明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

珍解答がいっぱい

2008-11-28 11:55:30 | 仕事
ライターの仕事は閑散期だが、
塾がテスト対策中で忙しい。
19日から12月2日まで、丸々2週間。
まだ中盤……

昨日は、朝バタバタと仕事と家事を片付けた後、
お昼1時から夜11時までずっと授業&教材作り。
フォローも入れたら7時間も授業をやった。

ずっと立ちっぱなしなので、腰が……
そのうえ、しゃべりっぱなしなので、喉が……
先生業って、歳をとると結構キツイ
「私もガタがきてるな……」とよく思う。

授業が終わってから、おなかがすいていて、どうしても串カツが食べたかったので、堀先生と山口君と3人で駅前の串カツ屋へ。
ビール1杯と串カツ5本

ぷはぁ~
癒されるぅ~

労働の後の1杯。
最高である。

本当にこの1杯だけで、終電に乗って帰ってきた。
こういう飲み方も労働者のオッサンらしくて良い。
(って、オッサンじゃないけど)

昨日は1つの中学のテスト前日。
やるだけはやったので、後は本人次第。
なぜかいつも生徒を送り出した後は、自分の無力さを感じる。
人が人にしてやれることって、本当に少ない。

私がみている一番下のクラスは、計算力がかなり低い。
中3にもなって、まだ指を使って計算したりもする。

それで、数学の時間には「百ます計算」をやっている。
タテとヨコに1から10までの数字が書いてあって、
100マスを計算して埋めていくものだ。
だいたい、たし算でやっている。

小学生用の教材なので、そのマスの下に、クイズみたいなのが挿絵風に載っている。
この間は、
「100-1=99です。漢字で計算してみると、どうなるかな?」
というクイズだった。

早く計算を終えて、他の子を待っている間にこれをやっていた生徒が何人かいたのだが……。

正解はもちろん、
「百-一=白」ということで、正解は「白」なのだが、
集めた用紙を見ていたら、

「九九」

と書いてあった。

いや、これじゃあ、クイズでも何でもないし……

と、苦笑して、別の子のを見たら、今度は

「九十九」

と書いてあった。

おいおい……、おまえもか……

そして、もう1枚めくると……

「九拾九」

……おいっ

難しい漢字を駆使して書いているのが、いじらしくてわらってしまった。
全く見当違いの努力である

今、クイズ番組で珍解答をする「おバカさん」が人気だが、
そんなのうちの塾の生徒なんて、みんなスターになれるぞ。
掃いて捨てるほど珍解答であふれている。

人生を豊かにするのは、
イマジネーションとユーモアのセンスだといつも思う。

自分では到底考え付かないような生徒の珍解答や珍行動(?)を見るたびに思うのだ。
やっぱりひのきは面白い。

渋好み

2008-11-26 13:34:26 | 生活
この間も書いたように、閑散期なので生活にゆとりがある。
そこそこ仕事はあるんだが、「追われる」感覚がないのがいい。
しかし、どうも最近疲れやすくていけない。
歳だなぁ

こうやって自分があちこち体の不調を感じるようになると、
うちのおかんは、やっぱり「鋼鉄の女」だと実感。
相変わらずいきいきと園芸の仕事に励んでいる。
勉強家なので、家でもずっと花や苗やらの本を読んでいる。
そして、いつも思うのだが、顔がつるつる!
私のほうがボロボロである。

また、月に2、3回、自宅で手芸教室を開いている。
近所の方と、会社の同僚だったお友達とが来るだけのものだが。
最近、園芸のほうばかりに力を入れていたが、
どうやら春頃に久しぶりに展示会を開くらしい
今度はグループ展だし、町内の施設を借りるだけの簡単なものみたいだが、
町民はぜひ見てやってください

それで、実家に行くと
「かおりちゃん、見て見て!」と自慢げに作品を並べ出すのだが、
(こういうところが私の母っぽい。血を感じる……
意外に夫のほうが興味をもって見ている。
どうやらお愛想というわけでもないらしい。

うちの夫は若いのに、どうも渋好みだ。
今、塾に21歳なのにかなり老成した講師がいるのだが
(滝に打たれて得られるくらいの悟りは開いているだろう)
夫と話が合うんじゃないかといつも思う。

おかんが見せる作品を、この間はレンタルしてきた。
「リビングの壁にかけなさいよ!レンタルするから」
とおかんが言うと、夫は
「えー、いいんですか?
と喜んで借りてきた。
(※レンタル……古布を使っているので、二度と同じ作品ができないため、
大きなものはなかなかくれない。実際売られているのは数万円するので)


↑それがコレ
図柄の一つ一つに違う古布を使っている。
いい古布はすぐわかる。


↑こんなふうに壁にかけている。

最初はお愛想でレンタルしてきたんだと思っていたのだが、
ことあるごとにこれを見て、
「いいなぁ、いいなぁ
と言っているので、どうやら本気で好きらしい。

渋好みである。

私も母の作るものは好きだが、実は母と一緒にグループ展をやる方の
作品のほうが好きで、それを言うと、いつも母に嫉妬されている。
なんというか……、母の作品は自由奔放すぎて。
こういう古布を使った手芸の世界では、かなり前衛的(?)。
型紙もないのに、思いつきでいろんな布を貼り合わせていったり……。

もう一人の方が作るものは、本当に正統派で恐ろしいほどきちんとしている。
あのまっすぐな美しさが、私の感性には合うのだ。
親子なのに、不思議なもんだ。

ただ、器の好みだけは母譲り。
というか、器に関する目が肥えたのは、もう完全に母の影響。

最近、骨董のぐいのみを貰うことが多いのだが、
この間知り合いにいただいたのもとてもかわいらしかった。


↑初めて受け皿付きのものが手に入った。
かわいい
ただ、一口分くらいしか入らない大きさなので、実用的ではないのが残念。

そういえば、この間、久しぶりに器を衝動買いした。
それも、「それって何に使うの?」みたいなやつ。


↑これ

直径5センチくらいの蓋物。
河井久先生の長男・達之氏の作品だ。
あまりにかわいかったので、思わず買ってしまった。
用途は後で考えよう……と思って。
このいろんな色の麦わら手の模様は、河井先生もよく作られるのだが、
それよりもうちょっと色もポップで若々しいのが気に入った。

しかし、何に使ったらいいのやら……
お客さんが来た時の薬味入れとか、珍味入れ?

寒い夜はおでんで一杯……

2008-11-26 01:18:51 | 美味しいもの
明太子は、私の「明太子スパゲティが食べたい!」という欲望のまま、結局、スパゲティに使用された。



誰が考えたのか知らないけど、明太子パスタってうまいよなー。
こんな簡単なのに、めちゃくちゃ美味しい。

私は、明太子をほぐしたのと、バター、マヨネーズ、隠し味に昆布茶を少々加えたものをボウルに入れておいて、茹でたパスタを混ぜるだけの作り方。
上には刻み海苔。
茹で時間を除けば、ホント5分でできてしまう手軽さがいい。

そして、夜は「おでんが食べたい!」という欲望に勝てず、材料を買いに行った。


↑こちら、まだ煮込み前で真っ白。

こういうときに役立つのが、巨大な土鍋。
たぶん、一般家庭にある土鍋より大きい。
あふれるかなーと思ったが、意外に大丈夫だった。

しかし、おでんって滅多に作らないんだけど、
牛すじを入れると下ごしらえが面倒だ。
(でも入れてしまう

葱の青い部分と生姜の皮と一緒に圧力鍋で柔らかくして、
一度取り出して、アクと脂を洗って、
もう一度、今度は大根と一緒に圧力鍋でさらに柔らかくする。
それを切って串に刺して……という作業。
美味しそうで、おでんにせず、このまま食べたい感じだ

夜はこいつで一杯。
冬の夜におでんと酒。

最高やなー。

明太子チーズコロッケ

2008-11-25 14:10:31 | 美味しいもの
私の仕事は、11月・12月が基本的に閑散期だ。
求人系の取材件数がぐっと減る。
まあ、あまり年末の慌しい時期に求人をかける企業はないので、
これから1ヶ月くらいはますます仕事がない。

たまたま今月は他の単発の仕事も少なかったので、
わりとゆったり過ごしている。

いつもならこういう時期に営業をかけたくなるが、
この閑散期の間に仕上げてしまいたい大きな仕事が3本あるので
営業もせずに過ごしている。

そういえば春頃から全く営業をしていないが、
毎日忙しく何かしら仕事があるのがありがたい。
来年はもう一歩何か踏み出してみたいとは思うのだけど。

昨日はまた夫と家のことを話し合った。
この間見に行った家は、私だけじゃなく二人ともが気に入ったので、
私の中ではどうしてもあきらめたことが悔やまれる。

ここには書けないが、いろいろな事情があるので仕方がない。

気を取り直して、二人で酒を飲んだ。

土曜日、伏見でライブがあって観に行ってきたのだが、
その際、「蒼空」というお酒を作っている酒蔵のバーに立ち寄ってみた。
そこで買った「蒼空 純米 おり酒」。

ラベルもまだ貼っていなくて、本当に瓶に詰めただけのもの。
栓もコルクだし。
流通していないので「これは!」と思って買った。
酸味がフルーティーに感じられて、かなり好み。

アテは、ピーマンと豚肉の炒め物と、ゴボウのから揚げ。
それに、新作↓ 明太子チーズコロッケ。



夫のお母さんに明太子をやたらもらったので、どうやって食べようかと考えて作ってみた。
ジャガイモをつぶして、そこに大葉の千切りと明太子を混ぜる。
丸く形を作るときに、中にとろけるチーズを入れて、衣をつけて揚げた。

私がよく作る「バジルチーズコロッケ」の応用編だな。
これが結構うまい。

しかし、まだまだある明太子。
そのままご飯と食べてもいいのだけど、私はあまり白ゴハンを食べないからなぁ。
今日は明太子を混ぜた衣のかき揚げを作ってみようかと思う。
でも、もう油ものはちょっと嫌だなー。胃がもたれる。
野菜の宅配の日だし、何かあっさりとしたものを作りたいな。
(明太子レシピ、何かないかしら?)

選択したのは二人の生活だから

2008-11-24 19:53:29 | 想い
昨日は久しぶりに夫の実家へ行った。
相変わらず、おとうさんもおかあさんも優しくて、
私は心地良く、楽しい時間を過ごした。

最近は、やっと「お手伝いのタイミング」もわかるようになって、
スムーズにいろいろこなすことができている。
「ヨメ」はやっぱり難しいこともいろいろあるけど、
でも、難しいご両親じゃなくてよかったと、いつも思う。

行きのバスで、自分が気に入った家を買えなかった怒りに任せて、
彼に昨日書いた日記の内容と同じことを話した。
(実際に話したから、あとでここに書いたのだが、
ちょっと感情的になっていたので削除しました。)

「成功して、自分で家を買う」
と言ったら、
「それもいいな」
と彼は言った。

他にもいろいろ話し合って、自分の気持ちもぶつけて、
とりあえずは解決した。
まだ当分、家探しは続きそうだ。

でも、今日になったら私はもうすっかり気力がなくなってしまっている。
ピークに達していた情熱と喜びが一気に崩れて、
一晩経って怒りもおさまったら、今度は脱力感だけが残っていた。

「自分の意見を主張すること」
「人と仲良く穏やかにやっていくこと」
この二つを同時にやるなんて無理なんだ。
どちらかを選ばなければならない。

若い時の私なら、100%前者だったけれど、
今は怒ったりぶつかったりするほうがしんどくて、
流されても、穏やかな時間を過ごしたほうがいいとさえ思ってしまう。
不思議なほど、今は脱力感だけがある。

彼も同じように、あきらめなければならないことがあり、
それを呑み込んで暮らしているのだから、お互い様。

そうやって、話し合って、時には我慢もして、
少しでもお互いが満足いくような「二人の生活」ができればいい。

気ままで自由な「一人の生活」を守ることより、
この世のほかのどんなことよりも「二人の生活」を優先すると、
お互いに選択したはずなのだから。
それは、そのほうが幸せだと判断したからだ。

「住めば都」と言うから、また愛せる場所が見つかるかもしれない。
そんな前向きな気持ちで、今はこの町のことを忘れるように努力する。
二人で仲良く暮らせたら、きっと他の土地でもがんばれるだろう。

美味しいお酒があると、つい……

2008-11-21 23:29:08 | 美味しいもの
世間はボジョレー・ヌーボーの解禁だとかで騒いでいたが、
昨日、私は待ちに待ったお酒を買ってきた。



川鶴 初冬あがり 純米吟醸 無濾過原酒

これは、春・夏・秋・冬とずっと貯蔵して味が変化するのを楽しむ、というなんとも贅沢なお酒。
春、しぼりたての初々しかったお酒が、少しずつ熟成し、味わいを深めてきた。
ついにこれが最終形。

……うまい。

こういう酒はしみじみとするな……。
酸味は強いが、バランスの良いお酒だ。
飲み口はすっきりと、しかしすぐに口の中いっぱいに米の甘味が広がる。
心地良くてうっとりしてしまう。
落ち着いた、いいお酒になったなぁと思う。

このお酒を美味しい料理と一緒に飲みたいがために、
昨日は久しぶりに腕をふるった。

恒例、一人居酒屋~



いい感じでしょ?
これがもう、私には本当に至福の時で……。


↑カキのチリソース(卵入り)

これが私は大好きで、カキの季節じゃないときはよくエビで作る。
卵が入ってるから味がまろやかで、美味しいんだなぁ……。


↑しいたけのおかかマヨネーズ焼き

夫がしいたけ嫌いなので、いつも一人のときに作って食べる。
これがまあ、簡単なのに旨いんだ。
マヨネーズと粉チーズとかつおぶしを混ぜたものをしいたけに塗って、オーブントースターで焼くだけ。


↑ミブナの白和え

これはイマイチだったなー。
いろいろ白和えは作るんんだけど、まだ自分の中で「これだっ!」というレシピが見つからない。
どうも自分が理想としている白和えの味にならない。
まだまだ白和えは研究の余地あり。


↑かぼちゃのひき肉あんかけ

これは定番。
かぼちゃは揚げるのが一番うまいと、私はずっと主張し続けている。
久しぶりにこの器使ったけど、きれいね。
前野直史さんの飴釉の小皿。


↑さつまいもとエビのかき揚げ

私はかき揚げが大好きで、しょっちゅう作る。
具はいろいろ変えるんだけど、今日はさつまいもとエビと玉ねぎ。
風味付けに青海苔も衣に混ぜている。
夫は私のかき揚げを食べるようになってから、
「かき揚げの地位が上がった」と言う。
実家では揚げ物の中ではかなり下位だったらしいのだが……


↑ごぼうと鶏肉の味噌煮

これは簡単な料理。
調味料を煮立てて、そこにごぼうと鶏肉を入れて煮込むだけ。
ごぼうが柔らかくてホクホクで、すごく美味しかった。
味噌煮といっても、あまり味は濃くない。

以上、6品。

人に唯一「すごいなー」と言われることがあるとしたら、
料理ができることではなく、
「自分ひとりのためにそれだけ作れる意欲がすごい」
ということ。

これは本当によく言われる。
でも、美味しいお酒があると、適当なつまみで飲むのが申し訳なくて。
いい器を使って、料理を並べて、美味しいお酒を飲むときの幸福感といったら……!
言葉では言い表せない。

お酒を2合飲んで、気持ちよくなって寝ていたら、彼が帰ってきた。
「お腹痛い」とメールしたら、走って帰ってきてくれた。
カキがあたったのかと思ったらしい。
「あはは。食べすぎよ~」と言ったら、怒るかと思ったら、
「あー、よかった」と言った。
相変わらず優しい人だな。

これでもう少しお行儀がよくて自己管理ができたら、本当に言うことがないんだけどな~
寒くなって布団から出たくないのか、毎朝が闘いですわ……
彼を起こすのは本当に苦労する。

長い取材の後で

2008-11-20 18:39:09 | 仕事
なんだか違うなぁ……という思いを否めない。

今日は新事業の立ち上げに使うサンプル制作のための取材。
朝10時からで、終了が2時半。
長い長い取材だった(途中、お昼ご飯も挟む)。

82歳。
本をいくつも書かれている、偉い先生だ。
でも、想像していたのとは全く違い、なんともにこやかで素敵な方だった。
80を過ぎているとは思えないほど、耳もよく、言葉もはっきりしている。
足もしゃんとしていて、健康そのもの。

よくいるような勝手にしゃべる年寄りとは違い、
こちらが質問したことに的確に答えてもくれる。

ありがたいお話をいっぱい聞き、
ありがたいご本をいただいた。

だけど、取材が終わってみれば、全く先生の人生が見えてこない。
というのは、別に私が取材を上手にできなかったからではなく、
先生には書いてほしいことがあったのだ。
それは、ご自分の師の教え。
取材のほとんどがその「師」の教えで終わった。

せっかく突っ込んで聞いたプライベートなことは「書かないで」とおっしゃる。
先生が一瞬見せた、人間らしい「陰」の表情。
そこをもう少し詳しくお聞きして書きたいと思ったし、
ライター魂が揺さぶられた。

でも、これは商品。
先生のために作るものであって、先生の想いを反映させなくてはならない。

取材の後、電車に揺られながら考える。
なんだか違うなぁ……と。

もちろん、良いお話はたくさん聞けたし、人生の「流れ」のようなものや
だいたいの節目の事件は把握できた。
だけど、せっかく作る「自分史」が、ほとんど「師の言葉」になってしまう。
それほど先生の人生に影響が深かったということで、
この「師」がなければ先生の人生はなかったのだから、
これはこれで一つの形としていいのだろうけれど。

だから、今回作るものがいいとか悪いとか、そういうことではないのだ。
これはこれでいいものができると確信する。

ただ、当初、私が思い描いていたものとは「違った」だけ。

ごく普通の人の人生にスポットを当てて、
実は「普通」なんてないんだと、
一人ひとりが小説の主人公になれるんだ、と思えるような、
そういうキラキラしたものを書きたいと思っていたし、
それができる自信もあった。

私はよく中小企業の社長さんを取材するのだけど、
そういう方たちにも必ずドラマがある。想いがある。キラキラした瞬間がある。
それを書けたらいいのにと、いつも思ってきた。
だから、この第一回目の仕事がこんな感じに終わって、
少しあてが外れたような気分。

いつかやっぱり会社を通さず、個人対個人で「自分史」の代筆を仕事にしたい。
世の中にはきっとたくさんいると思うのだ。
自分の人生を形にしたい人。
でも、文章が上手に書けなくて実現しない人。
そんな人の取材を1ヶ月くらいかけてじっくりやって、
私がカタチにできたらどんなにいいかと思う。

今回の仕事はかなりこれに近いのだけど、
やっぱり限られた時間だし、会社を通すので自分のやりたいようにはできない。
ま、そんなもんかな。
こういう仕事がまわってきただけでも感謝しないといけないな。

この間、再読フェアを実施していたとき、
沢木耕太郎の「壇」を読んだのだけど、
1回目に読んだ時と同じような感動があった。
この本は本当にスゴイ。

壇一雄の「家宅の人」を読んでいないと、意味がわからないかもしれないけど。
最後の最後に、また打ちのめされるくらい、
沢木さんの構成力にまいってしまった。

文章を書くことを生業にしている私としては、
バイブルと言ってもいいほどの優れたノンフィクションだといつも思う。

伊坂幸太郎の新作「モダンタイムス」もこの間読んだのだけど、
これはダメだ。
作品として、というより、私の趣味として。

楳図かずおの恐ろしい漫画は平気で読めるのに、
ほんのちょっと文章に「拷問」のシーンが出るだけでもうダメ。
映像や絵はそれほど怖くないのだが、文章は本当に怖い。
どこまでも自分を襲ってくる。
この本を読んだ後、数日間はちょっとしんどかった。

前回の「ゴールデン・スランバー」がめちゃくちゃ良かっただけに、残念だ。

ちなみに再読フェアのほうは、現在、宮本輝の「優駿」。
これもいい本だね。

今日はなんだか疲れてしまったし、幸い急ぎの仕事もないので、
夜は仕事を一切止めようと思う。
カキを買ってきたので何か作って食べよう。


庭のある家に住みたい

2008-11-18 23:28:24 | 想い
この何ヶ月か、時々「家」を見に行っている。
私もいつまで今のような稼ぎがあるのかわからないし、
できれば早めに買って、働けるうちに働いてできるだけ返しておきたいと思って。

「家」熱は上がったり冷めたりなんだけど、
今はかなり上がってきている。
(この間、同級生Yの豪邸を見たせいか?!)

今、ちょっといいな~と思っている中古のマンションがある。
できれば新築がいいし、できれば素敵な一戸建てがいいのだが、
あまり贅沢も言ってられない。
お金のこともあるけど、「気に入った物件」ってあんまり出会わないから、
「あ!ここ!」と思ったら決めてしまうほうがいいような気がする。

そのマンションは、実は1階。
マンションの1階って怖いし、考えたこともなかったのだが、
「庭付き」というところに惹かれてしまった。

私の実家は団地の1階で、結構ちゃんとした庭がある。
母の庭はそれはもう、四季折々の花を咲かせ、とても美しい。
子供の頃は芝生があって、そこにゴザを敷いて遊んでいたという思い出もある。
一人で、花と緑に囲まれて、空想の中で遊ぶのが好きだった。
今思えば優雅なことだ。

庭付きのマンションを見て、あの子供時代の自分が甦ってきて、
なんだかもうどうしても庭のある家に住みたいと思うようになってしまった。

母が張り切って花壇を一緒に作ってくれる様子が目に浮かぶようだ。
今の狭いベランダでの「無理やりガーデニング」ではなく、
本当にちゃんとしたガーデニングができる。

私はガーデニングがしたい。
庭でビールが飲みたい。

しかし、貯金ないな~
相変わらず……

今日打合せしてきた新しい仕事が来年から軌道に乗れば、
多少は蓄えもできそうな気がするが。

毎日が、「自分を信じる」というギャンブル。

2008-11-17 14:26:28 | 仕事
スランプってある

どうも不調だ

自分が書くものがあまり信用できない。

「文章を書く」なんて、ものすごく不安定なものを仕事にしていると、
自分を信頼していない限り、すぐに崩れ落ちていく。

何もないところに、自分の「心」に描いたことを
カタチにするという、なんともあやふやな作業。
こんなものを商売にしようとしたこと自体がギャンブルだ。

毎日がギャンブル~。
人生がギャンブル~。
(こんな歌作れそうやな。竹内まりや調で……)

最近……、というか、ずっと自分の中の課題は、
「誰に向かって書くのか」ということで。
これが、難しい。

元々、人に気に入られるように生きることが苦手なんだから、
人に気に入られるような文章を書こうとすると、
ものすごくストレスになる。
そして、ストレスがたまるような仕事が続くと、もう吐きそうだ。

「ほんまにかおりって、ストレス耐性、ないよな」

と、夫によく言われる。

だって、嫌なものは嫌だもん!!
我慢とかしたくないもん!!
自由気ままに暮らしたいもん!!
みんな私の言うこと聞かないとむかつくもん!!

……というのは心の声であって、
実際のところは、そこそこイイ大人になったのだからと、
ぐっとこらえて生きている。

大人になるって、歳を重ねるだけじゃダメだから、本当に難しい。
でも、ちょっとはそれができるようになってきた。
後のストレスはすごいけど、とりあえず表には出さないようになった。

私生活はともかく、仕事は自分を信頼しないとやれない。
自己暗示にかけないと、怖くてやってられない。

今週は、新事業の立ち上げに関わることになっていて、
なんだかよくわからないが、お偉い先生様を取材する予定。
新しい仕事の一発目というのは、わくわくもするし、緊張もする。
自分に自信がない時期だと、緊張が勝ってしまうのでよくない。
これから3日間、マインドコントロールして、
最高の精神状態で臨まないといけないなぁ。

この仕事の一発目がうまくいくかどうかで、
来年のメインの仕事が決まってくる。
そういう重要な取材だ。

うーん、でも、いつもならただわくわくする一方なのに、
なんとなく気が重いのはどうしてなんだろう?
バッターボックスに立っても、うまくバットを振れないような
嫌なイメージが湧く。

切り替えが必要だ。


またこんな週末

2008-11-16 23:58:42 | Weblog
毎日更新すると言いながら、早速昨日できなかった。
今日も力尽き、現在布団の中から携帯で執筆中…。

今日は水道筋ライブに行ってきた。
昼から夜までずっと飲み続けて音楽聴いて。
最高に楽しいけど、もうぐったりだ。
最近酒に弱くなった。もう年やな~

というか飲み過ぎ?

実は金曜日もまた先週に続いてオールで…。
朝はまた阪急京都線を2往復くらいして帰ってきた。
でも、先週よりは往復数が少なかったと思う。

おかげで土曜は何もできなかった。
冬物の衣服の総入れ替えをしようと思っていたのにぐったり…。

なのに夜はまた飲み会で。
飲み会というか、うちの両親に誘われて近くの居酒屋へご飯を食べに行ったのだ。
母の園芸店に来るお客さんの知り合いがやってる店らしくて、一度行ってと頼まれていたので私を誘ってきたのだ。

もう酒はいらん!という状態だったが、不思議なもんで飲みだしたら体調が戻ってきた。
結局ビール2杯。
帰りに彼とバーに寄ってまだビールと梅酒。
迎え酒ってあるのね…。
すっかり気分がよくなった。

そんなわけで今週もまた酒浸りの週末。
どないやねん…。
まあ、いいか…。

必要ないものが欲しくなる

2008-11-14 12:05:53 | 生活
ボロボロだった先週を反省し、今週は真面目に生きている。

取材も2件行ったし、原稿も着々と予定通り進めているし、
塾も3回行ったし、お弁当も後半は頑張ったし、
それに、3日間も禁酒した。

それほど忙しくないので、火曜日は念願のIKEAに行った。
あやとふみこと3人でランチも兼ねて。

三宮からシャトルバスに乗る。
着いた。
何度もテレビで見ていたのと同じだ~
ひろーい

インテリアとか雑貨って、ホント見ているだけで楽しい。
こういうのを見るのが好きじゃない女性ってほとんどいないと思う。
買う、買わないは関係なく、なんか見ているだけで幸せになるのだ。

しかし、やっぱりヨーロッパの家具だなぁ。
仕様が大きい。
かわいいけど、なかなかこれが合う家ってないような気がする……
新築のモダンな家ならいいけどね。

雑貨をいくつか買った。
調理用の小さなガラスボウル(99円)、サラダを取り分けるやつ(99円)、
デザートスプーンのセット(6本・698円)、テーブルランナー(599円)
などなど……。

話していたのだけど、たぶん若い時や一人暮らしを始めた頃なら
間違いなく買っていただろうな……と思う商品を
今は踏みとどまるようになっている。
かわいい!とか役立ちそう!と思って買っても、
実際にはなかなか使わないものがあることを学んだからだ。

昔は「そんなん、いらんやろ!」と
つっこまれるようなものが欲しくて仕方がなかった。

・ブレッド・ウォーマー(石でできていてオーブンで焼き、そのうえにパンを置いておくと冷めないというもの⇒確かいわさきっちに譲った)
・いちご専用の水切り皿(イチゴの季節、お客さんが来た時しか使わない⇒かなり使用頻度が低い)
・お玉置き(これも洗わないといけないので面倒)
・ドレッシングボトル(口が細くて油ベタベタで洗うの面倒)
・スパイス入れ(使いにくいだけ)
・陶器のパン焼きの型(未使用)
・受け皿付きのにんにくおろし器(面倒)
・キャンドル(いつ使うねん!⇒なのにかわいいのをすぐ買う)
・パスタ茹で専用鍋(大きすぎて出すのが大変)
・パスタ保存容器(保存するほどパスタがあまり余らない)
・観葉植物を飾るカゴや陶器の入れ物(室内はすぐ枯れる)

などなど。

「釜飯用の釜」も長い間使用していなかったが、この間活躍したので、これはまあよしとしよう。今後も使いそうだし。

水コンロは、10年前に一人暮らしを始めるときに真っ先に買ったのだが(なぜ?)、あまり活用されていなかった。
最近になって、夫が「炭火焼しよう~」と言ってくるので、ちょっとは活躍しているが。



↑ちなみに水コンロって、こんなのです。
陶器でできていて、下に水をためて、その上に陶器の網みたいなのがあって、
そこに炭を入れ、上に網を乗せて焼くという……。
(凝り性なので、わざわざ焼鳥の串を作って焼いています)

話が逸れたが、IKEAを堪能した後は、ランチへ。
今回は予約しなくても入れるところ……ということで、
ミント神戸の中にある「神戸リーズガーデン」へ。

あやのおすすめのお店だったのだけど、なかなか美味しい中華だった。
食器もロイヤル・コペンハーゲンやウェッジ・ウッドのものを使っていたりと、中華といってもかなりお上品な感じ。
コースで食べたのだが、ビールも少し飲んで一人3000円弱。


これはナスときのこを味噌で炒めたもの。
美味しかった。

お腹も膨れたので、カフェに行って1時間ほどおしゃべりして帰ってきた。
たまにこうして友達とお出かけしてランチするとリフレッシュするなぁ。

この日は会うと二人ともが第一に「阪急で往復したのが面白かった!」と、先週のブログのことを言ってきた。
ウケたのでよかった、と嬉しくなるのが大阪人の性
今年いっぱいくらいは、このネタもつなぁ……とか考えている自分がいるわけで。

さて、今週は土日もゆっくりできそうで嬉しい。
日曜日は、去年も行った「水道筋ミュージック・ストリート2008」があるし。
王子公園の辺りに大きな商店街があるのだけど、
ここでいろんなライブが行われる。
私が好きなツインズとかカサさんとか、元・憂歌団の島田さんとか出るので、これは見に行かないと。

昼間から夜まで、商店街をうろうろしながら、酒飲んでブルース聴いて。
お金もほとんどかからないし(チップ制なので)、最高やね

来週からまたテスト対策&新事業のサンプル制作が始まるので、
十分にパワーを蓄え、またがんばるのだ。

休むと下手になる

2008-11-13 19:52:41 | 想い
最近、更新が滞っている。

アクセス状況を見ると、それでも毎日100人以上の人が
習慣のように覗いてくれているのだとわかり、
ちょっと申し訳ないな~という気分になる。

どうも覇気がない。

めちゃくちゃ忙しいわけではないのだが、
なんだか余裕がない。

「書く」というのは、習慣にしないと全く書けなくなってくるから不思議だ。
自分の想いを文字にするという作業をしないと、
だんだん「思考」⇒「文字」の変換がうまくできなくなってくる。

例えば、楽器でも練習を休むと指が動かなくなったりするが、
それと一緒のような感じだろうか。

もの書きとして、これではいけない。
だから最近、仕事の文章も書くのが遅くなったのかもしれないな。
昔はとにかくスピードだけは誰にも負けなかったのだけど。

ちょっと気持ちを入れ替えて、
今日から毎日ブログを更新しようと思う。
乞うご期待!


我が家が一番!!

2008-11-09 14:16:31 | 生活
先週はぐちゃぐちゃの1週間だった。
生活乱れまくり
もういい歳で、さらに主婦なんだから、
もう少しまともな生活をしないと……と、
反省。

5日、朝4時までぶっ続けで仕事をして、
その日はふらふらのまま友達と飲んで、
その後まだ一人でバーで飲んで、
翌日は気分悪いまま次の飲み会に突入。
そして、朝帰り……。

いや、オールまでする気はなかったんだけど、
塾のみんなで飲みに行って2軒ハシゴ。
そろそろ帰ろうかと思ったら、樋口先生が私の手を握って離さない
「私の家に泊まって行ってくださいよ~」というので、
夫にメールしたら「いいよ」と言う。

そしたら、みんなでカラオケに行くことになって
ついていったら、樋口先生はソファでぐっすりとお休み。
そのうえ、知らぬ間に帰っていたのである。

え~

あんなに「泊まっていけ」と私の手を握り締めていたのは?!

仕方なく、そのまま始発まで待ち、
「昭和の歌」大会でなんとか朝まで時間をつぶし、
始発に乗った。

しかし、気付くと、なぜか梅田にいた。
なぜ?!

ぼんやりした頭でいろいろ考える。
確か私は淡路から京都線の河原町行きに乗った。
もし寝過ごしたとすれば、河原町で目が覚めるはず。
なのになぜ反対方向の終点にいるのか……。

答えは簡単!
そう、一度河原町まで行き、そのまま目覚めることなく
今度は梅田まで行ってしまったのだ。

仕方ないのでもう一度引き返そうと目を閉じた。

しかし、次に目を開けると、今度は河原町にいた
時間を見ると、もう8時をまわっている。

あー、一生この電車から降りられないんじゃ……。
助けて~!!

もう3時間も電車に乗ってるので、お尻も痛い。
新幹線ならとっくに東京についてるよ……。

阪急京都線を私は一体何往復してるんだ?

しかし、どうしても家に辿り着きたい私は
今度こそ!と気合で目を開け、
気を紛らすために本を読み、
ようやく家の最寄駅で降りることができた。

家に帰ると、もう9時をまわっていた。
ぐったりだ。
気分も悪い。

なのに、昨日の晩は彼がまた「炭火焼きしよう」と言う。
あまり気乗りしなかったが、家の「水コンロ」で焼肉をすることに。
それが、家にあった炭が安物だったので、火が全くつかず、
悪戦苦闘の数時間。
ちっとも楽しくないうえに、窓を開けたままだから寒い。
そのうえ、一酸化炭素増えすぎで気分悪い。

家は炭だらけ、焼肉の匂いがぷんぷん。
それを掃除するために、また1時間。
もうぐったりだ。

風呂にも入らず、そのまま死んだように寝た。

死んだように寝たはずなのに、いちいち目が覚める。
というのは、彼が私を心配してなのか、
ちょこちょこ様子を見に来ては起こすのだ。

頼むから、私を寝かせてくれ……。

という1週間。

今日もまだちょっとぐったりしていたが、
午後になって少し気分もよくなってきた。
なんとか今日中にリセット!
体調も整えて。

明日から1週間は規則正しく生きよう。

そういえば、6日に高校時代の友達Yの家に遊びに行った。
この間、10年ぶりくらいに一緒にランチをした人で、
もう一人共通の友達Sも一緒に誘い、自宅に招いてくれたのだ。
そのSは高校卒業以来会っていなかった。

取材が入っていたので無理だなと思っていたら、
その取材がキャンセルになったので行けることに。

駅前まで車で迎えに来てくれて、向かったおうち。
噂には聞いていたが、見上げるほどの大豪邸!!

玄関ひろっ!!
リビングひろっ!!
寝室、ひろっ!!

「いい暮らし、してんなぁ……」と何度も繰り返す私。

共通の友達Sと二人で「すごいなぁ」と感心していたのだが、
それでも話を聞いてみれば、Sも最近マンションを購入したところ。
二人とも子供が一人いる、専業主婦である。

いろいろと衝撃を受けながらお手洗いを借りると、
トイレットペーパーが、分厚いダブルの花柄&香り付き!!

トイレットペーパーをからからとまわしながら、また呟いた。
「いい暮らししとるなぁ……

人の家に行って、トイレットペーパーが花柄だったりすると、
「おー、金持ちだ」と思ってしまう私。
それもダブルって、すぐになくなるから、私は絶対シングル派。
トイレットペーパーに暮らしレベルを見てしまうのって、私だけ?!

便器に座りながら、ぼんやりと考えた。
そうか。
実は私も一歩違えば(?)こういう奥様になっていたのかもしれないんだなぁと。

まあ、彼女たちとのおしゃべりは非常に楽しく、
人間的にも優れているし、気が利くし、立派な人たちだなと感じた。
10年以上ぶりに会ったというのに、少しも気まずい感じはなかった。

帰りに、Sが「今度はうちに遊びに来て」と言い、
私も「私の家にも」と言いながら、
あの小さな古いハイツを見たら、二人ともどう思うんだろうな……と、
ちょっと恥ずかしく感じている自分に気付き、
そして、そのことを恥じた。

私は人を家に呼ぶのが大好きなのに、初めてそんなことを感じている自分に気付いて、あー、意外に私も見栄っぱりなんだなぁと思った。
自分の家を恥ずかしいなんて思ったこともなかったのに。
なのに、大豪邸を目の前にして、モヤモヤしている自分に気付いた。

そのモヤモヤの正体に気付くまで少し時間がかかった。
一瞬、普通に就職してエリートサラリーマンと結婚していたら、
専業主婦でこんな豊かな生活が手に入るんだなぁと、
そんな人生に憧れているのかと思った。

でも、違った。
やっぱり憧れてなかった。

私は自分で成功して、自分の力でまだ家が建てられていないということに
ショックを感じただけだったのだ。
そう。
30代にはもっともっと成功して、家も建てているはずだった。
なのに、実際は飲んだ暮れているだけである。

その日の夜、ようこちゃんと飲みながらその話をしていたら、
「かおりちゃん、男やなぁ!」と言われた。
そうかもしれない。
男の人は、友人が自分よりいい暮らしをしていたら、
「俺ももっと頑張らないと!」と思うんだろうな。
私も同じで、なんだか火がついた。

損な性格である。

生活費も折半して、夫の世話にはならずに生きていることを
私は自分で誇らしく思っていたけれど、
専業主婦で豊かに暮らしている人にとったら、
そんなことはどうでもいいことだということも、最近知った。

「変わっている」と思われるだけである。

まあ、この歳になっても、朝帰りで阪急京都線を3時間も往復しているようでは、いつになったら成功できるのやら

人の生活と自分の生活を比べて劣等感を抱いている自分のことも
バカバカしいと思い直した。

あんなに気に入って愛情をもっている「我が家」なのに、
なんてことを思ってしまったんだろうかと、自分を恥じた。
夫にもこの話をして謝った。
「感謝の気持ちを忘れたらあかんなぁ」と。

「我が家」がやっぱり一番!!

充実の3連休

2008-11-04 17:06:18 | 生活
この3連休は比較的ゆっくりと過ごせた。
おかげで回復した気がする。

土曜日は、「梅乃宿」の蔵開き。
抽選で当たったので(本当に抽選なのかは疑問が残る)行ってきた。
4人まで同伴者OKなので、去年と同じくあや&としくんを誘う。

あまり遅い時間に行くと損だと昨年学んだので、
今回は会場時間に行った。

屋台もいろいろ出ていて、焼鳥やらポテトやらつまみながら、
日本酒は飲み放題!!(つまみは有料)
大吟醸、吟醸、ひやおろし、しぼりたて。
それに、もも、梅、ゆず、日向夏などの果実酒がズラリと並び、
3時間ずっと好きなだけ飲み続けられる。

利き酒大会もあり、アルコール度数を高いもの順に4つ並べるのだが、
今年は難しかった!!
去年は彼が偶然(だと思う)当てたが、今年は4人ともダメだった。
残念……

しかし、隣のテーブルを見ると7、8人中、半数くらいの人が当てている!
結構、常連みたいな人たちで、
やっぱりもっと研究しないとダメだなーと思った。

楽しく飲んで、お土産ももらって、梅乃宿を出てからはベルギービールの店へ。
ここは前にあやに連れて行ってもらったんだけど、
美味しいし雰囲気もいい。
もう日本酒……という気分ではなかったのでちょうどよかった。

そこでもゆっくり飲んだが、さすがに1時から飲み続けているので、
9時頃解散。

しかし、夫が恐ろしいことを……。

「かおり、びりけんのローストビーフ食べたくない?

「まだ食べるの!
と言いながらも、びりけんに電話する私……。

30分後、二人はびりけんのカウンターにいましたとさ。

そして、そこからまだ日本酒3杯に、はちみつ酒。
結局、終電。
それも二人で寝過ごし、タクシーで帰るというありさま……

しかし、久しぶりにびりけんに行ったら落ち着いたなぁ。
今度はゆっくり来たい

この日のオーラは緑色。初めて。
そして、“お告げ”は
「そろそろ自分がやりたいことを宣言する時に来ている」。

今年に入ってからくらいかな。
「自分が本当に書きたいものを」
「自分が本当にやりたい仕事を」
といった言葉が聞かれるようになった。
でも、それはいつも「選択する」という意味合いだったように思う。

これがだんだん強くなり、「宣言する」というところまできた。

さて、どうするかな。

別に占い師でも江原さんでもないんだから、
スルーしてもいい言葉。

ただ、宣言どころか、選択も、自分との対話もまだできていないから、
まずはそこからかな、と思う。

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2日はわが母校(高校)の京都支部同窓会。

これに行ったのには理由がある。
3年後に母校は100周年を迎えるため、いろいろと記念事業がある。
100周年ロゴ&キャラクターもその一つ。

公募にゆうちゃんがキャラクターをデザインして応募して、
見事選ばれた。
そして、早速、携帯ストラップが商品化された。

そこまではいいのだが、これがなかなか売れない、
というか、「売る」ための仕組がない。
別にゆうちゃん本人が売る必要もないのだ、そうもいかず、
この同窓会に参加することでちょっとでも売りさばいてこようと、
そういうことになった。

「一緒に来て!」
と親友に頼まれたら、断れるはずもなく
「会費は出すから!」
という言葉にも甘えて、参加した。

結果、ストラップは全員に買ってもらえたし、
なかなか楽しい時間でもあったし、
行ってよかったなーと思う。
フレンチも美味しかったし

乾杯の前に校歌を斉唱したのだけはびっくりしたが……
(フレンチレストラン&一般客もいる)
十数年ぶりに歌ったけど、意外と歌えるもんやね。

また、現在の教頭先生も参加していて、高校の様子を聞いたり、
昭和26年卒の74歳の方もいらっしゃっていて、その方とお話したり、
そういう出会いも楽しかった。
基本的に見知らぬ人と話すのは好きなので……。

たまにはこういうのも悪くないな。

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3日は、町の文化祭。
小さな町なので、文化祭がある。
(夫はびっくりしていた)

小学校以来、行ったこともなかったが、
今年はふみこの娘たちがダンスを披露するということで観にいった。
ヒップホップダンスを習っていて、その発表会という感じ。

ピンクのつなぎの衣裳を着て踊っている様子はとても可愛かった。
上の子はもともとふみこ似の目鼻立ちくっきりとした美人系の顔立ち。
下の子はどちらかというと私の子供?!って感じの(笑)あっさり系。
まだ幼さが残るし、とても小さな印象があったのだけど、
髪やメイクを整え、衣裳を着てカッコよく踊っているのを見たら、
すごく大人っぽく見えた。
子供でもやっぱり女やのぉ~

とにかく二人ともかわいくて、私たちも親気分で楽しんだ。
出待ちしてお花をあげたら、とても喜んでくれた。
まだ興奮さめやらぬ……という感じだったし、
集まりもあって慌しく去っていってしまったけれど。

帰りに、うちのおとんにバッタリ出会った。
よく町で会うんだよな……

何も言ってないのに「飲みすぎないように」と言われた。

帰って1本だけ残っていた仕事を片付けたら、本当にやることがなくなった。
すごい!
自転車操業から逃れられたのなんて1ヶ月ぶり。
そこで、ビールを飲みながらマンガを読むという至福の時を味わった

おやつに「するめの天ぷら」を揚げていたら、
匂いをかぎつけた彼がやってきて、「オニオンリングも作って」という。
仕方ないので玉ねぎも揚げて、なかなかヘビーなおやつになった。

おやつまでオヤジ化が進んでいる……!

夜は、
鶏肉のトマト大葉ソース
揚げ出し豆腐
たこのやわらか煮
サンマの釜飯




せっかく釜を道具屋筋で買ってきたのだから、
たまには使わないとなぁと思って使ってみた。
ちょっとおこげができすぎ……。
何度か試してみないと、火加減の具合がつかめない。
まあ、美味しかったけど。
(サンマは一度取り出して、骨と皮をとってから混ぜます)


この間の備前も使ってみた。
うーん、やっぱりいい感じ

この夜もずっと日本酒をちびちびやって、
ゆっくりテレビとか見て、
また漫画読んで寝た。

とても充実した3連休だったなぁ。