今日、今年度で塾を辞める決心がついた。
ずっと悩んでいたし、教えることは嫌いじゃないから、できる限り続けたいと思っていた。
また、不景気で仕事が減っていることもあったので、重要な固定収入源でもあった。
でも、この2、3日は、この結論に向かっていたんだと思う。
そういう出来事がいろいろあった。
決定的だったのは、東京での仕事が入ったこと。
それが、ちょうど次のテスト当日とぴったり重なっていた。
せっかくもらえたチャンス。
どうしても、どうしても行きたかった。
でも、諦めるしかなかった。
大学生のアルバイトの講師が、大学の試験だとか、授業だとか、就活だとかで、
塾に来られないというとき、私は代わりに入ってあげることができる。
それが自分の役目だと思っていたし、ずっと守ってきたつもりだ。
でも、自分が困った時に助けてくれる人はいない。
山口くんは「代わりますよ」と言ってくれたけど、今はレギュラー講師が少なくてギリギリでやっている状態。
時間割によっては、誰も人の分までやれる余裕なんてない。
「諦める」という選択肢しかないのだ。
こうなることが怖くて、2年前に塾に戻ってほしいと言われた時、「授業はもたない」ということを条件にした。
だけど、周りの人の予想通り、今やテスト対策になると6クラスももたないといけないまでになっている。
たぶん、「私がいるから」なのだ。
私がいるから、私にまわってくる。
でも、私がいなければ、誰かがやるはずだ。
そういうものなのだ。
自分にとって、一番何が大切かと考えたとき、それは間違いなくライターという仕事だ。「書く」ということだ。
決して、塾の教えるというアルバイトではない。
でも、本当にやりたい仕事が来たときに、塾のために断らなければならないのでは、本末転倒。
もう、辞めなければ・・・
今いる講師はみんないい人たちばかりだし、生徒もやっかいだけどかわいいし、
やっぱり教えることも好きだから、なんとなく「ここにいてもいいか」という気持ちになっていた。
でも、やっぱり違う。
今日の東京行きを断ったことが大きかったけれど、その伏線みたいなことはこの2、3日でいろいろあったのだ。
ライターとして勉強不足であることに打ちのめされたり、
プロとしての仕事ということを考えさせられたり・・・
塾にいれば、ある程度の固定収入はあるし、
今年は不景気でそれに助けられた部分も大きいから、
あえて辞めようと思えない自分もいた。
そういう甘さもあった。
そして、何よりも責任感がある。
今年はもったけど、来年を担える講師が育っていない。
育てられていない。
「助けてほしい」と手を伸ばされたら、それを払う勇気は私にはない。
なかった。
恩返しをしているとも思っている。
堀先生にでも、ひのきにでもない。
これまで自分は多くの人に助けられてきた。
いつも困ったときには、たくさんの手が伸びてきた。
だから、今回は自分が恩返しをする番だと思った。
困っている人がいるのだから。
そして、何かしら自分にできることがあるのだから。
こうやって、世の中はまわっているんだと思っていたから。
今もその気持ちは変わらない。
だから、いつも、本当に、苦悩している。
自分が本当にやりたいことをすることは、人としての道にそむいているのではないかと。
まだ、これまでにたくさんの人からもらったことを返せていない。
恩返しはまだ足りない。
なのに、出て行くのか・・・
でも、自分の本来の仕事ができなくて、
悔しくて悔しくて、涙が止まらない日もある。
そして、ひのきのことが心配で心配で、眠れない夜もある。
そんなに大きな人間ではないから、抱えすぎるとあふれ出す。
この間のテスト対策中も、「もう限界」ということが一度あった。
あっちもこっちも、あれもこれもで、どれも大切だからどうにもできなくて、
泣きたくなって、うまくやれなくて、
でも、誰にも言えなくて。
自分で決断しなければならないことだとわかってはいるんだけど、
とても難しい。
ひのきへの愛着とか、そういうことではないのだ。
もっと自分自身の倫理の問題。
まだまだ人生の清算はできていないのに、
自分自身の幸せだけなんて考えたらバチが当たると、
いつもそう思ってしまう。
だけど、もっと上を目指したいという欲望と、
昔のように体も動かず、限られた時間だけで何かをしなければならないという現実とが、私の上にのしかかる。
どこへ向かえばいいのか。
THE BLUE HEARTS / チェイン・ギャング
ずっと悩んでいたし、教えることは嫌いじゃないから、できる限り続けたいと思っていた。
また、不景気で仕事が減っていることもあったので、重要な固定収入源でもあった。
でも、この2、3日は、この結論に向かっていたんだと思う。
そういう出来事がいろいろあった。
決定的だったのは、東京での仕事が入ったこと。
それが、ちょうど次のテスト当日とぴったり重なっていた。
せっかくもらえたチャンス。
どうしても、どうしても行きたかった。
でも、諦めるしかなかった。
大学生のアルバイトの講師が、大学の試験だとか、授業だとか、就活だとかで、
塾に来られないというとき、私は代わりに入ってあげることができる。
それが自分の役目だと思っていたし、ずっと守ってきたつもりだ。
でも、自分が困った時に助けてくれる人はいない。
山口くんは「代わりますよ」と言ってくれたけど、今はレギュラー講師が少なくてギリギリでやっている状態。
時間割によっては、誰も人の分までやれる余裕なんてない。
「諦める」という選択肢しかないのだ。
こうなることが怖くて、2年前に塾に戻ってほしいと言われた時、「授業はもたない」ということを条件にした。
だけど、周りの人の予想通り、今やテスト対策になると6クラスももたないといけないまでになっている。
たぶん、「私がいるから」なのだ。
私がいるから、私にまわってくる。
でも、私がいなければ、誰かがやるはずだ。
そういうものなのだ。
自分にとって、一番何が大切かと考えたとき、それは間違いなくライターという仕事だ。「書く」ということだ。
決して、塾の教えるというアルバイトではない。
でも、本当にやりたい仕事が来たときに、塾のために断らなければならないのでは、本末転倒。
もう、辞めなければ・・・
今いる講師はみんないい人たちばかりだし、生徒もやっかいだけどかわいいし、
やっぱり教えることも好きだから、なんとなく「ここにいてもいいか」という気持ちになっていた。
でも、やっぱり違う。
今日の東京行きを断ったことが大きかったけれど、その伏線みたいなことはこの2、3日でいろいろあったのだ。
ライターとして勉強不足であることに打ちのめされたり、
プロとしての仕事ということを考えさせられたり・・・
塾にいれば、ある程度の固定収入はあるし、
今年は不景気でそれに助けられた部分も大きいから、
あえて辞めようと思えない自分もいた。
そういう甘さもあった。
そして、何よりも責任感がある。
今年はもったけど、来年を担える講師が育っていない。
育てられていない。
「助けてほしい」と手を伸ばされたら、それを払う勇気は私にはない。
なかった。
恩返しをしているとも思っている。
堀先生にでも、ひのきにでもない。
これまで自分は多くの人に助けられてきた。
いつも困ったときには、たくさんの手が伸びてきた。
だから、今回は自分が恩返しをする番だと思った。
困っている人がいるのだから。
そして、何かしら自分にできることがあるのだから。
こうやって、世の中はまわっているんだと思っていたから。
今もその気持ちは変わらない。
だから、いつも、本当に、苦悩している。
自分が本当にやりたいことをすることは、人としての道にそむいているのではないかと。
まだ、これまでにたくさんの人からもらったことを返せていない。
恩返しはまだ足りない。
なのに、出て行くのか・・・
でも、自分の本来の仕事ができなくて、
悔しくて悔しくて、涙が止まらない日もある。
そして、ひのきのことが心配で心配で、眠れない夜もある。
そんなに大きな人間ではないから、抱えすぎるとあふれ出す。
この間のテスト対策中も、「もう限界」ということが一度あった。
あっちもこっちも、あれもこれもで、どれも大切だからどうにもできなくて、
泣きたくなって、うまくやれなくて、
でも、誰にも言えなくて。
自分で決断しなければならないことだとわかってはいるんだけど、
とても難しい。
ひのきへの愛着とか、そういうことではないのだ。
もっと自分自身の倫理の問題。
まだまだ人生の清算はできていないのに、
自分自身の幸せだけなんて考えたらバチが当たると、
いつもそう思ってしまう。
だけど、もっと上を目指したいという欲望と、
昔のように体も動かず、限られた時間だけで何かをしなければならないという現実とが、私の上にのしかかる。
どこへ向かえばいいのか。
THE BLUE HEARTS / チェイン・ギャング