明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

なんとかなると思えたクリスマスの夜

2010-12-26 22:05:49 | 美味しいもの
最近仕事しかしていない忙しい夫のために、イベントくらい楽しんでもらおうと、
25日の夜はおいしいクリスマス料理を作ろうと計画していた

土曜日だというのに、まだ家で仕事をしている夫・・・
毎年、おうちクリスマスはやるけれど、今年は自分がヒマなこともあって、気合が入る
朝からまた塾で来られない講師の代わりの授業をした後、急いで買い物して帰って料理!

結果、今年はこんな感じのディナーになった。


クリスマスを意識した、赤と緑カラーの料理が今年のテーマ。

前菜


左奥の赤いのは、タコのカルパッチョ。
紅いパプリカのソースをかけて、その上からパセリのみじん切りを散らした。

左手前が、白身魚と野菜のテリーヌ。ソースをかけて食べる。
白身魚はタラを使った。
タラと卵の白身を撹拌し、生クリームとコンソメ、海老、大根、にんじん、いんげんを混ぜて、
ラップで包んでレンジで蒸す。

右は3種盛り。
スモークサーモンとロースハムは、市販の物。
手前はプチトマトとモッツァレラチーズ、バジルにオリーブオイルをかけて。
バジルは夏に収穫したのを塩漬けにしておいた。

鯛のアクアパッツァ


こちらも、プチトマトとアスパラで赤と緑を添えて。
アサリから出た出汁が全体をまとめている。
鯛もホクホクと身が柔らかく、おいしかった。

クリスマスの定番、ローストチキン


今年は別のチキン料理にすると言ったら、夫に「お願いだから、ローストチキンにして」と言われた。
これを食べると「クリスマス!」って感じがするらしい・・・
まあ、確かにね(笑)

揚げ物2種


テリーヌで使った海老が余ったので、海老フライに。
自家製タルタルソースを添えて。
このタルタルは、自分で言うのもなんだが、めっちゃ旨い。
これがあるだけで、安物の海老もぐんとおいしくなる。
左は、カレー風味のフライドチキン。
カレー粉、白ワイン、ニンニクなどに漬け込んで揚げている。

もう夫は大満足
スパークリングワインと赤ワイン、ビールが一気に空いた。

ここから二次会

ティータイム


普段は「美術館」と呼ばれている、我が家のガラスケースに収められている柴田雅章氏のティーセットで。
このティーポットは、本当に素敵。
私の宝物だ。

ブッシュ・ド・ノエル


まあ、素人なんでいろいろ失敗したが、とりあえず……
やっぱりオーブンの温度管理が難しくて。
今回も少し火が通り過ぎた。

でも、夫はすごく感激してくれた

そして、ここから三次会



チーズ4種盛りとウイスキータイム。
少しだけ残していたグレンリベット18年も、カラになった。

R&Bのクリスマスソングを流して、
おいしい料理とお酒で
二人で過ごすクリスマスの夜
楽しかった。
幸せだった

料理をしていると、なんだか無心になって、モヤモヤも吹き飛んだ。
いつも改めて思うことなんかないんだけど、なぜか料理をしていたときに、
「やっぱりモノを創るのが好きなんだな」と思った。
どうしてかな。

夫がニコニコしながらおいしそうに食べてくれるのを見ても、心安らぐ
ちょっと心が弱っているからか、思わず涙ぐみそうになって、ぐっとこらえる。

毎日いろいろあるけれど、なんとかなるかと思えるのは、こんな夜。
明日、元気になれ

ああ、綱渡り人生

2010-12-24 20:44:38 | 仕事
今週は本当にひどい毎日だった。

今日はクリスマスイブか・・・
浮かれている場合でもなく、とにかく景気が悪い。

今月に入ってから仕事がうまくいかず、というか、ぱったりと仕事がなくなり、
ひどく情緒不安定な日々を送っている。
月初めに予定を空けておいてください、と言われていた東京の取材もなくなり、
レギュラーでやっているコピーの仕事も今月は臨時休業?やし、
唯一頼りにしていた「年末ギリギリにお願いします」と言われていたワインサイトの案件まで、
今日になって「年内は無しで」と伝えられた。
細々と小さな仕事をいくつかと、企画の仕事をこなして過ごしただけの12月……。

ああ、死活問題。
ほんまに、来月もこんなだったら……と考えてしまって、ぞっとする。
こんなんが続いたら、生活するためにパートにでも出ないとあかんのちゃう?
でも、ライターを廃業してパートに出るのはいやだ。
自分が信じて歩いて来た道やのに。

とはいえ、今月の稼ぎがこんなのでは、来月はわずかな貯金を崩して生活費やら保険やらを払わなければならない。
仕事がなければ、いつかこれも限界が来る……

こうやってお金のことを考えながら生活していると、絶望的な気持ちになってくる。
朝、「今日もたいして仕事ないな」と思うと、なんだかブルーになって、
夫を送り出した後に、さめざめと泣いて、
現実逃避するために本ばかり読んで過ごしてしまう。

典型的キリギリスの私は、たいした蓄えもないので、
ただ、遊びまくって散財していた日々を振り返って、
「ああ、あの時なんでバーで高いウイスキー飲んだんやろ」とか
「あー、あの時、なんでタクシーで帰ったんや」とか
「なんで気前よく、すぐ人におごるんや」とか
そんなことを思い出しては後悔する。

ふと思い立つ。

節約しかない……

そうだ、節約だ……!

急にお金がもったいなくなり、「節約する!」と思い立つ私。
もう遅いって……。
第一、本当にそんな人生でいいのか?とも思う。
「節約」するんじゃなく、「稼ぐ」人生を送りたいのだ、私は。
ずっとそうやってきたのに、今更ムリやろ……

家でもずっと「仕事がない……」と暗いので、夫が優しく慰めてくれる。
「そういうときもあるよ。今はゆっくりしたらいいよ」と。
その優しさが、身にしみて、痛い
ああ、痛い。

こんな不良妻に優しくしないで!!と、よけい悲しくなってしまう。
本当に痛い……

そんなこんなで、今週は何もやる気が起きず、ほとんどの時間をただ本を読んでぼんやり過ごしてきた。
そして、いろんなことを反省してみたり、自分を責めてみたり。

今年もあと1週間なんやから、少し早めの年末年始休暇だと思えばいいとか、自分を慰めてみたりも。
でも、やっぱり元気が出ない。
同業者も友達もみんな「忙しい」と言うのを聞いて、ますます落ち込む。
淋しくなる。
自分だけがこの世からつまはじきにされているみたいな、役立たずと言われているみたいな、そんな気分。
毎日が孤独で仕方がない。

人間にとっての幸福は、仕事があることだ、と私は思っている。
労働こそが、楽しみであり、幸福に繋がると。
お酒だって、働くから旨いわけで。

でも、働ければ何でもいいというわけでもないのだ、やっぱり。
自分が何のために生まれてきたのか、意味を知りたいから。
ものを書いて、ものを作って、創造して、生きていきたい。
もうずっと前に、そう決めたから。

でも、今年はもうムリやなー。
こんな年末が押し迫って、今から新しく仕事をとるというのも考えにくい。
開き直って、のんびり過ごすしかない……
そして、年明けからまた営業を始めよう。
こんなややこしい時代には、やっぱり常に新規開拓をしていかないと、生活できないと実感。
「安定」なんて望んでいなかったけど、別に「不安定」を望んでいるわけでもないのだ。

一つ、仕事がくれば、一つ、仕事は終わり……
永久に営業を続けなければならない。
そんな綱渡り人生。
それがフリーの面白さでもあり、辛さでもある。
そんなことわかっているけど、年末にヒマなのは、なんか辛いなぁ

とにかく、気持ちを切り替えたいのだが……
完全に鬱モードが続いている。あかんね。


うちの不良妻ってどうでしょう? PART2

2010-12-21 17:01:16 | 生活
今年も残りあと10日。
どうも気分が落ち込む毎日。
ブログ更新も少し途絶えてしまった。

19日は塾のミーティング&歓送迎会&忘年会だった。
12時10分の終電に乗ろうと思っていたら、「日曜日は3分ですよ」と、12時1分に素敵なアドバイスを受けた

帰れない。
またですか……

夫に電話すると、快く許してくれ、
「元気やねぇ。リフレッシュしてね」と優しいメール。

結局、カラオケオール。
楽しかったけど、途中、撃沈

老体にオールはもうあかん。

ふらふらで、20歳の女の子に心配されながら始発に乗った。
正直、寝過ごさないで帰れる自信は全くなく、家がはるか遠くに感じられた。

思った通り、気づくと河原町だ。

ふぅ・・・

でも、もう慣れたもので、動揺もショックもなく「やっぱりね」と思っただけ。
それより、「ここからがほんまの勝負やで!」と気合を入れた。
最高で3往復くらいしたことあるからなぁ・・・

そして、次に気づいたときは、総持寺。

ふぅ・・・
降りる駅をまた通過した。

惜しい。
15分早く目覚めていたら・・・

ホームを移り、反対方向へ引き返す。
ああ、このみじめな気分ときたら・・・

ここで寝たら、また河原町やで!と自分に言い聞かせ、目をギンギンに。
その甲斐あって、今度は降りられた!

そんな小さな喜びを胸に、家へ。
ちょうど出勤する人たちが駅へ向かって歩いている。

そうか、月曜日だ。
世の中の人はみんなこうやってまともに会社勤めして、朝から出勤してるのに、私ときたら……
こんないい年になって、娘といってもいいくらいの年齢の大学生とはしゃいだりして……
おまけに主婦やのに、オールって……

あはは・・・
なんだか乾いた笑いがこぼれた。

駅へ急ぐ人たちとすれ違うたびに、ダメダメ人間な自分をまた感じて落ち込んだ。

たまらなくなって、一句詠んでみる。

 「朝帰り 世の人は皆 急ぎ足」

あはは・・・
なかなかうまくできたので、自嘲気味にmixiでもつぶやいてみた。

家に着き、ぐっすり寝ている夫の横にもぐりこんだ。

昼頃、目覚めると、夫はもういなかった。
メールして、「気分が悪い」というと、「大丈夫?」と心配してくれる。

夜、帰宅してからもとても優しいので、
「優しくしないで!そんなことしてもらえる人間じゃないねん」と言うと、
にっこり笑って、
「うちの不良妻ってどうでしょう?パート2を楽しみにしてるな」と言われた。

!!!

また公開謝罪ですか・・・わかりました。

私は飲みすぎて終電をなくし、大学生の子とオールするようなアラフォー不良妻です。
何度も電車を乗り過ごす、学習能力ゼロの大バカ者です。
もう二度といたしません。
ごめんなさいわーん!

まくれーん刑事気分

2010-12-17 23:31:59 | 生活
企画の仕事、8案出して7案通った。
まあ、いい感じのスタートだ。
この仕事の話を持ってきてくださったコピーライターの方は、結構すごくて。
経歴ももちろんだけど、仕事のやりとりを見ていて、
「あー、みんなスゴイなぁ……、私ってほんまにダメライターやなぁ」と思う。
別に卑下しているわけでも落ち込むわけでもなく、単純に。
そして、もっと頑張ろうと、そんな気持ちになる
これはいいことだと思う。

夫は最近仕事がかなり大変で、帰宅はほぼ毎日25時。
これで帰ってからまだ仕事しているときもある。

昨日はあまり仕事がうまくいかなかったようで、少し荒れていて(?)
家に残っていた日本酒を次々に空にしていった

夫がよく言うのが、「最近、仕事する人たちがみんなすごいねん」。
「ほんまによくできる」「頭の回転が速い」「俺は全く太刀打できない」等・・・

でも、私は言うのだ。
それは、あなたが勝負するステージが上がったからだよ、と。
仕事は自分より下やと思う人たちの中でやっていたら、それまでやで、と。
もちろん、自分より上の人たちの中で仕事をするのは、人より努力しないとだめだし、
何より精神的にしんどくなるけど、でも、自分を高められる。

だから、私も今回のことを「やっぱりいい出会いだったな」と、実際に仕事をしてから実感した。

私が思う、仕事ができる人の共通点。
まず、レスが早い。
メールでも何でもそうだけど、とにかくレスが早い。
それから、NOというとき、必ず代案(提案)がある。
単に「ダメです」とは言わない。
そして、自分で勝手にやらない。
できる限り、こちらに任せてくれるし、相談してくれる。

「仕事ができる」=自分が一緒に仕事をやりやすい人。

だから、私もなるべく上記のようなことは気をつけている。
まだまだ足りないところはあるけれど……
でも、こういうことも、やっぱり自分よりできる人と一緒に仕事をして初めてわかること。
頑張って勉強させてもらおう。

今回、企画の中で1つ、ウイスキーのことを入れた。
もし、これが最終に残ったら、ライティングもさせてもらえたらいいなぁ。
(一応、アピールはしておいた

今日はもう夕方に仕事を切り上げた。
久しぶりに夜、家にいるので、恒例の一人居酒屋を楽しみたかったからだ。
ギリギリまで頑張っていたからお腹が減って倒れそうだったけど、
・鯖の味噌煮
・きんぴら
・かき揚げ
・サラダ
・水菜と豚肉の煮物
を作って食べた。
これだけ作るとやはり1時間近くかかるが、人の10倍くらいは食い意地が張っているので、
おいしいものを食べるためなら、どんなにお腹が減っていても頑張れるのである。
我ながらいつもこの食い意地には驚く

お腹を減らしてフラフラになりながら料理をしていると、「ダイハード」を思い出す。
「なんで俺がこんなことしないといけないんだよ!」と思いながらも、闘うマクレーン刑事。
私も「なんで私がこんなことしないといけないんだよ!」と言いながらも料理をする。

んー、ちょっと例えが悪かったかな・・・まあ、いいか

きんぴらは、ブロッコリーの茎の部分を残しておいて、それとにんじん、じゃがいもで作る。
これがまあ、酒に合うので止まらない。
ブロッコリーの茎は、本体(花?)より好きなくらいだ。甘い。
かき揚げは、お馴染みの、さつまいもと玉ねぎに青海苔を加えたやつ。
サラダは大根と長いもをゴマドレッシングで。

全部おいしかった!

やっぱり「おいしいごはんが、いいごはん」だなぁ。←リラックマ名言

日本酒がないのが残念だったけど、味付けの濃いものばかりだったし、
めちゃくちゃ好きな「瑞泉 うさき」という黒麹の泡盛なので、おいしく食べられた。
このうさきは結構やみつきになる。
普通の泡盛とは違って、どちらかというと日本酒に近いほどきれいな味わい。
だけど、私みたいな酒飲みにはちょうどいい濃さもあって。
(夫の親友の沖縄にいる原田君がくれた)

とりあえず、今日もいい1日だった。
久しぶりに家から一歩も出ず。こういう日が本当に好き。
明日はお酒と本と白髪染めを買いに行こう。

⇒結局、美容院に行くのがあまりにもイヤすぎて、家での白髪染めに初挑戦することに。
 この間、「美容院行かないと」と書いてから、どれほど経つか・・・
 どんだけキライやねん?

冬の日の焼き立てバターロール

2010-12-15 11:22:48 | 生活
今日は朝から仕事もはかどっている。

これから企画の原案を立てるのだが、その前にちょっと休憩

昨日はクリスマスが楽しみじゃない・・・みたいなことを書いていたけど、1つだけ楽しみなことがある。
それは、クリスマスのお料理やケーキを作ること。

2009年


2008年


2007年


結婚してからのこの3年間を振り返ってみた。

写真を見るといろんなことを思いだす。
去年は料理に凝った分、ケーキはあきらめたんだったなぁ。

今年は久しぶりにブッシュ・ド・ノエルを作ろうと決めている
うまくいくかな?

昔、家には大きなオーブンがあって、それで小学2年生の時からずっとお菓子を作っていた。

子供の頃、冬になるといつもおかんがパンを焼いてくれた。
コタツの中で発酵させるのだ。
大きな板の上でパン種を打ち付けて、何等分かにして、麺棒で伸ばし、くるくると巻いていく。
私の大好きなバターロール。
一緒にくるくる巻いたり、カメさんを作ったり・・・

パンが焼けると、家中に香ばしい匂いが漂って、わくわくする。
焼き立てを頬張る。
熱いけど、この焼き立てが大好きだった。

飼っていたサクラブンチョウのチルちゃんにちぎってあげる。
チルちゃんもこれが大好物だった。

でも、今思えば、やっぱり素人の作るものだったんだろうな。
翌日になると、パンはカチカチになるのだ。
焼き戻すと食べられたが、焼き立てとは比べ物にもならなかった。

私が7歳の頃からおかんはフルタイムで働いていたし、
イベントも旅行も外食もない、冷めた家庭ではあったけれど、
いつもおかんのバターロールのことを思いだすと、あったかい気持ちになれた。
寒い冬の日の、楽しくてあたたかい思い出。

一人暮らしするときも、おかんに頼んでそのオーブンをもらってきた。

今のオーブンみたいにいろんな機能はついていなくて、温度を自分で調整する。
それも、上火と下火をバラバラに。
半分壊れかけていて、友達にも「年季入ってるね!」とびっくりされていたが、なかなか捨てられなかった。

結婚する時に、さすがに買いかえた。
ずっと欲しかったデロンギのコンベクションオーブン!

でも、このオーブンに替えてから、ケーキがうまく焼けない

火の通り具合とかが違うからだろうな。
たびたび作ってこのオーブンのクセに慣れていけばいいのだろうけど、
今はクリスマスと合わせても年に2回くらいしかお菓子は作らないし・・・

スポンジがうまく膨らまないのを見るたびに、
子供の頃から使っていたあのオーブンが懐かしく感じる・・・。

今年はうまく焼けるといいな。
実家にいた頃はクリスマスにブッシュ・ド・ノエルをよく作っていて、
飾りの柊(ひいらぎ)の葉を、おかんが隣の庭からちょいと拝借してきてくれたものだ

そんなことも懐かしく思い出す。


淋しい師走

2010-12-14 15:00:07 | 生活
昨年も書いていたが、
一体いつからクリスマスに興味がなくなったのだろう・・・

家を建てる前は、一戸建てに住むようになったら、イルミネーションとかキラキラさせて、
リースを玄関のドアに飾って、
クリスマスらしいことをしたいと思っていたのだけど、
それもしないままで、12月は流れていく・・・

家の中もクリスマスらしくしたいと思い、久しぶりにいろいろ飾りを出そうかと思ったんだけど、
それもしないまま・・・
(昔はちゃんとやっていたので、結構いろいろ持っているんだが)

それよりも、お正月のほうが楽しみで仕方がない。
夫と二人、わくわくしながらお正月を待っている。

お正月バンザイ!

お正月サイコー!

のらくら過ごして、朝からお酒飲んでても罪悪感を感じないのって、お正月だけやもん(笑)

お正月にお義兄さん夫婦に会って、おせちの話をしていたら、
「作っても食べないから作らない」と言う。

二人ともお酒を飲まないからだろうなぁ・・・

おせちって、最高のおつまみやのに。

去年はほんま、31日の夜に作り始めて悲惨な元旦やったので、
今年は30日くらいからきちんと用意し始める予定だ
あとは、例年のごとく、びりけんのローストビーフ。
今年も予約済み~

あとは、お正月用のお酒を仕入れてこないとなぁ。
「10本くらい注文しといて!」と夫。

飲む気やなぁ・・・この人!

と、仕事もしないで、気持ちはすっかりお正月へ向いている私。
サボってないで、ちゃんと仕事せな・・・

12月に入ってから、夫も友達も仕事関係者も、周りがみんな「忙しい、忙しい」と言うので、
なんだか自分だけがサボっているような気持ちになる。

私もそれなりに毎日仕事はしているんだけど、
自分のピークと比べたら5分の1くらいの仕事量なので、なんか仕事している気にもなれない
世間から取り残されていくような気分だ・・・
去年は後半、毎日忘年会やったのに、今年はあと4つか5つやしなぁ。

周りが自分より忙しいと、こんな淋しい気持ちになるもんやと、
初めて知った2010年師走

やっぱりブルースやで!

2010-12-13 18:18:35 | ライブ
あー、久しぶりにライブ行きたいなぁと思っていたら、
12日の夜、京都・拾得でツインズ&歌屋ブーティーのライブがあるとのこと!!
夫と出かけていった。

ここのライブハウスは、磔磔と同じく、京都では老舗のライブハウスで、
その昔の京都ブルースシーンを支えた伝説のライブハウスだ。
多くのブルースマンがここで演奏してきた。

造りも磔磔とよく似ていて、住宅街にあり、蔵を改造した木と土の建物。
天井や柱の一つ一つの木が風情たっぷり。歴史を感じさせる。

畳の席があり、これがまたいいんだ。
畳で座って、壁にもたれて、酒飲みながらブルースって、ほんま最高やで

ライブはすごくよかった。
歌屋ブーティーも今年の春くらいから復活し、カサさんも嬉しそうだった。

自分の出番が終わり、ツインズのライブが始まると、カサさんは聴きながら眠ってしまった。
うとうと・・・
その姿を見ていて、「うわー、今、最高に気持ちいいんやろうなぁ」と思う。
演奏して、バーボン飲んで、ライブ聴きながら、うとうと・・・

どちらもオリジナルばっかりでブルースそのものはやってくれなかったけど、
やっぱりブルースが根底にあるから、とても心地良い。
そして、幸せな気持ちになった

磔磔もそうだけど、拾得も音がいい。
木が音を優しく響かせてくれる。
しっとりと、心に染み入る。

いつもこういう京都のライブハウスに来ると20歳の頃を思い出す。
覚えたてのバーボン
あたたかいライト
夢の中のようにぼんやりと浮かぶタバコの煙・・・

懐かしくもあり、せつなくもある。
自分の中で何かが生まれそうになる瞬間。
怖いほど感性が敏感になる。

ラストは、4人で演奏。
もちろん、ブルースの定番「Sweet Home Chicago」。



2杯目のバーボンが、水みたいに舌の上で溶けていくのを感じながら、
「やっぱ、ブルースやなぁ」とつぶやいていた。

ライブが終わって、外へ出る。
興奮が止まらない

「やっぱ、ブルースやなぁ。やっぱブルースやで!」

歩きながら何度も大きな声でそう言っていたら、夫が引きつり笑い

なんで私はこんなにブルースが好きなんやろな・・・
今もこれを書きながら、部屋には大音量でエルモアが流れている。

酒、旅、ブルース。
私の好きなもの。
共通点は、自分を解放できること。

自分の規則でがんじがらめに生きて、完璧にできないたびに落ち込んで、
ちょっとしたことで自分を責めて、被害者妄想にすぐ陥り、
感情の浮き沈みが激しく、どこか陰気で、大勢で騒ぐのが嫌い。
うまく生きようとするのにできなくて、いつも自分が大嫌い。
何より「遊ぶのが苦手」というコンプレックスが子供の頃からずっとある。

そんな私がお酒を飲むと、気持ちが沈まなくなる。
旅に出ると、大らかになる。

だけど、一番好きなのは、やっぱりブルースなんだと思う。
ブルースを聴いていると、自由になる。
癒される。
心がオープンになる。
官能的でもあり、癒しのような心地良さでもあり・・・

そして、うまく生きようと思わなくてもよくなる。
自分を好きとか嫌いとか、
人が自分を好きとか嫌いとか、
そんなちっぽけなことがどうでもよくなる。
もっと一番大切な原点を思い出す。

ブルースという音楽そのものもそうだけど、
きっとそれを演奏している人のソウルが伝わるから、自分を解放できるんだろうなぁと思うのだ。
だって、ブルースやってる人って、みんな楽しそうなんよなぁ・・・

飛び跳ねるようなノリでもない、しみじみ涙するわけでもない、
やっぱり官能的としか言いようのない、この心地良さ。

だから、「やっぱりブルースやで!」と寒空に向かって、叫んでいた。

突然消えた行きつけのお店

2010-12-13 12:06:02 | 美味しいもの
私が好きなお店の一つに、福島の「福の家」がある。
ちょっと無骨で職人肌の大将が作る割烹レベルの料理が、居酒屋価格で食べられる。
お店も気取りすぎず、かといって居酒屋風でもない、ちょうど中間の雰囲気が使いやすく、何度も通った。
日本酒も厳選されたものが5、6種類。
それもたっぷり1合で600円程度という良心的な価格も嬉しい。

そして、何より好きなのがここの女将さんで。
シュッとした美人なのに威勢がよく、気さくで、割とガンガンものを言う。
年に2、3回しか行かないが、すっかり顔馴染みになり、カウンターに座るとよく話しかけてくれた。

土曜日の夕方、仕事に行った夫から電話。
「なんかおいしいもの食べたい!」
「じゃあ、福の家行く?」
「うん!予約しといて!

ということで、急遽、外食が決まり、予約の電話を・・・

すると、

「現在使われておりません」

えっ!

もう一度かけたが、やっぱり同じ。
ネットで検索をかけて、もう一度調べたが、同じ電話番号だ。

結局つながらなかったのだが、心配だったので夫と「とりあえず行ってみよう」ということになった。
店に着くと、シャッターが下り、暖簾や電灯もなく・・・
明らかに閉店した様だった

とにかくショックでショックで・・・

自分のお気に入りの店がなくなったということもそうだけど、
ご夫婦でやっているお店が突然なくなるって・・・何かあったんだろうかと、心配で

10月半ばに酒のイベントで大月酒店に行った時、福の家さんからのお料理が酒の肴として出されていて、
「きっとここの酒屋さんからお酒を卸してるんやね」と夫と話していたことを思い出した。
だから、少なくとも10月までは普通に営業していたと思うのだ・・・

どうしたのかなぁ。
大月さんに聞いてみようかなぁ。
もし、どなたかご存知の方がいらっしゃれば、教えてください

そんなわけで、この日は行く店がなくなった。
忘年会シーズンの土曜の夜ということもあり、福島もかなりにぎわっていた。

福の家さんの斜め前に某焼鳥屋がある。
ここはミシュランの1つ星になったというお店で、焼鳥屋の熾烈な闘いがある福島において№1との噂。

予約ないと無理だろうと思いながらも、時間が8時前ということもあり、
入れ替わりでうまく入れるんじゃ・・・と、夫がドアを開けて聞いてみた。
すると、空いているとのこと。

え?そんな簡単に?

入ると、狭い店に3組分のスペースが残っていた。
それを見て、なんとなーく嫌な予感がよぎる。
「福の家」さん、やっぱり経営が苦しくなったんだろうか・・・

久しぶりに福島の駅に降りて、ここまで歩いてくる道のりでの店の数!
どんどん新しい店ができていた。
「福の家」の横も店が新しくなっていたし、正面はちょうど建築中。

ミシュランに載ったというこの店で、12月のこのシーズンにこの客数。
たぶん福島はもう店が飽和状態なんだろう・・・
そのうえ、デフレ時代。
いくら良心的な価格といっても、割烹の店構えのお店には入りにくかったのかもしれない。

数年前に、「福島はおいしい店が多い!」「キタの穴場!」「今、福島がアツイ!」と
本当においしいお店がいくつも評判になり、私もこの辺りには5、6軒、好きなお店があるのだが、
とにかくこんなにたくさん店数はなかった。

「とびきり安くて、ほどほどに旨い店」というのが世の中多すぎる。
今の時代にこういう店に打ち勝つのは、なかなか難しいんだろうなぁ。

ますます福の家さんのことが心配になりながらも、とりあえず焼鳥をいただく。
しかし・・・
メニューの値段を見てびっくり!
普通の焼鳥の1串が、250円~300円!

こんな高いの!

夫も同じことを思ったようで、二人とも注文が進まない。
せせり、三角、ねぎま、ささみのお造りなどを注文したが、なんとなく気持ちが重い。
焼鳥って、普段気軽に食べられるものというイメージがあって、それが1串120円~200円くらいなんだよなぁ。

とはいえ、いい素材を使って、すごく丁寧に焼いてくれているのは、食べた瞬間にわかった。
すごくおいしい。

たぶん、素材や技術から言えば、妥当な価格なんだろうなと思った。
それはお店がプライドをもってやっていることだし、
この価格でも評判の店で、ミシュランにまで載ってしまうのだから、たぶん正しい。

でも、私個人がリピートするかといえば、しない。
人に勧めるかといえば、積極的にはしない。

それは、なんというか、カテゴリーの問題が1つ。
先ほども書いたように、焼鳥は私にとって安く済ませたいときに食べるものだから。

それともう一つはコスパの問題。
通常の焼鳥の1.5~2倍の価格であるなら、1.5倍~2倍のおいしさがほしい。
それなら納得する。
でも、そこまではいかなかった。

私も夫も、yaoyaさんで食べさせてもらった焼鳥のおいしさを思い出していた。
口に入れた瞬間、これが焼鳥かと疑うほどの旨さ。
目を閉じ、しっかり味わって、幸せになっていくあの感じ。
衝撃的な旨さで、しばらく忘れることができなかった。

この値段だと、やっぱりそういうものを期待してしまう・・・

お酒はいろいろ良いものを置いていて、種類も多かった。
房嶋屋の純米吟醸をもらって飲む。
夫は王禄のにごり。
ワインもいろいろあるようだった。

私と夫は「失敗したな、この店」と思うと、早々に引き上げて2軒目を目指す。
この時も暗黙の了解で、ほとんど注文もせず、1時間そこそこで店を出た。
たいして食べてないのに、6000円近い金額を払い、なんとなく落ち込む二人・・・

おいしいんだけどね。ほんま
いつももっと高い料理も食べてるけどね。
でも、そういうことじゃないんだよなぁ。
なんか、店の雰囲気も、楽しくなかったんだよ・・・

気を取り直して、夫が前から行きたかったという、堂島にある「酒肴人」へ。
お料理屋さんでも居酒屋でもなく、BARだという。

確かに照明は落としてあって、広めのカウンターがあり、中にはお酒の瓶がズラリと。
店は結構広く、ダイニングバーみたいな感じ?
ちょっと高級感もあり、好きな雰囲気。
入るだけでテンションが上がる

日本酒がいろいろあるということだったので、「日本酒を・・・」と言うと、
ここの親方(親方と呼ばれている)が「どんな味がいいか、銘柄じゃなく好みをおっしゃってください」と。

えーっと、じゃあ、純米で、やや辛口で、飲み口はすっきりと、でも米の旨味はしっかりと残っているお酒。

そんなふうに言うと、「ちょうどいいのがあります」とお酒を注いでくれる。
・・・ほんまにちょうどいい!
米鶴やったかな?ラベルが限定っぽかった。

そして、付き出しの小鉢みたいなのがトレイにいっぱい並んだのを持ってきてくれて、好きなのを選ばせてくれた。
あー、こういうのも好き
お豆とひじきを炊いたのをもらった。

メニューを見ると、「BARです」というだけあって、「お料理」ではなく「酒の肴」!
やばい・・・
こういうのつまみながら、ひたすら好きな日本酒やウイスキーを飲むのが私の一番好きなスタイル。

夫がお造り食べたいというので、盛り合わせを注文。
旨口のお酒にお造りか・・・とちょっと不安に思っていたら、



全部、味付き!!

左から、つばす、鯖、ぶり、サーモン、鰆。
辛味大根を添えてあったり、柚子で和えていたり、炙ってすだちを搾ったり・・・

なるほどなぁ。
ちゃんと旨口の酒に合うように考えられている。

お造りの味自体は、まあ普通においしかった。
(とびきり旨いというわけではない)

とりあえず、メニューが飽きない!(笑)
注文するわけでなもないのに、何度もメニューを見てしまう。
「これ、どんな味やろ?」
「なんかおいしそうやな」
そういう食欲と想像力をかき立てるようなメニューなのだ。

親方も怖そうだけど、しゃべったら優しかった。
それに、他のスタッフの男性がすごく親切で、愛想がよくて、気持ちよく過ごすことができた。

おかげで高い焼鳥のことも忘れられ・・・
「また来ます」と告げて店を出たが、たぶん本当にまた行くと思う。
料理メニューは多いが、ガッツリ食事をするよりも、2軒目にBAR使いするのが良さそう。
だって、高いもん・・・
日本酒は値段がなかったが、たぶん120mlで1000円くらいしてるが、
BAR価格やと思えば納得できる。

1串250円の焼鳥でびびるのに、なんやろね、これって。
やっぱりお店って総合だから。相性もあるし。
安ければいい、おいしいものが食べられたらいい、というわけでもないんやなぁ。
お金払って店を出た時に
「あれでこの値段か・・・なんか損した気分」と思うか、
「高かったけど、満足!」と思うか。
雰囲気とか、空気とか、そういうのも大事やと思う。

しかし、楽しかったのだけど、やっぱり心のどこかで福の家さんのことがひっかかっていた。
なんか淋しいなぁ・・・
女将さん、元気でいてくれるといいのだけど

最近読んだ本

2010-12-11 13:40:21 | 
今日は、最近読んだ本のお話。

『八朔の雪 ~みをつくし料理帖』 高田郁


私の父が、「読め」と言って持ってきた本。
自分が読んで面白かったからか、料理の話だからか、真意はよくわからないけれど、とりあえず「読め」と。

あまり期待せずに読んだのだが、これが意外にも面白い!!
あっと言う間に読み終えてしまった。
どうやら連作小説で、あと3冊出ているようなので、続きも買って読もうかなと思っている。

内容は、江戸時代に料理人として様々な苦難に立ち向かう「澪(みお)」という女の子の話。
大阪の遊郭のそばで生まれ、水害で両親を一度に亡くしたが、偶然、一流料亭で世話になることになった。
そこで、女ながら板前としての修業を積み、江戸へ出て来る。
とにかくいろんな苦難に遭うのだが、良い人に恵まれ、料理人として頑張り続ける。
しかし、ヒット作を生み出しても、同業者に邪魔をされ・・・

時代小説なのだが、どこか新しい。
人斬りのための「刃」ではなく、料理のための「刃」だからか。
もしくは、女性が主人公だからか。
政治色が全く見えないからか。

時代劇のトレンディドラマを見ているような、そんな感覚。

また、上方の味付けと、江戸の味付けとの違いに戸惑い、苦労する澪の様子も興味深い。
初物、濃い味付け、粋な計らいを好む江戸っ子の気持ちをつかもうと試行錯誤する。
料理はどれもおいしそうで、巻末にレシピまで載っているのも嬉しい。

さらに、ちょっとした恋心や、江戸っ子ならではの人情、そして、ドラマティックな展開もあり、
現代小説としての面白さも十分にある。

いつも思うのだけど、私は主人公が「ひたむき」な小説って好きなのだ。
ひたむきさに惹かれる。
感情移入する。
応援したくなる。

そして、ハッピーエンドがいい。
いろんなことがあっても、最後は皆が幸せになる。
物語はいつだって、そうであってほしい。

読み終わった後、気分がとても良くなって、「読んでよかったな」と思えた。
そういう気持ちに久しぶりになれた。

おとん、ありがとう。

*    *    *    *

12月に入ってもう1冊読んだのは、

『FUTON』 中島京子


『小さいおうち』で直木賞をとった作者のデビュー作だ。

実は、この人の本を読むのは初めて。
直木賞受賞作を読もうかなぁと思ったんだけど、とりあえずデビュー作が気になって、こちらを手にとった。

『FUTON』は、田山花袋のあの『蒲団』を本歌取りしたものだという。

私のように国文学をやっていた人間にとったら、もちろん花袋の『蒲団』は避けては通れない文学で・・・
あまりいい評価もないけれど、いわゆる「神の視点」から登場人物の私的感情を書き出したと、
ここから日本の自然主義文学が始まったといわれている。

近代文学の文壇でたいして評価もされていない、あの『蒲団』をなぜ題材にしたのか、
どんなふうに本歌取りしているのか・・・
私の興味はまずそこにあった。

感想。
大きく分けると2つ、そしてもっと細かく分ければ3つの展開が同時進行するこの『FUTON』という物語は、
正直に言って、本当に退屈だった。
物語に入り込むまでにも時間がかかったし、入り込んだ後も、誰にも感情移入できない。
作者が何を言いたいのかもよくわからないままで終わった。
読後感もほぼ何もなし。

『小さいおうち』を読もうかなと思っていたけれど、どうなんだろう?
読む価値あるかな?
今のところ、ちょっと阻まれるね・・・

誰か読んだ人がいれば、教えてほしい。

*   *   *   *

現在は、佐藤多佳子の『第二音楽室』を読んでいるところ。

ちょっと10代向け?!

あまりに甘酸っぱすぎて、やや入り込むのに無理はあるが、
それでもやっぱり彼女の文章は好きだなぁ。
登場人物の正直な心の表現がうまい。

全部読み終わったら、また違う感想が生まれるかも。

やっぱり本も読まないとあかんなぁ・・・
文化的生活、続行中。


小さな手の中にあるもの

2010-12-10 19:28:15 | 友達
高校時代からの親友であるゆうちゃんが、8日に女の子を産んだ。

メールを見た瞬間、嬉しくて涙が出た。
人生には、まだこんなに人のことで喜べることがあったのか、と思った。
興奮が止まなかった。

月曜日まで入院しているというので、ガマンできずに今日、病院まで見に行ってきた。
仕事もヒマだったのでよかった。

病室に入ると、ゆうちゃんとお母さんがいて、挨拶もそこそこに赤ちゃんと初対面!!

可愛い~

ちっちゃーい

おそるおそる抱っこさせてもらうと、思ったより軽かった。
時々目を開けて、見えているのかいないのか、私のことをじっと見つめる。

可愛い~

もう「孫」の気分やね、これは。

ゆうちゃんも元気そうで安心した。
出産時の恐ろしい話は「言わないで!」と拒否し、
堂島ロールをご馳走になりながら、1時間半くらいおしゃべりした。

その間にも、母乳をあげたり、検診があったり、オムツを替えたり・・・
子供を育てるって、やっぱり大変だなぁ。

今日、ゆうちゃんに会うまで少しドキドキしていた。
子供を産んで、変わってしまったんじゃないだろうかと。
別世界の人みたいになってたら嫌だなぁと。

「ママでちゅよぉ~」みたいになってたら、どうしようかと(笑)

でも、いつものゆうちゃんだった。
どちらかというと、ドライに淡々と、「まだ慣れへんねん」と言いながら世話をしていた。
人前だから、かもしれないけどね。

とにかく、よかった!!
本当によかった!!おめでとう!!
もうそれだけだ。

赤ちゃんは小さなしわしわの手を、ぎゅっと握り締めていた。
あの中には、たくさんの希望や夢が詰まっているんだって聞いたことがある。
赤ちゃんはそれを握り締めてこの世に生まれ、
一旦手の中から飛び出した希望や夢を、またその手に戻そうとして生きていくのだと。

ゆうちゃんの赤ちゃん、
どうか元気で、優しい子に。
そして、夢や希望をしっかり自分の手の中にできるような、そんな人に育ってね

うちの不良妻ってどうでしょう?

2010-12-09 14:24:36 | 生活
「俺に謝罪するんじゃなく、ブログで自分の悪事を書き、公開謝罪しなさい

と夫が言うので、昨日のことを書く。

昨日は、友達とびりけんに行った。
相変わらずおいしくて、お酒も進み、楽しくしゃべっているうちに、またもや「びりけんマジック」が!
「え!もうこんな時間?!
気づくと11時半近い!

慌てて帰り、友達と別れて私はJRに乗った。
大阪0時ジャスト発の電車。

特に酔っ払っているというわけでもなかったし、記憶もしっかりしていた。
夫に「今から乗ります」とメールし、電車に乗った。

座れてラッキー!

ちょっと他の人にもメールしたりして・・・

なんか眠いなぁと思って・・・

だんだん意識が遠のいていって・・・

・・・・・・・

はっ!!!

どこ?ここ?!

慌てて窓の外を見たら、なんと「山科」!
京都駅の次の「山科」!

電車が動き出しそうだったので、とりあえず飛び降りた。

ああ・・・

またやってしまった・・・

向いのホームを僅かな希望を持って眺めてみたが、既に終電は終わっている。

夫からメール「まだ着かないの?」
私の返事「なぜか京都にいる」
夫の怒り「また?!

初めて降り立った山科の駅。

タクシーを探して乗り込む。

眠いし、気分悪いし・・・

そして、また寝過ごしてしまったという自己嫌悪
立ち直れん・・・

また、タクシーの運ちゃんが、ちっとも道に詳しくなく、
「山崎です。サントリーの裏のほう」と伝えたのに、
「サントリーですよ」と連れて行かれたのが、なんと長岡のサントリービール工場!!

なんでやねん・・・

「ウイスキーですよ!ビールじゃないです!山崎って言ったじゃないですか!
さすがに声を荒げて怒ってしまった。
運ちゃんも多少おろおろ・・・

さらに、車に弱い私は、だんだん気分が悪くなってきてしまった。
そういえば、一昨日の夜、めっちゃお腹すいてるところにビール流し込んで、
塾でお刺身もらったからそれを食べてたらおいしくて、日本酒ガンガン飲んで、
結構朝から胃の調子悪かったのに、びりけん行ったら「あれ?調子いいぞ」と
おいしくて食べまくって、飲みまくって・・・

今頃、また調子悪くなってる・・・
疲労困憊で家に辿り着いた

今朝、起きて夫に「ごめんね」と謝ったが、
「この不良妻!」とお怒り。
「私だって好きで京都まで行ったわけじゃないんだから・・・」
と言い訳すると、
「お金ないとか言いながらタクシー代ばっかり使って!その金で俺も飲みに行けるやんけ

確かにタクシー代7000円は痛かった!
もう1回飲めるよなぁ・・・

夫の気をしずめようと、ふざけて、
「『うちの妻ってどうでしょう?』のネタにしていいよ」と言うと、
※注※そういう漫画があるんです。

「・・・俺はそんな連載もってないわ!
とよけい怒られた。

そして、

「俺に謝罪するんじゃなく、ブログで自分の悪事を書き、公開謝罪しなさい

と。

以下、謝罪。

私は飲んで電車に乗って寝ると、ほぼ100%乗り過ごし、
タクシー代ばっかりかけてしまう大バカ者です。
夫が出張で疲れて帰って来た日も夜中まで飲み歩いている不良妻です。
ごめんなさい。

文化的な生活を営む毎日

2010-12-08 13:50:11 | 生活
今週は仕事もポツポツで、1日に数時間しか仕事をしていない。
細かい仕事を地味にこなし、日に5000円とか1万円とか稼ぐ・・・
そんな日々。
今日の飲み代は今日稼ぐ!という日雇い労働者みたいになってきた

でも、こういうのも悪くない。

昨日も書いた話だが・・・
いつも仕事や家事に追われているから、たまに時間ができると頭と体を休めたくて、
お酒を飲むかテレビを観るかで、グウタラと過ごしてしまってきた。
昔はテレビなんて観ることほとんどなかったのになぁ・・・

この「堕落」と「脳細胞の衰え」を回避するためにはどうしたらいいのだろうかと考え、
昔のように文化的な生活を営もうと思った。

文化的な生活……
この定義も難しいが、私なりの文化的な生活というのは、まず、クリエイトすること。
それも、仕事(報酬が発生しない)にはならないクリエイト。
例えば、このブログを毎日せっせと書くのもそうである。

それから、久しぶりに毛糸と編み針を納戸から取り出してきて、せっせと編み物をしている。
山のように昔の残り毛糸があるので、何か編まないともったいなくて。

うちは母親が手芸のセミプロみたいなものなので、
子供の頃からハギレと毛糸と刺繍糸とボタンに溢れた家で暮らしており、
その影響で10歳くらいから編み針を持ったりミシンをかけたりしていた。

不思議なもので、姉は一切そういうことに興味を示さなかったのだけど、
私は基本がオタクだから、とにかく母親が「もうそんなに根をつめるのやめなさい」と心配するくらい、ひたすら何か作っていた。
誰に教わったわけでもないんだけど、それだけやっていれば自然と技術は向上し、
5色くらい編み込んだり、縄編みをしたりと、人が見ても「手編み」とは気づかないようなものが編めるようにまでなった。
高校の時は、「彼氏に編みたい」とセーターを編んでいるクラスメイトの手伝いをして、
襟ぐりとか袖の後始末なんかをひたすら引き受けてやってあげたものだ。
(私の10代の頃はまだそんなプレゼントも流行っていたんだよなぁ・・・時代やね)

でも、大人になると時間もないし、逆にお金があるからいくらでも既製品を買えるし、
編み物とかするのがバカバカしくなってしまって

だけど、久しぶりにやってみると面白いし、何年もやっていなくても手先が覚えていて、
アラン模様でもサクサク編める

もうわざわざ毛糸を買って来てセーターを編んだりはしないけど、
とにかく小さなダンボールに3箱くらいの余り毛糸があるので、これを何か再利用したいと思っている。
手っ取り早いのは室内履きとかレッグウォーマーだな。
別に誰に見せるわけでもないし、家で履くだけだし、あったかいし

あとは、今年流行のスヌード。
お店で買おうかなぁと思ってみていたんだけど、「こんなん編めるやん!」と思って、今編んでいる。

しかし・・・去年もそう思って、室内履きを編み始めて、結局仕事が忙しくて途中で終わったんだよなぁ
今年はそうならないことを祈る!

やっぱり結婚したら師走は少し仕事を減らし、ゆっくり過ごすべきだと昨年末に悟った。
そして、忘年会も12月に集中させない。

昨年は12月半ばからほぼ毎日飲み歩くという怒涛の忘年会10連発をこなし、
さらに仕事もきゅうきゅうで、そのうえ塾も講師がいなかったから、冬期講習だけで30コマ以上任されていた

今でも忘れないが、年末2連続で朝まで飲んで、その後仕事して、
31日にフラフラで元旦の準備を始め、おせちを作り出したのが夜の10時!!
夜中の3時か4時くらいに出来上がって、倒れるように眠った。
そして、元旦から夫と年賀状を必死に書いて投函して、仕事の請求書を作成していた・・・
本当にとんでもない元旦だった

今年は絶対あんなことにならないよう、28日までできっぱりと仕事を終わらせ、
29日~4日までしっかり1週間お休みをとる!
年賀状も20日までに出す!絶対!!!

・・・さて、この決意はどうなることやら?

このままのんびり文化的な生活を送りながら年を越せるのか?
どんでん返しがありそうで、ちょっと怖い

大きく跳ぶために今できること。

2010-12-07 13:29:21 | 仕事
最近、ネタ帳を持ち歩いている。
そして、気になったことをせっせと書きこんでいる。

芸人を目指しているわけではない。
仕事の企画出しのネタ探しだ。

11月末に、以前、お仕事をさせていただいたことのあるKさんから電話があり、
「こんな仕事あるんだけど、やってみないか?」と。
とりあえず話を聞かせてもらうということで、あるコピーライターMさんとお会いした。

話の内容。
某企業が営業で使うツールとしての冊子なんだけど、3ヶ月に1回発行が2ヶ月に1回になり、手が足りないとのこと。
しかし、内容はライティングではなく、企画!!

4つのカテゴリーがあり、1カテゴリーにつき3案を出さないといけないのだけど、
先方の担当者がかなり気難しい人で、企画がなかなか通らないとのこと。
デザイナーまで引っ張り込んで、とにかくアイディアを出してもらっているが、もう限界。
ライティングをお願いしているライターも、
前回はいよいよ「もう何も出てきません!!」と匙を投げてしまったという・・・

紹介してくださったKさんと、前に一緒にお仕事をさせてもらったときも企画から入って、
プレゼンが通ったら毎月ライティングの仕事になる・・・ということだったなぁと思い出した。
あの時、結局プレゼンは通らなかったのだけど、私の企画力を認めてくださって、今回名前を挙げてもらったようなのだ。

確かに私は子供の頃からアイディア出しは好きだったし、
前の社内報をやっていたときも、リニューアルの新コーナーを考えたりするのは得意な方だったと思う。
通るか通らないかは別としても、数だけはいつもたくさん挙げられた。
しかしなぁ・・・
それも、ライティングあってのことで、企画だけの仕事って・・・

一応、これまでの作品などもいっぱい持って行ったのだけど、それはパラパラ見る程度で、私のことを少しも疑わず、

「だいたい見たらわかります。Kさんのお墨付きなので、安心してるんです」とMさん。

「ええっ!でもKさんとの時も結局は仕事にならなかったんですよ

「いや、でも、信頼してます!お願いします!」

結局、その勢いに負け、「じゃ、じゃあ、とりあえず、1回お試しでやらせてもらえますか?」と引き受けた。

帰って夫に話すと、「そんな仕事やらんほうがいいんちゃう?」とどこか否定的。
夫は、私が小さな仕事やライターとしての力が発揮できないような仕事を引き受けると、あまりいい顔をしない。
それは、「かおりはもっとちゃんとした仕事をせなあかん!それができる人だ!」と信じてくれているからなんだけど、
私はとりあえず「面白そうだな」と思ったら、何でも引き受けてしまうようなところがある。

それに、今回引き受けたのは、勢いに負けて・・・と書いたけど、まさかそれが理由ではない。

理由としては、まず、仕事の幅を広げたいということ。
最近は「これをこう書いてください。文字数はこれだけ」と言われたことを書く仕事ばかりで、
自分で企画したり、アイディアを出すということがほとんどなかった。
だから、そういう脳を使っていないので、腐ってきそうで怖かったのだ。
自分にとって刺激になるし、企画がちゃんと通るようなら、これもまた一つのキャリアになる。
そうすれば、「企画からライティングまで」の仕事も増やしていける。

もう一つは、隔月レギュラーの仕事になること。
とにかく今は、単価は低くてもいいからレギュラーの仕事の数を増やすということに力を入れている。
1、2本の高いレギュラーの仕事に頼っていると、切られたときの打撃はものすごいからなぁ
単発の仕事もこの時代は頼りにならないし。
だから、これもその1つになればいい。

それと、人脈。
基本は企画だけど、今契約しているライターの都合が悪い時や、人手が足りない時には、
「もちろんライティングもお願いしたい」と言ってもらっている。
これは確約ではないけれど、とにかく何か人と繋がりをもっていれば、次の仕事に繋がる可能性がある。
フリーは人脈とキャリアを積むことがすべてだ。

それに何より、実はこういうことを考えるのが好きだったりする・・・
今もネタを思いつくたびにメモしているが、どんどんアイディアはわいてくる。

自分に刺激を与えられるのは、自分自身だけだといつも思う。
受身では何も変わらない。
欲しい物は自分から取りにいかなくては。

今年ももうすぐ終わるが、今年はこれといった目標も定まらないままに過ごしてしまった気がする。
何か勉強もしたいと思いながらも、酒を飲んでグウタラ過ごしているうちに終わった・・・
ずっと走り続けてきたから、この2年くらいは休息期間だったようにも思う。
「充電」というのでもない。単なる「休息」。
しかし、もう休むこともぐうたらにも飽きた。

来年はもう少し計画的に過ごしたいし、新しいことにチャレンジもしたい。
もう一回、全速力で走ってみたい。

最近、思うように文章が書けないことも多いので、もっと本を読み、表現力もアップさせたい。
本当に・・・文章が書けなくて落ち込むことが増えた。
人と比べても明らかに下手で、お金をもらうのが申し訳なく思うこともある

とにかく頭を使いたい。
頭を使うことが減ってきたので、脳細胞が減ってるんじゃないかと、いつも怖くて仕方がない。
記憶力も理解力も完全に衰えを感じているし、やっぱり訓練が大切だなぁと思う。

これからの人生をまだ登っていくためには、新たな武器が必要だ。
スキル、資格、実績・・・
もっと自分に投資し、自分を高め、鍛えていかなかれば。

来年に向けての助走として、とりあえず今月はブログを毎日更新している。
(地味な助走やな・・・)
1週間経って、やっと感覚が戻ってきた気がする。
自分の思考を文字に置き換えるという作業の。

来年は、今年より自分を高められる年にしよう


夕暮れ時の美術館と親孝行

2010-12-06 16:34:41 | 生活
今年は久しぶりに紅葉がきれいだったと聞く。
蓮華寺か祇王寺か、浄瑠璃寺か・・・
お気に入りの寺に紅葉を見に行きたいと思っていたが、タイミングが悪く行けなかった。

昨日、2時間ほどあったので、せめて近所の紅葉名所でも行こうと、夫と大山崎山荘美術館へ。
季節ごとに訪れるこの山荘は、いつ行っても美しいが、紅葉の時期は格別だ。
今の家からは歩いて15分程度。
山荘に着くまでの道の脇のモミジも真っ赤に燃えていた。
今年の紅葉がいいというのは本当らしい。



4時頃で日が暮れかけていたのが残念。
もう少し明るい日が差していれば、もっときれいだったはず。



大山崎山荘美術館へ行った目的は、紅葉ともう一つ。
今、館内では「民藝誕生」という展示を10月からやっていて、それが今月12日までだったのだ。
紅葉の時期に合わせて見にいこうと思っていたのだが、展示期間はあと1週間!
危うく間に合わないところだった。

2階のテラスから見えるモミジはほとんど散ってしまっていて残念だったが、
この美術館に来るといつも感性が潤う。

李朝の器の素朴でいて凛とした美しさ。
河井寛次郎の大胆で味のあるスリップウェア。
私の好きな濱田庄司の葡萄絵の水差し。
淡く穏やかな桃色を出した辰砂の壺。

江戸時代の唐津の小壺。
派手さはないのだが、その中に潜むしみじみとした控えめな美しさに心惹かれた。

どれも素晴らしかったが、今回長い時間眺めていたのは、清の「餅花手呉須大鉢」だった。
呉須というのは、私が持っている器でいえば、こんなの↓


これは河井久氏(河井寛次郎の甥にあたる方)の作品で、実家にいるときから使っている私のお気に入り。
もう20年近くは使っているかな。
酸化コバルトという成分の入った染料で、釉薬をかけて焼成するとこのように藍色になる。
土っぽい器ばかりの食卓も、この呉須の器が1つ入ることでぐっと引き立つ優れものだ。

でも、これまで呉須というと、こんなふうに「藍色」だと思っていたのだが、
ここに展示されていた清の大鉢は違った。

表現するなら「瑠璃色」。
これ以外にないと思う。

というか、この間、国語の授業で「瑠璃色」という表現が出てきたとき、
「紫がかった青色」と他の講師が説明していたのを聞いて、
色の表現って難しいなぁ・・・、これ以外に表現の仕方ないもんなぁ・・・と思っていたのだ。

だから、この大鉢を見た瞬間、「あー!これやぁ・・・瑠璃色・・・!」と思った。
私の持っている藍色の呉須の小鉢より、もう少し紫がかっているのだ。
その色の美しさにしばし見とれ、動けなくなってしまった。

なぜ自分がこんなにも器が好きなのかわからないが、
とにかくいい器はいくら見ていても飽きないし、感性が刺激される。
そして、とても穏やかで幸せな気持ちになるのだ。

この時も幸せいっぱいになり、2時間しかなかったけど、やっぱり来てよかったと思った。

それから、安藤忠雄氏建築の別館でモネの「睡蓮」を観た。
何度観てもやっぱりいい。

そんな感じで、とても素敵な日曜の夕方を過ごした。

それから6時に高槻で私の両親と待ち合わせ、4人で食事した。
年に2回ほど、4人で外食し、私たちが両親にご馳走する。
京都のちょっといい料亭へ行くこともあるが、今回は高槻で済ませた。

店は・・・まあ、フツー。
ううーん・・決しておいしくないわけじゃないんだけど、
最近は「めっちゃおいしいもの」じゃないと満足しなくなっている。
「フツーにおいしい」ではもうダメだ・・・



鹿児島産黒豚のしゃぶしゃぶコースを食べた。

コースはお腹いっぱいになったし、ちょっと珍しいものも食べられた。
これ↓


四川風鶏肉の甘辛炒め
この山ほどの唐辛子の中に、鶏肉が入っている。
見た目は恐ろしいが、風味だけで辛くはない。

料理はともかくとして、とりあえず、両親が嬉しそうなのでよかった。
一緒に外食したのは夏以来だったこともあり、二人ともずっと楽しそうだった。
そして、60、70歳の年寄りとは思えないほどよく食べた。
相変わらず食欲は衰えず!!

いつもうちの両親はよくしゃべって、夫はほとんど口を挟むこともできないのだけど、
今回はいつもに増して父親がしゃべりまくりだった。
夫はほとんど相槌のみ・・・
そして、お酒に関する雑誌の記事を切り抜いたものをいっぱいくれた。

姉ファミリーがシンガポールに行ってしまい、姪っ子とも会えなくなったので、両親は淋しいのかもしれない。
家も近いのだからもっと会いに行って、一ヶ月に一度くらいはご飯も一緒に食べないといけないな、と思った。
父親の期待を思い切り裏切って、定職にも就かずにワガママいっぱいで生きてきた私は、
まだ何も親孝行していないなぁと感じる。

もちろん、夫の両親にも。
夫の両親はうちと違って、本当に控えめで体も弱いので、
私がずっと健康でいて、一生大事にしてあげないといけないと思っている。
でも、いろいろしても「申し訳ない」と逆にすごく気を遣うタイプだし、このバランスが難しい。
食も細く、うちの両親の4分の1くらいしかご飯を食べないし・・・
親世代の健康が気になる歳になったなぁ

さて、帰宅後、父親からお礼のメールが来た。
「いつも夫婦仲がいいので、親としては安心」
と書いてあり、少しは親孝行できているのかなとしみじみしていた。

しかし、そのメールには、こんなことも・・・

「次回は、京都の『和ごころ 勝』のような和食でお願いします」

えっ!催促ですか

こういう遠慮のなさが、自分とそっくりで血の濃さを感じるね・・・

冬のある日の食卓

2010-12-05 15:20:40 | 美味しいもの
この2週間くらいはあまりお酒を飲まなかった。
なんと4日連続禁酒という偉業を成し遂げたし
先週も1日だけは禁酒した。
これからこうやって少しずつお酒の量を減らしていこうと思っている。

しかしながら、おいしい料理があると飲まないわけにもいかず・・・
その辺りが難しいところだ。

私の作る夜ご飯は、居酒屋メニューのようなおかずなので、どうしてもお酒が必要になってくる。
例えば、メインと味噌汁と小鉢とご飯・・・みたいな定食風のご飯がほとんど出ない。
洋食も、土日のお昼にパスタやカレーを作る程度で、夜ご飯には出さない。
例えば、夜ご飯がオムライスやハンバーグなんてことはありえないわけだ。



↑これは、つい先日の一人おうち居酒屋。
奥に見える鍋は、白菜と玉ねぎと豚肉をお出汁で炊いて卵とじにしたもの
あとは、トマト、かぼちゃ、ブロッコリー、春菊、レタスのサラダ
ゴボウのから揚げ
豚肉とピーマンの炒め物

日本酒は愛媛の「石鎚」純米吟醸。
これは馴染みの酒屋でアウトレットの物を買ったので、安かった!
ここのお酒は優等生っぽいきれいな味わいの中に、しっかり芯の通ったお米の旨味があり、
開封して3日目くらいから非常に味がなじんでくる。
吟醸でも華やかすぎず、食中酒としても力を発揮してくれる。

いいお酒だ~



↑こちらは一昨日
夫が仕事で9時になっても帰って来なかったので、結局また一人・・・



前に塾でもらった鯛を解凍して、ゴボウと甘辛く煮付けた。
これ、ヤバイ!
酒が進みすぎ!
焼いてから煮付けているので、皮のところが香ばしくて、また甘辛い出汁を吸って・・・
これはたまりません!



この時期になると毎週白菜が届くので、毎年新たな白菜レシピを考えるのだが、
これは毎年恒例の「白菜と豚肉のみぞれ煮」。
さっぱり食べられるし、あったまるし、おいしいのだ



里芋サラダ

夫は里芋が好きじゃない・・・と言って、含め煮にしても全然食べてくれないのだが、
このサラダにしたら、「おいしい!」って言っていっぱい食べてくれた

里芋嫌いのダンナさんのいる方へ、レシピ

里芋4個くらいは皮をむいて、塩もみしてぬめりを取り、輪切りにして電子レンジで4、5分。
(柔らかくなるまで)
玉ねぎを大きめのみじん切りにして、水にさらして水気をふいておく。
マヨネーズ(大さじ2)、辛子(少々)、薄口醤油(小さじ1)、ブラックペッパー(少々)
を混ぜて、里芋と玉ねぎに和える。
出来上がり!

簡単で旨いのだ。
私はマヨネーズって、そのまま食べるのはちょっと無理なんだけど(野菜にかけるとか)
こうやって醤油とか、かつおぶしとか、和風の調味料と混ぜるとすごく好き

この日のお酒は、新潟の「根知男山」純米吟醸。
こちらも新潟のお酒らしいきれいなタイプのお酒だけど、淡麗辛口という意味ではなく、
しっかり米の旨味があっておいしいお酒だ。

上機嫌で「酒、止まらんわ~!」とか言いながら一人宴会を続けていたら、夫が帰宅
結局この日も帰って来たのは夜中12時だった。

ほんまによく働く人だ!!
朝は普通に出勤して夜中まで毎日働いてるし、ピーク時にはこうやって土日も出勤することがあるし、
東京出張もだんだん増えてきた。
だけど、この人を偉いなぁと思うのは、いっぱい働くことじゃなくて、
愚痴を言わないこと。
そして、疲れて帰って来ても、私の顔を見たら、嬉しそうにニコニコしてくれる
そのたびに、「ええ人やな~、私にはもったいない人やな~」と思う。

私はといえば、今朝も夫が私のスリッパを履いているだけでキレていたというのに・・・
(だって、めっちゃお気に入りのやつやねん!)

この日、帰宅後は夫も「これはヤバイ!酒が止まらん!」と二人で飲み続けた。
1、2時間だったけど、今週末も一緒にご飯を食べられたことに感謝