初から思ってしまっている。
基本、アウトローな人間だしな

まあ、これは私の個人的な感情であって、私も仲は良いし、ひのき自体は非常にうまくいっている。
今日は藤田くんがお休みだったので、ちょっと残念だったけど

話を最初に戻すが、堕落の一途を辿る毎日に反して、仕事がどんどん入ってきていて、考えるのが怖い。
こんなぐうたら人間にこなせるのだろうか

新規案件が2件。
一つは久しぶりの商業誌だ。
ただ、地方紙(北陸地方)なのが残念だけど。

それから、今までも取引のあった会社から、定期的にやっていたもの以外に頼まれているのが3件。
こういうのは、今までの仕事ぶりが認められているということだから、とても嬉しい。
頑張らないとなーと思う気持ちはもちろんあるけど、また自転車操業の日々が始まるのが目に見えて、ちょっと怖い。
まあ、たぶん走り始めたら、ゴールしか見えなくなるんだろうけど。

激痛にはまいったけど、でも、おかげで久しぶりに「夏休み」を味わえてよかったのかもしれない。
9月から、また気合入れてがんばりますか!

   こころよく
   我にはたらく仕事あれ
   それを仕遂げて死なむと思ふ

             ―啄木

夫、まだ帰らず。たぶん今日も1時。
お願いだから、死なないでね……
こんなに早く未亡人はいやよ。

やっぱり「おうちご飯」が好き

2008-08-29 00:03:36 | 美味しいもの
洗濯物が乾かない……
雨は見ている分には嫌いじゃないけど、洗濯担当としては続くとイヤになるな。

体の調子も良くなってきたので、今週はお弁当も復活!
台所に立つのも辛かった時期も過ぎ、こうしてまた自分で料理ができるようになると、やっぱり「おうちご飯」っていいなと思う。
なんやろね。
お酒飲んで気楽に食べられるからかな。

今日は、「夏野菜のスープカレー」。
ピーマンやかぼちゃが入って、具沢山。


昨日は、「夏野菜のかき揚げ」と「ナスのピリ辛煮」。
※写真撮るの忘れた!

その前の日は、「肉のチーズといんげん巻き」と「焼きなす」と「オクラのおかか和え」。


などなど。
「夏野菜のかき揚げ」はなかなかのヒット作で、かぼちゃ、なす、枝豆、玉ねぎ、エビをかき揚げにしている。
かぼちゃって、なんで揚げるとあんなに甘さが増して美味しいんだろうな……。

最近、全然料理もアップしていなかったので、ついでにこの夏の新作をいろいろ。


空芯菜とベーコンの炒めもの。
シンプルだけど、美味しい。
味付けは軽く塩・コショウと、お醤油。


ラタトゥイユのバジルチーズ焼き。
普通にラタトゥイユを作って、バジルとチーズをのせてオーブントースターで焼いたもの。
ラタトゥイユの新しい食べ方で、美味しかった。
ちなみにバジルは我が家のベランダ産。
こういうちょっとした時に便利だね~


ゴーヤの肉詰め揚げ。
ゴーヤの中に詰め物ができるということを、この夏に発見!
これは味噌風味のひき肉がつめてある。
それを揚げたもの。
ビールのアテにめっちゃいいと思ったんだけど、彼には不評でした。
たぶん、朝ご飯に出したのがよくなかったんだと思う。


ウインナーのロールキャベツ。
ロールキャベツの中身がウインナーで手抜きって、ただそれだけのものなんだけど、意外に美味しかった。
ケチャップ味で、ちょっとジャンキーだけど、ウインナーには合う。
それに、野菜もたっぷりだしね。


これは別に新作じゃないけど、イカと大根を炊いたもの。
なんか美味しそうにできたので、思わずパチリ。

ここからは「もらいものシリーズ」です。


夫の名古屋に住むお友達にもらった「ひつまぶしセット」で。
土用の丑の日に食べた。
ちゃんと、最初はそのまま、2杯目は薬味で、3杯目は出汁をかけて。


これが、3杯目。
かなりうまかった。
(遅ればせながら、ありがとう


いわさきっちに焼いてもらったケーキ、「パスティス」。
中はリンゴが入っていてしっとり、上はパリパリ。
これは見た目も楽しいし、食感を十分に楽しめるお菓子。
彼のお誕生日祝いに注文して焼いてもらった。
美味しかった~


私が腰を痛めていると知って、お見舞いに送ってくれたケーキ。
キャラメルの生地で、中にはいちじくが入っている。
甘いのかなと思ったら、意外にそうでもない。
いちじくがジューシーで爽やか。
生地はしっとりしていて、真夏でも食べやすいお菓子。
こちらも美味しかった~(ありがとう)

元気になったことだし、バリバリ仕事して、美味しいものいっぱい作って食べるぞ!

バランスが大事

2008-08-27 13:46:06 | Weblog
この間、久しぶりに仕事先の人にキレた。
20代の頃の私はケンカっぱやく、過去に何度か激しい争いを経験してきたが、大人になった最近では、さすがにキレることはなかった。
屈辱的なことがあって、家で1人で暴れることはあっても、人に対しては「仕事だから」と自分に言い聞かせて我慢してきた。
だいたい私みたいな非社会的な人間が誰とでもうまくやっていくなんて無理な話で。
そんなことはもう物心ついた時分からあきらめて生きてきた。

ただ、最近はギリギリと奥歯を噛み締め、ストレスで爆発しそうになりながらも嫌な取引先ともなんとかやってきた。
それが、この間はもう耐えられなかった。
ライターとしてのプライドを傷つけられ、理不尽なことを言われ、不当な評価を受けたからだ。
これに対して何も言わないほうが仕事をする人間としておかしいと思ったし、もうこの仕事は終わらせてもいいと思ったから、メールを書いて反撃した。
ただ、感情的にはならず、冷静に。

この件に関しては友達にも話したが、私の反撃は妥当だということだったのでよかった。
大人になっても、守らないといけないものはやっぱりあるのだ。
それは、自分の「誇り」。
何年もかかって積み上げてきたもの。

結局、その担当者の上司から謝りの電話が来て、仕事を続けてほしいと頭を下げられた。
私も鬼じゃないので水に流して仕事は続けることにした。

今日、久しぶりにそこの仕事で取材に行ってきた。
争った担当者も来ていたが、もうわだかまりはなかった。
向こうもニコニコして、何もなかったかのようだった。私もにこやかに対応した。
お互い騙し騙しやってんなぁとも思ったけど、これも処世術ってやつ?
私も多少はそういうことができるようになったのかな。
まあ、いがみ合うよりはいいかもしれない。

周りの人の話を聞いたりしていると、私のように自分を抑えるのに苦労している人もいれば、逆に自分を出せずに悩んでいる人もいる。
だいたいどちらかに分類されるが、あまり極端でなくある程度バランスのいい人は社交的なうえにうまく周りとやっていけている。
やっぱり何事もバランスが大事。

ただ、こういうバランスの悪い自分を無理に変えようとはせず、受け止めてみるとかなり楽になる。
信頼できる友達に話しながら、自分を客観視し、その上で少しずつ対処法を考え実行していく。
時には反省や落ち込むことも必要だけど、後ろ向きにはならない。
なんか、そういう強さが少しずつだけど、身についてきたように思う。

それに、もともと自分は社会に順応しない人間だという自覚があるので、それにしてはまあ、うまくやってるんじゃないか、なんてプラスに見ることもできるしね。

旅のフォトグラフ

2008-08-26 14:34:36 | 
ちょっと時間ができたので、山梨旅行の写真を紹介。

◎サントリー白州蒸留所



↑この間、詳しく書いていた「リチャー」の実演。


↑激しく燃える樽の中。


↑工場の敷地内にあるレストランで、カレーを食べた。
夏野菜のカレー。結構美味しかった。
あとは、プレミアムモルツ。(やはりサントリー)


↑こんな森の中にあって、これはレストランのテラスから。
涼しくて気持ちよかった。
森を見ながらご飯食べるって、最高!


↑レトロな雰囲気のバーにて。
……というのは嘘で、これはウイスキー博物館の中にあるバーのセット。
ちょっと雰囲気出してみました。
腕がものすごい筋肉質ですが、角度と光の加減です。
ここまでたくましくはありませんので、あしからず。

◎ワイナリー


こちらでワイナリー見学をさせてもらった。
なかなか面白かった。

◎ほうとう


山梨といえば、ほうとうでしょ、ということで、
食べてみた。

昔、おばあちゃんが作ってくれた「うちこみ」を思い出したな。
讃岐うどんでもこういう煮込みうどんがあって、
具がいっぱい入ったお汁の中に、うちたてのうどんを入れたもの。

死ぬまでにもう一度、何でも食べさせてもらえるんだったら、
もう一度でいいから、おばあちゃんのうどんが食べたい。
……そんなことを考えながら食べていた。

◎ひまわり畑



↑CMとか、映画「いま会いにいきます」とかで使われた場所。
すごくきれいだった~

◎昇仙峡


ロープウェイで見晴らしの良い展望台へ。
本当ならここよりもう少し上まで歩いていけたのだけど、
腰が痛くて断念……

でも、こんなきれいな景色!
山梨はどこも本当に山がきれいで、清々しい気持ちに慣れたのがよかった。

◎2日目の夕食


1日目の夕食は甲府にある居酒屋風の店に入って大失敗!
(店がなかったので仕方ない)
2日目も店がなく、蕎麦で我慢。
3日目は絶対失敗してはいけないと、探したお店。

結果、大正解~
チキンソテーなんだけど、クレソンを使ったオリジナルソースで、
めっちゃ美味しかった。
ちょっとお洒落な洋食屋さんって感じかな。
オープンして30分で満席になったので、人気もあるみたい。

◎ペンション


1日目、2日目はビジネスホテルで、3日目はペンション。
夕食は外で食べたので、夜寝るだけって感じ。
でも、近くに温泉があったので、入りに行けてよかった。
昔はそうでもなかったのに、歳のせいか、最近温泉好きになってきた……

◎まきばレストラン


まきばレストランにあるパフェ。
めっちゃ美味しかった~
普段、私はパフェとかあんまり食べないんだけど、
これはうまかったな。
最後までしっかり楽しめた。(普通は飽きるんだけど)

◎うなぎ


最後の日の晩に、意地でも食べたいと思って来たうなぎ屋。
うなぎはもちろん、たれから焼き方までこだわりぬいたうなぎを出す。
17時オープンで、ちょっとすぎてから行ったら、もう予約と並んでいる人でいっぱい。
ギリギリ入れたが、17時40分で完売!!

そこから並んで、注文してから焼きあがるまでまた30分。


待って待って、やっと来たうなぎ~
たまりませんな。

私は上にしたので、ご飯の間にもうなぎが入ってるのだ。
身がふんわりして、タレも甘辛すぎず、上品な味わいだった。
美味しかった~
このお店、建物も昭和2年かなんかの建築物で、雰囲気もよかった。
レンタカーからようやく解放された彼と一緒に、
お庭を見ながら飲んだエビスのうまいこと、うまいこと。

この後、電車にのって大阪へ。
よい旅でした。

最近の美味しいもの事情

2008-08-25 13:24:24 | 友達
腰も完治に近づいてきたが、今週は仕事もほとんどやらずに安静に過ごそうと思う。
ずっと憂鬱でお酒もあまり飲む気になれなかったのだが、先週から元気いっぱい。

木曜は中野と祇園の「和ごころ 勝」へ。
ここは前にランチを食べてすごくよかったので、夜行ってみた。
変わらず、雰囲気もよくて美味しかったが、
4200円のランチと6300円のディナーを比べると、
ランチのほうが満足感が高かったなぁ。
夜にあのランチの満足感を得ようと思えば、1万円コースか……。
しかし、とりあえず美味しく楽しく過ごせたのでよかった。

土曜は、あやとふみこと南方の「ちろり」へ。
ここも以前、ゆうちゃんたちと行ってよかったお店だ。
いろいろ候補店を挙げたところ、二人がここを気に入ったようだったので、予約した。

酒飲みには嬉しいお店で、酒に合う一品料理がいっぱいある。
ふみこがあまり夜は出られないので、滅多に3人で夜に集まることはない。
それで、気も大きくなっていて、高いノドグロの塩焼きも「頼んじゃえ~!」ってなノリだ。

ここは前も思ったけど、料理の1品1品のレベルが高いな。
ノドグロうまかった。
白金豚のソーセージもうまかった。
鯖のスモークもうまかった。

そして、酒の充実度も高い。
仕事の話や、家庭の話や、いろいろ盛り上がっているうちに、どんどん酒が進んでしまった。

2軒目のバーで、私はダウン。
JRの最終になんとか間に合って帰宅した。

家に帰ると、風邪気味で寝ている夫が……。
私は「なんで迎えに来てくれへんのー!!
と暴れまくったらしい。(翌朝、夫談

いやだねぇ、酔っ払いは。

でも、美味しい料理と、美味しいお酒はやっぱりやめられない。
これに、気の合う仲間がいると本当に最高で。

風邪気味の夫は「いいなー」としょんぼりしていた。
キッチンを見ると、キャベツの切れ端があって、どうやらキャベツとお肉を焼いて食べたらしい。
一人焼肉か……。かわいそうに……。
風邪ひいてるのに仕事して、酔っ払いのヨメに暴れられて、お気の毒に。
(ちょびっとだけ怒られた。)

夫は、この3年くらいの間に、かなりグルメになった。
美味しいものへの情熱と食い意地がものすごくて、私とも張り合うほど。
祇園で、先斗町で、北新地でと、美味しい料理や酒に舌鼓。
彼はまだ20代半ばなのに、若くしていいもん食ってるよなぁ……とよく思う。
出会った頃は大衆居酒屋で十分の人だったのに……。

今も、もちろんそれはそれで楽しめるが、贅沢も覚えたようだ。
この「どちらも楽しめる」、というのはいい。
何事も経験だよなぁ。

また、どんな世界でも、一流を知るって、大事なことだと思う。
リッツ・カールトンのフレンチは、やっぱり「それだけのもの」があった。
料理だけでなく、一流のホテルマンとは、一流のビジネスとは、ということをいろいろ見て学べた。
昔は、毎月コツコツと数千円ずつ積み立てて、一年に一度だけこういう贅沢をしていたのだ。(あー、久々にリッツのバーに行きたい)

この間みたいに、旅行とは関係なく、一流ホテルに泊まるのも大好き。
でも、いつもじゃない。
例えばこの間の山梨旅行では、一人4900円(朝食付き)のビジネスホテルに泊まったりもしている。
大学時代は旅といえば、ユースホステルばっかりだったし。
ひどいときはお金がなくてユースも泊まれず、サウナやライダーハウス(500円)を泊まり歩いたり……。

超ビンボー旅行も経験したし、一流ホテルも経験した。
経験ってのは財産だなぁといつも思う。
どちらも人に語れるような面白いことがいっぱいあったから。
とりあえず、チャンスがあったらこれからも両方やりたいな。

食べるものも同じく、いつも贅沢にご飯を食べていたらお金がもたない。
新梅田食堂街の1本100円の串カツとビールをオッサンに紛れて立ち飲みで……というのも大好きだ。
極端だけど、どっちも美味しいし面白い。金額と比例する。

とりあえず、健康が戻ってきたので、またバリバリ働きたい。
働かないと、美味しいものを食べるお金もないし……。
そして、やっぱり健康はいいなぁ。
健康だからこそ、いろんなことが楽しめる。そのことを実感。

感謝、感謝。

アートとライフの重さ

2008-08-22 22:47:28 | 
    ぼくたちのイマジネーションは、
    人間が生き残るための偉大なる希望なんだ。

             ―1983年 キース・へリング


今回、山梨に行くことになったとき、どうしても行きたい場所があった。
それが、『中村キース・へリング美術館』だ。

キース・へリング。
1990年、エイズで死亡。

1980年代、日本でも彼のアートが流行り、
またエイズの代名詞みたいにも使われた。

私はあまりにも絵心のない人間なので、
自分が絵を観る時のことをおおっぴらに書くのは恥ずかしいのだが、
自分の感性を揺さぶる、好きなアーティストは何人かいる。
その一人がキース・へリングだ。
山梨に彼の美術館があると知って、どうしても行きたかった。

結論から言えば、久しぶりにアートを見て感動した。
自分がなぜ昔から彼のアートに惹かれて止まなかったのか、
その意味を再確認できたような気もした。

生と死。
そして、狂気。

いつもプリント画やポストカードなどでしか見ていなかったへリングの本物のアートは、とにかく凄まじかった。
絵の一つひとつから、彼の想いがあふれ出てきて、少し息苦しいほどだった。

また、この美術館に作品を寄贈している中村和男氏の、へリングに対する想いが中途半端でないこともよくわかった。
へリングの作品を愛し、理解していなければ、この美術館を作るのは無理だっただろうなと思える構成。
建物、壁や天井の色、空間の使い方、作品の向き。
全てにおいて、へリングの作品を際立たせていた。

へリングを好きになったのは、高校の終わりか、大学生くらいの頃だったと思う。
あの頃の自分の年賀状には、へリングの絵を使ったりしている。
何に惹かれたのか、今では説明がつかないのだけれど、シンプルな線と奇抜な色使いの中から見え隠れする、生と死と、狂気の世界が好きだった。

白い人間が、黒い人間の両腕を縛り、
剣で腹をえぐる。
そのえぐられた腹の穴の中を、犬が何匹も通り抜ける。

見たままを言葉にしてしまうとなんともグロテスクだが、
それがヘリングのシンプルな線で描かれると、
なんともシュールな世界に変わり、引き込まれる。
「何を伝えたいのか」
それを考え、何かを得たくて、いつまでも見つめてしまう。

この意見には誰も賛成してくれないと思うが、
楳図かずおの世界にも似ている。
私が感じるところの。
私が楳図マニアなのと、ヘリングに惹かれるのとは、
私の中では何かつじつまが合うのだ。

この美術館、環境もとてもいい。
小淵沢の森の中にある。
近代的でスタイリッシュな建物だ。
作品の見せ方も面白いので、ヘリングに興味がない人でも、ある程度楽しめるのではないかと思う。
山梨へ行った際には、ぜひ立ち寄ってみてほしい。
(夫も最初は興味なさそうだったが、帰りにお土産ショップでヘリングのベビーの絵がついた押しピンを買っていた。会社で使うそうだ)

しかし、残念だったのは、結構この日、腰が限界だったこと。
もっと長く見ていたかったのに、立っているのが辛くて、ちょっとダウン。
いつかもう一度行ってみたいなぁ。

   制作することだけがすべて。
   アートはライフよりずっと大切だ。

            ―1987年 キース・ヘリング
 

九九をマスターしよう!

2008-08-19 23:42:45 | 仕事
今日は久しぶりに買い物に行って、久しぶりに料理もした。
それくらい、体はよくなってきている。
帰り道で少し痛みを感じたので、大事をとって帰ってから2時間ほど横になった。

「ごめんね、私が病弱だから……。あなたに迷惑ばっかりかけて
最近、このセリフを夫に何度言ったことか……。
(ちょっと言ってみたかった)
「健康と働き者なことしかとりえがなかったのにね。結婚したこと、後悔してるでしょ?
としつこく言っていたら、
「アホか
とあきれられた。

まあ、こんな一人小芝居をやれるくらいなので、回復に向かっていることは確かだ。

今日は久しぶりに塾にも行った。
夏休みから、一番下のクラスの数学を教えているのだが、これがまあ、アホ揃いで、なんとも可愛くて楽しくて仕方がない。
いつもそうだけど、一番下のクラスって、ほとんど本能だけで生きている動物みたいなところがあって、違う学校の子同士でもすぐに仲良くなる。
あれって何なんだろう。
仲間意識ってやつかなぁ。

とりあえず盛り上がっていて、みんな一生懸命やってくれるので楽しい。
今日の成果は藤田君が初めてプリントを全問終わらせたことだなぁ。
夏休みの最初はみんなが終わるまでに2問しかできなかったのに。
確実に賢くなっている。
この子は学校のテストで数学の点数は1ケタだったらしいのだが、
(何点やったのと聞いても「それは恥ずかしいから言えない」と言う。あんた、1ケタって告白した時点で既に恥ずかしいよ……と思うんだけどね
次のテストではたぶん30点はとれると思う。
なんとか高校に行かせてやりたい。
こういう生徒こそ、ひのきの原点だよなぁと思う。

ちなみに藤田くんはパソコンオタクで、アニメオタクのアキバ系。
携帯の待ち受けは、アニメの少女だった
たぶん、藤田くんはこれから私のブログに何度も登場すると思うので、注目です(笑)。

「おおー!初めて全部できたやん!」
と褒めたら、まんざらでもない様子で嬉しそうだった。
九九もちょっとキツイんだけど、因数分解を使って二次方程式が解けた。

もうホント、12歳までのお子さんをもってる親御さんに言っておくけど、
九九と分数・少数の計算だけはマスターさせてあげて。
中学に入ってからがかわいそうだ。苦労する。
ちなみにこのクラスでは、「ロクハ(6×8)……なんやったっけ?42?」と聞かれることも少なくない。
九九は6の段以降が難しいらしい。
私の経験から言えば、
6×8
6×9
7×9
この3つが九九の難関のようだ。
しかし、「ロクハシジュウニ?」と聞かれて、ここで「そんなんもわからんのか!」なんて言ったらダメだ。
平然と、「惜しいな~、48やん!」と優しく言ってあげなくては。

ちなみに藤田くんは今日、「6×4」を「30」と書いていた。
これはニュータイプかもしれない
あ、私が見ているのは中学3年生です♪

やはり、安静第一です

2008-08-18 18:19:59 | 生活
旅行の話をまだまだ書きたいのだが、
とりあえず、体調報告。
(心配してくれている人もいるので)

旅行から帰った日、それまではそこそこ動き回っていられたのだが、
さすがに4日間の旅の疲れか、帰ってきた安心感からか、
ものすごい苦痛を味わった。

その日は結構歩いた上に、帰りの電車に5時間以上揺られ、
駅の階段を上り下りし、もう限界だったのだろう。

家に着いてすぐにメールチェックをし(イヤだねぇ、仕事人間は)、
その後、シャワーを浴びたら、立っていられなくなった。
風呂場を飛び出すと、歯を磨いている彼が。
真っ裸で、服を着る余裕も、体を拭く余裕すらなく、
そのままそこにぶっ倒れた。

腰から下の神経がみんなどうにかなっちゃったみたいで、
足も立たないし、あまりの激痛に気が遠くなる。
それでも、ここが私の持って生まれた上品さ(?)なのか、
夫の前とはいえ、とにかくこんなみだらな格好ではいけないと、
とにかく服を着なくてはと、そればかり考えて、
這いずって、痛みにのたうちまわりながらも服を取りに向かった。

結局、彼が服を取ってきてくれて、
「とりあえず、痛み止め飲め!」とクスリを飲ませてくれ、
敷いてくれた布団の上に這いずっていき、なんとか落ち着いた。
が、あまりの痛みと恥ずかしさと情けなさで涙が止まらない。
激痛に、はぁはぁ言いながら耐えている私を見て、彼もオロオロ。

この時は、本当にもう終わりだと思った。
いや、大げさな話じゃなく。
こんなに痛くて何もないなんておかしい、私はどっか病気なんだと思った。
お世話になったみんなの顔が浮かんで、また涙が出てくる。
みんな、ありがとう、ありがとう……。

しかし、翌朝、少しよくなっていた。

生まれてから3度目くらいだが、布団を敷いたままで1日を過ごした。
ゴロゴロするという罪の意識も「死ぬよりマシだ」と思うことで払拭されたのか、なんとかゴロゴロできた。
夕方には、高槻に飲みに行けるくらい元気になった。
(帰りにはもう腰が立たなくなっていたが……。なぜ飲む?!

そして、今日も1日中、ゴロゴロして過ごした。
整体の先生に言われた「絶対安静」という意味がようやくわかってきた。
休めば休むほど、目に見えてよくなっていく。

整体で治療を受けるうちに、だんだん腰よりも股関節が痛いことに気付き、
旅行前に股関節のツボを徹底的についてもらっていたのだ。
(この整体の先生は経絡とかツボをつく点穴療法)
それがやっぱり良かったのだろう。
安静にするだけで、確実に回復していっている。
今日はもう歩くのも普通にできるようになった。

ゴロゴロするために、『今日から俺は※』全37巻を読破しようとしている。
※彼のツッパリ・ヤンキー漫画
布団の上で寝転がりながら、昼間からマンガをひたすら読んでいると、
「ふぅ、たまにはいいかな、こういうのも」
と思える自分がいて、びっくりする。
よほど弱ってんな、私

いろいろ思い返してみると、5月の連休が終わったくらいから、
ずっとイライラしてたよなぁ、私。
仕事がどんどん増えて抱えきれなくなってるところに、
塾に行くことになって。
生活のバランスがどんどん崩れ、彼は相変わらず帰って来るのは遅いし、やらなきゃいけないことは多いし、完璧にやりたいしで、何もかもがストレスだった。

時々、暴れたくなるような自分がいた。

酒の量も増えてたし、睡眠時間は少ないし、
そうやってるところに、この暑さだ。
でも、意地があるから、体が悲鳴をあげているのに気付かないままでいて、
なんとか自分をごまかし、ごまかしやってきて、
……それが、一気にこんな形で出た。

立ち上がれない、歩けない、階段を上れない、座れない、荷物を持てない……
そんな状態になってもまだ1ヶ月間も病院に行かなかった。
行けなかった。

あの異変に気付いた日、すぐに病院に行っていれば、もっと早く回復したかもしれない。
当たり前のことなんだけど、「健康あってこそ!」とつくづく思う。
最近は本当に思う。
がんばる意地も大切だけど、がんばらない賢さも必要だ。
バカみたいに根性出して歯をくいしばってやりゃいいってもんでもないな。
若いうちは、それでもよかったけれど。

8月後半は仕事も減らしているので、なるべく安静にして暮らそうと思う。
そろそろ仕事を選ぶ時期に来ているのかな……。
ちゃんと仕事の量を考えて、家事もきちんとして、規則正しく健康に暮らせるようにしていきたいと、今は切実に思う。

今日はまた、別の仕事先の人からお見舞いのお花が届いた。
……早くよくなって、またいい仕事をしよう

安静に、安静に……。

太陽の花

2008-08-16 17:49:42 | Weblog
山梨に行くと決まってからずっと行きたかったのが「明野のひまわり」

映画やCMでもよく使われる場所で、35万本のひまわりが咲き乱れている。

ひまわりって好きだ。
太陽が昇る方向を向いて育つらしい。
そういうのもなんだかひたむきな感じがする。

着いてみると、一面のひまわり!
みんな同じ方角を向いているのが不思議。

いちめん ひまわり
いちめん ひまわり

なんだか明るい気持ちになる。

酒づくりはロマンだ

2008-08-16 17:35:15 | Weblog
これまで、ウイスキー蒸留所、日本酒の酒蔵、ビール工場…と、機会がある限り様々な酒づくりの現場を見学してきた。
この旅では、ウイスキー蒸留所に加え、ワイナリー巡りもすることに!

山梨と言えば、ブドウの産地。
勝沼にはワイナリーが30もある。
大量生産している大きなワイナリーもあれば、家族経営的な小さなワイナリーもある。

三歩歩けばブドウ畑にあたる。
いや、大げさに言ってるんじゃなく。
家の庭に木を植えるような感覚でブドウが育っている。

今回の旅では3つのワイナリーを訪れた。
中の一つは、それほど大きくはないけれど、ちゃんとこだわってワインを作っている老舗。
そこで有料(1500)円でワイナリーツアーをやっているということで参加した。
所要時間2時間。ブドウ畑から案内してもらい、ワイン造りの工程を学び、最後にテイスティング(6種類)というもの。
日本酒やウイスキーならそこそこ知識もあるが、ワインはド素人。
一緒に参加している人たちの鋭い質問や積極的な行動をただ見ているだけの私たち2人だった。
また、ブドウ畑までは車で行くのだが、着いてから結構歩く。
足腰を痛めている私にはちょっと辛く、なんでもない溝を飛び越えるのにも転んだりした…。

でも、酒づくりの工程だけでなく、素材の栽培から見られるのはなかなか興味深いものがあった。
ブドウの種類によって育てる土壌も違うし、酸味や甘味を凝縮させるために、1つの枝にはこれくらい、と実の量も決めて育てていく。
粒を口に含んでみたら、食べるブドウとは全く違う渋みを感じられた。

このワイナリーは樽で長期間寝かせて味に変化を出させるよりもブドウそのものの味を生かしたワイン造りをモットーとしている。
ブドウ畑からタンクや貯蔵庫を見て、最後にテイスティング会場へ。
6種類のワインが順番に注がれていった。

ワインのテイスティングは初めて。
グラスを回して香りを出すところ以外は日本酒のテイスティングとさして変わらない。
口に含んで空気を入れ、舌で味わう。
白が3種類と赤が3種類。比べてみると素人にも味や香りの違いは明らかだ。
全体的にブドウの味を生かしているというのがよくわかる味だった。
あまり味わったことのないマニアックなワイン。
山本周五郎が気に入っていたという赤ワインは甘くて食前酒向き。
樽で寝かせたワインは馴染みのある樽の香りと味がなんだか嬉しかった。
ステンレスタンクで貯蔵したものは、はっきりブドウ畑のブドウの姿が浮かんだ。

ワインを飲みながら、その原料となったブドウが畑で育っていくイメージを頭の中に描けたことが、今回のワイナリーツアーの収穫だったと思う。

その後、大きなワイナリーにも行ったが、なんだか商業的でなんの感慨もなかった。
最後に行ったワイナリーは本当に小さくて、建物も重要文化財になってるような昔ながらの日本家屋。
残念ながら定休日でたまたまいた店主が好意で試飲だけはさせてくれた。
試飲して、定休日だったことをますます残念に思った。
このワイン造りの工程をぜひ見たいと思うような味だった。
白の辛口。
飲んだ瞬間、これは美味しい日本酒の吟醸だと思った。
うまい。
もしかしたら、本当にワインを美味しいと思ったのはこれが初めてかも。

ひんやりとした日本家屋の中、開け放した窓からはセミの声。
うるさいはずなのにしんとして、ワインの味に集中できるのはなぜなんだろう。
特別美味しいと感じられたのは、こういう環境もよかったのかもしれない。

酒づくりはロマンだ。

それがウイスキーであれ、日本酒であれ、ワインであれ。
造り手の想いが反映されて、恍惚と酔わせる魔法の飲み物へと形を変える。
造る過程には様々な工夫があり、さらに美味しいものを、もっと美味しいものをという気持ちには終わりがない。

この酒づくりのロマンに魅せられて、また今宵もほろ酔いだ。

ウイスキーのゆりかご

2008-08-14 18:51:56 | Weblog
やっと来た、サントリー白州ウイスキー工場!

森の中にある。
めちゃくちゃ広い。
歩いてるだけで森林浴。
漂ってくるウイスキーの甘い香り。
う~!最高や!

蒸留所見学は山崎とあまり変わらなかったが、とにかく広いのでバスで移動。
貯蔵庫は山崎のほうが風情があってよかったかな。
白州は、コンクリート打ちっぱなしみたいな貯蔵庫で、パイプむき出しで味気なく、ブルース・ウィリスがピストル持って隠れてるのが似合うイメージ。

ただ、白州の良さはリチャーの実演を見られるところ。
全国でここしかない。
ウイスキーを寝かせておく樽を焼くことをチャーという。
リチャーは、一度寝かせた後の樽をもう一度焼いて使えるようにする作業。

職人さんがリチャーするところを実際に見せてくれる。
樽の中にバーナーで火をつけると、残っていたアルコールで炎は青く燃え、やがてオレンジ色の炎へと姿を変え勢いよく燃え上がる。
樽の中はいい感じに黒く焦げていく。

ただ焼けばいいというものではなく、やはり職人の腕次第で仕上がりは変わってくるのだとか。
最後は水を柄杓に一杯、樽の中めがけて投げ込むようにかけると一瞬で火は消える。
これが職人仕事なんやなぁ。

白州にはレストランやバー、ウイスキー博物館まであるので半日楽しめる。
見学の後は木々を見ながらテラスで食事をし、バーでは7種類ものウイスキーを楽しんだ。

ウイスキーのことを知れば知るほど好きになるなぁ。
他のお酒と違うのは2回の蒸留と、樽で長時間寝かせること。
山崎25年なんて1本10万円するんだけど、人間に置き換えたら、「25年」という歳月によって与えられるものや成長はどれほどのものか。
ウイスキーもそれだけの時間を生きているのだ。

樽というゆりかごの中で。

改めてウイスキーの魅力と、樽と時間が織りなす神秘を感じられた。

お盆休みの始まり

2008-08-13 12:28:24 | Weblog
休日の朝はいつも彼の部屋からアン・サリーの歌声が流れてくる。
この何ヶ月かずっと。
だから、アン・サリーを聴くと、ああ、また休日がやってきたなと、そんな気分になる。

これは名古屋に住む彼の友達がくれたもので、ゆったりした休日の朝にはよく似合う。
いつも浅川マキを思い出す。
長年聴いたことないけど…

休日。
ゆっくり時間をかけてブランチを食べ、今日は何をしようかなぁなんて考えながら、「自分のため」に時間を費やす…。
そんな休日はしばらく味わったことがない。

腰痛を機会に仕事の量を減らし、久しぶりにそんな休日を味わってみたい。
のんびりブルースでも聴きながら、手芸でもしたいなぁ。

今日からお盆休み。
実は今、特急あずさの中にいる。
山梨旅行だ。
この3日間の整体集中治療によって、腰痛はかなり激減!
今のところ電車に乗ってるだけなので大丈夫。

今日は前から行きたかったサントリー白州ウイスキー工場へ♪
森の中にあるらしいので楽しみだ。
夜は温泉も入れるし、リフレッシュしよう。

さっき久しぶりに上松や塩尻を通った。
もんちゃんと旅行した土地。
ふと色褪せたカラーフィルムのコマ送りみたいに、懐かしい風景が流れ出す。
材木、紫陽花、エメラルドグリーンの水、白い岩、古い民宿、東くんぺい、暴走タクシー…。

懐かしさに少し目を細める。

風は関西より冷たく、山は少し粗野だ。

どんな旅になるのかな。
またアップしていきます。

原因不明だそうで……

2008-08-12 00:23:48 | 生活
MRIの結果。
……ヘルニアではなかった。

「むしろ、きれいな骨です」と言われた

じゃあ、何さ?この痛みは?
……ってことになるんだけど、それには答えられないらしい。
「整形外科ではわからないので、内科か婦人科の病気の恐れもあるので、他の科に行かれてみれば……」
という返答。

はぁ……

ヘルニアじゃなかったことはよかった。
だけど、原因がわからないと治療のしようがないし、なんか怖い。
こんな気が遠くなるような痛みで「きれいな骨です」って言われても……

夕方は整体に行って、先生に話したら、ウケた。
「4番目の椎間板が……とか言われたほうが納得できるのになぁ」と。
これは難病だ、とちょっと苦笑。

とりあえず、あらゆる治療をしてもらった。
これが気持ちいいんだ……
ああ、この時間がもっと続けばいい……と思うほど。

かなり動けるようになったのだけど、やはり根本の痛みはとれない。
今晩様子を見て、また明日施術をしてもらう。
早く治るといいのだが……。

まあ、あまり悲観的になるのもやめようと思う。
時間がかかっても、ちょっとした休暇と思って仕事も休めばいいし。

昨日、大きな宅配便が届いて、何かと思ったら、中から腰痛を和らげるクッションが出てきた。
誰かと思ったら、春くらいから仕事をもらっている取引先の人から。
びっくりしたのと同時に、なんだか感動して涙が出てきた。
腰痛のことを話して、8月いっぱいお休みをもらうことにした取引先だ。
他のライターさんが辞めたところで困っているとも言っていたのに、
なのに……、こんなことをしてくれるんだ……

メールでしかやりとりしていないので顔も知らない人。
だけど、こういうことができる人なんだなぁ……。

整体の先生にしても、私からは全くお金をとらない。
「よくなってもらって、またいいもの書いてもらわないと」と言って。

うう……

いつもこうやって、周りの人に守られて生きている。
ちゃんとよくなって、またいい仕事をしたい。

腰を曲げるのが痛くて、部屋に落ちているゴミを拾うことすらためらってしまう自分に気付いて、なんでこんなことになったんだろうかと落ち込んでしまうこともある。
家に帰って、部屋が汚くて、でも動けなくて、そのまま横になってしまうときも、悔しくて涙が出る。
今日も、原因がわからないと言われて、
暗礁に乗り上げたような気持ちになって、
ちょっと辛くてやりきれない気持ちになっていた。

でも、がんばる。