明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

次にやりたい仕事のビジョン

2008-09-29 14:59:13 | 仕事
さ、寒い……
なんで急に?!
まだ秋服ないから……。

そのうえ、天気悪い……。
乾燥機付きの洗濯機があれば、こんな憂鬱な思いもしないのに。

「あー、洗濯が・・・洗濯が・・・」と言っていたら、
夫にこう言われたことがある。

「かおりって、洗濯に支配されてるな

だっ!だれのためにっ!!
彼はこの一言で全国の主婦(乾燥機なし)を敵にまわしたと思う。

洗濯物をためるのも、やはり2日目が限界。
そこに汚れたものがあると思うだけで、気が滅入ってくる……。
大家族じゃなくてよかったよ、ホント。
明日も雨らしいし、あきらめて部屋干しするか……。
部屋干しもまた貧乏くさくて、気が滅入るんだよな……。

そんな洗濯事情の憂鬱さとは裏腹に、
今日は非常に良いことがあった。

今任されている連載の第3回目の原稿も、なんと1発OK!
そして、担当者からこんなメールをもらった。

「いろんなライターさんとお仕事をしてきましたが、
1回目でOKが出るってまずないんですよ。

ご自分で『次からは1回目でOKが出るように書く』
っておっしゃってくださったように、
本当に1回目で毎回すばらしい記事を書いてくださって
どうやってこの感謝の気持ちを伝えようか、
うまく言葉が出てこず困っています。」

どう~?!
どうよ、これ~?!

実は、ほっとした……。ほんまに。

真っ赤になって返ってきた連載第1回目の後、
「次からは1回でOKもらえるように書きます!」
なんて大きなことを、また勢いで言っちゃって。
「なんで自分でハードル上げとんねん!」と
自分で自分につっこんでいたところだったので、
本当にほっとした。

あー、怖かったよぉ……

ほっとしすぎて、このメール読んだら涙が出てしまった。
連載はあと1回。
最終回も気合入れて、一発OKをもらえるようにがんばる。

昨日、夫にも話したのだけど、
来年くらいから少し自分の仕事に変化がほしいと思っている。

ざっとやりたいことを書くと、
・株式会社にする(もしくは屋号だけでもつける)
・ディレクション的なことも自分でして、若いライターを育てる
・ライター教室のようなことをする
・ライター養成講座のようなところで、講師の口がないか探す
などなど。

今年、頼まれて仕方なくひのきに戻ったが、
改めて自分は「人に教える」というのが好きなんだなぁと知った。
私よりすごいライターさんは世の中にいっぱいいるだろうけど、
その人たちが誰かに「教えられるか」はまた別。
私はライターとしての能力はまだまだでも、自分のもっているものを全部「教える」ということはできる。

まだ来年はちょっと早いかもしれないけど、
いずれは「文章を書きたい」「ライターになりたい」と
思っている未経験者(若者限定)を
育てる仕事がしたいと最近思うようになった。

基本の性質が、「世話焼き」「おせっかい」なのだ。
自分の生活でいっぱいいっぱいの時は無理だけど、
今は人のことも考えられる余裕が出てきた(多少ね)。
自分が得たものを世の中に還元できたら最高やな~といつも思う。
幸せやろな~

昨日、彼にこの話をしたら、
「人に必要とされることで、自分を認めたいからでは?
といったことも言われたが、それは否定した。
確かに3年くらい前まではそうだったと思う。
人に必要とされることで、自分の存在を肯定していた。
そういう生き方をずっとしていた。

でも、今はそういう自分からはすっかり抜け出していて、
ただ単純に「なんかしたい」。
そう、自分ができることがあったら、「なんかしたい」んだよなぁ。

最近、また堀先生とビジネスの話をしたりするから、
その影響なのかもしれない。
あと、最近、ゆうちゃんと一緒に仕事をし始めたのも、理由の一つかな。
彼女にイラストを依頼して、ディレクション的なこともして、
一つの作品を作り上げていくことが楽しかった。
私はずっと一人で仕事をしてきたからなぁ……
そろそろ「自分のチーム」がほしくなったのかもしれない。

でも、よくある制作会社とかライター集団みたいなのじゃなくて、
「新人ライターを育てる」ということを意識したチーム。
ビジネスというより、ボランティアに近いかなぁ。
私はあまり儲けなし。

まだざっくりとだけど、久しぶりに「新しいことをしたい」と思えるようになったことが進歩だと思う。
去年はゼロからの再スタートのうえに結婚までして、
自分の生活を立て直すことで必死だったからそんな余裕もなかったので。

今、自分がやりたいことの「ぼんやりとしたイメージ」はできている。
これがそのまま消えてしまえば実現しないだろうけど、
もっとはっきりとした輪郭が見えてくれば、実現できるかもしれない。
今はとりあえず、「やりたいこと」を思い描く楽しさを味わっている段階

そして、何も実現しなかったとしても、「屋号」は欲しい。
これは別にいつでもできることだし。
カメラマンとかデザイナーさんは一人でもわりと屋号をもっている。
「○○フォトスタジオ」とか「○○デザイン」とか。
でも、ライターで屋号もってる人にはまだ会ったことないかも……?
なんかブルースでカッコイイ屋号が欲しいなぁ

あと、株式会社をやりたいのは、「社長になりたいから」。
人生で一度くらい「社長」ってのはやってみたいよね。(私だけ?)
社員はいらないんだけど、「社長」になりたい。
今も一人だから社長みたいなもんだけど、まあ、肩書き?

そんなこんなで夢は膨らみます……。
長々とすみません。

※今日書いたのは、本当にざっくりとした「思いつき」なので、
それに関してのご意見は、もう少しまとまってからいただきます。
よろしく

お疲れ様会

2008-09-28 13:11:46 | 美味しいもの
なんか忙しい。
次から次へとやることが増えて、なかなか落ち着いて自分の時間をもつことができない。

この土日もバタバタと仕事をしている。

夫もようやく仕事が一段落し、この土日は体を休めている。
夕べは「お疲れ様会」をしてあげた。


食卓は、こんな感じ。

堀先生が釣ってきた鯛が冷凍してあったので、それを食べることに。
頭のほう半分はゴボウと一緒に煮付けて、
尾のほうは3枚におろして塩焼きに。
さらに、秋刀魚のお造りと、ほうれん草のおひたし、かき揚げ、サラダ。

サラダは、そうめんかぼちゃを使った。

↑この千切りみたいな黄色いのが、そうめんかぼちゃ。

初めて見たときは本当にびっくりした。
茹でて実をほぐしたら、そうめんみたいに細くなっていくのだ。

私はこの茹でただけのをそのままサラダにして食べるのが好き。
バターで炒めたら微妙だった。
かき揚げにも少し入れてみたが、やっぱりサラダがいいな。

ビールで乾杯して、その後、日本酒、泡盛、ウイスキーと続いた。
こうやってうちで一緒にゴハン食べるのも久しぶりだなー。
すごく楽しかった。

昨日はもう一つ嬉しいことがあって。
新しい器を買ったのだ。
ちょっとわかりづらいけど、秋刀魚のお造りが入ってる器。
また今度、器だけアップしようと思う。

徳岡圓心さんの作品。
はまぐりの形をした唐津焼だ。
徳岡さんの器が私はすごく好きなんだけど、なかなか入荷されていなくて、昨日たまたま見に行ったら入っていた!
迷ったけど、「また今度……」と思っていたら、絶対次に来た時にはなくなってるので、思い切って2枚買った。

あー、でも買って良かった~
すごくいい。

毎日頑張って働いてるんだし、まあ、自分にこれくらいのご褒美はね。
器買ったのも久しぶりだし。

でも、またお金が出る流れを作っちゃったな……

お金の出入り

2008-09-25 21:09:49 | 生活
昨日は久々に電車を乗り過ごした。
気がつけば長岡。
終電。

タクシーで帰ってきた。
あー、もったいない……。

昨日は塾が終わった後、樋口先生と二人で串カツ屋へ。
駅前にできたカウンターだけの小さなお店で、前から気になっていたのだ。
こういうオヤジくさいお店になんで惹かれてしまうんだろう……。

そう思っていたら、樋口先生も気になっていたとかで。
ベテラン女講師二人で行ってみることになった。

思った通り、結構旨くて安いし、居心地もよかった。
それで、ビール1杯に、焼酎3、4杯(数えられなくなってる)。
ほどよく酔っ払って、話も盛り上がって、楽しかった。

それにしても、なんか、飲んでばっかりの毎日やな、私。

「ダンナさんは何も言わないんですか?」と樋口先生。
「いやいや、どうせ帰ってもいないですから」と私。

そう。
終電を乗り過ごしてタクシーで帰って来ても、夫はまだ帰宅せず。
実は、今日がサイトのオープン日で。
結局帰宅したのは始発電車だった。
そして、仮眠をとって、また朝会社へと向かった。

「過労死せんでくれよ……」と妻は祈るだけである。

でも、まあ、よく考えてみれば、私も20代はこんな生活してたよなぁ。
朝起きて、帰るのはだいたい12時半とかで、そこからまた家事もして、原稿も書いて、慢性の睡眠不足で……。
休みは1ヶ月に1日、あるかないか。

それでも過労死せずにやってこれたから、意外に人間の体ってのは丈夫なんだろう。(と、言い聞かせている)

そして、こういうすれ違いの夫婦生活に疑問をもちだしたらしんどくなるので、
基本的にはあまり深く考えないようにしている。
自分の仕事もなく、一人暮らしの経験もないような奥さんだったら、この生活はちょっとしんどかっただろうな……。

そんなことも考える。

私は私で、ありがたいことに、ほどよく仕事も忙しい。
お金も入ってくるが、その分、出て行く流れもできていて、
まあ、相変わらずお金のたまらん人生だ。
もっとお金を舐めるほど好きにならないとダメなんだろうな。

今日はFAXを購入。
10年使っていたのが壊れてしまって、仕事にならないので買いに行った。
13800円で買えた。安い~

しかし、最初に来たFAXは、父親からのものだった。
「このお店はどうですか?」というオススメのお店の紹介……。
父親はなんかグルメ(?)で、マメで、スクラップとメモ好きで。

自分が趣味で作っている「うどん」のことを、その日の気温から天気、材料、出来具合まで全てメモっているし、料理のレシピやお取り寄せ食材の資料は山のようにファイルしてある。

休日、行きたいお店のリストを作ったり、切抜きをファイルしている自分のことを思い出した。
私って実は父親似だったんだと感じることが多い今日この頃……

久しぶりに「音楽」を聴いた。

2008-09-24 00:31:23 | 生活
今日はお休み。
絶対に絶対に、少しでも仕事をするもんかと固く誓って一日を過ごした。
今日のために昨日は夜中1時半まで仕事をした。

そして、迎えた今日。
楽しい~

最高やな、仕事をちょっともしないでいい日って。
あー、本当にのんびりと休日を楽しんだ。

まずは、朝ごはん。
起きてすぐにピザの生地を練って、久しぶりにピザを焼いた。



ブランチは手造りピザとプレミアムモルツ。
最高の休日の幕開けだ。

それから午後は整理整頓と掃除。
まずは冷蔵庫の上の掃除。
正直に言えば、あまりここを掃除していなかった。
毎日の忙しさに甘えてしまって、見えるところを優先で、見えないところはどうしても後回しになってしまう……

冷蔵庫の中は掃除しても、上は背伸びをしても見えないものだから、
まあ、いいかと……

思った通り、油と埃でベタベタで、またそれを拭くのが楽しいことこのうえなし!
この楽しさを味わえるのなら、またしばらく置いておいてもいいかなぁと思ってしまった。

その後は、クローゼットの中と引き出しの整理。
それから、オーブントースターを磨いた。
このオーブントースターはもう10年使っているので、かなりボロボロ。
買ったときは可愛かったのに。
無印のやつで。
一生懸命磨いたが、どうしてもとれない汚れがあって、年月の流れを感じる。
掃除しながら、久しぶりに「麗蘭」を聴いた。
それから、オーティス・ラッシュを聞いた。

そして、夜ごはんはいろいろ作って一人居酒屋。



今日のお酒は鳥取の「笑(えみ)」純米のひやおろし。
この酒蔵は好きでよく飲むのだけど、去年はいまいちだった。
今年はいい出来だなぁ。
純米吟醸も試したが、純米で十分美味しかったので、これにした。
精米歩合60%なんだけど、すっきりとして嫌味が一切なく、美味しい。
女性の蔵元さんらしい、優しい味が戻ってきた気がした。
(去年はあまり美味しくなく、がっくりしていたのだが)

料理は明日のお弁当のことも考えたメニュー。
・チキンマスタード
これは、鶏肉とキャベツを煮込んで、マヨネーズとマスタードで味付けたもの。
・豚肉とゴボウのオイスターソース炒め
ゴボウをオイスターソースで炒めるというのが不思議だったのだけど、やってみるとめちゃくちゃ美味しい。
・ブロッコリーのゴマ和え
まあ、私の定番。
・焼きなす
これも定番だけど、今日は鹿児島の白茄子が手に入ったので、それで焼き茄子をやってみた。
普通の茄子より甘くてトロトロ。
本当に旨い。
焼いただけだから、別に料理の腕は関係なし。
素材がいいと、ここまで旨いのかと感動する。
思わず目を瞑ってしまう、うまさ。

ただ、よく焼き茄子を焼いた後に水につける人がいるが、
あれはどうもいただけない。
茄子のうまみが全部水に逃げてしまって、水っぽい焼き茄子になる。
食べたらすぐわかる。
私は氷を横に置いて、手を冷やしながら、熱々の皮をむく。
たぶん、これも旨さの秘訣だ。

ついでに、この間、ふみこにもらった鯛のアラで作ったアラ煮。


これは贅沢に、純米の旨い酒(料理用・おとり寄せ)を2カップも使って煮込んだ。
だから、もう絶品!
こういう料理は本当に腕より調味料で決まってしまう。
そこに、甘藷糖と美味しい醤油を入れて煮込む。
有機栽培のゴボウも入れて。

これでまずかったら、どうしたらいいっちゅうねん!という感じで。
調味料をぶっかけて煮込んでいるだけなのに、料亭の味。
もちろん、主役の鯛のアラがよかったからだろうけど、本当に旨かった。
久しぶりに夢中になって食べた。

夫が帰ってきて、出したら、彼も夢中になって食べていた

今日は本当にのんびりして、楽しかった。
久しぶりに夜に何もせず、ゆっくり音楽も聴いた。

私はあんなにブルース、ブルースと言ってるけど、
実は自分が本当に気分がいい時に聴くのは、決まってサム・クックだ。
そして、ジャニス・ジョプリン。

今日も酒を飲みながら、ジャニスを聴いた。
「Maybe」を聴くと、いつも涙が出てくる。
どうして何年もこの歌詞の意味がわからなかったのだろうかと思う。
いつか、このことだけは小説にして書きたいと思っている。
どうしても。

kozmic-bluesも私の好きな曲で。
だから、自分の携帯のメールアドレスに、この曲名を入れているんだろうな。

ジャニスは私にとってはかなり特別な存在だから、
日本人でジャニスの曲をカバーしているミュージシャンを見ると、
本当に憤慨してしまう。
なんだか汚された気持ちになる。

まあ、これも人それぞれ。

とりあえず、今日は本当にのんびりできて、楽しい一日だった。

実感。歳をとるって……

2008-09-22 12:50:40 | 生活
あー、しんど

最近、歳のせいか、酒が翌日まで残る。
気分が悪いとか二日酔いではないのだが、
なんとなく体がだるくて、無気力になる

昨日は塾の「浴衣の会」。
あいにくの雨で、教室での飲み会になった。
ギターがうまい人がいて、ギターを弾いて歌を歌ったり、
なんだか1970年代のノリ?!

飲んで食べてしゃべって、楽しかった。

今年は一気に平均年齢が下がって、だいたい21歳くらい。
にぎやかで、元気いっぱいだ。
ここまで若いと、もう「混じりたい」という気持ちもなくなる。
ちょっとこう、一線を置いて、
遠くから優しく見守る感じ。微笑ましいなと思う。

若さってすごいよ、ホント……
前にふみこと一緒にあやの新築マンションに遊びに行った。
その時、「きれいやな~」って感動していたら、ふみこが言った。
「若い人と一緒やで。どんなにきれいにしたって、若さにはかなわへんのと一緒」

すごい、的確なたとえだと思って感動した
そうなんだよなぁ……。
どんなに掃除したって、古い家は新しい家みたいにはならないし、
どんなに化粧や着るものを頑張ったって、所詮、若い女のようにはならない。
若いってことは、何もしなくても、それだけで美しいんだから……。

私は別に歳をとることは怖くないし、
着実によい歳のとり方をしていると感じている。
ただ、「若さ」を目の当たりにすると、普段は実感としてわかないのに、
まざまざと現実を見せ付けられる瞬間がある、というのか。
はっとする。
「おー、そうだ、もうこんな歳だった!」と。

ただ、ずっと凛として生きたいとは思う。

講師の人たちはみんないい人で、
大学の勉強も、サークルも、恋愛も頑張っていて、
大学生活を謳歌してるなぁという感じ。
塾もその生活の中の一部で、楽しんでくれているのが伝わってくる。

「去年の今頃は、こんな日が来るなんて思ってなかったね」
と堀先生としみじみ話す。
本当に、そのことを思うと、ただひたすらよかったなぁと思う。

私は戻ってきても来なくても、どちらでもよかったかもしれないな。
だけど、まあ、今年度いっぱいは自分が教えられることを教えて、
しっかり地盤を固めたいと思う。

中3を受け持っていると、実は夏まではたいしたことなくて、
本当は10月からが頑張りどころ。
このまま入試まで延々とテスト対策が続く。

仕事の新案件も入ってきていて、いろいろ忙しいけど、
決めたことだからやれるだけはやろうと思う。

そのためにも、規則正しい生活!
酒は減らさないとダメだ。
翌日の仕事の能率が悪い。

今日と明日は禁酒だな~
(明後日はまた塾の後で飲む予定があったりする……

セミナーを取材

2008-09-20 00:44:03 | 仕事
今日は久しぶりの禁酒。

毎日飲み続けて、さすがに体調不良。
今週もなんか、忙しかったなぁ……
そして、また仕事を週末に残してしまった
明日も原稿書かないと……。

あんなに必死に営業していたのが嘘のように、
今は毎日入ってくる仕事をこなすのに必死だ。
ありがたいことだが、どうも家事がおろそかになってしまっている。
今週は1日しかお弁当作ってあげられなかったしな……

夫の仕事は本当に大詰めで。
毎日帰って来るのは1時以降。
帰ってからまだ仕事をしている日もある。
でも、「日本一カッコいいパソコンサイト」になるらしいので、
非常に楽しみである

私はそんな時にお弁当を作ってあげられていないという負い目があるので、
昨日も酔っ払って帰ってきたにも関わらず、マッサージをしてあげた。
整体の先生に習ったリンパマッサージの短縮版みたいな感じ。
喜んでいたのでよかった

しかし、生活が乱れてきているなぁ。
来週から立て直さなければ。

今週は2件取材があって、1件は若手社員対象のセミナーだった。
特に製造業の新人を対象にしたもので、
いろんな製造業の中小企業から若者が参加していた。

平日の午後なので、もちろん会社の新人教育として参加している。
明らかに嫌々来ている人もいて、ずっとやる気なさそうにしていた。
そういうのを見ていると、もったいないなぁと思う。
せっかく学べる機会なのに。

金属を削ったり、溶接したり、そういう仕事をしている人たちばかりなので、
講義の内容も、正しいヘルメットのかぶり方とか、指差し確認の大切さとか、現場の整理整頓とか、作業マニュアルの作り方とか、そんな感じだった。
全く知らない世界なので、なかなか興味深く聞いていた。
常に「安全」を考えながらやる仕事って、大変だろうなぁ……。

帰りに、しゃべってくれそうな2人をつかまえてインタビューをお願いした。
二人ともやりがいをもって働いている様子が伝わってきた。
「小さな会社でも、自分がやりたいことができるから」という。
また、小さな会社ほど、社長の存在は大きいようだ。
「社長がいいから」という理由で会社を選ぶ人もいる。
これは結構正しい選択かも。
社風って社長で決まるようなところもあるから……。

あともう何人かに話を聞きたいな、と思っていたら、
ちょうど帰る途中の2人組を発見。
前のほうの席で一生懸命、講義を聴いてメモをとっていた人だった。
インタビューをお願いしたら、「いいですよ」と応じてくれた。

たぶん、まだこの春に高校を卒業したところじゃないのかな。
あどけなさの残る二人の男の子。
一人はハキハキと質問に答えてくれ、
「この仕事にむいてないのかなと思ったこともあるけど、途中であきらめたくないからがんばる」
と言っていたのが印象的だった。
もう一人は、あまり頭の回転は早くなさそうで、塾の生徒みたい
でも、私の質問にとても誠実に、一生懸命答えようとしてくれる。
なんだか話しているだけで、癒されてしまった。

二人は同じ会社で、自分たちの会社のことを「人間関係がいい。世代がバラバラでもみんな気さくに話せてやさしい」と言っていた。
たぶん、10~30人程度の小さな会社なんだろうな。
いい会社って、だいたい社長がいい。
また、そんないい社長が面接するから、いい人が集まる。
そして、それが社風になる。
・・・といったパターンが多い。

この二人も、ハキハキ・おっとりでタイプは違うものの、
人に対する一生懸命さというか、純粋さというか、そういう空気みたいなのは同じだった。
たぶん、この二人みたいな人たちばっかりの会社なんだろうな……。
「人間関係がいい」と言っていたのがわかる気がした。

社長も教育熱心で、こういうセミナーにもどんどん社員を参加させるらしい。
損して得とれ、じゃないけど、
こういうところにお金を遣う会社は、必ず後で大きく返って来ると思う。
いい会社に勤められてよかったなぁ、この二人。

「非常に参考になりました」と最後にお礼を言うと、
「え、あんなので参考になったんですかぁ?」と二人とも心配そう。
いい人たちだ~

取材はバッチリ。
あとはこれをコラムにするだけ。
まだテーマが絞りきれていないのだけど、いいものが書けそうだ。

それに、またいい勉強になったなぁ。
自分が知らないことを学ぶというのは、いくつになっても楽しいものだ。

今日、ひのきに行って、堀先生に(昨日セミナーで学んだので)、
「3S(整理・整頓・清掃)運動を実施しましょう!」と言うと、
「ちょうどよかった。掃除しようと思っててん」
と言うから、やっと掃除をやる気になったのかと思ったら、
「これ買ってん」
と本を見せる。
見ると、掃除でツキを呼ぶ・・・的な本だった

まあ、ひのきがきれいになるんだったら、何でもいいんだけどさ……


悩める若者へのおせっかい 2

2008-09-18 11:45:09 | 仕事
昨日、私がおせっかいをやいた「悩める若者」がひのきに来た。
堀先生にいろいろ塾業界の話を聞き、アドバイスを受け、
そして私の授業を見学した。

真面目でまっすぐな人。
なんだか自分の生徒がOBになって相談しに来たみたいで、
ついつい親身になってしまう。
うーん、おせっかいの血が騒ぐ……

他の講師に「知り合いですか?」と聞かれ、
「いや、この間、偶然会った人。塾に興味あるっていうから連れてきた」
と言うと、
「なんか……、いろいろ大変ですね
と半分あきれられながら感心(?)された。

でも、連れて来てよかったと思う。
結局、来週から私のお手伝いのアルバイトをしばらくしてもらうことになった。
10月に入るとすぐにテスト期間に入るし、手は足りないのでちょうどいい。

1時間ほど私の授業に入ってもらったけれど、素質はある。
・子供にすぐに馴染める(尻込みしない)
・勉強熱心(疑問に思ったことをすぐに聞いてくる・メモをとる)
・コミュニケーションがとれる(挨拶する、名前を聞くなど)

こんな最低限のことができない人もやっぱりいるからなぁ。
すぐに生徒と馴染んでいてびっくりした。
短い期間でも、ひのきで何かを得てくれたらいいなと思う。

21日に毎年恒例「浴衣の会」があるので、それにも誘った。
ちょっと時期はずれだけど、今年もやることになった。
まあ、単なる飲み会なんだけど、もう6年くらいは続いている。

私がやらないと無理かなと思っていたら、
勝手に事は運んでいて、もう既に盛り上がっている。
さらに、今年は異例の事態で、前日の夜も飲み会だとか……
そこから浴衣の会の準備になだれ込み、いよいよ本番?!
若者は元気だなぁ。
何にしろ、盛り上がっているのはいいことだ。
みんな仲良くて、楽しそうで、それを見ているだけですごく嬉しい。

私も昨日は久しぶりに堀先生と二人で飲みに行った。
相変わらずビジネスの話やなんかをして、楽しかった。
神田昌典氏の『非常識な成功法則』を実践するかどうかとか、
今後の展望とか、私の仕事のこととか。

やっぱりひのきに戻ってきてよかったなぁ。
ベッタリは難しいけど、このくらいの距離感がちょうどいい。

夫のディレクション

2008-09-17 00:02:41 | 仕事
今日は栗ごはん。

夕方からの取材で帰ってきたのが9時前だというのに、
宅配の野菜に栗が入っていて。
「え~!」って感じだ。

というのも、この栗はなるべく自然のままで送られてくるため、
虫がわかない処理がされていない。
なので、今日中に調理してしまわないと、恐ろしいことになるのだ。

疲れて帰って来てから、栗をむくほどしんどいことはない。
でも、虫がうじゃうじゃわくのは嫌だ。
1時間かかって栗をむいて、栗ごはんにした。
そろそろ炊ける頃……。

まあ、栗ごはん自体は大好きなんだけどね

さて、この間、真っ赤になって帰ってきた原稿の続き。
連載第2回の初稿を昨日は提出した。

この日記に、もうこんなヘマはしない。
「これは絶対なんだ!」と書いたが、
ちゃんとそれを実行できた。

担当者から「修正箇所はありません」とのお言葉。
このまま府のチェックに出されるそうだ。
やった!

実は、この快挙の裏には、わが夫の助けもあった。
仕上がった原稿を読んでもらい、意見を述べてもらったのだ。
第三者の目ってやっぱり大事。
それに、幸い彼はディレクター(もうコピーライターではないと思う)。
的確な意見を述べてくれた。

それは自分でも「第三者はわかりにくいのでは?」と思っていた箇所ばかりだったから、すぐに納得がいって修正した。
もし、彼に見てもらっていなかったら、今日の一発OKはなかったかもしれない。
そう思うと、感謝、感謝

ただ、後で「かおり、このことを日記に書きなさい!」と言ってきたのが彼の残念なところだ。
活躍も書いたけど、裏話もつけました、はい

しかし、なんにしろ、仕事がうまくいったのは嬉しい。
連載残り2回もがんばろう

酒にのまれた3連休

2008-09-15 15:10:31 | 
秋刀魚の季節だ~
ということで、必ず作る「秋刀魚のおろし煮」を。



これがあると白ゴハンがうまくて、いくらでも食べられる。

さて、3連休、珍しくかなりのんびり暮らしている。
キッチンの壁を徹底的に磨き、換気扇やガスコンロの下まで磨きたおした。

7・8月と立ってるのもやっとの腰状態だったから、
この2ヶ月間はあまりきちんとした掃除もできていなかったのだ。
その後は仕事が忙しくて、細かいところまでは手が行き届かず……。

ようやくピカピカになったキッチンを見てほっとした

この掃除をする前に、100均に行ってスポンジを買ってきたのだけど、
100均のお掃除道具売場って、なんであんなに楽しいんだろう。
スポンジ・たわしコーナーに20分くらいいた。
見たことない人もいるかもしれないが、種類がとにかく豊富なのだ。
1つ1つを見ていくだけでも何分もかかる。
そのうえ、100円でしょ
ついつい買い込んでしまう。
これは換気扇用、これはシンク用、これはお風呂用、これは……と。

そして、帰って掃除道具入れにしまおうとして気付く。
「まだこんなにいっぱいスポンジあったやん!
スポンジ祭……。

これで当分、スポンジには困らないね。
(ホントはもっと買いたいけど)

しかし、連休にやったことといえばそれくらいで、
あとはちょっとだけ仕事して、飲んだくれて、
気分悪くなって寝ていた。

金曜の夜は塾のミーティングがあって、その後みんなで飲みに。
総勢12名で盛り上がる。
中でもまだ21歳なのに最初からビールと泡盛でガンガンいってる人もいて、
名言も飛び出した。

「人は裏切るけど、酒は裏切らないんですよ

これを聞いた瞬間、この人とは仲良くなれる!と確信。
「おおー!」と嬉しくなってどんどん飲んだ。
翌日、せっかく連休1日目だというのに、しんど……

しかし、新しい講師ばかりのスタートでどうなるかと心配したひのきだったけど、みんなで飲んでいるとなんだか全然変わらない。
メンバーは違うけど、昔と一緒だ。
講師同士で飲みに行くことも多いみたいだし、
また平均年齢が下がって21歳くらいだから、オールでカラオケも珍しくない。
さすがに私はもう無理だなぁ……

若い人と一緒にいられる仕事っていいな。
フケない気がする

それから昨日の晩は、夫とふたりで「ちろり」へ。
8月に行ったばかりだったけど、「旨い日本酒が飲みたい」というので連れて行った。
ここのお酒のラインナップは、私たち夫婦のかなりツボ。
酸度が高めの甘く感じる「やや辛口」が揃っている。

昨日飲んだのは、青森の「陸奥八仙」、秋田の「澄月」、
岐阜の「房島屋」、長野の「澤の花」。

1合ずつ頼んで二人で分けながら飲んだから、1人2合。
ちょうどいい感じ。
その後、もう1軒バーに行って、ウイスキーを2杯ほど。
帰ってまた日本酒飲んで。
……おかげで今日もまた気分悪い

しかし、昨日は久しぶりに彼とゆっくりしゃべって楽しかったな。
毎日夜中12時まで仕事して、休みの日も全部出勤して、過労死候補生の夫。
でも、美味しい料理とお酒で心からリラックスしているのがわかった。
彼のよいところは、絶対に愚痴を言わないところ。
だから、美味しいものは、美味しいまま楽しめる。

素直で一生懸命だし、ちょっと天然も入ってるから、
上司にも周りの女性社員たちにもかわいがられているようだ。
プライベートの女性だけの集まりにも招待されたりする。
ちょっと偏屈で怖い女上司も、彼にだけは心を開いているとか。

そういうのを聞くとほっとするし、
その女上司の気持ちがわかるような気もする。

彼の会社では「新婚なのに毎日仕事ばかりで奥さんは文句言わないのか?」といろんな人に心配されているみたいだが、私にお気遣いは無用!!
仕事が楽しいと言っているうちは、どんどん前に進んでほしい。

私も自分の仕事があるし、やりたいこともいっぱいあるし、
それに、まあ、酒でも飲んでりゃ、いつでもご機嫌だしね。

新作メニュー

2008-09-14 03:12:54 | 美味しいもの
9月の新作メニューを何品か。

★マイタケとバジルのパスタ


バジルと大葉をみじんぎりにしたものと、マイタケをあえているだけの簡単パスタ。
隠し味は、昆布茶とにんにく。
あっさりしているので、パクパク食べられる。

最近、「レンジでパスタ」を買った。
タッパーみたいな容器に水と塩とパスタを入れて、レンジでチンするだけでパスタが茹でられるというもの。
半信半疑だったけど、650円くらいだったし買ってみた。
このパスタで初めて使ってみたのだけど、便利~
1人分のときとか、めっちゃいい。
2人分までしかゆでられないので、大人数の家庭にはおすすめできないけど。

★蒸し鶏となすのゴマだれかけ


これは最近の新作では大ヒット!
まだ改善の余地はあるけど、今度お客さんに出そうと思っている。
皮をとって、もう少し薄く切ったほうが美味しいかな。
ゴマだれは練りゴマと醤油、砂糖、酢、豆板醤などで作っている。
これが旨いんだ。

★ニラと干しえびの煮物


おとんからこのレシピがFAXで送られてきた
「ニラはこのレシピ!」
と書いてあった。

作ってみたら、あんまり美味しくなかったのでそう伝えたら、
桜エビじゃなく、普通の干しエビのほうがよかったのだとか。
でも、レシピには「桜エビ」って書いてあったんだけどなぁ

★里芋と明太子のグラタン


これも今度お客さんが来た時の新メニューにしようと思う。
里芋に明太子を使ったソースがかかっていて、美味しい。
チーズたっぷりでも意外にあっさりといただける一品。
女性は好きだと思うな~

★大和芋の葱チーズ焼き


見た目はあんまりよろしくないが、これはうまい。
大阪人ならみんな好きなのでは?

大和芋をすって、卵と出汁でのばして、
そこに葱とチーズを入れて混ぜたものをフライパンで焼いている。
上にお好み焼き用のちょっと甘いソースをかけると美味しい。
お好み焼きよりふわふわ。
いくらでも食べられる感じがした。

以上5品。

今月はまだまだ新メニューを作るつもり。
そろそろ涼しくなってきたし、久しぶりに人を呼んでもてなしたいなぁ。
そのためにも、いろいろと研究中。
やっぱり料理する時間があるといいね

奇跡のノーチェック!

2008-09-11 18:05:25 | 仕事
やった!!

昨日、真っ赤になって戻ってきた原稿を修正して送ったら、
「すばらしいです」とお褒めの言葉が……

この後、担当者から大阪府に提出され、府のチェックが入る。
これがまたやっかいで、最初から「ものすごく細かくて、かなり訂正されるので、覚悟しておいてください」と言われていた。

そうしたら、担当者から電話。
「ノーチェックです!
とのこと。
こんなことは今年に入って誰も一度もなかったそうで、
「奇跡です。素晴らしい記事をありがとうございました」
とお礼のメールも来た。

よかった~

やっぱりディレクションって大事だな。
その担当者が本当に的確な指示をくれたから(真っ赤にはなったけど)、結果的にこんなふうに評価される記事が書けた。
この担当者じゃなかったら無理だったと思う。

とりあえず、よかった。本当に。
これで汚名返上。信頼回復。食欲旺盛

あと残り3回もがんばろう。
最後に「頼んでよかったです」と言ってもらえるように。

この担当者の女性って、すごく素敵な人で。
仕事ができて、人あたりもよくて、しゃべり方も優しくて、感じいい。
だけど、今回の件で、(当たり前だけど)仕事になったらすごく厳しいんだなぁとも思った。できる人だ
なかなか人の原稿を8割真っ赤にはできないよ(←かなり根にもってる?)

他の契約先でも素敵なディレクターさんはいる。
でもこの人は、出産のため、産休に入られるのが残念。
やっぱり同じタイプで、優しいのに厳しい。
そして、ライターのモチベーションを上げるのがうまい。

これって実はすごく大事なことで。
モチベーションなんていつでも自分で作れるわけじゃない。
周りが仕事の出来を褒めてくれたり(それこそ大げさなくらい)、報酬に反映させてくれたり、新しい仕事を与えてくれて「頼りにしてます」と言ってくれたり、そういうことがあって、初めてモチベーションなんてできるもの。
「この人の期待に応えたい」とか
「信頼を裏切らないものを作りたい」とか
「あ、頑張ったらまた次に繋がるんだ」とか。

逆に、これが下手な人もいたなぁ……
どんなにいい仕事をしても全く褒めない。
その代わり、失敗すれば後々まで責める(チーム内にもそのことを話す)。
提案をしても「ああ、それはこちらも考えてるから」と必ず言う。
これじゃあ、人が育つわけがない。

まあ、嫌な人と出会っても反面教師にすればいいことで、
今はよかったかなと思うけれど。

今日は本当に本当に久しぶりに、夜家にいられる日。
たまにはこんな日がないと、ちょっと精神的にもガタがきていたので、助かった。
手をかけた料理を作って食べよう

真っ赤な原稿……

2008-09-10 23:03:41 | 仕事
人のおせっかいをやいている場合ではなかった。

久しぶりに、真っ赤に修正された原稿が返って来た。
おかえり~

いろいろと意志の疎通ができておらず、
勘違いしていた部分もあったということを差し引いても、
ライターとしてどうやねん、というおそまつな結果

初めて新聞記事を書いた時以来かもしれない。
あの時は、「もうこっちで書き直すからいい」と言われ、
生まれて初めて記事がボツになったんだっけなぁ。

悔しくて、悔しくて、
何がなんでも自分を認めさせようと思って、
めちゃくちゃに勉強して頑張った。
徳島の剣山の取材のとき、他社のプレス陣がひぃひぃ言って登るのがやっとの時、私だけが案内人にぴったりついて登り、片時もメモを話さずに頂上までずっと取材をしていた。
結果、最後にはその人に「あんたの取材根性はすごい」と言ってもらえたし、
記事に関しても、取材した相手から新聞社にお礼の手紙が届いたと連絡があった。
辞める最後はその人に「息子の嫁にならんか」と、かわいがってもらった。

そんな「ぷち・サクセスストーリー」を思い出して、
自分を奮い立たせるしか、もう今はやりきれない。

真っ赤な原稿って、嫌だなぁ。
この世で一番嫌かもしれない。
いっそのこと、「全部書き直し」と言われたほうがいいかもしれない。
ほんの数行だけ黒く残った文章を見てなんだか泣きたくなった

で、このディレクションしてくれている人が本当にいい人で。
真っ赤な原稿なのに「感動しました」とか「ここはよかった」と
あえて書いてくれている。
その優しさがよけいにみじめになる。
この人に喜んでもらえる原稿を書きたかったのになぁと。

世の中にはディレクションのうまい人っているんだ。
この人もそうで、最初は長い長いメールと真っ赤な原稿を前にして、
どうしようか……と落ち込んでるだけだったけど、
気を取り直して、メールの通りに書き直してみれば、
なんというか、「ああ、納得」の仕上がり。
真っ赤といっても、1語だって修正は入れていなくて、
「ここはこんなふうに書いてほしい」というアドバイスがあるのみ。
これが、修正しているうちにすごくありがたくなった。

アドバイス通りに書き直した原稿を読んで、
自分でようやく何が悪かったのかを気付いた。
すっきりと論点のまとまった修正原稿は、自分でも前より絶対にいいと思えるものになっていた。

自分が一つレベルアップできたような気分。

ライターとして自分はある程度のものは書けるという自負があったけれど、
なんということはない。
所詮、真っ赤な原稿をつき返される程度。

だけど、ここで終わらない。絶対に。

孔子だって言ってる。
間違いを犯すことは罪じゃない。間違いを改めないことがダメなんだと。

連載は4回。
残り3回は絶対にこんなヘマはしない。
最後に「やってもらってよかった。またお願いします」と言ってもらえるような仕事をする。

これは希望じゃない。
絶対なんだ!

悩める若者へのおせっかい

2008-09-10 01:04:47 | 想い
今、企業向けの新聞のコラムを書くための資料として、
若い求職者が参加するセミナーにちょくちょく顔を出している。
そこでセミナー終了後、「お話聞かせてください」とつかまえて、
いきなりインタビュー。
生の声を資料にして、コラムを書いている。

そこで出会ったある若者。
すごく感じがよかったし、協力的で、いろいろ話してくれた。
大学を卒業したものの就職が決まらず、悩んでいる最中。
聞けば、自分がやりたいことと、親が自分に望んでいるものとが違うという。

「自分は何をやりたいの?」と聞くと、
「塾講師がやりたいんです」と言う。
でも、塾講師の経験は全くないらしい。
ただ、介護の仕事を目指したりと、とにかく「直接人の役に立っていると感じられる仕事がしたい」のだという。

ふと思いついて、ひのきに誘ってみた。
まだ塾講師の経験がなく、漠然と「やってみたい」と考えているなら、一度見学してみて、自分に合うかどうかを考えてみればいいと思ったのだ。
休職中でアルバイトもしていないようなので、もしやってみたければ、正式に採用が決まるまでアルバイトもしてみたらいいし、本当に塾講師がしたいならそれに対しても協力できるかなと思ったのだ。

でた。
私のおせっかい。

深く関わる必要がない人とも、出会うと「何かの縁」と思って、
自分ができる限りのことをしてしまう。

その日は名刺を渡して終わった。
でも、また今日別のセミナーに取材に行ったら、その人がいた。
これは運命?!
その人も嬉しそうに近寄ってきて、「あれからいろいろ考えて、本当にいいんだったら一度見学させてください」という話になった。

いろいろ塾の話をして、いつ見学に来てもらうかを約束して別れた。

別れた後、うーん、こんなこと勝手に決めてよかったかなぁと不安になる。
だけど、思い直す。
堀先生はいい加減なところもあるし、無茶もするけど、基本的に人を大事にしてくれる。
だから、絶対大丈夫だと思って、電話をした。

これまでの経緯を話し、今度見学に来てもらって、もしかしたらアルバイトしてもらってもいいかと、おそるおそる聞くと、拍子抜けするくらいあっさり、
「いいよー」
と言う。
「ほんまですか?」と念を押すと、
「いいよ、だって人助けやん」
と何でもないように言った。

その言葉を聞いて、あー、こういう人だから、私はひのきを見捨てないんだなぁと思った。
そうなんだ。
まあ、いろいろ無茶を言ったり、講師を困らせたりもするけど、やっぱりこういう返事をしてくれる人だから、どんなことがあってもこちらは全力を尽くしてしまう。
こういうのが、ひのきの原点なのかもしれないし。

私も、なんで深く立ち入る必要のない人に
こんなふうに関わってしまうのかなと思うけど、
でも、生きていて出会う人なんてほんの一握りで。
何かしら自分がその人の役に立てたらと、つい考えてしまう。
これがおせっかいで、むしろ相手に嫌がられたり、相手を傷つけたりしてしまうことも多々あった。
だから、別にこれを自分の長所とは思わない。
ただ、長所だろうが短所だろうが、これが私であって、もうこの私を受け止めるしかないと、そんなあきらめ(?)がある。

10人におせっかいして、1人でもよかったと思ってくれたら、
まあ、いいかなと、そんなくらいの気持ちかな。

悩める若者を少しでも救えたらいいのだけど。
ひのきを見て、何か自分のステップにしてくれたら嬉しいな

最近のこと、いろいろ

2008-09-09 00:44:06 | 生活
髪を黒くした。
自分で見ても、ものすごい違和感
これ、意外だ。

そんな派手な茶髪だったわけじゃないから、
黒にしてもそんなに違和感はないだろうと思っていたのだが、
なんだか気になって仕方がない。

周りの人もそうみたいで、
生徒にも、やいやい言われる。

「なんか迫力ある」(I君)
「ちょっとフケたなぁ」(O君)
「絶対黒のほうがかわいい」(Aさん)
「黒のほうが若いし、似合ってる」(Yさん)
「なんか、見慣れない」(H塾長)
「フツーの人みたい」(夫)

「地味。絶対面白いこと言わなさそう」(自己評価)

13年間、一度も黒くしたことがなかったので、
とにかくまだ見慣れない。
一気に中学生になったような感じがする。

1ヶ月くらい経ったら、また茶髪にしよっかな~
それとも1ヶ月くらい経ったら、慣れてるんだろうか。

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今日は塾に行ったら、生徒の中で
「志望校決めたし、そこに絶対行きたいから、がんばる」
と言って、宿題を自らもらって帰った子がいた。

えらいなぁ
うちの生徒の中では珍しい。

かと思えば、強烈にうるさい女の子もいて。
今日は真剣に「これじゃいけない」という話をしたら、
別に反抗するわけでもなく、素直に「やってみる」と言う。

結構、なついてくれていて、最近は「せんせー」って寄ってくる。
かわいいので、やっぱり優しくなれる。

最近は、今年限りじゃなくて、もう数年はひのきにいてもいいかなとも思っている。
ライターとの2足のわらじは、別に履きにくくはないと気付いたからだ。
前は社内報で気を遣って、いろいろと拘束されていたから無理だと思っていたけれど、社内報がない今は自分次第でできる仕事ばかりなので、別に無理じゃないんだなぁと気付いた。

私は欲張りだから、できるんだったら自分がやりたいこと、全部やりたい。

それに、まだ役に立てることもあるみたいだし。
自分が当たり前と思っていること。
例えば、平方完成はこうやって教えるとわかりやすいよ、と今日も山口くんに実践して見せたら、
「なるほど~」
と感心していた。

私は数学ができないから、自分だったらこうやったらわかる、というのがあって。
それを実践すると、生徒はわかりやすいみたいだ。
でも、山口くんもそうだし、普通の数学の先生は理系の人たちだから、「どこがわからないのか」がわからない。
「はい、Xが2の時、Yは?」って簡単に聞くけど、「代入」の概念がない生徒は非常に多い。そのことを知らない。

そんなことでも、まだまだ自分が教えられることがあると知ると、もう少しここにいようかな、という気持ちになる。
ベッタリでもしんどいし、今くらいの距離感で続けるのがベストなのかもしれないな。

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ある日の藤田君。

雨が降った日、ちょっと濡れながらやってきた。
「雨が降って、傘さしてたら、前が見えなくて、自転車ぶつけた」と言う。
「え!どこに?」
「停まってた車に」
「え!大丈夫やったん?」
「うん。ちょっとへこんでた」
「あかんやん!

スーパーの袋に何か入れて持っている。
「それ、何?」
「傘」
折りたたみ傘が入っていた。
「これなぁ、もうあかんねん。防水加工なくなって、全部しみてくるねん」
「え、意味ないやん」
「うん。めっちゃしみてくる」
「もうあかんなぁ、それ」
「うん。しゅんでる」
「しゅんでるって……大根の煮物か!

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今日も酒が3本届いた。


そう。いよいよ「ひやおろし」の季節
秋の風が吹く頃になると、嬉しくなるねぇ。

左から、奈良の「鷹長」純米吟醸
天然水仕込、無濾過原酒 精米歩合:山田錦60%
日本酒度+3.5 酸度1.9と、私が最も好む味わいのお酒だ。

それから、大阪の「秋鹿」純米吟醸生酒。
まあ、基本的に大好きな酒蔵だが、うまいなぁ。
すっきりとしながらも、主張するフルーティーな味わいがあって。
酸度もたぶん高め。

右が山口の「山猿」山廃特別純米酒 無濾過原酒 ひやおろし。
米が、幻の米「穀良都」を使用している。
このお米のお酒、初めて飲んだ。
ちょっと変わってるけど、美味しい。
しっかりしているので、料理とあわせずにちびちびやりたい。

今、冷蔵庫に酒が6本ズラリと並んでいる。
開けるたびに「うひょー!」って感じだ。
なんか安心するねぇ……

できれば毎日酒飲んで暮らしたい。
この間、こうちゃんとも話していたんだけど、
うちらみたいな酒飲みは、酒飲みの男と付き合わないと、と。

優しいとか、仕事ができるとか、イケメンだとか、背が高いとか、金もってるとか、もうそんなことは二の次でいい。
とにかく相手にまず尋ねるセリフはこれ。

「酒、好きですか?」

これは「飲めますか?」じゃダメ。
「飲める」と「好き」は違う。

聞かれて、「好きですよ~」とたまんない顔で応える男としか付き合ったらダメだ。

私がそう力説すると、
「そうやねぇ……。ほんま、そうやわ」
と、こうちゃんもしみじみ。

こんなことを言うのは、たぶん自分がそうだから。
そして、周りを見ていても、酒飲みは酒飲み同士、飲まない人は飲まない人同士、飲めるけどどっちでもいい人はそういう人同士で、うまくいっている。
不思議なもんね……

大人(結構な歳)になると、特にそうなのかもしれないな。
高校生とかと違って、最初は「ご飯食べに行きましょう」みたいになるし。
その時選ぶ店で、その人の習慣がわかる。
もしフレンチに連れていかれたら、どんなに美味しくても私は付き合わないなぁ。
それより、うまい焼鳥とか、煮物とか、刺身を出す店がいい。
それがチェーンの居酒屋とかじゃなく、ちょっとこだわりのある小料理屋みたいな店だったら、もうたまらんね

そして、2軒目はお茶じゃなくて、絶対にバー。
注文するのは、バーボンかウイスキーをロックかストレートで。

この間もこうちゃんと、
「最近の若いもんは酒を飲まん。酎ハイとかジュースみたいなカクテルを頼みよる!体質的に飲めない人は仕方ないけど、基本、男は1杯目はビールでしょ!」
という話で盛り上がった。(すみません、かなり酔っ払ってます)

1杯目に「カシスオレンジ」とか頼まれたら、
私としては、「なーにー?! やっちまったなぁ!」という感じだ。
男は黙って、生中!(笑)

そして、この話のオチは、申し訳ないけど、のろけです

夫と最初に飲みに行った日。
1軒目でビール、日本酒、焼酎を飲んで。
2軒目のバーで、バーボンやウイスキーを飲んで。
私は、若い男の子がバーボンを飲むのを初めて見たから、
それだけで嬉しくて仕方なかった。
だから、たぶん2回目、3回目があったんだと思う。

でも、不思議なことに、彼の友達(うちに遊びに来た人)はみんなウイスキーを飲むんだなぁ、これが。
類は友を呼ぶってことですか。
それとも、ブルース魂ですか。

とりあえず、酒瓶と一緒に転がって床に寝ていても怒らない夫でよかったなぁっていう話だ。
今日もまだ夫は帰らない。(12時43分です)
私もちびちび飲みながらも、まだ3時までは仕事するぞ。


想いを綴る。

2008-09-08 15:56:47 | 仕事
少しずつ、少しずつだけれど、
自分がライターとして書きたかったものを書ける仕事に
近づいている気がする。

今、任されているのは、企業向け新聞のコラム。
連載4回。
たった600字だけれど、「私の想い」を書ける。

言葉を綴ること、大好きだ。
人の想いを文章で代弁すること、大得意だ。
だけど、私はやっぱり「私の想い」を綴りたかったんだと思う。

最近、少しずつそういう仕事もできるようになってきた。
「あなたらしい文章を」と依頼されることが増えた。

でも、それ以上に嬉しいのは、
取引先からの絶大な信頼。
それは、この間、体調を悪くした時にしみじみ感じた。

これは、決して、
「安い仕事をきちんとやってくれるから使いやすい」
というだけではないと思う。
(そういう取引先もあるけどね・・・)

信頼と期待があると、私はよけいに張り切る。
プレッシャーというのはない。
どんどん力が湧いてくる感じ。

私は、私の能力を上手に使ってくれる人が好きだ。

夏は体のことで本当につらかったけど、
この秋は夏の分まで取り返すつもりで頑張りたい。