明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ジェイムス・コットンが来る!

2008-06-30 21:03:44 | ライブ
今年は泣く泣くシカゴ行きを断念したが、
ちょっとだけ気持ちを巻き返せる出来事が!

14日、ジェイムス・コットンが大阪に来る!!

今日、チケットも予約した。
「ブルース優待」のハガキが来ていたので、かなり安くなった。
ありがたい。

こういう大物を観るのは久しぶりだな~
会場は、かつてのブルーノート。
名前も場所も全く変わって、今はビルボードライブ大阪。

ブルーノートでB.Bキングとジュニア・ウェルズ観て以来だけど、
あのときは本当に興奮した。
ジュニア・ウェルズが横を通ったときは、
興奮しすぎて、ほんまに失神するかと思った。

シカゴでも、ブルースバーで、マジック・スリムが出てきたときは、
ものすごいオーラを感じた。

またあの感じを味わえるのかな……
そう思うだけで、身震いする。

あ~楽しみ~

ぎくしゃくみっともなく生きていく

2008-06-30 02:09:59 | 想い
今のぐだぐだのホームページになる前の、充実していた時の私のホームページには、本を紹介するページがかなりあった。
もう7年くらい前の話だ。
今もテキストで残しているのだが、佐藤多佳子の「しゃべれどもしゃべれども」のレビューが、今読むとなかなか良い。

今日、ある人のブログを読んでいたら、本のタイトルなどには触れられていなかったのだが、抜き出しているセリフが自分と同じ箇所だったので、1行で「しゃべれども~」だとわかった。
決して短くない小説の中で、抜き出したセリフが同じだったことに、戸惑いと嬉しさを感じた。

このブログの主というのは、夫の友達で、まだ3回しか会ったことがない。
でも、初めてゆっくりしゃべったときに、なぜか旧友に会ったような気持ちになったけど、なんとなくそのわけがわかった気がした。

以下、私のレビューをそのまま。

=================================================

『しゃべれども しゃべれども』佐藤 多佳子(新潮文庫)

★あらすじ
まだ若い噺家の今昔亭三つ葉。噺家としてはまだまだで、現在二ツ目。
短気で頑固だけれど、バカがつくほど正直でお人好し。
そんな三つ葉の従兄でテニスコーチの綾丸良は、子供の頃から吃音で、治っていたはずなのにまたうまくしゃべれなくなっていた。
無理やり頼まれ仕方なく、良の「しゃべりの先生」を引きうけることになった三つ葉だが、偶然、十河という女性と村林という小学生、それに元プロ野球選手の湯河原の3人が加わり、なんだかおかしな「落語教室」が始まった。
良をはじめとする4人は、それぞれ「しゃべる」ということの悩みを抱えている。また、他人とのコミュニケーションのとり方も下手くそだ。
そんなやっかいな連中の相手をしなければならなくなった三つ葉は、最初は本当に嫌々落語を教えている。しかし、根っからのお人よしのため、あれこれ世話を焼いているうち、4人に対して妙な親愛の情がわいてきて……。

★読んでみて
9月はいろいろと仕事で読まなければならない本があったのだが、他にどんな好きな本を読んだとしても、今月の1冊にはこの作品を挙げただろうと思う。
ネットで知り合った本間さんからのおすすめだったのだが、これは結構すごかった。
久しぶりの衝撃的な感動である。
「たまらん本」のリストに加えなくてはならない。

ストーリーは、噺家の三つ葉のところにひょんなことから4人の変わり者が集まってきて、落語を習うことから始まるのだが、とにかく三つ葉という主人公のキャラクターがいい。
読んでいて、「あーあ……」と止めたくなるほどバカ正直で、お人好し。歯切れのいい文体で、「俺」と、三つ葉の視点から書かれているので、彼の裏のない性格、考え方、行動に知らず知らずのうちにのめり込んでいる。
また、「しゃべる」ということに何らかの悩みを抱えている4人のキャラもかなり濃い。濃いうえにバラバラときている。最初はその気まずさにこちらまでひやひやする。
しかし、誰も憎めないし、このコミュニケーションの下手さは、純粋であるが故の不器用さなのだと気付くと、なんだかかわいらしくも見えてくるから不思議だ。

そして、少しだけ含まれている「ラブストーリー」。これがまた、なんとも不器用で純粋で、高校生の恋愛を思い出した時のように、少しノスタルジックな気持ちにさせてくれる。
ラストシーンは、どんな情熱的な恋愛ものよりも、心がしめつけられ、ホロリときてしまった。けれど、この「しめつけ」は決してせつない、苦しい感じではないのだ。なんというのか、寒い中、ずっと歩いていて、一杯の温かい紅茶を差し出されたときのように、ほっこりと心にしみいる優しく温かい「しめつけ」なのだ。

この物語は、「涙があふれる感動!」でもなければ、「興奮が止まらない冒険!」でもない。設定こそ変わっているが、日常のありふれたような平凡な物語である。
けれど、人物がそれぞれ一生懸命生きていて、三つ葉が相手のことを必死に思って動く姿からは何とも言えない心地よさを感じる。読み終わった後、ほぅっとため息をつきながら、自分の表情が優しくなっているのに気付く。そんな物語なのだ。
「読んだ人の心をあったかくする物語」そんな素敵な小説は世の中にそうそうない。
だからこそ、この「しゃべれども しゃべれども」は価値がある1冊なのではないだろうか。
「最近、いい本を読んでいない」
「なんだか心がギスギスする……」
そんな人に是非読んでもらいたいと思う。まだまだこんな素晴らしい本はあるし、人ってそれほど悪くない。優しいものなんだと感じられると思う。

★今月の名セリフ

「自信って、一体なんだろうな。
自分の能力が評価される、自分の人柄が愛される、自分の立場が誇れる、
そういうことだが、それより、何より、肝心なのは、
自分で自分を”良し”と納得することかもしれない。
”良し”の度が過ぎると、ナルシシズムに陥り、
”良し”が足りないとコンプレックスにさいなまれる。
だが、そんなに適量に配合された人間がいるわけがなく、
たいていうはうぬぼれたり、いじけたり、
ぎくしゃくとみっともなく日々を生きている。」

このセリフはとてもいい。とても”人間”というものをよく表しているし、この物語に流れるテーマをも伝えていると思う。
自分で自分を”良し”とすること……。簡単なようで、難しいことだ。
もちろん私もうぬぼれたり、いじけたりして、みっともなく生きてる。
でも、それが「人間」というものであり、そんな人間だから、愛しいのだ。
そして、そんな人たちが集まって、なんやかやとぶつかったり、慰めあったりしながら生きていく……。
それはみっともないけど、素敵なことでもないか?
               
=================================================

毎月1冊本を選んで紹介していた。
その中で、いつも「今月の名ゼリフ」というコーナーを作っていた。

昔は本当に「しっかりと」文章を書いていたなぁ。
そのある人物のブログで、「あ、これって……」とすぐに気付いて、古いファイルの中から探して読んでみたのだが、昔の自分の文章って好きだ。

やっぱりちゃんと文章を書いていかないとダメだなぁと反省。

そして、このブログの主になんだか伝えたくなった。
きっとこれを読んでくれていると思うので。

ぎくしゃくみっともなく生きていくのって、
案外素敵なことかもしれないね。

最近食べた美味しいもの

2008-06-29 02:11:30 | 美味しいもの
来週は、火・水・木・金・土と取材が入っている。
忙しさに比例して、酒の量も増えるわ、増えるわ。
ついこの間、このブログで並べて見せた5本の酒も、ほとんど底が見えている。
何が7月はもたせないと……だ。

でも、今日は久しぶりに時間があるので、淡路島に続いて他の出来事も書いておこう。
先週、びりけんに行った話。

私の母校(高校)はあと3年で100周年を迎える。
こういう歴史のある学校を卒業できているというのは、それだけで嬉しいものだ。
その100周年記念のキャラクターを卒業生・在校生から募集していたので、ゆうちゃんが応募。
まあ、当然だが、圧倒的な勝利を飾った。

これからゆうちゃんの描いたキャラクターはグッズになって、卒業生・在校生に向けて販売される。
その手伝いをお願いしたのが、まあ、なれそめを語ると長くなるので端折るが、高校3年で同じクラスだったO君とK君で。

卒業以来、会ったことなどなかったのに、今年に入ってから私、ゆうちゃん、いわさきっち、O君、K君の5人で会うことが増えた。
びりけんに行ったのもその会合で。
ゆうちゃんがキャラクターに選ばれたときにもらったお金でみんなにご馳走したいということで、びりけんに集まった。

私も久しぶりのびりけんで、ああ、もう、なんというか、ただただ幸せだった。


↑この日のお造りは、アジとトビウオ。その上にとびっこが乗っている。


↑アジ、トキザケ、トリガイのマリネ。


↑びりけんの定番。だけど、初めて食べたら誰もがびっくりの、ホタテのムース。


↑イカのリゾット。ワタまで一緒に煮込んでいる。

もう当たり前のことなので書くのもどうだかと思うが、
めちゃうま!
この写真以外にもいろいろ食べて、お腹もいっぱい、お酒もいっぱい。
なんて幸せな時間!!

自分はかなり旨いレベルのものを食べていると思うけど、やっぱり料理そのもので勝負した場合、びりけんを超える店は知らない。
店の雰囲気だとか、コストパフォーマンスだとか、全く分野違いだとか(フレンチやイタリアン)、いろんなことを考慮すれば、対抗できる店はあるけれど、私の中では不動だ。
酒好きの聖地だな、あそこは……。
自分の舌に合っているということもある。
調味料をほとんど使わず、食材の旨みを最大限に生かした味付け。
これが日本酒と合うんだなぁ。
そして、器。
マスターに「死んだらください」とお願いして「なんでやねん!」といつも怒られているほど欲しい器があそこには2つある。
1つは志野。
1つは織部。
全財産(まあ、中学生の集めたお年玉くらいやけど)を差し出してもいいほど(もちろん1枚で)、欲しい。
なんやろね、あの器の魅力ってのは。
いつもびりけんに行く時に思うのは、美味しい料理を食べれるでもなく、美味しい酒が飲めるでもなく、マスターに会えるでもなく、ただただ、あの器に会いたい一心で行くような気がする。

ああ、オッサンに生まれんでよかった。
飲み屋のねえちゃんに有り金使うタイプやよな。

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さて、今日はうちの両親を京都の祇園の料亭に連れていった。
父の日、母の日に何もしていなかったので。
うちの両親って、食いしん坊だけど、欲しいものってないから。

前から目をつけていた「京旬菜 和ごころ勝」。
いやいや、行きたい人、今度連れて行くわ。
もう誰を連れて行っても満足してもらえる店。
(美味しいものアンテナ、やはり健在である!)

2500円のランチでも十分美味しそうだったが、まあ、せっかくなので4200円のランチにしてみた。
土地がわかる人しか意味のない説明だけど、四条を八坂さんのほうへ向かう途中、花見小路のところで、右ではなく(一力のほうでなく)、左で曲がり、すぐ。

落ち着いた店内。
カウンターと座敷。
座敷はすべて個室で、雰囲気もいい。

最初の前菜6種盛がよかった。
これだけで満足かも。


鴨ロースト、もずく、浸け魚、生麩田楽、近江の赤蒟蒻と茄子、鶏と瓜の明太子和え。
このボリューム、満足感、素晴らしい!
もちろん、全てが絶品。


お造りは、やはり夏なので鱧、よこわ、アジ、生湯葉。
生湯葉が京都らしくていいね。


これは久しぶりに料理を食べて衝撃を受けた。
和風のラタトゥイユ。冷たい炊き合わせがこれだった。
すごい。
出汁を寒天で固めてつめたくして。
賀茂茄子も最高の煮込み方。
これはもし自分が究極のメニューを作るとしたら載せたいと思える1品だった。


焼き物はスズキ。
万願寺唐辛子や小芋の衣担ぎなど、添え物も美しい。


揚げ物は稚鮎と鱧がメイン。
旬の味だね。


デザートの前にご飯が出て、そのときに大皿に盛られたお漬物が出た。
こういうお漬物の出し方は初めて。
ただ、私がお漬物は苦手なのであまり嬉しくなかったが……。
(ゆうちゃんがいたら狂喜しそうだ)

これで4200円って、祇園であの雰囲気で、この質ならかなりお値打ちと思えた。
夜はコースは6300円から。
これからたまに美味しいもの食べたいときに利用しよう。

待ち合わせの駅のホームで、私と彼の姿を見つけたときに、笑顔で立ち上がってお辞儀をした両親。
その笑顔は本当に今まで見たことがないくらいのもので、せつなくなってしまった。
食事中も楽しかったし、二人ともすごく嬉しそうで、
ああ、連れて来て本当によかったと思った。

確執はいつの間にかなくなり、ただひたすら両親を想う自分がいることに毎度驚かされる。
だけど、恨むより好きになったほうが人生は楽しい。
結婚して一番よかったのは、この点だ。

うちの親は二人とも健康で大食漢で、
父親は今年71歳になるのだけど、この間の病院の検診で30項目くらいあるのにすべてが標準値で、花丸をもらったと言っていた。
なんとまあ、健康な。
母も同じく、いつ会ってもツヤツヤの顔をしている。

夫の両親とは全く違い、遠慮とか謙虚とかって言葉を全く知らない。
夫の両親だったら、
「こんな贅沢させてもらって申し訳ないわ。もうこんなに気を使わないでね」
と言うに決まっているのだ。

でも、うちの両親には別れ際言われた。
「美味しかった~。毎シーズン来てもいいね。またお願いします」
二人とも頭を下げた。

またお願いしますって……
帰ってパソコンでメールをチェックしたら、父親から。
やっぱり「またお願いします」と書いてあった。(しつこい!)

あの遠慮のなさが、健康の秘訣なのかもしれない。
そして、この血を確実に受け継いでしまっている自分が悲しかったり……。

忙しい毎日でも、こうやってたまにはうまいものも食べている。
やっぱりこれがないとやっていられない。
最近、酒の量がまた増えて、ああ、もうダメかもなぁ……なんて、思うときがある。
何がダメなのかもよくわからないけど。

また忙しい1週間が始まる。


淡路島へ

2008-06-29 01:04:43 | 
2週間ほどバタバタしていて、ゆっくり書く暇がなかったのだが、今日は淡路島に行ったときのことでも書こうかと思う。

私の誕生日に彼は出張で、何もしてあげられなかったと責任を感じ、この1泊旅行を企画してくれた。
いいダンナさんです……

今回はレンタカーで島を回った。
最初に行ったのは、県立淡路島公園。
紫陽花の谷があるということで、行ってみた。
紫陽花って好きだ。
(さっきから何度も「紫陽花」を打ち間違えて「味わい」としてしまっている。なんて食いしん坊なんだ!)



どこまでも紫陽花の道が続く。
それだけで嬉しくなる。

お昼ご飯は淡路牛を食べた。



やわらかくてうまい!
30分くらい待ったけど、待った甲斐ありといううまさだった。

この日はペンションを予約していたのだけど、
その前に淡路島唯一の遊園地、「ONOCORO」へ行った。
まあ、この遊園地自体を評価しろと言われたら微妙なんだけど、でも彼と一緒にいるといつも楽しい。

乗り物は子供向けだったのだけど、世界の名建築や遺跡のミニチュアがあって、それは面白かった。
↓万里の長城



↑凱旋門。

なんか、人も少なくて、言い方が悪いと「さびれている」んだけど、普段忙しくしている私たちにはゆったりした時間が流れてとてもリフレッシュできた。

印象的だったのは、漫才師のますだおかだの増田が歌手デビューしたのだが、それが「淡路島」という曲名で、延々と園内にその曲が流れていたことだ。
すごいなぁ。
淡路島をあげて売り出しにかかっている。
もう覚えちゃったよ……

その後、ペンションへと向かった。
信号待ち。
車の中からふと前を見たら、あやのダンナさん、としくんに似た人を発見。
「なんか、としくんに似てる人おるなぁ……。まあ、ああいう人、結構いるよね」と思ってみていたら、その後ろに女の人が……

あや!!!

間違いない。としくんとあやだ!!

こういう思いがけないハプニングに対応できるほど私は冷静な人間ではない。
窓を開けて呼べばいいのに、なぜかフロントガラスをバンバンたたいて、
「あや!あや!」と呼んでいた。

しばらくして我に返り、そうだ、窓を開ければいいのだと、窓を開けて
「あや~!!!!」
と呼んだら、あやととしくんが「おおー!」と気付いてびっくりして飛んできた。

こんな偶然ってある?

淡路島だよ!!
そりゃ、カリブ島とかじゃないけど、でも、淡路島で偶然親友に会うって、一体どういうことなのか。

二人を車に乗せ、とりあえずバス停まで送る方向で。
車中で話したところによると、淡路島で売っている「たこせんべい」を買いにきたのだとか。(なんで淡路島に買い物やねん!

あやと二人で「運命や!」と感動した。

だって、あの信号待ちはうちの車が先頭だったから、ほんの数秒違えば青信号で通り過ぎていたはずなのだ。
同じ場所にいても顔を合わせることなどなかったかもしれないのに、ほんの数秒のタイミングで同じ地点に居合わせた。
この偶然を必然とは言えないだろうか?

ふたりに「たこぜんべい」の試食品をもらい、バス停まで送って別れた。
別れた後も、しばらく興奮が止まらなかった。
あの二人とは、きっと一生付き合うことになりそうだ。
そう確信。

夫と二人、興奮しながらペンションへと再び向かった。

ペンションはとてもかわいらしいところだった。


部屋もとっても広くて素敵



彼が冷蔵庫を開けて、
なぜか「シャンパン飲む?」と聞いてきた。
冷蔵庫に入っていたのだろう。でも、だいたいこういうところの飲み物は高い。
それで、「いや、シャンパンはいいわ」と言ったら、急にへこみ出した。
「何?!」

見ると、テーブルの上に、グラスとメモが……


お誕生日おめでとうございます。
ご主人様からのシャンパンの贈り物が冷蔵庫に入っています。
どうぞお楽しみください。
と書いてある……

は、はやく言えよ~
この後、彼をなだめるのが大変だった。

なんとかご機嫌をとって、夕食会場へ。

元一流ホテルのシェフだということで、食事は期待していたのだが、まあまあというところだ。


いや、決してまずくはない。
むしろ美味しい。
ただ、一流フレンチというよりは、美味しい家庭の洋食という感じだった。
それはそれでもちろんよかった。

とにかくボリュームがたっぷりだったし、記念の写真撮影もしてくれて、サービスもバツグン。
泊まっているのも私たちを入れて3組だけで、落ち着いた雰囲気の中、楽しい食事を味わった。

その後は、お風呂へ。
このお風呂がすごーーーくよかった
ペンションのお風呂だからと期待していなかったのだけど、和風の広いお風呂を貸切で(それも湯船2つ!)、なんだかすごく楽しんだ。

部屋に帰ってから、どうせペンションでは酒などないだろうと、
「ウイスキー持ってきてん
と小瓶を出したら、
「俺も持ってきた
と大瓶を出した彼。


いやはや。
酒飲み夫婦の恐ろしさよ……

まあ、その後は楽しい宴会になったのは、言うまでもない。

な、なんやんねんな……

ちなみに、あやにもらった「たこせんべい」がいいおつまみになった。

翌日。

朝から「イングランドの丘」へ。
CMもやっていたから知っていたのだけど、ここにはコアラがいる。
私はコアラって見たことなかったので、めちゃくちゃ楽しみにしていた。
「あー、コアラって、かわいいやろな、どんなんやろな~
とずっと楽しみにしていた。

イングランドの丘へ着き、まず最初にコアラのいるところへと走っていった。

え!


コアラ、確かにいた。
木にしがみついて、じっとしている。

か……かわいくねぇ……
なんか違う……。

ものすごい落胆振りを見せた私を見て、彼も動揺
「かおり、コアラ、見たかったやろ?」
「うん……」
「あんなに楽しみにしてたよな?」
「うん……」
「ど、どう?」
「……」

かわいくねー!!
(好きな人、ゴメン)

肩を落とし、とぼとぼ歩いて、コアラ館を出た。
なんか、想像していたのと違った……。

でも、そこに待ち構えていたのは、こんなかわいい鳥のヒナだった。


可愛い~

この後も、うさぎや羊を見て、やっとご機嫌になった。
やっぱり見慣れた動物のほうがいいのかなぁ。
コアラ、ごめん。
お前に罪はない。もちろん。

孔雀も見た。
子供の頃以来、久しぶりに羽を広げた孔雀を見た。
やっぱりすごいなぁ。本当に美しい。


イチゴ狩もした。
とりたてのイチゴを食べて、めっちゃ美味しかった。


それから、淡路島の端っこまで車で走って、「うずしお」を見た。
船に乗って見るのだが、すごい迫力!


寒かったけど、大満足だった。

そして、淡路島の旅のラストは、お寿司屋さんへ。
私の美味しいものアンテナをフル作動させてひっかかったお店だ。

寿司 新月
洲本市本町5-2-30
0799-24-4025
木曜定休



高下駄にねじり鉢巻のご主人が握ってくれる。
高そうに見えるが、かなりリーズナブル。
なのに旨い。


↑刺身の盛り合わせ


↑もずく。
こんなもずく見たことない!青くて太くて、その食感すごい!


↑生きたエビをさばいてくれた。塩でいただくのがうまい。


↑アジ。めちゃうま。
基本的にアジとかイワしとか好きなんだよなぁ。


↑6月になって、ウニ解禁!
赤ウニ……。ミョウバン臭くなく(あたりまえか!)、うまい。
こういうところだと、安心してウニを注文できる。
信頼できるところじゃないと、ほとんどウニなんて食べられなたもんじゃない。


↑あなご。やっぱりね。
ふっくらして美味しい~

これ以外にもかなり堪能。
結局、1品ものが3品と、寿司を二人で24貫。お酒1合(彼は運転していて、私しか飲めないので)。

こんなに旨くて一体どれくらいとられるんだろうかとびびっていたら、
なんと2人で12000円いかなかった。
一人6000円?!

一人1万円は覚悟していたので、拍子抜けするほどだった。
寿司だけ食べに淡路島に来てもいいなぁと思ったほどだった。

ご主人もすごくいい感じで、私が写真を撮っていたら、
「最近はこっちが何もしなくても、お客さんがインターネットで勝手に宣伝してくれるから助かる。お客さんも、よろしく頼むよ!」
と、写真のキャプションまで考えてくれた(採用してないが)。
勝手に宣伝されるのを喜ぶ店というのは、もちろんいい評判しかないからで。
私も今こうやっていいことしか書いてない。
ご主人も素敵で、内容のわりにリーズナブルなのにこだわりがあって、いいお店だった。

この旅で彼を見直した。
運転していたので、ペンション以外で一切酒を飲んでいない。
当たり前だけど、かなり我慢したはず……。

とても楽しい旅だった。

家に帰るやいなや、彼がビールの缶を開けたのは言うまでもない(笑)

今日も一人居酒屋

2008-06-26 21:18:02 | 美味しいもの
やっと自転車操業から脱出。
まだ仕事はあるけれど、とりあえず「今週中」とか「来週半ばまで」とか。

あー、うまいもん食いたいなぁということで、料理、料理。
夢中になって作っていたら、1時間以上経っていた。



はー、うまい


↑刻んだレタスをたっぷりと。
 「レタスのエビチリあんかけ」


↑玉ねぎがいっぱい食べられる、「玉ねぎとひき肉のピリ辛炒め」。


↑そろそろかぼちゃが美味しい季節。
定番の「揚げかぼちゃのひき肉あんかけ」


↑なすは味噌煮に。
明日のお弁当のおかずにも。

あとは、トマトのサラダと、大根とおかひじきのサラダ。
おかひじきは昨日かき揚げにしても美味しかった。

もちろん今日も一人。
彼が早く帰ってくればいいのだけど、まあ無理だし。
ビールと日本酒が友。
あー、幸せ



だんだん元気に。

2008-06-26 12:22:37 | 生活
パイントップ・パーキンスは、なんと95歳らしい。
shunさんのブログに書いてあって、びっくりした。
↓  ↓  ↓
http://ameblo.jp/shunkikuta/entry-10109369406.html

95歳でまだあんなカッコイイのか!

Pinetop Perkins and Friends


初めてYoutube貼ってみた(笑)。
最近、ブログパーツ対応したみたいなので。

まだ今より若いときのだけど、いい感じのピアノ。
軽快で、リズミカル。
こういうブルースは楽しくていいな。

毎晩、こういうのライブハウスで聴きながら、バーボン飲むような人生を送りたい。

昔から、ヤクザな人生にばかり憧れる。

それにしても、私のパイントップのCDはどこに行ってしまったんだろう?
ケースだけあって、中身がない……。
というか、中身がロッド・スチュワートになっていた(笑)
(ちなみにロッド・スチュワートのケースはない)

敬愛するブルースマンたちは、どんどん年をとる。
今年、シカゴにいけなかったことは本当に辛かった。
B.Bキングを生で観る機会は、この後あるんだろうか?
あってほしい。

ちょっとこの間はぐったりしていて、いろいろ心配もかけてしまったけれど、
だんだん元気になってきた。
今日は朝からバリバリ仕事できている。

パイントップの年になるまでまだ60年くらいあるんやなぁ。
95歳になったとき、私も元気にブルース聴いて、バーボン飲んでたら、最高やねんけど……。
負けてられへんわ

可愛い後輩

2008-06-25 23:32:03 | Weblog
今日は前に一緒に仕事をしていた女の子と一緒に飲んだ。
前から行きたかった店へ。
薩摩地鶏、うまっ!



↓デジカメ忘れて携帯で撮ったら、美味しくなさそう……
めっちゃ美味しかったのに。
このレベルの鶏刺身は初めて食べた。




一緒に飲んだのはとても可愛らしい子で大好きなんだけど、自分が好かれているとは夢にも思わなかったから、向こうから会いたいとメールをくれて嬉しかった。

相変わらず可愛くて、男やったらたまらんなぁという瞬間が何度もあった。
オッサン全開やないか~(笑)

とても楽しくて四時間があっという間だった。
今帰りの電車。

基本的に私は年下が好きらしい。
世話焼きだからかな?
でも、年上やのに頼りない。
今日も自分が指定した店に行くのに迷って、店ではコンタクトを落とし、なんかダメダメなとこを見せてしまった。
まあ、こういう気を抜けるダメさが私のいいとこなんだ(?)

今日行った店は前から行きたかったとこで、思った通り旨かった。
満足じゃ~

仕事の合間の潤い。

仕事は相変わらず忙しく、なんやかんやと頼まれる。
なのにこんな状態で、今日また営業してしまった。
求人サイトのライターを募集していたものだから、つい…。

今はとりあえず稼げるとこまで稼ごうと思ってる。
ライター生命が途切れたらそのときまた考えようか。

だけど、自分が書きたいものは書いていきたい。
なんだか最近せつなくなる瞬間があるんだ。

早く「ROOKIES」読みたい。

2008-06-23 22:57:08 | 生活
ええっ!とびっくりしてしまうほど、無神経な人と接したときって、
以前の私ならその場で間違いなく攻撃していた。

でも、進化した私は違う。
反面教師的に、自分もこういうことはないかな、しないでおかないとな、と自分を戒めるだけ。

はー、私も丸くなったね

昨日はいろんなことがあったけど、全部自分の中で処理できた。
よかった。

仕事は相変わらず忙しく、明日で一段落するかなと思っていたら、今日、大きな仕事が入った。
10月にオープンする、ある施設のプロジェクト。
ネーミングから広告、パンフレット、たぶんサイトまで、全部関わってくる。
この夏かかりきりになりそうだ。
嬉しいけど、もう少しコピーの勉強しないとなぁと思う。
広告の世界はやっぱり私には難しい。

それと並行して、ダイエット本とリンパマッサージの教材本も執筆する。
ひのきの夏期講習もあるし、忙しい夏になりそうだ。

今日、山口くんに「ルーキーズ」を借りた。
10巻まで。
生徒が「先生、貸して~」と言っていたのを横入りして、
「私が先に借りるんじゃー!」と無理やり借りた。
お、大人げない……

早く読みたいけど、いつ読もう……

今日もまだまだ仕事が続く。
とりあえず、明日の午前中までに仕上げるコピーが1本。

明日の夜は少し時間できるかな。
淡路島の話をアップできるといいのだけど。
もう1週間も経ってしまったよ……

ぐったり……

2008-06-21 14:16:09 | 生活
一時期、もうほとんど疲れを感じなくなった体に異変が起きた。

しんどい……

この2、3日、体が全く言うことを聞いてくれない。
とにかくずっと眠くて、
夫が夜中1時頃に帰って来ると、ほとんど這いずるようにして出て行き、
ご飯を用意してあげても、食べている横の床で倒れている。
夫もさすがに「かおり、もう寝て……」と言う。

昼間もまるで病人だ。
少しパソコンに向かっては、少し横になり、
またパソコンに向かっては、また横になり……。

ちょっとそこのスーパーまで買い物に行くだけでぐったり。
途中、ローソンに寄って、リポビタンDでタウリン補給。
私って、こんな病弱だったっけ?

なんでこんなに眠いんだろう。
睡眠を7時間くらいとってみたが、全く変わらず。
むしろよけいしんどくなった気がする。

とはいえ。
追い込みである。

そのうえ、明日は夫のお母さんの還暦のお祝いで集まることになっていて、
今日は料理作ったり、プレゼント作ったりもしなければ……。
申し訳ないけど、今日の晩ご飯は手抜きで「お好み焼きでいい?」と夫に聞いたら、
「わーい!お好み焼きとビールだ!わーい!
というメールの返事があった。
(ちなみに、夫も土曜だというのに、また仕事に行っている)

ああ、大阪人でよかったよ……
お好み焼きがご馳走になるねぇ……

いろいろ書きたいこともたまってるんだけど、
毎日こんな愚痴っぽい日記ばかりですまない。
既にここが唯一のハケ口みたいになっているのだ。

でも、最後にちょっと景気づけに(?)、酒の話でも。

さっき、注文していた酒が届いた!



左から順に、

●天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み(秋田)
 ⇒亀の尾55% アルコール度数:16.5 日本酒度:+4 酸度:1.8

●獺祭 純米吟醸 45%(山口)
 ⇒山田錦45% アルコール度数:15~16度 ■日本酒度:+5 ■酸度:1.5

●車坂 純米大吟醸 鑑評会出品酒(和歌山)
 ⇒山田錦40% アルコール度数:16度 日本酒度:+2 酸度:1.2

●加賀の井 純米吟醸(新潟)
 ⇒越端麗55% アルコール度数:15~16度

●開運 純米吟醸 山田錦(静岡)
 ⇒山田錦50% アルコール度数:16~17度

自宅用としては、結構贅沢な品揃え。
全体的に自分がいつも買うお酒より、300円くらい高め。
ほら、こんなちょっとした贅沢が今は楽しめる。

これはなかなかのラインナップ。
なんとか7月はもたせないとなぁ。

あー、今晩が楽しみだ。
酒飲んでいるときだけ、元気な私。


金持ちになれない法則

2008-06-19 22:23:49 | 生活
久しぶりにお金がある。
やっと本来の自分に戻れた気がする。
我慢、我慢とせこせこ生きていた自分から脱出だ。

まあ、庶民の「お金がある」なので、たいしたことはない。

本屋で新刊の単行本をためらいもなくレジに持っていけるとか、
終電をなくしたらタクシーに乗ればいいやと思えるとか、
コープで掃除グッズを好きなだけ買えるとか、
彼のお弁当に週1でトンカツを入れてあげられるとか、
ふと入った雑貨屋さんで気に入ったものを買えるとか、
ネットでちょっといいウイスキーを注文するとか、
そんなくらいだ。

「お金」そのものが好きで好きで、
もう匂いや手触りも大好きで、
預金通帳の数字を眺めていれば何時間でも過ぎていく、
そんな人間でないと、お金って貯まらないらしい。

それを読んで、なぜ自分がお金持ちになれないのかわかった。
私みたいな人間は、その正反対で、
お金が入ると早くモノに代えたくて仕方がないのだ。
「お金を遣う」という行為自体が好きだから、
そりゃ、金持ちにはなれんわな。

お金を稼ぐのは大好きなのに、貯めるのは好きじゃない。
庶民の贅沢で十分で、あとは全部人にあげてもいい。
だからちょっとお金が入るとすぐ「よし、飲みに行くぞ!おごってやる!」
と、成金社長みたいになる。
お金がなくなるということが、全く怖くないし惜しくない。
こりゃ、一生金持ちにはなれないなぁ。
貯金もできないままだろうな。

ま、いいか。


酒のみ大歓迎

2008-06-19 00:28:47 | Weblog
今日は塾の帰りに山口くんと二人で飲みに行った。
山口くんは私が今教えている講師で何年かに一人の掘り出し物だ。

久しぶりに「鳥小屋」に行って楽しかった。忙しい生活もこういう潤いがなけりゃやってられないよな~

一時間半くらいやったけど楽しかった。
嬉しいのは彼が酒のみということだ。日本酒が一番好きだという。こういう人にはどんどんおごりたくなるねぇ…
酒のみってだけでポイント上がる上がる(笑)

性格もとてもいい人で、なんとかひのきを楽しんでもらいたいなぁと必死になる。なれる人だ。

私も忙しさで言えばかなりのものだけど、持ち前の面倒見のよさか、全く苦にならない。むしろ楽しいかも。

ただ、今週末は大変だなぁ。
いつもむちゃくちゃ言ってくる取引先が今週末でコピーを2本仕上げろと言ってきた。
仕方なく受けた。

一体いつになったら自分が書きたいものを書けるのか?
そう考えるとちょっと落ち込むけど、とりあえず自分の役割をきちんと果たそうと思う。

まあ、仕事が楽しいってのは何よりやね。

流れに乗って行けるところまで

2008-06-17 18:49:23 | 仕事
非常にありがたいことなのだが、
ここんとこ、もう忘れ去っていたような人から仕事が来る。

怖い。

いつ、いくらでと具体的ではないのだけど、
もう3日間連続で、いろんな会社から、「こういうことをやりたいので、力を貸してほしい」といったような電話・メールが来る。
今日も昨年一回だけ仕事をした会社からの依頼だったのだが、
もし実現するようなら面白そうな仕事だった。

波が来てるなぁ。

どんなことも「執着するとよくない」
ということを聞いたことがある。

「絶対これじゃないといや」
「絶対こうでないと不幸になる」
「私には絶対これしかない」等……

執着すると、うまくいかない。

ふいと肩の力を抜いて、「まあ、もうどっちでもいいか」というくらいの気持ちになると、不思議とうまくいくことがあるとか。
ただし、それが「どっちでもいい」と言いつつも、本当にその人が望んでいたり、進むべき運命の道であれば、だけど。

別の言い方をすれば、右へ行っても左へ行っても、どちらも正解。
だから、絶対右じゃないとダメ!と思わず、流れに身を任せ、
自然に流れた方向を楽しんで感謝していればいいんだよってこと。

私はずっと物書きでありたいと、それしかないと思って生きてきて、
まあ、どうにかこうにか10年くらいはこれでやってこれたわけだけど、
そろそろ限界かなと思っていた。
(日記読者がご存知のように)

最近、本気で吹っ切れて(寺を巡っていたときだ)、
今の仕事が一段落したら、もう一度生き方を考えよう、
自分の書きたいものでも書きながら……と思っていたのに、
なんだ、これ。

今、全く終わりが見えないほど仕事のオンパレード。
(○○のオンパレードって、死語だな)

まるで「ライターをやめるな」と言われているかのようだ。
もしかして、まだもう一花くらいは咲かせられるのかな、私。

ただ、もう昔のように体力がなく、さっきも珍しく90分ほど昼寝をしてしまった。
15分だけのつもりだったのに……。
睡眠5時間で実働14時間プラス家事労働は、30代にはきついっす。

最悪なのは、寝起きに修正の電話が入って、「はい、はい」と言えばいいのに、あれこれ反論してしまったこと。
なんか、制御機能が全く働かなかった。
後で考えてみれば、別の表現でもなんとかなったのに、「削除します!」の一点張りで対抗してしまった。

冷静になってから、急いで修正して謝りのメールを入れた。
は~、何やってんだか。

夏が終わるまで、このまま一気に駆け抜けられるのか、
それとも途中でリタイアか。

どうなるかわからないけれど、とりあえず駆け抜ける方向で!
「しんどいなぁ」と思っている自分より、「わくわくする」と思っている自分のほうが、まだ確かに強い。
この流れに乗って、行けるところまで行ってみようか。
(意外に距離は出なかったりして・笑)

淡路島旅行記 ~予告編

2008-06-16 11:15:07 | 
先週の土日は、夫と2人で淡路島へ1泊旅行へ。
美味しいものをいっぱい食べ(また太った!)、
劇的で運命的な出会いもあり(これはびっくり!)、
なんともいい旅だった。

いろいろと写真を紹介しながら旅行記を書きたいのだけど、
仕事が全く片付く気配なし……。

今朝も7時から仕事しているのだが……。
夜中12時までかかりそう。

とりあえず、「紫陽花の谷」の写真だけ。
紫陽花好きの私としては、とても素敵な時間でした。

東野圭吾 『さまよう刃』

2008-06-12 20:57:32 | 
今週は久しぶりにかなりハードな毎日。
でも、不思議なことに忙しいときほど、日記の更新が続いている。

昨日は、朝、老人介護ホームを取材して、昼からIT関係の企業を取材して、
一度家に帰って空きの1時間に家事をこなして、それから塾へ。

8時までだったので、帰って仕事をしようと思っていたのだが、
テスト前日ということで生徒が「残って数学やるぅ~」と言う。
他の講師に任せて帰ってもよかったのだが、どうしても最後まで教えたくて、
結局11時まで居残りに付き合った。

帰るともう夜中12時。
そこから2時まで原稿書いて、2時半就寝。
今朝は7時半に起きた。

でも、私がニコニコしていたら、夫が
「そんなにハードやのに、そんな笑顔で迎えてくれるの?
と嬉しそうだった。
「いや、別に疲れてないから……」と私。

そう。
すぐに体が慣れるタイプなので、この「ハードな生活」というリズムを作ってしまえば、もうほとんど疲れるということがない。
ホント、便利な体だ。

今日は昼間、整体の先生のところへ取材。
ちょっと原稿がたまってきたので、今日明日は執筆モードで頑張らなくては。

しかし、体は疲れていないのに、今日は酒を飲む気にもならないほどに気分が憂鬱になっている。

移動が多かったので、この間買っておいた東野圭吾の「さまよう刃」を読んだのだ。
前半でもう気分が悪くなって、買わなければよかったと思った。
東野圭吾は大好きで結構な数を読んでいるけれど、これは苦手……。
でも、読みかけた本を途中で置くのはポリシーに反するし、またストーリー自体は東野圭吾らしく引き込ませるものだったので、どうしても先を進めてしまう。

だからこそ、「なんで買っちゃったんだろう」と後悔したのだけど。

身近な愛する人を、少年の身勝手な軽い気持ちで陵辱され、命を奪われる者たちの気持ちを、「復讐」という形で描いていた。
少年犯罪について深く問いただす作品でもある。

極端に人に感情移入してしまう私には、かなりきつかった。
つらい想いをしている登場人物が多すぎる。
負の感情ばかりが自分の中に入ってきて、読み終わった後、しばらく動けなかった。
いろんなことを考えた。

人を幸せな気持ちにする物語もあれば、
人の生き方を考えさせる物語もある。

未来に希望をもって明るい気持ちになるような本ではなかったのだけど、
読み終わった後、なぜか「頑張って生きよう」と思えた。
この間の秋葉原の事件や、マンション隣人殺人の事件や、
そういうのを知ったときにも思ったのだけど、
今日生きていることは当たり前じゃなくて、奇跡なんだなぁと。

1日1日感謝して生きないと……。
そんな謙虚な気持ちになる。

そして、決して容疑者に同情するわけではなく、
でも、なんだか淋しい人が多いんだな、と、そう思う。

そういうことを考えて、朝からニュース見て涙を浮かべてばかりいたときに(←遺族に感情移入)、この本を読んでよけいに暗い気持ちになった。
なんだかつらいねぇ…


いい感じの選曲

2008-06-11 01:15:04 | 
めちゃくちゃ忙しい週だと思っていたけれど、気持ちを落ち着ければそれほどでもないかな、と。

こういう時思う。
若い時に「限界に挑戦し続けてよかったな」と。

まあ、私の20代って、常人の3倍くらいの体力と気力があったから、
それを基準にするのも微妙だけど、
たぶん、ちょっと体が弱い人だったら間違いなく入院しているようなハードな生活を7、8年はやっていたわけで
(※1年にオールの休みは3日ほど。平均睡眠4.5時間。そのうち4年ほどはほとんど布団を敷いた記憶なし。パソコンの前で床に転がって寝るのが通常。)

今思えばむちゃくちゃだけど(笑)、あの頃は必死だったし、仕事が楽しかったし、若いうちに限界に挑戦し続けたというのは、30代になってかなり力になっていると思う。

だから、仕事が忙しくなって、ストレスはたまるんだけど、やっぱり「疲れる」ということがあまりない。
それに、「わー、忙しい!!」と思っても、冷静になってみればたいしたことはない。眠れる、ご飯が食べられる。

今日は仕事をやめた。
分刻みで入っていたスケジュールは全部放棄。

この間から書いているように、とにかくストレスをためないということが第一の目標なので、仕事はさておき、ストレスになりそうなことを先にやった。

お昼は、前から約束していたので、あやとふみこと3人でランチ。
とても感じのよいイタリアンのお店。
3人で会うのは4月以来。
楽しい時間を過ごした。



帰りに阪急の地下によって試飲。
今週は美味しいお酒はなかったのだけど、通常の売場で川鶴の初夏あがりを見つけた。



ここは去年から一番気に入っている酒蔵で、このシリーズのお酒が非常においしい。
とりあえず1本買ったが、なくならないうちのあと2本くらい買っておこう。

いいお酒があると、時間がなくても何かつまみたくなる。



急いで適当に冷蔵庫にあるもので3品作って、1.5合ほど飲んだ。

その後、30分ほど、好きな音楽を聴きながらスコッチを飲んだ。

久しぶりにジョン・レノンを聴く。
ビートルズ以外のジョンの曲で何が好きかと問われたら、
やっぱり「GOD」で。

  ビートルズだって信じない
  僕は自分だけを信じる
  ヨーコと僕だけ
  それが現実なんだ

「夢は終わった」と歌うジョンの声がせつなくて、いつも胸が痛くなる。

  私を夢想家だと思うかもしれない。
  だけど、私だけじゃないはず。
  いつの日かあなたも仲間に加わって
  世界はひとつに結ばれる

本当に?ジョン?
「イマジン」を聴くたびに、ジョンに問いかけてしまう。
本当に?

なんだかせつなくなって、オーティス・レディングを聴く。
「Try a Litlle tenderness」
そして、「My Girl」
20歳の頃聴いていた、大好きだった曲。

次はリトル・リチャードを聴く。
やっぱり自分はゴスペル出身者が好きなのかなと思う。

それから、アトランティックの1930年代からのヒット曲を順に聴く。
ルース・ブラウンの「So Long」が流れると、いつも気持ちが20代に戻る。
レイ・チャールズ、ドリフターズ、コースターズ、アイボリー・ジョー・ハンター、ラーバン・ベイカー、チャック・ウィルス……

今夜もスコッチが水のように溶けていく。