明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

明日から東京

2011-05-30 00:56:02 | 仕事
京都へ遊びに行ったり、ワイン会があったりと、また書きたいことがたまってきたが、
残念ながら明日から東京出張で更新はできない。

今回は3日間で、スケジュールを見たら取材のボリュームもある。

東京に行くまでに片付けないといけない急ぎの仕事もいくつかあり、
今日もちょっと仕事をしていた。
とりあえず、終了!

夜は料理して、ご飯食べながら夫とドラマ「JIN」を見た。

「JIN」面白い~
手術シーンが苦手なので、医療モノのドラマは見ないんだけど、これはやめられない。
自分が好きな幕末もかぶってきてるから、よけい面白いんだろうなぁ。
日曜の夜の、くつろぐひととき……

さて、大阪に戻ってきたら、もう6月だ。
早いなぁ…

6月2日には、この間からがんばっていたサイトもアップされる。
どんなふうになるのか楽しみだ。

5月はゴールデンウィークもあって、よく遊んだ分、体重も増えた……
東京から戻ったら、夏に向けてダイエットしないと、
本当に去年の服が入らない

「めっちゃ痩せた人」になるのはとうの昔にあきらめたけど、
持ってる服が着られなくなるのは避けたい。
そんなささやかな目標。

パソコンに向かっていたら眠くなってきたので、今日はもう寝る。
明日からがんばってくるぞ~

また1つ、歳を重ねた日。

2011-05-27 13:35:45 | 想い
昨日は誕生日だった。

アラフォー……というか、ジャストフォーティーである

40歳!!

しかし、30歳になったときよりは衝撃が少ない気がする。
もう30も40も一緒やね。

実年齢なんてあんまり関係なくなってくるよな…と思う、今日この頃。
見た目や体力、生き方、暮らし方。
そういうことのほうが重要で。
何歳だから、どないしたん?という感じだ。

そして、誕生日だからといって特別な催しがあるわけでもなく、
朝から仕事の打ち合わせに行って、真夜中まで仕事。
時間がなかったので、1日中、パンをかじって空腹をしのいだ。
夫は仕事のピークを迎えていて、夜中3時にタクシーで帰宅。

別にそういうのも「淋しい」とか思わない。
朝から晩までひっきりなしに、いろんな人たちからお祝いのメールをいただき、
宅配でプレゼントがいろいろ届き、とても幸せな1日だったから

本当に、毎年、誕生日ってなんてステキなんだと思う。
生まれただけでみんなに「おめでとう」と言ってもらえるなんて。
「私も別に生きていていいんだよな」と確認できる日。

プレゼントは、リクエストしていないのに、欲しかったものばかり届いた。
傘の骨が折れてしまったので「買い換えないと」と思っていたら、傘が届き、
夏だからカゴバッグがほしいなと見ていたら、カゴバッグが届き、
キッチンマットのもう少し長いのがほしいなと、この間から探していたら、キッチンマットが届いた。

本当にありがたい。

プレゼントを見ていると、全部に共通していることがあって、
それは「花柄」。
私はちょっとファンシー系?少女趣味?なところがあって、
花柄、水玉、レース、フリフリ、クマさん……みたいなのが昔から好きである。
そういうのがやっぱり皆の中で根付いているのか、
私のイメージってこういう感じなんだなぁと思うと、恥ずかしいけど、嬉しくなった。

しかし、もうこんな歳やのに、いつまでも少女趣味でどうやねんと思っていたら、
もんちゃんが「今のままかわいくいてください」とメッセージを書いていてくれて、
そうやなー、カワイイのが好きなのは、そのままでいいんかな、と思った。

「40代はどんなふうに生きる?」
と、何人からかメールで質問されたので、返答した。
こんなスローガンまで作った。

「むしろ、女子力アップ!

これが40代の目標だ。

この「むしろ」は大事。
女子力をなくしていく40代だからこそ、むしろアップさせるのだ。

この間の京都めぐりも楽しかったが、おととい、ライター友達と一緒にまた京都へ行った。
内容は詳しくまた書きたいのだけど、誕生日の前日だったので、彼女からもプレゼントをいただいた。

それが、「ジョー マローン」のフレグランス!
キャンドルとシャワージェルのセットだった
なんか、すごい高級品!!

彼女は私のような庶民と違ってセレブだし、優れたものもいろいろ知っている。
私に合うような香りを…と選んでくれた。
(たぶん本人はこれを読んだら「セレブじゃないよ」というと思うが)

なんというか……、こんな女性らしいものを贈られたのは初めてで、
ふわふわした気持ちになってしまった

「でも、キャンドルって、いつ使うの?」と庶民が聞くと、
「仕事に行き詰ったときとか、気分転換に。私はそうしてるよ」とセレブ。

なんと!!
仕事に行き詰ったときにキャンドルの香りでリフレッシュするという発想が私にはない
せいぜい、早めの缶ビールを開けるくらいだ……

しかし、ぜひやってみようと思ったし、
そういうステキなことを教えてくれた彼女に心から感謝した。
40歳という年にふさわしい、大人の女性になったような気分になった。

女子力アップ以外に、もう1つ目標がある。
目標というか、指針というか。

それは、「本当に良いものを少しだけ」。

口にするもの、身に着けるもの、生活雑貨……
暮らしの中でこれから買うもの、選ぶものは、「本当に良いもの」だけにしようと思う。
そして、それを「少しだけ」。
もうそんなにたくさんのものはいらないかもしれないなと思うのだ。

これまでも器や家具や食品や……、どちらかといえばそういう方針でやってきたけれど、
より徹底して、できればワンランクアップさせていきたいと思う。

心の中が豊かになるような、そんな生活をしたい。

まあ、細かい目標を挙げだしたらキリがないので、大きくはこの2つかな。

20代は家を出て一人で暮らし、がむしゃらに仕事をした。
30代は自分の心や生き方を見直し、結婚と新築という大きな節目を迎えた。
いい30代を過ごせたなと心から思える。

そして、40代は……?

どうなるかはわからないが、50歳になったときに振り返って、
「いい40代を過ごせたなと心から思える」と表現できるように生きたい。

周りの方々、これからもどうぞ見守ってください
よろしくお願いします。

そして、いつもありがとう


京都・嵯峨野にて、女子としての生き方を思い出した日。

2011-05-23 18:20:38 | 友達
先週の水曜日は、最近親しくなった「床床。」ちゃんと、京都・嵐山へ。
岩手出身の彼女は、まだ嵐山へ行ったことがないとのこと。
前に一緒に飲みに行ったとき、「大阪は自然が少ないね」と淋しそうだったので、
京都ならではの自然の美を見てもらたいなぁと思って案内した。

私も20代の頃、4年ほど大阪市内に住んでいたことがある。
山の中で育った私は、自分がこんなにも自然を求めていることに改めて気づかされ、この町に戻ってきた。

離れてみないとわからないことって、ある。

待ち合わせの電車で会うと、まるで1泊旅行にでも行くのかと思うような大きなバッグの彼女
何が入っているんだろうかと思ったが、それは後でわかる。

嵐山に着いて歩いていくと、渡月橋が見える。



いつも渡月橋の向こうの山が迫ってくる感じに圧倒される。
そして、なんて美しい名前の橋なんだろうかと一人感動する。

月を渡る橋。

古(いにしえ)の京にしみじみと心を馳せたりする。

でも、渡月橋を渡った辺りは、飲食店やお土産屋が軒を連ね、趣のかけらもない。
いつもここはさっさと歩く。

今回は、常寂光寺と祇王寺を目的にしていたので、天竜寺も素通り。
左手に折れると、竹林に入る。
ここからが本当の嵐山・嵯峨野だ。

天気がよく、暑いくらいだったが、竹林に入ると一気に涼しさを感じる。

「竹って宇宙的じゃない?」と私が聞くと、
「わかる、わかる」と同意。

よかった、わかってもらえて、と思った。
「かぐや姫が出てきてもおかしくないやんね」と言うと、
「うん、うん」と盛り上がる。

岩手にはあまり竹林がないのかな。
「すごい、すごい」と興奮していた。
それだけで、案内してよかったなとホッとした。

それからどんどん歩いて、二尊院も落柿舎も通り越して、いよいよ常寂光寺へ。
急に人が少なくなり、静寂が訪れる。

アラフォーの二人はふうふう言いながら階段を上ったが、一面の青楓を目にして元気に



やわらかい、眩しいほどの緑。
太陽の光が透けるような。

ほうっとした。

かなり高台なので、町が一望できる。



苔の緑もきれいで、「コケってすごいよね」と話していたら、
まさに「苔職人」みたいな人が、庭を手入れしていた。
地面に張り付くようにして、1つ1つ手作業で何か分別している。
いい苔と悪い苔を分けていたのかな?

人も少なく、なぜか小声で話してしまうほど、静か。
図書館みたい。

しっとりした気分で歩いていたら、苔職人のベテランみたいなおじさんが手入れしているところに出会った。
この道何十年かな……
きっと頑固な職人なんだろうな……
なんて考えていたら、おじさんの携帯の着メロが高らかになり始め、
それがこのしっとりとした静かな空気にあまりにも不似合いで、二人で顔を見合わせて苦笑

小さなギャラリーみたいな建物が併設されていて、ちょっと寄ってみたら、
帰りにそこに展示していた絵の写真で作られたカードみたいなのをどっさり手渡された。

「ありがとうございます」といいながらも、
これ、どうしたらいいんだろう、と思う。

せめてポストカードなら使いようもあるのだが、変に大きなサイズ。
まあ、せっかくなのでもらっておいた。

そこからまたテクテク歩いて、祇王寺へ。
私が一番好きなお寺。
気に入ってくれるかなぁと、内心どきどき。

一層静まり返った雰囲気の入口を抜けると、目の前に広がる小さな苔庭。
そして、あふれるほどの新緑。







一瞬で心を奪われる。
言葉をなくす。

美しいものを見ると、どうしていつも胸が痛くなるのかな。

彼女も感動して、「すごい…」とつぶやいている。
手ごたえあり!(笑)

私がなぜ祇王寺が好きかというと、美しいことも風情があることも理由だけど、
このお寺にまつわる背景に心惹かれるのだ。

大学時代に研究していた平安・鎌倉時代の遊女(白拍子・傀儡なども含む)。
そんな遊女たちの物語がこの寺にはある。
平清盛からの寵愛を受けながらも、心変わりにより尼になった悲哀な運命をもった祇王や仏御前が祀られているのだ。

そんな話もして、二人で二周も庭をまわった。

またしっとりしていたら、今度は鶏の狂ったような鳴き声が高らかに響き、また苦笑。
どうも、最後にはコントみたいになるらしい。

ここでも竹や苔の話をして、秋にはこの庭がどんなに美しくなるかも話して、
祇王寺を後にした。

ちょっとうるさいオバサンがいて、それが残念だったが、
それを差し引いても、十分に愉しめた。
何より、とても喜んでもらえて、
「こんなに緑を見たの久しぶり」と言ってくれたので嬉しかった。

その後はお土産屋さんを覗いて、竹のマドラーや京野菜のジャムを買い、
ずいぶん歩いたのでお茶でもしようといって、「よーじや」のカフェに入った。



女子とカフェでお茶するのなんて、久しぶりだなぁと、オッサンみたいなふわふわした気持ちでいた。
私は食べるのが異常に早いので、一瞬で食べてしまい、ちょっと恥ずかしかったけど。

しかし、「よーじや」もしばらく入ったことがなかったが、パワーアップしたなぁ。
昔はカフェなんてなかったのに。
商品もいろいろ増えていた。
若い男の子が団体で入ってきて、自分のためにあぶらとり紙などを買っていたのには驚いたが
今の若い子はオシャレだね…
若い男の子は汗くさくて、脂ぎってるくらいでいいのになぁ、と思う(…のは私だけ?)
むしろ、おっちゃんほど気をつけてほしいよね……

それから、河原町へ出て、最近できたマルイ(阪急の跡地)へ。
私が「足が小さくて靴がないの」というと、
「マルイは小さいサイズも売ってるよ」と教えてくれたのだ。
行ってみると、本当にいっぱいかわいい靴の21.5センチがあって、興奮した。
今度ゆっくり買いに行くつもり。

彼女は、生まれて初めての「日傘」を買っていた。
岩手では持ってる人などいないらしい。
大阪では日傘を差さずに歩くなんて考えられないけど……

そして、最後に食事へ。
京都らしい町家で、京都の食材を使ったお料理をアラカルトで食べられて、
お値段も高くなく、日本酒もあるけど梅酒やワインもそろっているお店…と考えて、
宮川町にある「蜃気楼」にした。
初めて女性を連れていくときに、よく活用しているお店だ。

小上がりの板間で向かい合って、楽しい時間を過ごした。
途中、あの大きなバッグから、「これ…」と渡してくれたものがあってびっくりしたのだが、
なんと、私の好きな「よえもん」という岩手のお酒だった

こんな重いものをずっと持ち歩いていたのかと思うと申し訳なくて。
でも、GWに岩手に帰ったときに、私が「岩手のお酒だったらよえもんが好き」と言っていたのを覚えていて、
一生懸命探してくれたらしい。
結局、見つからず、売っているお店を探し、お店の近くに住んでいる妹さんに送ってもらったのだとか。

なんと・・・・!!

その気持ちが嬉しくて、じんわりした

それから、岩手で先生をやっていたときに作っていたという手作りの「国語通信」のファイルも見せてもらった。
ちらっとみたら面白そうだったので、借りることにした。
(毎日少しずつ読んでいるのだが、かなり面白い)

大阪の人はソースが好きだとか、
「面白くない」と言われると一番ショックを受けるとか、
キムタクはかっこいいけど、「シュッとしてる」という表現は違うとか、
「ネギ」といえば青ネギのことだとか、
おにぎりに巻くのは味付け海苔だとか、
大阪人の習性をいろいろ伝授してあげた。
岩手の話もいっぱい聞いて、東北の友達ができたのなんて初めてだから、すごく楽しかった。

いっぱいおしゃべりして、夜遅くに帰宅。

全部よかったなぁと一日を振り返る。

そして、久しぶりに女子みたいなことして遊んだということに興奮していた。
最近、酒のイベントか飲み会か、もう80%くらいオッサン化が進んでいたが、

「なんや、私、まだ女子でいけるやん!!

と自信をもった。

雑貨や靴を見たり、カフェでお茶したり……
なんかそういう女子っぽいことが、めっちゃ楽しかったのだ!

「女子や…、やっぱり女子や…」と(女子って年でもないのに)ずっと家でひとりごちていた。
うれしすぎて、帰ってからビールをあけた。

夜中に夫が帰宅して、一日あったことを全部話したようだが、全く覚えていない
翌朝、「昨日楽しかった~私、まだまだ女子やわ~」と夫に言うと、

「昨日、聞いた

と相手にされず……

でも、オッサン化をこのへんでくい止めようと誓った。

まあ、とにかく楽しくて、新たな自分も発見できた新緑の京都旅だった

開花!!

2011-05-20 10:47:34 | 生活
水曜日は久しぶりに嵐山へ出かけた。
その話を書きたいけれど、ちょっと今日は原稿に追われているので、また週末に。
とりあえず、バラが咲いたので、それをアップしておきたい。



おかんが庭の通り道に植えてしまったバラ。
昨年は、2つ3つ花を咲かせただけだったけど、今年はこんなことに!
それも一気に開花したものだから、花の重みで下がってしまった。

これからどんどん咲くので、とりあえず収穫



バラの種類はわからない。
ちょっとカーネーションのような、変わったバラだ。
花びらが何重にもなっていて、とても華やか。
直径7センチくらいはある。
香りもとてもよい。

そして、ツルバラは今こんな感じ。



こちらもどんどん開花していっている。

水色のロベリアもいっぱい咲いた。



パンジーは、虫にぼろぼろにされていて、もう無理かなぁと思っていたけど、
しっかり手入れしてやったら、復活!!



やっぱりちゃんと面倒みてやらないと、植物は育たないね

忙しい日でも、朝は植物の世話をするのが日課。
これから暑くなるので、目が離せない。

今日はこれから夜中までしっかり仕事して、週末は2連休にするつもり
新しい花や野菜の苗も植えたいし。

夫は友達と3人で温泉に1泊旅行。
だから私は気兼ねなく、ゴールデンウィークにやろうと思いながらもできなかったことをやろうと思っている。
サンダルも買いに行きたいし、山積みになってる仕事の資料も片付けたい。

そして、友達においしいお酒をいただいたので、明日の夜はいろいろ作って一人居酒屋を楽しもう
しかし、その前に原稿やね……

藤蔭春を

2011-05-17 22:06:50 | 友達
日曜日は高校の同窓祭だった。
今年は創立100周年。
伝統のある高校を母校にもてたことをうれしく思う。

高校時代というのは、いつ思い出してもせつない。
なぜだろう。

映画のワンシーンみたいに、いろんな場面がよみがえる。
でも、それはいつもあの校舎があったからだ。

あの風情ある美しい校舎。
歴史が刻まれた、人々の想いがリアルに薫り立つような。

木造の廊下、むき出しの蛍光灯、ピン館の汗ばむ狭い教室、階段の踊り場の鏡。
底が抜けそうな旧体育館、部室前にあった丸い水道の水しぶき、
休み時間になると食堂まで走り抜けたささやきの小道。
みんなで押したら動いたという伝説まであった頼りない五号館の校舎。
ゆうちゃんと授業をサボりたおして、青い空を見つめていた校舎の屋根の上。

今はもう建て直され、その面影もほとんどない。
授業を抜け出して飛び越えて後ろから先生に追いかけられた、あの塀だけは同じように残っていたけれど。

自分の存在意義と、孤独からの脱却を求めて、
ただひたすらもがいていた高校時代。

あの時があったから、今があるのだと、素直に思えるまでどれくらいかかっただろう。
今でも劣等感だらけの自分にたやすく戻れるが。

そんな思い出深い高校の同窓祭に、今年もいわさきっちのお菓子のお店「キャラメル・ポンム」を出店した。
今年で2年目。





私と夫(家族は参加できる)、ゆうちゃん、そしてOくんが売り子でお手伝い。

最初は人が少なくてどうなるかと心配したが、お昼近くなって人も増え、ケーキもクッキーも飛ぶように売れた。

そして、2時20分。
撤収時間をずいぶん前にして、300個が完売

私が偉そうに言うのもおこがましいが、
この2年くらいの間にいわさきっちのお菓子はグッとレベルが上がったと思う。
ただただ旨い。

だから、売り子としては、友達だからというわけでなく、本当に心から商品に自信をもって売ることができる。
Oくんのすばらしい営業トークのおかげもあって、売れに売れ、大成功。

去年買っていただいたファンの熱い想いもあり、続けることの大切さも感じた。
できればまたやりたい。
(まあ、いわさきっちしだいではあるが)

懐かしい同級生の顔も何人か見ることができ、楽しい1日だった。
ゆうちゃんの赤ちゃんも、相変わらず可愛くて、足を触っているだけで幸せになった。
(足フェチ)

膝の上にお肉のついた丸々とした赤ちゃんの足を見て、
夫が「かおりと同じやな」と言っていたけれど

楽しくさわやかな五月の1日だった


春の食材で

2011-05-14 22:06:45 | 美味しいもの
春の食材はきれいなので、つたない料理でも写真を載せたくなってしまう。



今日のお昼は一人だったので、冷蔵庫にあった野菜をいろいろ煮込んだ。

レタス、グリンピース、じゃがいも、新たまねぎ。
あとはベーコンを加えてオリーブオイルで炒めて、ブイヨンで煮込む。
簡単だけど、食べるだけで健康になるような、さわやかな一皿。
今春初めてのグリンピース。

夜は、昨日のふきをきんぴらにした。(昨日は青煮をしたけど)



にんじんと豚バラ肉を少々。
鷹の爪も少し入れているけれど、基本的には甘めのきんぴら。(私好み)
ごま油といりごまを利かせて。

あとは、最近毎日食べているトマトと新たまねぎのサラダ。



最近、トマトが好きで仕方がない。
それも普通のトマトではなく、ミディトマトかミニトマトのとんがった形のもの。
今日はミニトマトのとんがったやつ。
冬の間じっくり育てたこだわり農家のミニトマトなので、フルーツのように甘い。
これと、同じく無農薬の新たまねぎをスライスして、さらに、去年うちで収穫したバジルの塩漬けを刻んで乗せた。
ドレッシングではなく、オリーブオイルと醤油を少し。
これがめちゃくちゃうまい。

よく「料理上手」といわれるが、謙遜ではなく(自分のモットーとして絶対に謙遜や遠慮はない)、自分のことを料理上手だと思ったことはない。
ただ、食べるのが「異常に」好きなだけ。
だから基本的にこんな簡単な料理しか作らないけど、めっちゃおいしい。
腕がなくてもおいしいものを作るために、素材と調味料と器にはめちゃくちゃこだわる。

本当においしいものはプロに任せて、本当のプロ料理人のものを食べたらいいと思っている。
素人がそこそこおいしいものを家で食べようと思ったら、素材にこだわるしかないわけで。
あとは、自分の舌とセンスか。技術ではない。

時間ができたら、カルチャースクールみたいなのでいいから、本気でお料理を習いに行ってみたいと毎年思っているのだけど、なかなかそういう機会もなく・・・

最近、新レシピもないので、もう少しお料理をがんばりたいな
あー、とりあえず、仕事が終わりません。がんばる。


ふき

2011-05-13 18:43:19 | 生活
今日はいっぱいコピーを書かないといけなかったのに、久しぶりに晴れたものだからお庭が気になって外に出た。
長雨で花がしおれたままになっているものや、やたら成長しているものなどあり、結局午後はずっと手入れ。
暑くもなく、風が心地よかった。

モッコウバラはせっかく満開になったのに、すっかり花が枯れてしまっていた。
一番きれいなときに雨が続いて、本当に残念だった。

でも、ツルバラが咲いた
早速、1輪いただいて、玄関に飾った。
やっぱりきれい。



枯れた花を摘み取り、伸びすぎた葉を切り・・・
そんなことをしていると、時間が過ぎるのはあっという間。

もう1つの大事な仕事は、虫退治。
ナメクジ、ダンゴ虫、ムカデの小さいやつ、黒とオレンジのしましまの毛虫……
そんな虫がそこらじゅうにいるわけで

この家に引越す前もベランダでお花を育てていたが、やはり土のあるところはぜんぜん違う!
うじゃうじゃいる。
虫との闘いなしには、きれいなお花も野菜も育てられないので仕方がないな。

最初はいちいちびびっていたが、人って何にでも慣れるもので、もうなんとも思わない。
薬まいたり、つまみ出したり(手じゃないよ)、そうやって退治していく。

たまに思いがけないところにいたりすると、さすがにびびって「ひっ!」とか言ってしまうこともあるが

そうやって手入れをしていると、横の畑のおじさんが「こんにちはー」と声をかけてきた。
いつも野菜をくれる優しいおじさんだ
これまでに、冬瓜、ねぎ、さつまいもをいただいた。

私が近寄っていくと、
「ふき、食べる?」と聞いてきた。
「はい、大好きです」というと、
「じゃあ、これあげる」と、畑でとったばかりのふきの束を指しだしてくれた。

実は私、ふきが大好き
「うわー!うれしい~!ありがとうございます!」と興奮していると、おじさんも満足げな様子でこう言った。
「あんた、何でも食べるんやな」
「はい(笑)」
「料理好き?」
「はい」
「そりゃ、いいね。40や50歳になっても料理しない人はしないからねぇ」

そう言って、おじさんは帰っていった。
誰か身近な人で料理をしない人がいるのかな、と思った(笑)

私も自分の庭で少し収穫して家に戻った。

↓今日の収穫
左から、サニーレタス、レモンバーム、ふき、青ねぎ。


サニーレタスは育てるのも簡単だし、ちょっと緑がほしいなーというときに使えるので便利。
1つ50円くらいの苗を2つ買って育てているのだけど、こんなふうにたくさん収穫するのは3回目。
次々に葉が出てくるので、まだしばらく食べられそう。

青ねぎも同じく、ちょっと味噌汁に…冷奴に…と、大活躍。
今日は収穫しなかったが、パセリも同様。あるとめっちゃ便利だ。

レモンバーム以外にもハーブ、タイムとローズマリーとワイルドストロベリーを育ているけど、このレモンバームはめちゃくちゃ強い。
虫にも食われないし(匂いがきついからだろう)、ほっておいてもスクスク育つ。
「え?!」ってびっくりするくらい育っていることがあるが

乾かしてハーブティーにしているが、飲んでも飲んでもキリがない。
何か別の使い道を考えないといけないなぁ……

まあ、そんなことを考えつつ、大好物のふきをもらって気分が浮き立った。
早速、下ごしらえをする。
板ずりして、ゆでて、水にさらして、皮と筋をとって。
さらに、葉もゆでて水にさらして絞って切っておく。
はっきり言って、とんでもなく面倒な作業だ。
でも、ふきを食べたい一心で黙々と筋をとる。私の食いしん坊魂は強力だ。

面倒だけど、ゆでて皮をむいたふきの美しいこと!
新緑のようにやわらかくて瑞々しい緑にハッとさせられる。



きれ~い

とりあえず下ごしらえはできたので、今日と明日でゆっくり料理しよう。
半分は、やっぱり青煮だな。
もう半分は、きんぴらにしよう。
ふきの葉は何かおいしい食べ方あるかな?(知ってたら教えてほしい)

春の味覚。
旬のものは、こうして料理するだけでも、心が豊かになるような気がするから不思議。

しかし、下ごしらえをしているうちに、すっかり夕方になってしまった
午後からまったく仕事してないのに……

来週、月曜日に急に新しい仕事が入って、それが初めての分野だから資料も読み込んでおかないといけないし、
コピーも急ぎで入ってきて、やらないといけないことはいっぱいあるのにな……
こんな優雅な午後を過ごしている場合ではなかったのだ。

ただ、夫が東京出張で明日の晩まで帰って来そうもないので、今日の夜と明日やったらいいかーという甘えた気持ちもあり
そうして結局またこの週末も衣替えできないのかなー・・・


自然との贅沢な付き合い方

2011-05-11 22:02:23 | 生活
昨日から雨が降り続いている。
さっきはこれまでこの家では聞いたことのないような激しい雨音が響いていた。

今、少し小降りになって、カエルのうれしそうな大合唱が始まった。
私の部屋に流れるメンフィス・スリムと交じり合う。

いい感じや。

この家もカエルの鳴き声が聞こえるのが嬉しい。
その前に住んでいた2軒の家と比べたらかなり声は小さいが、それでももうこの時期にカエルの鳴き声が聞こえない生活というのが考えられない。
若いとき、上新庄で暮らしていた時期が4年ほどあって、あの頃は新幹線と車の音しか聞こえなくて淋しかったな……

夫がこの町を好きになってくれたことに、私は言葉では言い表せないほど感謝している。
人口3万人、町の3分の2が山という、住所が「郡」という大阪では珍しい小さな町の中を転々として、もうこの家が4軒目。
どんだけこの町が好きやねん?!と思う。
でも、自分が生きてきて出会ったたくさんのものの中で、心から愛しいと思えるものの一つだ。

規模は小さいけれど、山がいつもそばにあった。
そして、今はもっと近づき、山の麓に住んでいる。

大きな震災が起きて、自然の脅威にさらされた人もいれば、改めて自然の恵みに感謝する人もいる。
でも、私にとって自然というのは、ただただ愛しいものにすぎない。
自然の恩恵を受けて生活しているわけでもなければ、自然と闘いつつ共存しているわけでもない。
ただ、いつもそこにあり、美しく、愛しいもの。

そういう感情をもてることが、贅沢だったんだと気づく。
本当に自然と共存して生きている人たちとは違う。

大学生の頃、日本中を旅していて、雪が見たい一心で12月に訪れた青森。
「旅人にとっては美しいだけの雪も、我々にとっては敵でもあるんですよ」
といわれた、あの言葉が忘れられない。

もっと多くの人々の暮らしを見たいと切実に思った。
自分とは違う人たちの。

過ちも許される歳だった。

そんなことを、雨音を聴きながら想う。

雨ばかりなので、今日は雨上がりに撮ったお花の写真でも
明日も雨らしいので、枯れてしまわないか、ちょっと心配だけど。



ロベリアが咲いた。
写っているのは2色だけど、4色ある。

あっという間に、こんなに育った。





丸窓の前のバラのアーチは、右のモッコウバラが先に咲いて、うまくアーチにはなっていない。



左側の赤いツルバラが咲いたら、アーチになるんだけどなぁ…


でも、モッコウバラ、きれいに咲いてくれました。
ありがとう

この雨があがって、暖かくなったら、きっといっぱいほかのバラも咲く。
楽しみだ。

淡路島旅行1日目 ~おかしなホテルと、寿司屋で出会ったオッサン4人組の巻

2011-05-10 16:23:13 | 
4月29日、ゴールデンウィーク初日。

たいして何も計画せず、とりあえず淡路島までのバスに乗るために夫と二人、三宮へ向かった。
夕方6時にお寿司屋さんを予約していたので、それまでお花がいっぱい咲いているところへ行こうかと思ったのだけど、タイミングが悪く、バスが出たところ。
時間が中途半端になるということで、布引ハーブ園へ行くことに。
ずっと行ってみたいなぁと思っていたのだ。

ロープウェイが往復1400円もするので、「高っ!」と思ったが、乗ってみたら納得。
これが結構長時間だし、眺めはいいし、なかなか楽しかった。
高所恐怖症の人は無理かもしれない。


↑こんな感じ

眺めもすごくいい。
きっと夜景もすばらしいんだろうな。


いろんな種類のハーブがたくさん植えてあって、ハーブ苗やハーブを使った雑貨が売ってたり、カフェがあったり…というだけなんだけど、お天気で気持ちがよかった。

というか、私と夫はいつだって、↓これでゴキゲンになる。


この旅、最初の乾杯

その後は、ロープウェイの中間地点まで歩いて降りていった。
チューリップがいっぱい咲いていてきれい。







特に何があるというわけでもないけれど、楽しめた。
春はやっぱりいいな。

そして、バスに乗り込み、淡路島・洲本へ!

出発前夜、夜中まで仕事をしていたので、眠くて仕方がなかった。
バスの中ですぐ寝てしまい、気づくともう洲本!!

バス停から徒歩5分ほどのところに宿をとっていたので、とりあえずチェックインしに行った。

実はこのホテル……
かなり不安をもって予約した。

というのも、本館はちゃんとした結構大きな温泉旅館みたいなホテルなんだけど、私たちが泊まるのはその別館。
別館はビジネスホテル扱いで、普段なら4980円くらいで泊まれる。
ただ、本館の温泉など施設はすべて同じように使えるというので、夜ごはんも外で食べるわけだし、寝るだけだから「これはいい」と思って予約したわけだ。

しかし、予約した後でクチコミなどを読んでみると・・・

「ホテルの入口は無人なので、自分で自動ドアの鍵を開けて入るシステムです」
「ホテルというより、従業員の宿舎のようなイメージ」
「朝食付きと書いていますが、冷蔵庫の中に食パンが入ってるだけです」
「隣の本館の温泉には入れますが、裏口のようなところから入るので、とてもみじめです」

といった、これまでに経験したことないような情報が盛りだくさん!

夫に「こんなこと書いてあったわ」というと、「え!大丈夫なん?」と不安げ……。
私も不安を覚えながら、本館のフロントでチェックインした。
噂通り、鍵をいっぱい渡される。
「お部屋の鍵と、入口の自動ドアの鍵と、靴箱の鍵です」

く、くつばこ……?

とにかく行ってみようと、裏口を通って別館へ。
入口は自動ドアだが、確かに無人で鍵をさすところがある。

カチャッ
ウィーン

なんか変な感じ(笑)

入ると玄関で靴を脱ぐシステム。横に居酒屋の座敷の前にあるみたいな靴箱があり(これか!)中にスリッパが入っている。
自分の靴を入れて鍵を閉め、スリッパに履き替えて、エレベーターで部屋へ。
ロビー(?)には漫画がいっぱいおいてあって、ユースホステルを思い出した。

そして、もうひとつ衝撃が!!
部屋の前の廊下を歩いていると、廊下にトースターが置いてあるのだ!
どうやらこれで「冷蔵庫に入っている食パン」を焼けということらしい

こんなホテル見たことない…

でも、部屋は普通のツインだった。
それにこのヘンテコなホテルには似合わないオーシャンビュー!!
本当に海のすぐ横で、ロケーションは最高だった。

部屋に入るとすぐに冷蔵庫を開けた。

本当にあった!食パン!

いや、しかし、意外にもおいしそうなのだ、これが。
安い食パンがペロンと入っているのかと思いきや、おいしい焼きたてパン屋で売っているような感じ。
(冷蔵庫に入れるのはパンにとってよくないが、衛生上、仕方がないのだろう)
ケースに入ったサラダもついていて、「なーんや、意外にいいやん」と、夫と二人ほっとした。
ハードルが低いと簡単に飛び越えられる(笑)

冷蔵庫も確かめたので、いざ寿司屋へ!

このお寿司屋さんは「新月」といって、もう3回目。
最初は淡路島旅行で食べておいしかったので、2回目はとしくんとあやを誘って4人で日帰りで食べに行って、そして今回。

大将はねじり鉢巻に高下駄という、「いかにも!」な格好で、すごく優しい。
ほとんど天然ものしか使わず、地魚にこだわっている。
何より安い!

ただ、毎回そうなのだけど、店に入ると最初は微妙な空気が流れる。
大将は人見知りなのか?!
そして、予約して行っても、あまり関係がない。
特に予約席があるわけでもないようで、そのとき空いてるところに座らされる。
そのうえ、今回は、入ったばかりの高校生のアルバイト(?)みたいな女の子がいてかなりモタモタしていた。

お寿司屋さんで食べるなら、やっぱりカウンターやね。
目の前に黒い大理石の台があり、そこに握ったものを直接おいていってくれる。

ここに来たら、絶対はずせないのが、やっぱりモズクですな


お造りは、ヒラメ、鯛、さより、キス。
キスがめちゃくちゃうまかった!


生簀に大きな車海老が泳いでいたので、そいつもお造りにしてもらう。


おいしいけど、これは思ったほどじゃなかった。
お造りより塩焼きにしてもらえばよかったと後悔。
でも、頭を焼いてきてくれた


途中で、目の前にあったタニシをちょっと大きくしたみたいな貝を出してくれた。
「ガンガラ」って言ってたかな。


やばい!
これ、うまい~!
好きやねんなー、こういう貝の旨煮みたいなの。

そして、もう1つの大好物。鯛の子。


おいしい、おいしいと食べていたら、大将が「お客さん、前も来てくれはったっけ?」と聞いてきた。
(実はこれ、前も聞かれたし、電話予約でも聞かれた。実はまったく覚えていないようだ)

「はい、3回目です。大阪から」というと、
「そうか、やっぱり見たことあると思ったわ。わざわざ大阪からありがとう」とうれしそう。
大将、ええ人やな~(絶対覚えてないけど)

さて、そろそろお寿司握ってもらおうか…と夫とこそこそ話していると、4人のオッサンが入ってきた。
「儲かってまっか!」という言葉が似合うような、関西の羽振り良さそうなオッサン4人組。

カウンター席の後ろにある座敷にドヤドヤと入り、オッサンの一人が「焼酎、何がある?」と聞く。
「魔王」や「村尾」などプレミア焼酎も置いているので、「こんなんあるよ」と大将が「魔王」の一升瓶を指差すと、
「それ、1本開けて」とオッサン。

隣で聞いていた私と夫は(ふえっ!)と心の中で小さく飛び上がった。
「魔王」の一升瓶、寿司屋であけたらナンボするねん……

「これ、もう封開いてるねん。こっちやったら…」と大将が「村尾」を指した。
「ほんなら、それでいいわ」とオッサン。

大将、あせったように「そやけど、これ、2万しますで」。
「ええよ」となんともないオッサン。

運ばれていく「村尾」を横目で見て、夫と目を合わせた。
羽振りいいな……オッサンら。

しかし、オッサンらの金の落とし方はこんなもんじゃなかった。
私たちが「とりあえず」と手始めに食べたのは、おいしいけれど庶民的なモズクだったが、なんとオッサンらは一番最初にこう注文したのだ。

「大将、とりあえず、ウニ4箱」

・・・ウニ4箱?!

それって、とりあえず食べるものか?

大将もまたあせって、「4箱……。2箱くらいにしてくれへんかな」とつぶやいている。
そんなつぶやきなど無視して、オッサン注文訂正。

「やっぱり6箱頼むわ」

これにはさすがに大将も声を大きくして、「いや、4箱にして。ほかのお客さんのがなくなるんで」と断っていた。

私たちは箸も止まり、このオッサンたちから目が離せなくなっていた。

寿司屋でウニの箱買いか~
夢やなぁ。

ウニは大好物だけど、大好物だからこそ、絶対に大阪のすし屋などでは食べない。
ウニとカニは、やっぱりその海辺で食べないと、なんか違うんだよなぁ。

・・・なんて考えてる数分の間に、オッサンらはぺろりとウニ4箱をたいらげていた。
カラになった箱が運ばれていく……
ああ……

その後もオッサンらは紙にいっぱい注文を書いて渡していた。
さらに、「この後行くスナック、近くにない?」と聞いていた。
大将はスナックに電話して車の手配をしてあげると言っていた。

うぎゃー
たぶんスナックでも高いウイスキーをボトルであけるんやろなぁ。

ま、オッサンの飲み食いばかり見ていても仕方がないので、私たちも寿司を握ってもらった。
後で数えたら、二人で20貫くらいだった。

いくつか載せておこう。
サザエ、イワシ、うなぎ、ウニ。









ウニは2貫握ってもらった。
夫はトロも食べていた。(私はマグロがあまり好きじゃない)
庶民はせいぜいこのくらいが贅沢ってもんだ。

どれもおいしくて、満足!

お酒も淡路島の地酒でこの店オリジナルラベルがあって、お寿司とよく合った。
もう1種類あった「綺麗」というお酒は、ガリとよく合った。

私が「ガリとこのお酒飲んでみて。めちゃ合うから」と夫にすすめると、夫も「うまっ!」とびっくりしていた。
こうして、オッサンらがどんどん地魚を注文するのを横目に、私たちはガリを肴に酒を飲んでいたのであった……

お店はよく流行っていて、若いカップルなどが何組か訪れていた。
新しいお客さんがカウンターに座るたびに、大将は私たちを「大阪からわざわざ来てくれてるねん」と紹介してくれる。
そして、帰るときにも「今度はいつ来てくれるん?」と優しく聞いてくれた。
「そうですねー、夏くらいかな」と夫。
満足げな大将。

しかし、私たちは見逃さなかった。
後から来たお客さんに大将が「ふらっと入ってくれたん?」と聞いていたのを…。
お客さんは「いえ、さっき電話で予約したんですけど…」と戸惑っていた。

やっぱり!!
誰が予約したかとか、お客さんの顔とか、ぜんぜん覚えてないのだ。

でも、その場ではとても気持ちよく接してくれるし、いやな感じはまったくない。
むしろ、私はこういうおっちゃん、大好き。

「ほな、また夏来てな」と笑顔で見送ってくれた。

「ごちそうさま~!また夏に~!」と、まるで常連のように手をふって店を出た。

しばらく歩いて夫と二人顔を見合わせ、言った。

「ぜーったい、夏行ったら覚えてへんで!(笑)」

後日の話になるが、その後、2日後に私の友人がこの店を訪れた。
私にすすめられたことや、大阪から結婚記念日で来たことなどを大将に話したというのだが、
「思い出せないって言ってたわ。顔見たら一発なんやけどって言ってはったけど」
とメールをもらった。

やっぱり……しかも2日後やで
夏もまた行ったら、「来てくれたことあったけ?」から会話は始まるのだろう。

お会計は、二人で17000円。
これだけ飲み食いして!
ほんまコスパいいなぁ。

ホテルまでの帰り道、酒屋の前に置いてある自動販売機に目が留まった。
瓶ビールが売ってあったからだ。
自動販売機で瓶って珍しいな……と思いながら近づいて目を疑った。

100円!!

なんとスーパードライの中瓶が100円だったのだ。
全部が100円ならまだわかるけど、ほかの350mlの缶ビールは普通に200円以上している。
半信半疑で押してみると、ほんまに出た!

なんで?!こわい~!と言いながらもうれしくて、夫と笑いながらホテルに帰った。
おなかもいっぱいで幸せな結婚記念日。

夫には感謝の気持ちでいっぱいだ。
いつもありがとう

今日はここまで。
淡路島の2日目はまた明日書こう。

ゴールデン・ウィーク終了

2011-05-09 14:42:59 | 生活
さて、何から書こうか。

あまりにも日記から離れていたので、感情を文字化する変換がうまくいかない。

ゴールデンウィークはあっという間……でもなかった。
振り返ってみるといろんなことがありすぎて、29日なんて遠い昔のことのようにすら思える。

日常のほうがずっと早く流れる。

4月29日から5月8日まで、あれもしたい、これもしたいと考えていた。
でも、結局何もできていない。

ガーデニング→できず
衣替え→できず
仕事の資料の整理→できず
普段できないところの掃除→できず
読書→できず
ショッピング→できず

こんな具合だ。

じゃあ、いったい何をしていたのかといえば、ざっくり言うと……
だいたい酔っ払っているか仕事をしているかだった。

もう少し詳しく言うと、

29日は結婚記念日で(早いもので4周年!)
淡路島にお寿司を食べに行ってきた。
都美人酒造にも寄りたかったので、1泊2日。
いっぱいお酒を試飲してきた。
いろいろ面白いことがあったので、こちらについてはまたゆっくり。

1日は飲みすぎでぐったり…
2日は半分仕事。半分飲んでぐったり…

3・4日は、毎年恒例の「高槻ジャズストリート」へ。
お昼の3時から夜11時まで、ずっとブルースライブ観ながらビールとバーボン飲んでた。
今年は全体的にブルースバンドが少なくて、ひっそりしていたなと思う。
まさかブルースマンは自粛しないだろうと思うんだが……

しかし、昼間っから音楽と酒というのはなんとも贅沢なことで。
チップ制なので、心ばかりの小銭でいいし。
毎晩、酔っ払って帰ってきた。

5日はあやとふみこと3家族でバーベキュー。
家の近所の川原にて。
朝から買出しに行って、ビールとワイン飲んで、よく食べた。
大量の牡蠣(殻つき35個!)をふみこのダンナさんが買ってきてくれて、それがすごくおいしかった。
大満足のバーベキュー大会だった。

6・7・8日は仕事をするつもりだったのだが、飲みすぎがたたって6日はぐったり。

さらに7日はパソコンがいきなり壊れるというハプニングが!!
夫のパソコンを借りてなんとか仕事は続けたが、
パソコンが壊れるってダメージ大きいわ……

そのままほぼ徹夜で仕事を続けて何とか仕上げ、8日の夕方にパソコンを買いに行った。
ハードディスクは壊れてなくて、データを全部新しいパソコンに移せたのが不幸中の幸い。

家に帰ってから夫にパソコンの設定などやってもらい、
「ゴールデンウィーク、いろいろやろうと思ってたのに、
振り返ってみると、飲んでぐったりして、仕事して、パソコン壊れて終わったわ…」
と、さびしく告げる私。

新しいパソコンは、スピードは快適だが、まだ慣れない。

1キロくらいの持ち運べるノートを買おうかと思ったのだが、
気に入ったものは在庫がまったくなかった。
どうやら東北に部品工場があるらしく、震災のために工場が動かず、流通が滞っているのだとか。

そうか……
思わぬところで震災の影響を実感するもんだな。

そして、思わぬ出費である……
ああ、またがんばって働かなくては……

淡路島の話はまた次にゆっくり書こう。