明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

バランスが大事

2008-08-27 13:46:06 | Weblog
この間、久しぶりに仕事先の人にキレた。
20代の頃の私はケンカっぱやく、過去に何度か激しい争いを経験してきたが、大人になった最近では、さすがにキレることはなかった。
屈辱的なことがあって、家で1人で暴れることはあっても、人に対しては「仕事だから」と自分に言い聞かせて我慢してきた。
だいたい私みたいな非社会的な人間が誰とでもうまくやっていくなんて無理な話で。
そんなことはもう物心ついた時分からあきらめて生きてきた。

ただ、最近はギリギリと奥歯を噛み締め、ストレスで爆発しそうになりながらも嫌な取引先ともなんとかやってきた。
それが、この間はもう耐えられなかった。
ライターとしてのプライドを傷つけられ、理不尽なことを言われ、不当な評価を受けたからだ。
これに対して何も言わないほうが仕事をする人間としておかしいと思ったし、もうこの仕事は終わらせてもいいと思ったから、メールを書いて反撃した。
ただ、感情的にはならず、冷静に。

この件に関しては友達にも話したが、私の反撃は妥当だということだったのでよかった。
大人になっても、守らないといけないものはやっぱりあるのだ。
それは、自分の「誇り」。
何年もかかって積み上げてきたもの。

結局、その担当者の上司から謝りの電話が来て、仕事を続けてほしいと頭を下げられた。
私も鬼じゃないので水に流して仕事は続けることにした。

今日、久しぶりにそこの仕事で取材に行ってきた。
争った担当者も来ていたが、もうわだかまりはなかった。
向こうもニコニコして、何もなかったかのようだった。私もにこやかに対応した。
お互い騙し騙しやってんなぁとも思ったけど、これも処世術ってやつ?
私も多少はそういうことができるようになったのかな。
まあ、いがみ合うよりはいいかもしれない。

周りの人の話を聞いたりしていると、私のように自分を抑えるのに苦労している人もいれば、逆に自分を出せずに悩んでいる人もいる。
だいたいどちらかに分類されるが、あまり極端でなくある程度バランスのいい人は社交的なうえにうまく周りとやっていけている。
やっぱり何事もバランスが大事。

ただ、こういうバランスの悪い自分を無理に変えようとはせず、受け止めてみるとかなり楽になる。
信頼できる友達に話しながら、自分を客観視し、その上で少しずつ対処法を考え実行していく。
時には反省や落ち込むことも必要だけど、後ろ向きにはならない。
なんか、そういう強さが少しずつだけど、身についてきたように思う。

それに、もともと自分は社会に順応しない人間だという自覚があるので、それにしてはまあ、うまくやってるんじゃないか、なんてプラスに見ることもできるしね。