2週間ほどバタバタしていて、ゆっくり書く暇がなかったのだが、今日は淡路島に行ったときのことでも書こうかと思う。
私の誕生日に彼は出張で、何もしてあげられなかったと責任を感じ、この1泊旅行を企画してくれた。
いいダンナさんです……
今回はレンタカーで島を回った。
最初に行ったのは、県立淡路島公園。
紫陽花の谷があるということで、行ってみた。
紫陽花って好きだ。
(さっきから何度も「紫陽花」を打ち間違えて「味わい」としてしまっている。なんて食いしん坊なんだ!)
どこまでも紫陽花の道が続く。
それだけで嬉しくなる。
お昼ご飯は淡路牛を食べた。
やわらかくてうまい!
30分くらい待ったけど、待った甲斐ありといううまさだった。
この日はペンションを予約していたのだけど、
その前に淡路島唯一の遊園地、「ONOCORO」へ行った。
まあ、この遊園地自体を評価しろと言われたら微妙なんだけど、でも彼と一緒にいるといつも楽しい。
乗り物は子供向けだったのだけど、世界の名建築や遺跡のミニチュアがあって、それは面白かった。
↓万里の長城
↑凱旋門。
なんか、人も少なくて、言い方が悪いと「さびれている」んだけど、普段忙しくしている私たちにはゆったりした時間が流れてとてもリフレッシュできた。
印象的だったのは、漫才師のますだおかだの増田が歌手デビューしたのだが、それが「淡路島」という曲名で、延々と園内にその曲が流れていたことだ。
すごいなぁ。
淡路島をあげて売り出しにかかっている。
もう覚えちゃったよ……
その後、ペンションへと向かった。
信号待ち。
車の中からふと前を見たら、あやのダンナさん、としくんに似た人を発見。
「なんか、としくんに似てる人おるなぁ……。まあ、ああいう人、結構いるよね」と思ってみていたら、その後ろに女の人が……
あや!!!
間違いない。としくんとあやだ!!
こういう思いがけないハプニングに対応できるほど私は冷静な人間ではない。
窓を開けて呼べばいいのに、なぜかフロントガラスをバンバンたたいて、
「あや!あや!」と呼んでいた。
しばらくして我に返り、そうだ、窓を開ければいいのだと、窓を開けて
「あや~!!!!」
と呼んだら、あやととしくんが「おおー!」と気付いてびっくりして飛んできた。
こんな偶然ってある?
淡路島だよ!!
そりゃ、カリブ島とかじゃないけど、でも、淡路島で偶然親友に会うって、一体どういうことなのか。
二人を車に乗せ、とりあえずバス停まで送る方向で。
車中で話したところによると、淡路島で売っている「たこせんべい」を買いにきたのだとか。(なんで淡路島に買い物やねん!
)
あやと二人で「運命や!」と感動した。
だって、あの信号待ちはうちの車が先頭だったから、ほんの数秒違えば青信号で通り過ぎていたはずなのだ。
同じ場所にいても顔を合わせることなどなかったかもしれないのに、ほんの数秒のタイミングで同じ地点に居合わせた。
この偶然を必然とは言えないだろうか?
ふたりに「たこぜんべい」の試食品をもらい、バス停まで送って別れた。
別れた後も、しばらく興奮が止まらなかった。
あの二人とは、きっと一生付き合うことになりそうだ。
そう確信。
夫と二人、興奮しながらペンションへと再び向かった。
ペンションはとてもかわいらしいところだった。
部屋もとっても広くて素敵
彼が冷蔵庫を開けて、
なぜか「シャンパン飲む?」と聞いてきた。
冷蔵庫に入っていたのだろう。でも、だいたいこういうところの飲み物は高い。
それで、「いや、シャンパンはいいわ」と言ったら、急にへこみ出した。
「何?!」
見ると、テーブルの上に、グラスとメモが……
お誕生日おめでとうございます。
ご主人様からのシャンパンの贈り物が冷蔵庫に入っています。
どうぞお楽しみください。
と書いてある……
は、はやく言えよ~
この後、彼をなだめるのが大変だった。
なんとかご機嫌をとって、夕食会場へ。
元一流ホテルのシェフだということで、食事は期待していたのだが、まあまあというところだ。
いや、決してまずくはない。
むしろ美味しい。
ただ、一流フレンチというよりは、美味しい家庭の洋食という感じだった。
それはそれでもちろんよかった。
とにかくボリュームがたっぷりだったし、記念の写真撮影もしてくれて、サービスもバツグン。
泊まっているのも私たちを入れて3組だけで、落ち着いた雰囲気の中、楽しい食事を味わった。
その後は、お風呂へ。
このお風呂がすごーーーくよかった
ペンションのお風呂だからと期待していなかったのだけど、和風の広いお風呂を貸切で(それも湯船2つ!)、なんだかすごく楽しんだ。
部屋に帰ってから、どうせペンションでは酒などないだろうと、
「ウイスキー持ってきてん
」
と小瓶を出したら、
「俺も持ってきた
」
と大瓶を出した彼。
いやはや。
酒飲み夫婦の恐ろしさよ……
まあ、その後は楽しい宴会になったのは、言うまでもない。
な、なんやんねんな……
ちなみに、あやにもらった「たこせんべい」がいいおつまみになった。
翌日。
朝から「イングランドの丘」へ。
CMもやっていたから知っていたのだけど、ここにはコアラがいる。
私はコアラって見たことなかったので、めちゃくちゃ楽しみにしていた。
「あー、コアラって、かわいいやろな、どんなんやろな~
」
とずっと楽しみにしていた。
イングランドの丘へ着き、まず最初にコアラのいるところへと走っていった。
え!
コアラ、確かにいた。
木にしがみついて、じっとしている。
か……かわいくねぇ……
なんか違う……。
ものすごい落胆振りを見せた私を見て、彼も動揺
「かおり、コアラ、見たかったやろ?」
「うん……」
「あんなに楽しみにしてたよな?」
「うん……」
「ど、どう?」
「……」
かわいくねー!!
(好きな人、ゴメン)
肩を落とし、とぼとぼ歩いて、コアラ館を出た。
なんか、想像していたのと違った……。
でも、そこに待ち構えていたのは、こんなかわいい鳥のヒナだった。
可愛い~
この後も、うさぎや羊を見て、やっとご機嫌になった。
やっぱり見慣れた動物のほうがいいのかなぁ。
コアラ、ごめん。
お前に罪はない。もちろん。
孔雀も見た。
子供の頃以来、久しぶりに羽を広げた孔雀を見た。
やっぱりすごいなぁ。本当に美しい。
イチゴ狩もした。
とりたてのイチゴを食べて、めっちゃ美味しかった。
それから、淡路島の端っこまで車で走って、「うずしお」を見た。
船に乗って見るのだが、すごい迫力!
寒かったけど、大満足だった。
そして、淡路島の旅のラストは、お寿司屋さんへ。
私の美味しいものアンテナをフル作動させてひっかかったお店だ。
寿司 新月
洲本市本町5-2-30
0799-24-4025
木曜定休
高下駄にねじり鉢巻のご主人が握ってくれる。
高そうに見えるが、かなりリーズナブル。
なのに旨い。
↑刺身の盛り合わせ
↑もずく。
こんなもずく見たことない!青くて太くて、その食感すごい!
↑生きたエビをさばいてくれた。塩でいただくのがうまい。
↑アジ。めちゃうま。
基本的にアジとかイワしとか好きなんだよなぁ。
↑6月になって、ウニ解禁!
赤ウニ……。ミョウバン臭くなく(あたりまえか!)、うまい。
こういうところだと、安心してウニを注文できる。
信頼できるところじゃないと、ほとんどウニなんて食べられなたもんじゃない。
↑あなご。やっぱりね。
ふっくらして美味しい~
これ以外にもかなり堪能。
結局、1品ものが3品と、寿司を二人で24貫。お酒1合(彼は運転していて、私しか飲めないので)。
こんなに旨くて一体どれくらいとられるんだろうかとびびっていたら、
なんと2人で12000円いかなかった。
一人6000円?!
一人1万円は覚悟していたので、拍子抜けするほどだった。
寿司だけ食べに淡路島に来てもいいなぁと思ったほどだった。
ご主人もすごくいい感じで、私が写真を撮っていたら、
「最近はこっちが何もしなくても、お客さんがインターネットで勝手に宣伝してくれるから助かる。お客さんも、よろしく頼むよ!」
と、写真のキャプションまで考えてくれた(採用してないが)。
勝手に宣伝されるのを喜ぶ店というのは、もちろんいい評判しかないからで。
私も今こうやっていいことしか書いてない。
ご主人も素敵で、内容のわりにリーズナブルなのにこだわりがあって、いいお店だった。
この旅で彼を見直した。
運転していたので、ペンション以外で一切酒を飲んでいない。
当たり前だけど、かなり我慢したはず……。
とても楽しい旅だった。
家に帰るやいなや、彼がビールの缶を開けたのは言うまでもない(笑)