明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

選択する

2008-08-07 00:58:19 | 想い
自転車操業の日々が続いている。
腰のせいで、何をやっても時間がよけいにかかる。
気持ち的にもしんどい。

昨日の夜は、かどやとびりけんに行って、
美味しいお料理とお酒を味わって、
非常に楽しい時間を過ごした。

けれど、胃も弱っていて、珍しくびりけんの料理を食べ切れなかった。
不覚

今日は近くの整形外科へ行って、レントゲンをとってもらった。
やはりヘルニアかもしれないということで、来週、念のためMRIで再検査。

コルセットをつけて、湿布を貼って、
なんとか自分を騙し騙し、仕事をやっている。

とにかく明日が納期のものを必死に片付けるだけの、
本当に自転車操業の日々。
なんだかもう精神的にやられている。

思い切って、お盆明けの仕事(新案件)は全部断ることにした。
そうすると、思いも寄らないところから、また仕事を頼まれる。
初めて仕事をもらうところなので、断れない。
8月末~9月にかけての仕事ということなので、とりあえず引き受けた。

でも、他の仕事が来そうなところには、今日思い切って休業宣言をした。
とりあえず8月いっぱい。
初めてだよ……こんなこと……
ハードルはかなり高く、
「他のライターさんが辞めたところで困ってる」とか、
「もう頼むつもりでスケジュールを組んだところだ」とか、
私の情をほだすようなことを言われる。
いつもの私なら「じゃあ……」と強く断れないところだが、
「体調が悪いんで……、絶対安静なんです」と断りきった!

8月いっぱい、体を治すことを考えようと思う。
整体の先生のところの仕事がたまってきていているのだが、
「ゆっくりでいい」と言われるのに甘えてしまい、
自転車操業生活の犠牲になってしまっている。
今日やらないといけないことだけで精一杯で、ずっと後回し。
これも気になって仕方がない。
8月後半は他を全部断って、この仕事に集中しよう。
こうやって、自分自身で重ねていってしまっているストレスを
どんどん解消していかなくては。

昨日、かどやに
「私やったら、そんなに腰痛かったら、今日飲みに行くのなんて断るけど」
と言われた。
この間のバーベキューのときも、あやとふみこに、
「中止になるかと思った」
と言われた。

そうか、そういう選択肢もあったのか……と思った。

私の中では
「約束だから」
それしかなかった。
「断る」ということを思いつかなかった。

それに、友達に会うと、元気が出るからいいんだ。
これで仕事だけだったら、本当にまいってしまう。
精神的には、やっぱり元気になれる。

ただ、仕事でも約束でも、「断る」という選択肢をもたないと、
最終的には自分自身が追い込まれていくのかもしれないな、とも思う。
特にこんなふうに体が弱っているときは。

昼間、体が思うように動かなくて、涙が出ることがある。
それはだいたい、靴下とかレギンスとかを履くときだ。
前にかがめないので、座っても自分の足先に手が届かないのだ。
痛くて痛くて、なんだか情けなくて、子供みたいに泣いてしまう。
何分もかかって、はぁはぁ言いながら、やっと履ける。

健康っていうのは、失ってみて初めてその価値がわかるものなんだなぁ。
靴下を履くのがこんなに辛い日が来るなんて、思ってもみなかった。
ポジティブに、「健康の大事さがわかってよかった」と思う。
ずっと「鋼鉄の女」だったから、こういう痛みを経験したことは、
本当によかったと思う。
これでもうひとつ、人に優しくなれるだろう。
(今までは病人に対して厳しかった)

勇気を出して、仕事を断る。
そして、8月いっぱいかけて整体の先生のところに通ったり、
安静にしたりして、体を治そう。

これはきっと、いいことなんだと思う。
びりけんのマスターの「お告げ」もそうだった。

「そろそろ仕事を選択していく時期が来ている」

腰痛も、勇気のない私を後押ししてくれるためのものだと思えば、
ちょうどいいタイミングだったし、必要なものだったんだ。
ものごとにはすべて、意味がある。